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フェルミト王国編
第20話 聖女の友人
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「大変申し訳ございませんでした。」
近衛兵さんはあの後、お仕置きとして称して雷魔法をくらっていた。
「王女様の近衛さん面白いね。名前教えてよ。」
近衛兵さんともお友達になるのかしら。仕事中なのに大丈夫かな?
「近衛隊副隊長のエルバ=ガークランドと申します。」
「王女様相手に良くあんな事しましたね。身分なんて気にしない方なんですか?」
私は純粋に疑問だった。
「私は近衛として王宮に勤めて8年になります。ルディア王女殿下がまだ9歳の子爵令嬢だった頃、パーティで初めてお見かけしました。」
エルバさんは懐かしそうに昔語りを始める。
「幼いながらも凛とした態度で貴族相手に渡り合う姿を拝見しまして、あんな才ある方に仕えたいとずっと思っていました。」
「確かに、ルディア王女殿下は神童と呼ばれた方ですものね。」
「はい。私はこうして仕えてから、この方を一生守り、幸せにするのだと誓ったのです。その為には私が少々泥を被る事など気にはしません。」
まるで告白だわ。王女様はどう答えるかしら。
「あ、あの……私は既に結婚していますので……。」
王女様ったら随分と気まずそうね。エルバさんはフラれちゃったけど、これは仕方ない。
そんな王女様を見て何を勘違いしたのか、エルバさんは堂々と発言する。
「王女殿下、私は妻も子供もおります故。ご容赦下さい。」
静寂がこの場を支配した。
「……何で私がフラれた感じになっているんですか?」
「申し訳ありません。私は妻も子供もおります故。ご容赦……」
「それはもう聞きましたが、何故私がフラれた感じになるのですか?」
エルバさんが再び同じことを口にした瞬間、王女様はそれを遮った。
「王女殿下は私に心を動かされておいでだと思いましたので、お断りしようかと。申し訳ございません。」
「……別に動かされてはいませんが。どうしてそう思ったのか、こちらが聞きたいくらいです。」
極冷静に対応する王女様。確かに……全く心動かされた様子なんてないようだ。。
「全然そんな感じじゃなかったよね。」
「そうですわね。」
「近衛兵さん大丈夫か? また雷魔法くらうんじゃねぇか?」
「心配ですね。」
「私は妻も子供もおります故。どうか平にご容赦を……あばばばばば!」
エルバさんが再び同じことを言った瞬間に、バチバチと王女様の雷魔法が炸裂する。
雷魔法をくらった彼はガクリとその場に膝をついていた。
「全く。撃ちますよ? 雷魔法。」
「す、すでに……撃っておりますが……。」
流石は副隊長さん。それ相応の魔法耐性を備えているようね。
「あはは! 面白―い!」
「確かに。エルバさんにゃ悪いが、笑っちまうな。」
「ですわね。私もお腹が、痛い、ですわ……。」
「フフっ。王女様の近衛兵さんはお茶目ですね。」
「王女殿下、どうです? 私の活躍でご友人方が楽しそうですよ?」
「まさか、貴方……。」
エルバさんはニヤリと王女様に笑って見せる。
彼はもしかして……
「先程の発言は嘘ではありません。王女殿下がご友人方と仲良くなるキッカケを与える為、年長者として少々泥を被っただけです。」
「王女様、凄く慕われてるじゃん!」
「人徳も兼ね備えているとは、御見それしましたわ。」
「エルバさん根性あるな。」
「それで、わざわざフラれた感じにしたんですか?」
私の疑問に真面目な顔で答えるエルバさん。
「あっそれは趣味です。私自身が禁断の恋的なものを味わってみたかっただけでした。」
「台無しじゃねぇか。」
ギャモーが呆れた顔で返す。
「変わった趣味ですね。」
「割と普通だと自分では思っているのですが……実際、禁断の恋がテーマの演劇は人気がありますよ?」
「確かにエルバさんの言う通りだね。そういったテーマのものは人気があるのは間違いないもん。」
「今だと『貴族の肉食系お嬢様が既成事実を作ろうと迫って来る。俺、平民ですよ?』ですとか『見習い天使の私がイケメン俺様系悪魔を召喚した結果、どストライク過ぎて堕天しそう。』が人気ですものね。」
「なんだそりゃ? 何でタイトルがそんなに説明くさいんだ?」
「最近の流行というものだそうですわ。なんでも、内容が想像出来そうなタイトルにしないと、見向きもされないのだとか……。」
「はぁ……。俺には理解出来ねぇぜ。」
「最初は私もタイトルの付け方が気に入りませんでしたが、こんなの慣れですわ。」
「そういうもんかねぇ。」
「私は良いと思います。どんな物語か想像出来た方が興味を引きませんか?」
「分かりやすいから良いと思うけどなぁ。」
「あっ……。申し訳ありませんが他の方にも挨拶に行かなければなりませんので、私は一度失礼します。せっかくお友達になれたのですから、良ければ明日や明後日など王宮に遊びに来て下さい。」
王女様は他の貴族達へ挨拶の為、この場を去っていった。
「行ってしまいましたわね。」
「お腹も空いてきたし、何か食べようかな。」
「そうしましょうか。」
「そうだな。」
「私も公爵夫人として挨拶が必要な方々の所へ行ってまいりますわ。3人は食事をしていて下さいな。」
セリア様も貴族としての責務を果たそうと、その場を去る。
残された私達は豪華な料理を皿に取り分けて食べ始め、それぞれパーティを楽しんだ。
近衛兵さんはあの後、お仕置きとして称して雷魔法をくらっていた。
「王女様の近衛さん面白いね。名前教えてよ。」
近衛兵さんともお友達になるのかしら。仕事中なのに大丈夫かな?
「近衛隊副隊長のエルバ=ガークランドと申します。」
「王女様相手に良くあんな事しましたね。身分なんて気にしない方なんですか?」
私は純粋に疑問だった。
「私は近衛として王宮に勤めて8年になります。ルディア王女殿下がまだ9歳の子爵令嬢だった頃、パーティで初めてお見かけしました。」
エルバさんは懐かしそうに昔語りを始める。
「幼いながらも凛とした態度で貴族相手に渡り合う姿を拝見しまして、あんな才ある方に仕えたいとずっと思っていました。」
「確かに、ルディア王女殿下は神童と呼ばれた方ですものね。」
「はい。私はこうして仕えてから、この方を一生守り、幸せにするのだと誓ったのです。その為には私が少々泥を被る事など気にはしません。」
まるで告白だわ。王女様はどう答えるかしら。
「あ、あの……私は既に結婚していますので……。」
王女様ったら随分と気まずそうね。エルバさんはフラれちゃったけど、これは仕方ない。
そんな王女様を見て何を勘違いしたのか、エルバさんは堂々と発言する。
「王女殿下、私は妻も子供もおります故。ご容赦下さい。」
静寂がこの場を支配した。
「……何で私がフラれた感じになっているんですか?」
「申し訳ありません。私は妻も子供もおります故。ご容赦……」
「それはもう聞きましたが、何故私がフラれた感じになるのですか?」
エルバさんが再び同じことを口にした瞬間、王女様はそれを遮った。
「王女殿下は私に心を動かされておいでだと思いましたので、お断りしようかと。申し訳ございません。」
「……別に動かされてはいませんが。どうしてそう思ったのか、こちらが聞きたいくらいです。」
極冷静に対応する王女様。確かに……全く心動かされた様子なんてないようだ。。
「全然そんな感じじゃなかったよね。」
「そうですわね。」
「近衛兵さん大丈夫か? また雷魔法くらうんじゃねぇか?」
「心配ですね。」
「私は妻も子供もおります故。どうか平にご容赦を……あばばばばば!」
エルバさんが再び同じことを言った瞬間に、バチバチと王女様の雷魔法が炸裂する。
雷魔法をくらった彼はガクリとその場に膝をついていた。
「全く。撃ちますよ? 雷魔法。」
「す、すでに……撃っておりますが……。」
流石は副隊長さん。それ相応の魔法耐性を備えているようね。
「あはは! 面白―い!」
「確かに。エルバさんにゃ悪いが、笑っちまうな。」
「ですわね。私もお腹が、痛い、ですわ……。」
「フフっ。王女様の近衛兵さんはお茶目ですね。」
「王女殿下、どうです? 私の活躍でご友人方が楽しそうですよ?」
「まさか、貴方……。」
エルバさんはニヤリと王女様に笑って見せる。
彼はもしかして……
「先程の発言は嘘ではありません。王女殿下がご友人方と仲良くなるキッカケを与える為、年長者として少々泥を被っただけです。」
「王女様、凄く慕われてるじゃん!」
「人徳も兼ね備えているとは、御見それしましたわ。」
「エルバさん根性あるな。」
「それで、わざわざフラれた感じにしたんですか?」
私の疑問に真面目な顔で答えるエルバさん。
「あっそれは趣味です。私自身が禁断の恋的なものを味わってみたかっただけでした。」
「台無しじゃねぇか。」
ギャモーが呆れた顔で返す。
「変わった趣味ですね。」
「割と普通だと自分では思っているのですが……実際、禁断の恋がテーマの演劇は人気がありますよ?」
「確かにエルバさんの言う通りだね。そういったテーマのものは人気があるのは間違いないもん。」
「今だと『貴族の肉食系お嬢様が既成事実を作ろうと迫って来る。俺、平民ですよ?』ですとか『見習い天使の私がイケメン俺様系悪魔を召喚した結果、どストライク過ぎて堕天しそう。』が人気ですものね。」
「なんだそりゃ? 何でタイトルがそんなに説明くさいんだ?」
「最近の流行というものだそうですわ。なんでも、内容が想像出来そうなタイトルにしないと、見向きもされないのだとか……。」
「はぁ……。俺には理解出来ねぇぜ。」
「最初は私もタイトルの付け方が気に入りませんでしたが、こんなの慣れですわ。」
「そういうもんかねぇ。」
「私は良いと思います。どんな物語か想像出来た方が興味を引きませんか?」
「分かりやすいから良いと思うけどなぁ。」
「あっ……。申し訳ありませんが他の方にも挨拶に行かなければなりませんので、私は一度失礼します。せっかくお友達になれたのですから、良ければ明日や明後日など王宮に遊びに来て下さい。」
王女様は他の貴族達へ挨拶の為、この場を去っていった。
「行ってしまいましたわね。」
「お腹も空いてきたし、何か食べようかな。」
「そうしましょうか。」
「そうだな。」
「私も公爵夫人として挨拶が必要な方々の所へ行ってまいりますわ。3人は食事をしていて下さいな。」
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