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浩太が大学を卒業し、デザイン関係の仕事に就いて3年が経ったときだった。
慣れない仕事と環境にあっという間に過ぎ去る年月。それでも年に数度は腰掛岩を訪れていた。
こじれにこじれたこの想いをどうすることもできなくて。彼女に伝えたところでどうしようもないこともわかっていた。こちらが近づくと彼女が遠くなる。けれど距離はほんの少しづつ近づいて…それが漠然とした不安となって年々蓄積されていた。
珍しく畳岩の上に立っている彼女を見つけて気分が高揚しているところに、彼女から終わりを告げられた。一瞬平衡感覚を失って頭が揺れた。
「それは、アナタの意志?それとも何か会えなくなるようなことが起こったから?」
少しの間をおいて冷静に反応を返したのは、ほんの少しだけ、いつかそんな日がくることを予感していたかかもしれない。
例えば彼女をつなぎ止める何かがなくなったとか、近年の河川工事の波がすぐそこまで来ているからだとか。
幽霊なのか妖怪なのか、女神なのか森の精なのか。彼女の存在が何なのか、存在するための条件が何なのか何もわからない。調べたところで人間が解明できる事柄ではないような気もする。でもきっと、ここでなくても彼女は存在できるような気がしていた。
「ねえ、ここがダメなら他に移ろう?水辺がよければどこかいい場所を探してくるよ。海もいいかもしれない。自然は……整備されつつあるけど、まだ探せばちゃんと手つかずで残っているとこもあるはずだから。」
けれど彼女はそうじゃないと首をふる。
「私の意志。ただそれだけ」
「どうして?何か気にさわるようなこと、した?」
「あなたは何も悪くない。私のせいだから気にする必要はない」
そんな理由で納得できるはずがない。
「来る回数が多いなら減らす」
「そうじゃない」
「だめ、一緒に連れて行く」
どうやって?
彼女の無言の問いかけに、返す言葉はなかった。
そう、どうやっても彼女を連れて行くことなんてできない。どこにもいかないように鍵のついた部屋に閉じ込めることなんてできはしない。自分がどれだけ反対しても、これはもう決定事項。彼女が考えを変えない限り覆すことなどできない。
大きく息を吐き、浩太はポケットの中の小さなプラスチック容器を取り出す。
中に入っているのは鮮やかな赤色の艶良いマイクロトマト。数年前から栽培していたミニトマトよりも更に小さいトマト。1cmほどの小粒のトマトは血赤珊瑚のようで……いろんな話題があったけれど、それを話す気にはなれなかった。
彼女は視線を落として今までよりはるかに小さなトマトを見た。
「小さい…」
彼女は見たことがない大きさのトマトに少し驚いていた。
彼女はいつもトマトを見ているだけで決して触ろうとはしない。
浩太はトマトを取り出すと彼女に手を差し出すようにと告げた。
少し首を傾げただけで手を出さない彼女に浩太は薄く笑いかける。
「いいから、左手かして」
あきらかな拒絶を示されたが、根気よく浩太は続ける。
「お願い、最後だから」
その言葉のせいか、彼女がおずおずと左手を差し出した。
「うん、そう、掌を下に向けて」
差し出された掌を片手で支えるように添わせて、赤を薬指の上でとめる。
「ね、きれいでしょ。宝石みたい。渾身の作だよ。」
これの意味するところが彼女にはわかるだろうか。わからなくてもかわまわない。これは自分のための儀式だから。でもわかっているなら……ずっとその心に自分を刻みこめばいい。彼女の気持ちなんて、知らない。
見下ろす彼女の口元が微かに揺るんだような気がした。自分の願望がそう見せただけかもしれないけれど。
「……ねえ女神様、名前を教えて?」
彼女はいつもの無表情で顔を上げた。本当に上手に表情を消すヒトだ。
「必要ない」
「最後だよ?」
「……」
「じゃぁ。名前を呼んでよ」
それくらいいでしょ?とガラにもなく甘えてみる。
「あなたがちゃんと幸せになれたら、考える」
「それを、アナタが。……今言うの?」
きっぱり拒絶されて。幸せになれる気なんて全くしないのに。自分のいないところで名前を呼んで欲しいわけじゃないのに。
するりと彼女が手をひいた。とどめることはもちろんできなかった。
彼女は身を翻し、腰掛け岩へと移動する。
彼女との間に流れる川が本当に邪魔だった。
「ありがと」
お別れの時間だと、いつものように彼女は告げる。いつもと違うのは、次がないってことだけだった。
「もう少しだけ」
次がないなら日が暮れてこのままいても関係ない。
「夜は、危ない。川の流れに足を取られたら」
ああ、そういうことだったのかと、今更ながら納得した。
夜に来ることを禁止していたのは、子供だった自分が危なくないようにと思ってのことだったのか。確かにこの周辺は街頭もなにもないから夜になると真っ暗闇になる。こんなところで溺れてしまえば人家も離れているので助けを呼んでもまず聞こえない。
夜は彼女の姿が変化してるだとか、太陽の下でしか姿が現れないのではなどとオカルトめいたことを想像していた自分は、もうかなり普通ではなくなっているのかもしれない。
この宝石を流さずに腰掛岩に朽ちるまで置いておこうかと、考えていたけれどやめた。毎回必ずトマトを川に流せと言われていたのにはきっと理由があるのだろう。
それに……何も告げずに彼女が消えなかったのは、彼女の優しさ。何もわからずにここに何度も通い、何故会えなくなったのかと自分が悩まないようにしてくれた彼女の思いやり。いつもは来ない畳石に来てくれたのだって、自分が動揺して川に落ちないようにとの思いからなんだろう。そんな心遣いをしてくれる彼女の意にそぐわないことをしてはならない。
掌に乗っているのは小さな小さな、今までで一番小さなトマト。今ここでこれを流せば、扱いに戸惑う想いも一緒に流してしまえるのだろうか。
いつまで経っても流せずにいる自分をせかすことなく彼女は見守ってくれていた。ごちゃごちゃと彼女とのいろんな思い出が頭をよぎる。時間の経過なんてわからなかったけれど、手の感覚がおかしくなっていることに気づいて我に返る。
ふと彼女に視線を戻すと、無表情のままじっと待ってくれていた。
これを流したら最後になる、そう思うとどうしても手が動かない。
夕日が沈み始めて、あまり時間が残されていないことを知る。
わかっている、自分の手で幕引きをしろと彼女に言われている。でもひきたくないんだよ。いい大人になって情けないけど、すがりたいんだ。
助けを求めるように彼女を見た。こんな時でも彼女はいつもと変わらない。踏ん切れないのは自分だけなのか。
そう思ったとき。
彼女が初めて笑った。まるで「仕方のない人だ」というように。
ああ、何故今その顔を見せてくれるのか。それとも今だから見せてくれるのか。
きっと彼女からすれば、自分はいつまでも子供のままなんだろう。幼い頃からだだをこね、体だけが大きくなった大きな子供。それなら彼女が安心できるように、最後だから、ちゃんとした姿を彼女に残しておきたい。彼女が自分にしてくれたように。
浮かべた微笑みはぎこちなかったと思うけど、涙は意地でも流さなかった。
そしてゆっくりと掌を返す。
ころん、と。
トマトはあっけなく掌を転がり川へと落ちた。
慣れない仕事と環境にあっという間に過ぎ去る年月。それでも年に数度は腰掛岩を訪れていた。
こじれにこじれたこの想いをどうすることもできなくて。彼女に伝えたところでどうしようもないこともわかっていた。こちらが近づくと彼女が遠くなる。けれど距離はほんの少しづつ近づいて…それが漠然とした不安となって年々蓄積されていた。
珍しく畳岩の上に立っている彼女を見つけて気分が高揚しているところに、彼女から終わりを告げられた。一瞬平衡感覚を失って頭が揺れた。
「それは、アナタの意志?それとも何か会えなくなるようなことが起こったから?」
少しの間をおいて冷静に反応を返したのは、ほんの少しだけ、いつかそんな日がくることを予感していたかかもしれない。
例えば彼女をつなぎ止める何かがなくなったとか、近年の河川工事の波がすぐそこまで来ているからだとか。
幽霊なのか妖怪なのか、女神なのか森の精なのか。彼女の存在が何なのか、存在するための条件が何なのか何もわからない。調べたところで人間が解明できる事柄ではないような気もする。でもきっと、ここでなくても彼女は存在できるような気がしていた。
「ねえ、ここがダメなら他に移ろう?水辺がよければどこかいい場所を探してくるよ。海もいいかもしれない。自然は……整備されつつあるけど、まだ探せばちゃんと手つかずで残っているとこもあるはずだから。」
けれど彼女はそうじゃないと首をふる。
「私の意志。ただそれだけ」
「どうして?何か気にさわるようなこと、した?」
「あなたは何も悪くない。私のせいだから気にする必要はない」
そんな理由で納得できるはずがない。
「来る回数が多いなら減らす」
「そうじゃない」
「だめ、一緒に連れて行く」
どうやって?
彼女の無言の問いかけに、返す言葉はなかった。
そう、どうやっても彼女を連れて行くことなんてできない。どこにもいかないように鍵のついた部屋に閉じ込めることなんてできはしない。自分がどれだけ反対しても、これはもう決定事項。彼女が考えを変えない限り覆すことなどできない。
大きく息を吐き、浩太はポケットの中の小さなプラスチック容器を取り出す。
中に入っているのは鮮やかな赤色の艶良いマイクロトマト。数年前から栽培していたミニトマトよりも更に小さいトマト。1cmほどの小粒のトマトは血赤珊瑚のようで……いろんな話題があったけれど、それを話す気にはなれなかった。
彼女は視線を落として今までよりはるかに小さなトマトを見た。
「小さい…」
彼女は見たことがない大きさのトマトに少し驚いていた。
彼女はいつもトマトを見ているだけで決して触ろうとはしない。
浩太はトマトを取り出すと彼女に手を差し出すようにと告げた。
少し首を傾げただけで手を出さない彼女に浩太は薄く笑いかける。
「いいから、左手かして」
あきらかな拒絶を示されたが、根気よく浩太は続ける。
「お願い、最後だから」
その言葉のせいか、彼女がおずおずと左手を差し出した。
「うん、そう、掌を下に向けて」
差し出された掌を片手で支えるように添わせて、赤を薬指の上でとめる。
「ね、きれいでしょ。宝石みたい。渾身の作だよ。」
これの意味するところが彼女にはわかるだろうか。わからなくてもかわまわない。これは自分のための儀式だから。でもわかっているなら……ずっとその心に自分を刻みこめばいい。彼女の気持ちなんて、知らない。
見下ろす彼女の口元が微かに揺るんだような気がした。自分の願望がそう見せただけかもしれないけれど。
「……ねえ女神様、名前を教えて?」
彼女はいつもの無表情で顔を上げた。本当に上手に表情を消すヒトだ。
「必要ない」
「最後だよ?」
「……」
「じゃぁ。名前を呼んでよ」
それくらいいでしょ?とガラにもなく甘えてみる。
「あなたがちゃんと幸せになれたら、考える」
「それを、アナタが。……今言うの?」
きっぱり拒絶されて。幸せになれる気なんて全くしないのに。自分のいないところで名前を呼んで欲しいわけじゃないのに。
するりと彼女が手をひいた。とどめることはもちろんできなかった。
彼女は身を翻し、腰掛け岩へと移動する。
彼女との間に流れる川が本当に邪魔だった。
「ありがと」
お別れの時間だと、いつものように彼女は告げる。いつもと違うのは、次がないってことだけだった。
「もう少しだけ」
次がないなら日が暮れてこのままいても関係ない。
「夜は、危ない。川の流れに足を取られたら」
ああ、そういうことだったのかと、今更ながら納得した。
夜に来ることを禁止していたのは、子供だった自分が危なくないようにと思ってのことだったのか。確かにこの周辺は街頭もなにもないから夜になると真っ暗闇になる。こんなところで溺れてしまえば人家も離れているので助けを呼んでもまず聞こえない。
夜は彼女の姿が変化してるだとか、太陽の下でしか姿が現れないのではなどとオカルトめいたことを想像していた自分は、もうかなり普通ではなくなっているのかもしれない。
この宝石を流さずに腰掛岩に朽ちるまで置いておこうかと、考えていたけれどやめた。毎回必ずトマトを川に流せと言われていたのにはきっと理由があるのだろう。
それに……何も告げずに彼女が消えなかったのは、彼女の優しさ。何もわからずにここに何度も通い、何故会えなくなったのかと自分が悩まないようにしてくれた彼女の思いやり。いつもは来ない畳石に来てくれたのだって、自分が動揺して川に落ちないようにとの思いからなんだろう。そんな心遣いをしてくれる彼女の意にそぐわないことをしてはならない。
掌に乗っているのは小さな小さな、今までで一番小さなトマト。今ここでこれを流せば、扱いに戸惑う想いも一緒に流してしまえるのだろうか。
いつまで経っても流せずにいる自分をせかすことなく彼女は見守ってくれていた。ごちゃごちゃと彼女とのいろんな思い出が頭をよぎる。時間の経過なんてわからなかったけれど、手の感覚がおかしくなっていることに気づいて我に返る。
ふと彼女に視線を戻すと、無表情のままじっと待ってくれていた。
これを流したら最後になる、そう思うとどうしても手が動かない。
夕日が沈み始めて、あまり時間が残されていないことを知る。
わかっている、自分の手で幕引きをしろと彼女に言われている。でもひきたくないんだよ。いい大人になって情けないけど、すがりたいんだ。
助けを求めるように彼女を見た。こんな時でも彼女はいつもと変わらない。踏ん切れないのは自分だけなのか。
そう思ったとき。
彼女が初めて笑った。まるで「仕方のない人だ」というように。
ああ、何故今その顔を見せてくれるのか。それとも今だから見せてくれるのか。
きっと彼女からすれば、自分はいつまでも子供のままなんだろう。幼い頃からだだをこね、体だけが大きくなった大きな子供。それなら彼女が安心できるように、最後だから、ちゃんとした姿を彼女に残しておきたい。彼女が自分にしてくれたように。
浮かべた微笑みはぎこちなかったと思うけど、涙は意地でも流さなかった。
そしてゆっくりと掌を返す。
ころん、と。
トマトはあっけなく掌を転がり川へと落ちた。
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