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王城よりの使者
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(2022.03.27改稿)
「辺境伯の爵位を剥奪し、庶民とする。辺境伯領は王家の直轄地とする」
何十年かぶりに城から来た使者はそう告げると、読み上げた羊皮紙を反して文面を向けた。
王家の勅使のはずだが、彼らは正装をしていない。どう見ても山越えの旅装にしか見えない、そんな格好をしていた。それはそうだ、辺境伯領は山奥の更に奥、森林限界ギリギリの岩だらけの土地で、国境でもある稜線を間近に望む地である。とてもではないが馬車の入れるような場所では無かった。途中までは馬で、それから先は徒歩で上って来たのだろう。何十年も使者が来ていないのもそのせいだ。
使者は辺境伯の反応を待つ。いきなり現れ、身分を剥奪するという使者にどう答えるだろうか?もし、拒むようであれば…
下級貴族のこの男が勅使に選ばれたのは、剣の腕のためである。役目を受ける際に『勅命に逆らうようであれば、叛意有りとして斬って良い』と言い含められていた。だが、できれば自分が殺すのは、武器を持ち立ち向かって来る相手だけにしたい。まして女を斬りたいとは思わなかった。
そう。何代目か判らないが、今代の辺境伯は老境にさしかかろうとする女性だったのだ。目元にわずかに皺が刻まれ、肌艶にに衰えはあるものの、背筋は伸び眼光にも衰えは見られない。女伯爵でも相当に珍しいのに、女辺境伯など前代未聞だったが、使者は実際に対面するまで女性だと知らなかった。彼を送り出した王も側近も辺境伯がどんな人物か知らなかった。辺境伯領の情報は、王城にはほとんど残っていなかった。
辺境伯家は100年の歴史がある。現在の王の祖父……魔族の跳梁により大損害を受けた王国を立て直し、『賢王』と呼ばれた王がこの地に封じたのが初代の辺境伯だという。今代の辺境伯は、寡婦のように髪を隠し、黒を基調とした地味な衣服で装飾品らしきものは全く身につけていない。(夫が亡くなり、その後を守っているのだろうか…)と使者は考えた。他に家族は居ないのだろうか?。後継ぎも居なければ、領地を召し上げるまでもなく、早晩辺境伯家は途絶えてしまうだろう。
「理由を伺っても?」
やがて辺境伯が静かに答えた。蜘蛛の糸さえ揺らさないような静かな声だった。
(これなら斬らずに済むだろう)使者はそう思い安堵した。ヒステリックに反応されたら、嫌な役目をせねばならない可能性が高まると危惧していたのだ。
「先年、我が王が偽王より王位を奪還した際、陛下は諸侯に参集するよう檄を飛ばされ、多くの貴族が陛下の元に参集した。しかし、辺境伯は一兵も動かさず静観しましたな?。戦後、論功行賞のために諸侯のこれまでの行状を洗い直したところ、辺境伯は貴族領の責務、労役、出兵を全て行っていないと判明した。また隣王国とは、陛下の尽力により良好な関係を結ぶことができた。もはや辺境の備えは必要無いと判断されたのだ」
使者は予め用意されたセリフで辺境伯の落ち度を糾弾した。
バカバカしい話だ、この地には兵どころか畑を耕す領民すら数えるほどしか居ない。出兵などできる訳がないのだ。
こんな高山の斜面にへばりついた小さな領地など放っておけば良いものを、敢えて接収しようとする理由があった。
実は、辺境伯領からは、賦役の代替えが物納されていたのだ。
それは、麦であったり、大豆であったり、とても岩だらけの山奥とは思えない量の穀物であり、あるいは魔力の籠もった石や武具など珍しい物だった。
それが年に一度、山の麓を治める貴族の屋敷に届くのだ。貴族に手数料を払い、王家へ輸送を手配してもらうよう話は付けてあった。ただ、長年の間にこの貴族が手数料を10割取るようになっていたので、辺境伯領からの物納は、王城には全く届いていなかったのだ。行状洗い直しでこの不正が明らかになり、麓の貴族は首と胴が泣き別れすることになった。
そして辺境伯領は、物納の事実が認められたにも関わらず、義務の不履行で召し上げとなった。
なんのことはない、山奥とは思えない収穫があり、魔法の武具が出土する地として接収されることとなったのである。今の王は、兄弟で王位を争い、王国は内戦状態となった。どうにかケリは付いたものの、王は自分に味方した貴族への恩賞に頭を悩ませることになった。この地は王を支持した貴族が封じられ、大々的に開発が行われることになっている。
表情を変えずに使者の口上を聞いた辺境伯は、内心でため息をついた。王は、辺境伯が何から王国を守っているか知らないようだ。
…辺境伯は預かり知らぬことだったが、先だっての王位を巡る内戦のおり、王城の一部が焼けて辺境伯領の記録が焼失してしまったのだった。初代辺境伯が何のためにこの地に封じられたのか。もう誰も覚えていない。
辺境伯の役目を説明しようと口を開きかけて、思い直した。この地を護る…と約束した日の、今は亡き人の顔が胸をよぎる。
(もう、そろそろ潮時か)
「是非もございません、謹んで承ります。いつまでに領地を引き渡せばよろしいでしょうか?」
辺境伯が静かにそう告げると、使者は安堵の色を見せた。
「二月後に受け取りの使者が参ります。それまでに」
「承知しました」
使者は控えていた部下と共に辺境伯の屋敷を後にした。
辺境伯は自らドアを開け、前庭まで使者を見送りに出た。屋敷に入る時に声をかけた、執事のような男は姿を見せなかった。衛士も居なければ使用人も全く姿を見ない。一体この屋敷はどうなっているのだ?。
不思議に思いながら、使者は屋敷を振り仰いだ。
辺境伯の屋敷は、岩山にすっぽり嵌まり込むように立つ、半地下のような建物だった。
石造りの壁にスレートの屋根が乗っている。こんな山奥にどうやって建てたのか、不思議な建物だ。
僅かな平地になっている屋敷の前庭から、下に広がる山の斜面を見下ろす。つづれ折れの道の両側に、段々畑が続いている。こんな山奥の地で、平地に劣らぬ小麦が作られていた。見慣れぬ一団を一瞥もせず、農夫が黙々と働いているのが見える。こんな段々の狭い畑では、牛に引かせる鋤は使えまい。そもそも牛を飼う場所などどこにもない。ならばこれらは人力で耕しているのだろうか。そんな苦労をして収穫した小麦を収め続けていたのに、欲にかられた貴族に搾取され、その上王家には領地も奪われるとは。
使者はなんとも言えない気持ちで山道を下って行った。
「辺境伯の爵位を剥奪し、庶民とする。辺境伯領は王家の直轄地とする」
何十年かぶりに城から来た使者はそう告げると、読み上げた羊皮紙を反して文面を向けた。
王家の勅使のはずだが、彼らは正装をしていない。どう見ても山越えの旅装にしか見えない、そんな格好をしていた。それはそうだ、辺境伯領は山奥の更に奥、森林限界ギリギリの岩だらけの土地で、国境でもある稜線を間近に望む地である。とてもではないが馬車の入れるような場所では無かった。途中までは馬で、それから先は徒歩で上って来たのだろう。何十年も使者が来ていないのもそのせいだ。
使者は辺境伯の反応を待つ。いきなり現れ、身分を剥奪するという使者にどう答えるだろうか?もし、拒むようであれば…
下級貴族のこの男が勅使に選ばれたのは、剣の腕のためである。役目を受ける際に『勅命に逆らうようであれば、叛意有りとして斬って良い』と言い含められていた。だが、できれば自分が殺すのは、武器を持ち立ち向かって来る相手だけにしたい。まして女を斬りたいとは思わなかった。
そう。何代目か判らないが、今代の辺境伯は老境にさしかかろうとする女性だったのだ。目元にわずかに皺が刻まれ、肌艶にに衰えはあるものの、背筋は伸び眼光にも衰えは見られない。女伯爵でも相当に珍しいのに、女辺境伯など前代未聞だったが、使者は実際に対面するまで女性だと知らなかった。彼を送り出した王も側近も辺境伯がどんな人物か知らなかった。辺境伯領の情報は、王城にはほとんど残っていなかった。
辺境伯家は100年の歴史がある。現在の王の祖父……魔族の跳梁により大損害を受けた王国を立て直し、『賢王』と呼ばれた王がこの地に封じたのが初代の辺境伯だという。今代の辺境伯は、寡婦のように髪を隠し、黒を基調とした地味な衣服で装飾品らしきものは全く身につけていない。(夫が亡くなり、その後を守っているのだろうか…)と使者は考えた。他に家族は居ないのだろうか?。後継ぎも居なければ、領地を召し上げるまでもなく、早晩辺境伯家は途絶えてしまうだろう。
「理由を伺っても?」
やがて辺境伯が静かに答えた。蜘蛛の糸さえ揺らさないような静かな声だった。
(これなら斬らずに済むだろう)使者はそう思い安堵した。ヒステリックに反応されたら、嫌な役目をせねばならない可能性が高まると危惧していたのだ。
「先年、我が王が偽王より王位を奪還した際、陛下は諸侯に参集するよう檄を飛ばされ、多くの貴族が陛下の元に参集した。しかし、辺境伯は一兵も動かさず静観しましたな?。戦後、論功行賞のために諸侯のこれまでの行状を洗い直したところ、辺境伯は貴族領の責務、労役、出兵を全て行っていないと判明した。また隣王国とは、陛下の尽力により良好な関係を結ぶことができた。もはや辺境の備えは必要無いと判断されたのだ」
使者は予め用意されたセリフで辺境伯の落ち度を糾弾した。
バカバカしい話だ、この地には兵どころか畑を耕す領民すら数えるほどしか居ない。出兵などできる訳がないのだ。
こんな高山の斜面にへばりついた小さな領地など放っておけば良いものを、敢えて接収しようとする理由があった。
実は、辺境伯領からは、賦役の代替えが物納されていたのだ。
それは、麦であったり、大豆であったり、とても岩だらけの山奥とは思えない量の穀物であり、あるいは魔力の籠もった石や武具など珍しい物だった。
それが年に一度、山の麓を治める貴族の屋敷に届くのだ。貴族に手数料を払い、王家へ輸送を手配してもらうよう話は付けてあった。ただ、長年の間にこの貴族が手数料を10割取るようになっていたので、辺境伯領からの物納は、王城には全く届いていなかったのだ。行状洗い直しでこの不正が明らかになり、麓の貴族は首と胴が泣き別れすることになった。
そして辺境伯領は、物納の事実が認められたにも関わらず、義務の不履行で召し上げとなった。
なんのことはない、山奥とは思えない収穫があり、魔法の武具が出土する地として接収されることとなったのである。今の王は、兄弟で王位を争い、王国は内戦状態となった。どうにかケリは付いたものの、王は自分に味方した貴族への恩賞に頭を悩ませることになった。この地は王を支持した貴族が封じられ、大々的に開発が行われることになっている。
表情を変えずに使者の口上を聞いた辺境伯は、内心でため息をついた。王は、辺境伯が何から王国を守っているか知らないようだ。
…辺境伯は預かり知らぬことだったが、先だっての王位を巡る内戦のおり、王城の一部が焼けて辺境伯領の記録が焼失してしまったのだった。初代辺境伯が何のためにこの地に封じられたのか。もう誰も覚えていない。
辺境伯の役目を説明しようと口を開きかけて、思い直した。この地を護る…と約束した日の、今は亡き人の顔が胸をよぎる。
(もう、そろそろ潮時か)
「是非もございません、謹んで承ります。いつまでに領地を引き渡せばよろしいでしょうか?」
辺境伯が静かにそう告げると、使者は安堵の色を見せた。
「二月後に受け取りの使者が参ります。それまでに」
「承知しました」
使者は控えていた部下と共に辺境伯の屋敷を後にした。
辺境伯は自らドアを開け、前庭まで使者を見送りに出た。屋敷に入る時に声をかけた、執事のような男は姿を見せなかった。衛士も居なければ使用人も全く姿を見ない。一体この屋敷はどうなっているのだ?。
不思議に思いながら、使者は屋敷を振り仰いだ。
辺境伯の屋敷は、岩山にすっぽり嵌まり込むように立つ、半地下のような建物だった。
石造りの壁にスレートの屋根が乗っている。こんな山奥にどうやって建てたのか、不思議な建物だ。
僅かな平地になっている屋敷の前庭から、下に広がる山の斜面を見下ろす。つづれ折れの道の両側に、段々畑が続いている。こんな山奥の地で、平地に劣らぬ小麦が作られていた。見慣れぬ一団を一瞥もせず、農夫が黙々と働いているのが見える。こんな段々の狭い畑では、牛に引かせる鋤は使えまい。そもそも牛を飼う場所などどこにもない。ならばこれらは人力で耕しているのだろうか。そんな苦労をして収穫した小麦を収め続けていたのに、欲にかられた貴族に搾取され、その上王家には領地も奪われるとは。
使者はなんとも言えない気持ちで山道を下って行った。
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