ゲームの世界に閉じ込められて魔王になりました。99万9999人のプレイヤーを倒すまで現実世界に帰れません。

でるたー

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〜戦力強化編〜

36話 モフモフモフモフモフモフ

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「あのさ、こいつらのステータスってどこから見ればいいんだ?」

 横に並んでいる、契約した2匹と1人を見ながら素朴な疑問を口にする。せっかく契約したのだから修行中は役に立ってもらいたい。だが、性能をほとんど知らないのだ。
 テスト対策に参考書を買っても、やらなければ知識は入らない、そしていい点数もとれない。
 戦力として契約を交わしても、性能を知らなければ上手く連携をとれず戦えない、そして負ける。

「カイザ様の契約魔となっておられるので、カイザ様のステータス欄の下部に表示されているかと思われます」

 レイが『契約魔』と呼ばれたヴラド達から視線を外し、こちらを向き言う。契約した魔物で契約魔。まあ、普通だな。

「そうなんだ、ありがとう。オープン」


カイザ ♂ 魔王

Lv32

HP 682/720
MP 405/410

ATK 442(+32)
INT 442(+32)
DEF 442(+32)
MND 442(+32)
AGI 442(+32)

スキル 【魔王】【初級闇魔術】【中級闇魔術】【初級剣術】【中級剣術】【上級剣術】【剣速強化・小】【剣速強化・中】【剣速強化・上】【世界地図ワールドマップ】【召喚術】【吸血】【威圧】(→)

スキルポイント 1(→)

装備 魔王の鎧(SS)
   魔剣ティオル(B)

契約魔:ヴラド,ネロ,クロ(→)


「お、これか」

 装備の下に契約魔の欄が新しく追加されているのを発見する。ピックアップマークをタップすると、契約魔たちの詳細なステータスが表示された。

「どれどれー?」


ヴラド ♂ 吸血鬼の王子ヴァンパイアプリンス
*カイザ
Lv34

HP 800/800
MP 600/600

ATK 468
DEF 493
INT 487
MND 431
AGI 459

スキル 【吸血王子】【吸血】【初級細剣術】【中級細剣術】【上級細剣術】(→)

スキルポイント 30(→)

装備 血統の礼装(A)
   吸血の細剣ドレインレイピア(B)



ネロ ♂ ナイトメアウルフ
*カイザ
Lv30

HP 460/460
MP 206/206

ATK 765
DEF 232
INT 121
MND 222
AGI 734

スキル【黒狼】【鋭牙】【初級体術】【中級体術】【上級体術】(→)

スキルポイント 26(→)

装備 なし


クロ ♂ ダークウルフ
*カイザ
Lv21

HP 320/320
MP 130/130

ATK 532
DEF 121
INT 42
MND 102
AGI 500

スキル 【鋭牙】【初級体術】【中級体術】

スキルポイント 18(→)

装備 なし


 なるほどな。ヴラドはバランス型。夜の修行中に一緒にいてもらおう。十分すぎる戦力だ。いやはや、全員Lv1からとかじゃなくて安心した。
 ネロとクロはシェストと同じ型の特攻型だな。常に行動を共にしたいが、これより先になるとクロの安否が怪しい。敵のLvに気を付けながら行動だな。AGIが低いメンバーの移動手段としても活躍してくれそうだ。
 そして何と言っても毛並みが最高だ。少し触れてみたが、もうとにかくモフモフがモフモフでモフモフだ。毛皮に指が沈んでいく感覚が何ともたまらない。そしてそれを気持ちよさそうに受け入れるウルフたちに愛嬌が湧いてくる。
 Lvの上に表示されているのは主人の名前とかだろ。なんだか自分の名前が書かれているところに触れるのは恥ずかしいから次。
 スキルポイントを振っていないのは恐らく、野良の魔物は取得スキルが『システム』により設定されているのだろう。勝手に想定より強くなられても困るしな。

「ヴラド達は後で自分の好きなスキルを取得しておいてくれ。ああ、別に無理に取得しろって訳じゃないけど」

 俺がそう言うと、ヴラド達は動揺を明らかにし目を見開く。

 え、俺なんか変なこと言ったか?

「契約魔の分際で、そのようなことをお許しになられるのですか?」

 ヴラドが代表して意見を述べる。
 なんだ、そういうこと。

「別に俺はお前たちを奴隷として飼っているわけではないしな。確かに変えられない上下関係はあると思うが、極力お互い協力し合う関係にしていきたい。だから自分のことは自分で決めてくれ」

 己が道を行け、諸君。……カッコいいこと言った!心の中で!

「「「ありがとうございます!」」」

 俺の言葉を聞き終えるとヴラド達は感涙に咽ながら感謝の言葉を述べ、スキルポイントを割り振っていく。
 俺別にそんな大したこと言ってないよ……。
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