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三島弘人、つまり俺は、現在某大学一年の十八歳である。
そして、その俺の理想とする女性像とは完全に対極をなす位置いて、なのにどうしてか彼女である女性は、篠崎成美という。
初めに断言しておくが、俺は普通の男だ。
高校時代は真面目な生徒で、体調不良以外の欠席はなく、また遅刻もなかった。
テストでは学年で三十位のあたりをキープし、今の大学へは推薦で受かっていた。
今現在だって、確かに真面目とは言い難いかもしれないが、かと言って不真面目だとも言い難い、そんな生徒だと自分では思っている。
出席を取る授業にはきちんと出席し、取らない、もしくは代返を頼める授業はたまにさぼる。そして試験前には友人にノートのコピーを頼むこともある。
そんな、どこにでもいる、普通の大学生である。
しかし一方で成美は、一言で言い表せば『不思議少女』だった。
では、いったいどこが『不思議』なのか。
それは彼女の行動が、である。
別に、趣味がオカルトで毎夜怪しげな儀式を行ったり、誰もいない空間に話しかけたりしているわけではないし、UFOを呼ぶこともなければ電波を受信することもない。某コリン星人みたいなのとも違う。
…………だがしかし、俺からしてみれば、そして周りからしてみれば、それはやっぱり『不思議』だろう。
どういう事かというと。
前述の通り、彼女はとても可憐な顔をしている。美人と言う程大人びてはいないが、その何とも言えない可愛さは、もしかしたらそのままアイドルとして通用するかもしれないくらいだ。…………顔だけ見れば。
そう、顔だけ見れば、だ。
折角可愛い顔をしているのに、それに気付いているのかいないのか、彼女の格好と行動は、可愛さとはかけ離れている。
男物の服を着て、髪も短い。さらには、無愛想で無口。
そんな彼女は、他の人間には全く理解できないのだ。
何故そんな行動をとっているのか、と、だれもが思ってしまうのである。
…………だからこそ、彼女は『不思議少女』と呼ばれていたりするのだ。
そして、その俺の理想とする女性像とは完全に対極をなす位置いて、なのにどうしてか彼女である女性は、篠崎成美という。
初めに断言しておくが、俺は普通の男だ。
高校時代は真面目な生徒で、体調不良以外の欠席はなく、また遅刻もなかった。
テストでは学年で三十位のあたりをキープし、今の大学へは推薦で受かっていた。
今現在だって、確かに真面目とは言い難いかもしれないが、かと言って不真面目だとも言い難い、そんな生徒だと自分では思っている。
出席を取る授業にはきちんと出席し、取らない、もしくは代返を頼める授業はたまにさぼる。そして試験前には友人にノートのコピーを頼むこともある。
そんな、どこにでもいる、普通の大学生である。
しかし一方で成美は、一言で言い表せば『不思議少女』だった。
では、いったいどこが『不思議』なのか。
それは彼女の行動が、である。
別に、趣味がオカルトで毎夜怪しげな儀式を行ったり、誰もいない空間に話しかけたりしているわけではないし、UFOを呼ぶこともなければ電波を受信することもない。某コリン星人みたいなのとも違う。
…………だがしかし、俺からしてみれば、そして周りからしてみれば、それはやっぱり『不思議』だろう。
どういう事かというと。
前述の通り、彼女はとても可憐な顔をしている。美人と言う程大人びてはいないが、その何とも言えない可愛さは、もしかしたらそのままアイドルとして通用するかもしれないくらいだ。…………顔だけ見れば。
そう、顔だけ見れば、だ。
折角可愛い顔をしているのに、それに気付いているのかいないのか、彼女の格好と行動は、可愛さとはかけ離れている。
男物の服を着て、髪も短い。さらには、無愛想で無口。
そんな彼女は、他の人間には全く理解できないのだ。
何故そんな行動をとっているのか、と、だれもが思ってしまうのである。
…………だからこそ、彼女は『不思議少女』と呼ばれていたりするのだ。
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