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7章 更なる強さを求めて
161 自立を促す
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フレイムアローはハル。エアスラッシュはトルネが覚えた。シンは既に覚えているし、リーンはスネークソードで事足りる、俺はみんなが覚えた後で良い、ということでトルネに決定。
槍を使いながらでも斬撃を飛ばせるようになって、立ち回りにも幅が出そうだ。
「オーサンと話した感じ、カンパニーを作るには他のパーティとも絡まなきゃいけないみたいだから、そいつらと話すまでは保留だな。
目的としては、相互扶助の精神で自力救済を補助するってところか。
俺もそうだったけどさ、結局始めのときが一番辛くて、3階層過ぎたあたりからは大分ラクになったんだよね。だから3~5階層くらいまでのあたりを助けてやれれば充分かなって思ってる。
まぁ上手く行ったら行ったで新しい問題は起こってくると思うけどさ。例えば5階層でも魔物が足りなくなっちゃうー、とかか?
でもその辺は、立ち上げが上手くいってから考えれば良いかなって思ってる」
なんか自分でも上手く言語化しきれないんだけどな。仲間に話しているうちに考えがまとまってくれると良いんだけど。我ながら見切り発車すぎて呆れる。
「ふむ。トーマがしたいことはなんとなくだけど伝わったよ。で、具体的にどんな活動をするかっていうのは考えてあるのかな?」
「ああ、今考えてるのは戦いの技術を教えること、余裕がない者への衣食住を補助してやること、迷宮の知識を提供すること、とかかな。
例えば1階層のマッドスライム狩りだったり、暗視の取得条件の開示だったりとか。
本当はスキル獲得条件は教えたくないんだけど、暗視が獲得できないといつまで経っても先に進めないからな。仕方ないので暗視までは教えようと思う。
今後異邦人が増えるほどに、スキル獲得の条件は広まっていくだろうしな」
「んー?それだとトーマの負担が多すぎないー?っていうかトーマになにもいいことがないんじゃないかなー?オーサンみたいに私財を投げ打って子供を救いたくなったー?」
「んなわけねぇだろ。ちゃんと金は取るよ。というかちゃんと仕事としてシステム化しないと後が続かないからな。流石に最初は俺が金を出す場面もあるだろうけどさ」
「えっと、相手は困窮してるんですよね?そんな子供達がお金を払ってくれますかね?払えたとしても、殆ど儲けにならないのでは?」
「儲けはあまり気にしてないけど、そもそも入り口で詰まってる冒険者ってさ、鉱脈みたいなもんなんだよ。稼げないから負債になってるのであって、迷宮資源が半永久的に採取出来るなら、活用してやればお金を生む力になると思うんだよね。そしてお金が稼げるなら自立できる。俺がやりたいのはそこまでを補助することかな」
「うん。私も1人のままだったら、スキルの獲得までにどれくらい時間がかかったか分からない。だけどみんなのおかげで順調に力をつけることが出来ているんだもんね。
自力で這い上がるのは大変だけど、誰かの後押しがあるなら難易度は凄く下がる。自立したあとは独立しても構わないわけだし」
ハルは自分に置き換えてイメージしたようだ。お金が盗まれなかったとしても、この世界で安定した生活をするためにどれほどの期間が必要だったかと考えると、理解しやすいんだろうな。
「この世界って、トレポール様とかいう神様が人口に応じてお金を生み出しているわけだから、基本的に産めよ増やせよの精神で子供作るんだよな。だから常に救貧院は満員になるくらい子供が溢れていて、年齢が高い順から追い出されてる。自立の準備が出来ていなくてもな。
それに誰もが迷宮に入る世界だから、親が死んで孤児になる、迷宮孤児の数も相当多いわけだろ?出来ればそこを変えたいんだよなぁ。
それにさぁ……」
ぐるっと仲間の顔を見渡す。俺だけおっさんで、みんなは11~16歳だもんな。
「俺以外の異風の旋律のメンバーって、みんな若いじゃん?でさ、迷宮孤児や救貧院を追い出される奴らも、みんなと年がそんなに離れてないんだ。
私情が入っちゃうんだけどさ。みんなと同年代の子が苦しんでいるのを何とかしたいって思うんだよね。おっさんとしてはさ。
オーサンみたく自分を投げ打ってまで助ける気はないし、向上心がないやつなんか勝手に沈んでればいいと思う。でも今の状況は子供達にとって不利すぎると感じるんだよ。
魔物の脅威があるのに、戦える人材を育成しないってのは大人の怠慢だと思う。若い子たちが力をつけるのは、必ず将来に生きてくると思うんだ」
人類の生存圏拡張とかやってるくせに人材の育成はしないなんて、国の方針事態があべこべに感じるんだよな。ここに何らかの意図があるのか、神様が適当に設定したのか……。
なんか後者のような気がして仕方ない。
「要は困ってる人を助けたいってことでしょー?難しいこと考えないで普通に助けてあげればいいじゃない。トーマったらひねくれ者なんだからー」
リーンは呆れたご様子だ。いやいや、俺は保護者になんかなるつもりないから。あくまで自立支援までしかする気ないっすから。
「現状を変えたいってことだよね。僕もトーマに会うまでは苦労したなぁ。確かに若い冒険者にとって、今の状況は問題があるよね」
シンなんか2階層で死にかけたわけだしな。シンとリーンは生きているけど、浅い階層で命を落す子供って少なくないと思うんだよ。あまり考えたくはないけどさ。
「そうですね。私の年齢ならまだしも、リーンくらいの年齢で自立をと言われても厳しいでしょう。そこに頼れる何かがあるなら、子供達にもかなりの助けになるでしょうね」
16歳でも日本人の感覚だと子供なんだけどな。こっちは10歳にはもう迷宮入るから、大人と子供の基準が違う。というか、貴族は知らないけれど、一般市民には成人という概念も特にないらしい。
「うん。私もみんなに会えなかったと思うとゾッとするよ。私みたいな子供達が沢山いるなら、私も助けてあげたいって思う。生涯面倒を見てあげる気は勿論ないけど、せめて自立を促すくらいは、ね」
戦力的にも経済的にも多少は余裕ができた、今だからこその発想ではあるんだろうけどな。負担にならない程度なら、周りに手を伸ばしてみても良い時期だろう。
自分の戦力アップを疎かにするわけにはいかないけどね。
攻略を進めつつ、出来る範囲で手を広げていこう。
槍を使いながらでも斬撃を飛ばせるようになって、立ち回りにも幅が出そうだ。
「オーサンと話した感じ、カンパニーを作るには他のパーティとも絡まなきゃいけないみたいだから、そいつらと話すまでは保留だな。
目的としては、相互扶助の精神で自力救済を補助するってところか。
俺もそうだったけどさ、結局始めのときが一番辛くて、3階層過ぎたあたりからは大分ラクになったんだよね。だから3~5階層くらいまでのあたりを助けてやれれば充分かなって思ってる。
まぁ上手く行ったら行ったで新しい問題は起こってくると思うけどさ。例えば5階層でも魔物が足りなくなっちゃうー、とかか?
でもその辺は、立ち上げが上手くいってから考えれば良いかなって思ってる」
なんか自分でも上手く言語化しきれないんだけどな。仲間に話しているうちに考えがまとまってくれると良いんだけど。我ながら見切り発車すぎて呆れる。
「ふむ。トーマがしたいことはなんとなくだけど伝わったよ。で、具体的にどんな活動をするかっていうのは考えてあるのかな?」
「ああ、今考えてるのは戦いの技術を教えること、余裕がない者への衣食住を補助してやること、迷宮の知識を提供すること、とかかな。
例えば1階層のマッドスライム狩りだったり、暗視の取得条件の開示だったりとか。
本当はスキル獲得条件は教えたくないんだけど、暗視が獲得できないといつまで経っても先に進めないからな。仕方ないので暗視までは教えようと思う。
今後異邦人が増えるほどに、スキル獲得の条件は広まっていくだろうしな」
「んー?それだとトーマの負担が多すぎないー?っていうかトーマになにもいいことがないんじゃないかなー?オーサンみたいに私財を投げ打って子供を救いたくなったー?」
「んなわけねぇだろ。ちゃんと金は取るよ。というかちゃんと仕事としてシステム化しないと後が続かないからな。流石に最初は俺が金を出す場面もあるだろうけどさ」
「えっと、相手は困窮してるんですよね?そんな子供達がお金を払ってくれますかね?払えたとしても、殆ど儲けにならないのでは?」
「儲けはあまり気にしてないけど、そもそも入り口で詰まってる冒険者ってさ、鉱脈みたいなもんなんだよ。稼げないから負債になってるのであって、迷宮資源が半永久的に採取出来るなら、活用してやればお金を生む力になると思うんだよね。そしてお金が稼げるなら自立できる。俺がやりたいのはそこまでを補助することかな」
「うん。私も1人のままだったら、スキルの獲得までにどれくらい時間がかかったか分からない。だけどみんなのおかげで順調に力をつけることが出来ているんだもんね。
自力で這い上がるのは大変だけど、誰かの後押しがあるなら難易度は凄く下がる。自立したあとは独立しても構わないわけだし」
ハルは自分に置き換えてイメージしたようだ。お金が盗まれなかったとしても、この世界で安定した生活をするためにどれほどの期間が必要だったかと考えると、理解しやすいんだろうな。
「この世界って、トレポール様とかいう神様が人口に応じてお金を生み出しているわけだから、基本的に産めよ増やせよの精神で子供作るんだよな。だから常に救貧院は満員になるくらい子供が溢れていて、年齢が高い順から追い出されてる。自立の準備が出来ていなくてもな。
それに誰もが迷宮に入る世界だから、親が死んで孤児になる、迷宮孤児の数も相当多いわけだろ?出来ればそこを変えたいんだよなぁ。
それにさぁ……」
ぐるっと仲間の顔を見渡す。俺だけおっさんで、みんなは11~16歳だもんな。
「俺以外の異風の旋律のメンバーって、みんな若いじゃん?でさ、迷宮孤児や救貧院を追い出される奴らも、みんなと年がそんなに離れてないんだ。
私情が入っちゃうんだけどさ。みんなと同年代の子が苦しんでいるのを何とかしたいって思うんだよね。おっさんとしてはさ。
オーサンみたく自分を投げ打ってまで助ける気はないし、向上心がないやつなんか勝手に沈んでればいいと思う。でも今の状況は子供達にとって不利すぎると感じるんだよ。
魔物の脅威があるのに、戦える人材を育成しないってのは大人の怠慢だと思う。若い子たちが力をつけるのは、必ず将来に生きてくると思うんだ」
人類の生存圏拡張とかやってるくせに人材の育成はしないなんて、国の方針事態があべこべに感じるんだよな。ここに何らかの意図があるのか、神様が適当に設定したのか……。
なんか後者のような気がして仕方ない。
「要は困ってる人を助けたいってことでしょー?難しいこと考えないで普通に助けてあげればいいじゃない。トーマったらひねくれ者なんだからー」
リーンは呆れたご様子だ。いやいや、俺は保護者になんかなるつもりないから。あくまで自立支援までしかする気ないっすから。
「現状を変えたいってことだよね。僕もトーマに会うまでは苦労したなぁ。確かに若い冒険者にとって、今の状況は問題があるよね」
シンなんか2階層で死にかけたわけだしな。シンとリーンは生きているけど、浅い階層で命を落す子供って少なくないと思うんだよ。あまり考えたくはないけどさ。
「そうですね。私の年齢ならまだしも、リーンくらいの年齢で自立をと言われても厳しいでしょう。そこに頼れる何かがあるなら、子供達にもかなりの助けになるでしょうね」
16歳でも日本人の感覚だと子供なんだけどな。こっちは10歳にはもう迷宮入るから、大人と子供の基準が違う。というか、貴族は知らないけれど、一般市民には成人という概念も特にないらしい。
「うん。私もみんなに会えなかったと思うとゾッとするよ。私みたいな子供達が沢山いるなら、私も助けてあげたいって思う。生涯面倒を見てあげる気は勿論ないけど、せめて自立を促すくらいは、ね」
戦力的にも経済的にも多少は余裕ができた、今だからこその発想ではあるんだろうけどな。負担にならない程度なら、周りに手を伸ばしてみても良い時期だろう。
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攻略を進めつつ、出来る範囲で手を広げていこう。
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