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〜戦力強化編〜
46話 異常察知
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「ふっ」
<レッサーオークLv40を撃破しました>
……え、まじ? 剣を振った感覚はあったけど、斬った感覚なかったよ?
「ふっ」
<レッサーオークLv40を撃破しました>
あ、よく見たらギリギリ剣筋が目で追える。ひえー、20Ptスキルさん流石です。
俺は今、恐らくグレートボアの進化形態であろう、5体のレッサーオークと相まみえている。
レッサーオークはボアと同じ薄汚れた茶色の皮膚を持つ、猪と豚を足して2で割って人型にしたような魔物だ。布で出来た粗末な服を着用しており、その毛深い手には、先が鋭い石を竹のようなものに括り付けた、簡易的な槍を持っている。
そんなレッサーオークは既に3体まで減っている。まあ、知っての通り俺の仕業なのだが、スキルによる強化が大きすぎて俺が倒したという実感がない。
レッサーオークたちも何が起こったのか理解できていないようで、こちらに注意をしながらも意識が若干散っている。
「ふっ」
<レッサーオークLv40,レッサーオークLv40,レッサーオークLv40を撃破しました>
横薙ぎ一閃。【剣の名人】に内蔵するオートスキル、『一閃撃滅』。その効果により、剣での一太刀目のみ『斬撃拡張・上』よりさらに拡張された剣筋となる。
簡単に言ってしまえば、剣での初撃のみ攻撃範囲が以前より拡大される。
レッサーオーク達は状況が全く理解できないまま、首を刎ねられ消えていった。
「お見事です、カイザ様」
「流石でございます」
レイとビャクラが尊敬の眼差しを向けてくる。
「あ、ああ、ありがと」
ほぼほぼスキルの力だしなあ……。
いやまあ、この世界はスキルとステータスが全てだから、これは誇っていい事……なのか?
「よし、それじゃこのまま……レイ?」
このまま奥に進もうと言葉を口にしていると、レイが急に険しい顔になる。
「はい。……‼ 畏まりました。はい。では」
独り言をぶつくさと言っているように見えるが、恐らくセバスの【伝達】だろう。
そう頭の中で考えていると、レイが余裕の無い表情でこちらに顔を向ける。
「カイザ様、魔王城リベリオンにてエネミーが出現したようです」
「ああ、エネミーか。……ん? エネミー……エネミー!?」
エネミーって、プレイヤーじゃねーか!
「ナビゲート、魔王城リベリオン!」
<ナビゲートを行使します>
^
「アンフィア、食器の整理お疲れ様です」
「お疲れ様ですセバス様」
カイザ様がいらっしゃらないため、今は食事用の食器の整理をしておりました。
「――だ! ぜん――な! い――お!」
「ちょっと――くれ! おれた――じゃない! たの――くれ!」
外が騒がしいですね。何か問題でも起きたのでしょうか。
「アンフィア、私は外の様子を確認してきます。あとは頼みました」
「畏まりました」
何らかの異常が発生しカリュエスタの魔物がこちらまで寄せてきた?もしそうであれば今の私に対抗する術はないですが……。
「指揮官、何か問題が発生しましたか? ……‼ あれは!」
城門まで赴くと、そこには10人の通常兵と1人の指揮官。そして見慣れない格好をした者、エネミーが5人おり、向き合うようにして互いに睨みあいをしていました。
「これはセバス様! お察しの通り、魔王城リベリオンにエネミーが攻め込んできました!」
私の呼びかけに応じた指揮官が思った通りの言葉を返してきます。
予想外にもほどがあります。つい先日、カイザ様の世界地図を拝見させていただいた時は、エレクトルにすら到達していなかったというのに。
それに加え、彼らは貧弱な装備を身に纏っている。どう見てもカリュエスタの魔物を撃破出来る腕前を持っているようには思えないのですが……。
何か異常が発生しているのは間違いないですね。カイザ様にご報告しなければ。
「【伝達】。レイ、聞こえますか?」
「はい」
「魔王城にてエネミーが出現しました。直ちにカイザ様にお伝えください」
「……!!畏まりました」
「しかし無理はなさらないように」
「はい。では」
さて、それではカイザ様の執事として、侵入者を速やかに排除せねば。
「【拳豪】」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!俺たちは何も知らないままここに来たんだ!頼むから話を聞いてくれ!」
エネミーの一人が手を大仰に振りながら訴えかけてきます。どうやら彼らは意図的にここへ赴いたわけではないようです。その焦りようからして嘘ではないでしょう。ですが
「そうなのですか。あなた方が故意にここへ赴いたわけではないことは分かりました」
「……‼ そ、それな――」
「ですが。カイザ様の領域、ここ魔王城リベリオンに踏み入ったことそのものが、私たちに対する敵対行為なのです」
<レッサーオークLv40を撃破しました>
……え、まじ? 剣を振った感覚はあったけど、斬った感覚なかったよ?
「ふっ」
<レッサーオークLv40を撃破しました>
あ、よく見たらギリギリ剣筋が目で追える。ひえー、20Ptスキルさん流石です。
俺は今、恐らくグレートボアの進化形態であろう、5体のレッサーオークと相まみえている。
レッサーオークはボアと同じ薄汚れた茶色の皮膚を持つ、猪と豚を足して2で割って人型にしたような魔物だ。布で出来た粗末な服を着用しており、その毛深い手には、先が鋭い石を竹のようなものに括り付けた、簡易的な槍を持っている。
そんなレッサーオークは既に3体まで減っている。まあ、知っての通り俺の仕業なのだが、スキルによる強化が大きすぎて俺が倒したという実感がない。
レッサーオークたちも何が起こったのか理解できていないようで、こちらに注意をしながらも意識が若干散っている。
「ふっ」
<レッサーオークLv40,レッサーオークLv40,レッサーオークLv40を撃破しました>
横薙ぎ一閃。【剣の名人】に内蔵するオートスキル、『一閃撃滅』。その効果により、剣での一太刀目のみ『斬撃拡張・上』よりさらに拡張された剣筋となる。
簡単に言ってしまえば、剣での初撃のみ攻撃範囲が以前より拡大される。
レッサーオーク達は状況が全く理解できないまま、首を刎ねられ消えていった。
「お見事です、カイザ様」
「流石でございます」
レイとビャクラが尊敬の眼差しを向けてくる。
「あ、ああ、ありがと」
ほぼほぼスキルの力だしなあ……。
いやまあ、この世界はスキルとステータスが全てだから、これは誇っていい事……なのか?
「よし、それじゃこのまま……レイ?」
このまま奥に進もうと言葉を口にしていると、レイが急に険しい顔になる。
「はい。……‼ 畏まりました。はい。では」
独り言をぶつくさと言っているように見えるが、恐らくセバスの【伝達】だろう。
そう頭の中で考えていると、レイが余裕の無い表情でこちらに顔を向ける。
「カイザ様、魔王城リベリオンにてエネミーが出現したようです」
「ああ、エネミーか。……ん? エネミー……エネミー!?」
エネミーって、プレイヤーじゃねーか!
「ナビゲート、魔王城リベリオン!」
<ナビゲートを行使します>
^
「アンフィア、食器の整理お疲れ様です」
「お疲れ様ですセバス様」
カイザ様がいらっしゃらないため、今は食事用の食器の整理をしておりました。
「――だ! ぜん――な! い――お!」
「ちょっと――くれ! おれた――じゃない! たの――くれ!」
外が騒がしいですね。何か問題でも起きたのでしょうか。
「アンフィア、私は外の様子を確認してきます。あとは頼みました」
「畏まりました」
何らかの異常が発生しカリュエスタの魔物がこちらまで寄せてきた?もしそうであれば今の私に対抗する術はないですが……。
「指揮官、何か問題が発生しましたか? ……‼ あれは!」
城門まで赴くと、そこには10人の通常兵と1人の指揮官。そして見慣れない格好をした者、エネミーが5人おり、向き合うようにして互いに睨みあいをしていました。
「これはセバス様! お察しの通り、魔王城リベリオンにエネミーが攻め込んできました!」
私の呼びかけに応じた指揮官が思った通りの言葉を返してきます。
予想外にもほどがあります。つい先日、カイザ様の世界地図を拝見させていただいた時は、エレクトルにすら到達していなかったというのに。
それに加え、彼らは貧弱な装備を身に纏っている。どう見てもカリュエスタの魔物を撃破出来る腕前を持っているようには思えないのですが……。
何か異常が発生しているのは間違いないですね。カイザ様にご報告しなければ。
「【伝達】。レイ、聞こえますか?」
「はい」
「魔王城にてエネミーが出現しました。直ちにカイザ様にお伝えください」
「……!!畏まりました」
「しかし無理はなさらないように」
「はい。では」
さて、それではカイザ様の執事として、侵入者を速やかに排除せねば。
「【拳豪】」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!俺たちは何も知らないままここに来たんだ!頼むから話を聞いてくれ!」
エネミーの一人が手を大仰に振りながら訴えかけてきます。どうやら彼らは意図的にここへ赴いたわけではないようです。その焦りようからして嘘ではないでしょう。ですが
「そうなのですか。あなた方が故意にここへ赴いたわけではないことは分かりました」
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