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3章 回り始める物語1 スポットの奥で
152 ※閑話 初めての夜 (改)
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明日、俺とニーナはステイルークを旅立つことになる。
明日を迎えれば、俺はニーナを所有することになり、ニーナは俺に隷属する。
ニーナが俺のモノになる。その言葉が持つ響きに、興奮を覚えないと言ったら嘘になる。
だけど俺はニーナを俺の好きにしたいんじゃない。ニーナを好きでいたいんだ。
奴隷になってから君を抱くわけにはいかない。
奴隷になる前の君を、愛さなければいけない。
そんな衝動に突き動かされて、ニーナの唇を奪い、押し倒してしまった。
女性と関係を持ったことなんてない。それどころか、女性と付き会った事だってない。
そんな俺が、まさかこんなに情熱的で強引なことが出来るだなんて、俺自身だって知らなかった。
押し付けるだけのキスをやめて、少し離れて改めてニーナを見る。
月明かりだけの部屋の中、茶色の綺麗な瞳で真っ直ぐに俺を見詰めて、切なそうな表情をしている。
ごめんニーナ。そんな顔されたら、俺もう我慢出来ないよ。
ニーナの頭を抱くようにして、改めて唇を押し付ける。
唇から伝わる柔らかい感触に、俺の頭はショート寸前だ。
でもすぐにニーナをもっと味わいたくて、ニーナの唇の間から自分の舌を滑り込ませた。
ニーナの口の中を舐めまわし、ニーナの味を確かめる。そしてニーナの舌に触れて、衝動のままにしゃぶりついた。
ニーナの舌の滑った感触が、自分の舌から伝わってくる。
興奮しすぎて目の前に火花が散るようだ。俺は今、ニーナと舌を絡ませ合っているんだ。
ニーナのことがもっと知りたくて、ニーナの体中に両手を這わせる。
この時まで、ニーナも俺の首に抱きついてくれていたことにも気付かなかった。
服の上からニーナを弄る。その都度ニーナが反応してくれることにまた興奮して、夢中になって舌を貪る。
そしてやっぱりすぐに我慢出来なくなって、ニーナの服の中に手を入れて、ニーナの肌に直接触れた。
痛々しいくらいに痩せぎすなニーナ。
なのに汗ばんだ体はどこに触れても柔らかくて、まるで両手が勝手に動き回っているかのようにニーナの体を隅々まで這い回って、その感触を確かめる。
細すぎる体の平らなおっぱいは、それでも触れると柔らかく、そしてその中心だけは硬かった。
初めて触れる女の子のおっぱい。それがニーナのものだと思うと、その事実だけで意識が飛びそうなほどに興奮する。
ニーナのことを気持ちよくしてあげたいとか、そんなことを考える余裕もなく、夢中でニーナのおっぱいを弄った。
ニーナとずっとキスしながら、ニーナの細くて壊れそうな体を楽しんでいると、なんだか段々もっともっと触れ合いたくなってくる。
お互いの服が邪魔で、キスをしながらお互いの上半身を裸にして、正面から抱き合いなおした。
鼻が触れそうな距離でニーナを見詰める、
本当に可愛い。こんな女の子が俺を受け入れてくれるなんて、本当に夢みたいだ。
「綺麗だよニーナ。ニーナとこんなことできるなんて夢みたいだよ。大好きだよニーナ。初めて見た時から君のこと、可愛いって思ってたんだ」
思ったことをそのまま口にして、そしてまたキスをする。
唇を重ねては息継ぎのために口を離して、その度に思いのままに言葉を紡ぐ。
「自分が死ぬって分かってて、なのに俺のことを気遣ってくれる優しいニーナが好きだよ」
キスをして、舌を絡める。
「俺なんかとパーティを組みたいって言ってくれて、凄く嬉しかったんだ」
キスをして、舌を吸う。
「手を繋いだり、お互いの名前を呼び合うのがこんなに楽しいことなんだって、ニーナに教えてもらったんだよ」
キスをして、互いの唾液を交換する。
好きだ。好きなんだ。自分でもどうしようもないくらいに、君のことが好きになっちゃったんだよ。
俺だって生きていけるか分からない。
この先どうなるのかなんて、先行きなんてなにも分からないのに。
ニーナの為なら、独りぼっちの君を守る為なら、俺はなんだってしてみせる。
広い大部屋に、俺とニーナの舌を絡め合う音だけが聞こえる。互いの息遣いは荒く、もっともっと深く繋がりたくて、その想いだけで抱き合い続ける。
「あ……。あんっ……」
欲張りな俺はキスだけでは、舌の味だけでは満足できず、ニーナの体中に舌を這わせ始めた。
首筋に舌を這わせ、鎖骨に舌を這わせ、ニーナの平らなおっぱいに舌を這わせ、その中心の乳首にも舌を這わせて、乳首を口で抱きしめた。
「わっ、たし、もっ……、私も貴方が、好きぃっ……!」
ニーナの乳首を夢中でしゃぶる俺の頭を抱きしめながら、今度はニーナが俺に愛を伝えてくれる。
「自分も大変なのにぃっ、それでも私のお世話を引き受けてくれた、優しいダンが好きぃっ!」
乳首に吸い付くたびに、ぴくぴくと身を震わせながら、でも決して俺の頭は放さない。
「私がどんなに距離を置こうとしても、全部無視して踏み込んできてくれた、ダンが好きなのぉっ!」
2つの乳首にヨダレを塗りこむのに夢中になりながら、それでも耳はニーナの声に傾ける。
「呪いも他の人も、私の気持ちさえ無視して、それでも私と生きようとしてくれる貴方を、もうどうしようもないくらいに愛してるのぉっ!」
愛している。
その言葉を聞いて、なんだか無性にニーナの顔が見たくなった。
顔を上げてニーナを見ると、ニーナもこちらを向いていた。
「ニーナ。俺も好きだ。どうしようもないくらいに君が好きなんだ。愛してる。俺も君のことを、心から愛したいんだっ」
ひと回りも年下の女の子に、まだ出会って半月しか経っていないような相手なのに。
絶対に離れたくなくて。その想いを伝えたくて。
まるでニーナに縋りつくように言葉をぶつけた。
「ダン。私も好きなの。もう貴方がいなきゃ生きていけないくらいに貴方を愛してるの……」
ニーナも俺を愛してくれる。
ニーナが俺に、愛されたいと言ってくれている。
「だから私、ダンと1つになりたい……。呪いも奴隷も関係なく、貴方に私の全部を貰って欲しい……」
もう1度噛み付くようにキスをしながら、お互いの残りの衣服を剝ぎ取った。
この先どうすればいいかなんて分からない。
ニーナも初めてなんだろうけど、俺だって初めてなんだ。
でもやり方なんてどうでもいい。作法なんて知ったことじゃない。俺たちは、お互いとより深く繋がって、お互いをより愛したいだけなんだ。
指先でニーナを弄り、ニーナの準備が出来ていることを確認する。
「ニーナ。大好きだよ」
「ダン。大好き」
もう1度想いを伝え合ってから、ニーナの体に己を沈め、とうとうニーナと1つになった。
気持ちいい。
なにも考えられないくらいに気持ちいい。
ニーナが抱きしめてくれる温もりで、俺は今にも力尽きそうになってしまう。
ニーナが俺に伝える愛に、俺の意識は溺れそうになる。
でも俺だけが受け取るわけにはいかないよ。俺だって、ニーナのことを愛してるんだって伝えたいんだ。
キスをしながら全力で抱き合って、もう絶対に離れない、離れたくないと、ニーナの奥深くまで身を沈めていく。
まるでお互いがお互いの欠片であるかのように、まるで繋がっている事こそが自然であるかのように、ニーナと1つになっていることが嬉しくて気持ちよくて、何より幸せだ。
ニーナ、君はどうなんだろう。俺と一緒で、幸せになってくれているんだろうか?
この世界に呪われた君が、俺と同じく幸せを感じてくれているんだろうか。
聞いてみたい。確かめてみたい。
でもそれ以上に離れたくなくて、結局喋る暇もなく舌でも抱き合ってしまう。
俺は今、こんなに幸せなんだよ。俺は君のこと、こんなに大好きなんだよ。
その想いを衝動に任せて、ニーナの中に流し込んだ。
幸せすぎて、脳が焼ききれそうだ。
溢れた想いをニーナに届けている間も、決してキスだけはやめないし、やめられなかった。
自分の全身を使って、魂の芯からニーナと繋がっていたかった。
たった1回愛を届けたくらいじゃ全然足りない。
俺のニーナを愛する気持ちは、まだまだこんなものじゃないんだ。
それをニーナに伝えたくて、キスをやめようと思うんだけど、ニーナが凄い力で抱きついて、決して俺を放そうとしない。
1度繋がった俺の体を絶対に離すまいと、俺を凄い力で抱きしめ続けてきた。
『私はこんなにも貴方を愛しています』
まるでそう伝えられているみたいに感じる抱擁。
もうそこから記憶も曖昧なほどに、ニーナを愛することしか考えられなかった。
少しでも深く繋がりたくて、少しでも奥に想いを届けたくて、まるで押し付けるかのようにニーナに想いを注ぎ続けた。
精も根も尽き果てて、それでもやっぱり離れたくなくて、ニーナと抱き合ったまま眠りについた。
いつもの時間に目覚めると、俺の腕の中には裸のニーナが眠っていた。
俺の腕の中で安心しきったように穏やかに眠る寝顔を見て、やっぱりニーナのことが大好きなんだと改めて思い知らされる。
なんて可愛い人なんだろう。こんな人が独りぼっちで死んでいくなんて、絶対にありえないよなぁ。
胸に抱いたニーナの頭を撫でながら、彼女が起きるまで飽きもせずに寝顔を眺めた。
「ん……。んん……」
ずっと頭を撫でていると、ニーナがようやく目を開けた。
寝ているニーナも最高に可愛いけれど、目覚めたニーナも最高に可愛い。
俺の胸の中で寝惚けたまま、顔を上げて俺と目が合わせるニーナ。
「ダ~ン~。大好きぃ。大好きだよぅ……」
寝惚けながら俺に好きだと伝えてきて、そのままキスをしてくるニーナ。寝起きらしいゆったりとした動きで舌を絡ませてくるニーナに、朝っぱらから興奮して仕方がない。
俺も好きだよって返したいのに、これじゃ返事が出来ないよニーナ。でもそれよりキスを続けたいから、このままでもいっか。
暫くキスを続けてニーナの舌の感触を堪能していると、突然ニーナの舌の動きが止まってしまった。
自主的に舌を絡ませながら、どうしたんだろうと閉じていた瞼を持ち上げると、ニーナがびっくりしたように目を大きく見開いて、顔を真っ赤にして固まっていた。
ニーナが固まっているのをいいことに、俺はニーナの舌をしゃぶり続ける。
「ん~~~~っ!」
動き出したニーナが、俺の舌の制止を振り切って逃げ出し、俺の胸に顔を埋めてなんだか唸っている。
なんだかパタパタと暴れているけど、それでも決して俺の胸から逃げ出そうとしないニーナが愛おしくて、彼女が落ち着くまで頭を撫で続けた。
暫くしてようやく気持ちが落ち着いたのか、暴れるのをやめたニーナ。
だけど恥ずかしいのか、俺の胸に顔を埋めたままで、俺を見ようともしないし、俺に顔を見せてもくれない。
顔を見せないままぎゅっと俺に抱きついて、そしてようやく口を聞いてくれた。
「……ねぇダン。こういうことって、奴隷になるまでしないって言ってなかった?」
うん。ごめんね。ニーナが可愛すぎて、ニーナが好き過ぎて我慢できなかったんだ。
可愛くて愛しいニーナの頭を撫でながら、俺は彼女を愛してしまった言い訳を始めるのだった。
明日を迎えれば、俺はニーナを所有することになり、ニーナは俺に隷属する。
ニーナが俺のモノになる。その言葉が持つ響きに、興奮を覚えないと言ったら嘘になる。
だけど俺はニーナを俺の好きにしたいんじゃない。ニーナを好きでいたいんだ。
奴隷になってから君を抱くわけにはいかない。
奴隷になる前の君を、愛さなければいけない。
そんな衝動に突き動かされて、ニーナの唇を奪い、押し倒してしまった。
女性と関係を持ったことなんてない。それどころか、女性と付き会った事だってない。
そんな俺が、まさかこんなに情熱的で強引なことが出来るだなんて、俺自身だって知らなかった。
押し付けるだけのキスをやめて、少し離れて改めてニーナを見る。
月明かりだけの部屋の中、茶色の綺麗な瞳で真っ直ぐに俺を見詰めて、切なそうな表情をしている。
ごめんニーナ。そんな顔されたら、俺もう我慢出来ないよ。
ニーナの頭を抱くようにして、改めて唇を押し付ける。
唇から伝わる柔らかい感触に、俺の頭はショート寸前だ。
でもすぐにニーナをもっと味わいたくて、ニーナの唇の間から自分の舌を滑り込ませた。
ニーナの口の中を舐めまわし、ニーナの味を確かめる。そしてニーナの舌に触れて、衝動のままにしゃぶりついた。
ニーナの舌の滑った感触が、自分の舌から伝わってくる。
興奮しすぎて目の前に火花が散るようだ。俺は今、ニーナと舌を絡ませ合っているんだ。
ニーナのことがもっと知りたくて、ニーナの体中に両手を這わせる。
この時まで、ニーナも俺の首に抱きついてくれていたことにも気付かなかった。
服の上からニーナを弄る。その都度ニーナが反応してくれることにまた興奮して、夢中になって舌を貪る。
そしてやっぱりすぐに我慢出来なくなって、ニーナの服の中に手を入れて、ニーナの肌に直接触れた。
痛々しいくらいに痩せぎすなニーナ。
なのに汗ばんだ体はどこに触れても柔らかくて、まるで両手が勝手に動き回っているかのようにニーナの体を隅々まで這い回って、その感触を確かめる。
細すぎる体の平らなおっぱいは、それでも触れると柔らかく、そしてその中心だけは硬かった。
初めて触れる女の子のおっぱい。それがニーナのものだと思うと、その事実だけで意識が飛びそうなほどに興奮する。
ニーナのことを気持ちよくしてあげたいとか、そんなことを考える余裕もなく、夢中でニーナのおっぱいを弄った。
ニーナとずっとキスしながら、ニーナの細くて壊れそうな体を楽しんでいると、なんだか段々もっともっと触れ合いたくなってくる。
お互いの服が邪魔で、キスをしながらお互いの上半身を裸にして、正面から抱き合いなおした。
鼻が触れそうな距離でニーナを見詰める、
本当に可愛い。こんな女の子が俺を受け入れてくれるなんて、本当に夢みたいだ。
「綺麗だよニーナ。ニーナとこんなことできるなんて夢みたいだよ。大好きだよニーナ。初めて見た時から君のこと、可愛いって思ってたんだ」
思ったことをそのまま口にして、そしてまたキスをする。
唇を重ねては息継ぎのために口を離して、その度に思いのままに言葉を紡ぐ。
「自分が死ぬって分かってて、なのに俺のことを気遣ってくれる優しいニーナが好きだよ」
キスをして、舌を絡める。
「俺なんかとパーティを組みたいって言ってくれて、凄く嬉しかったんだ」
キスをして、舌を吸う。
「手を繋いだり、お互いの名前を呼び合うのがこんなに楽しいことなんだって、ニーナに教えてもらったんだよ」
キスをして、互いの唾液を交換する。
好きだ。好きなんだ。自分でもどうしようもないくらいに、君のことが好きになっちゃったんだよ。
俺だって生きていけるか分からない。
この先どうなるのかなんて、先行きなんてなにも分からないのに。
ニーナの為なら、独りぼっちの君を守る為なら、俺はなんだってしてみせる。
広い大部屋に、俺とニーナの舌を絡め合う音だけが聞こえる。互いの息遣いは荒く、もっともっと深く繋がりたくて、その想いだけで抱き合い続ける。
「あ……。あんっ……」
欲張りな俺はキスだけでは、舌の味だけでは満足できず、ニーナの体中に舌を這わせ始めた。
首筋に舌を這わせ、鎖骨に舌を這わせ、ニーナの平らなおっぱいに舌を這わせ、その中心の乳首にも舌を這わせて、乳首を口で抱きしめた。
「わっ、たし、もっ……、私も貴方が、好きぃっ……!」
ニーナの乳首を夢中でしゃぶる俺の頭を抱きしめながら、今度はニーナが俺に愛を伝えてくれる。
「自分も大変なのにぃっ、それでも私のお世話を引き受けてくれた、優しいダンが好きぃっ!」
乳首に吸い付くたびに、ぴくぴくと身を震わせながら、でも決して俺の頭は放さない。
「私がどんなに距離を置こうとしても、全部無視して踏み込んできてくれた、ダンが好きなのぉっ!」
2つの乳首にヨダレを塗りこむのに夢中になりながら、それでも耳はニーナの声に傾ける。
「呪いも他の人も、私の気持ちさえ無視して、それでも私と生きようとしてくれる貴方を、もうどうしようもないくらいに愛してるのぉっ!」
愛している。
その言葉を聞いて、なんだか無性にニーナの顔が見たくなった。
顔を上げてニーナを見ると、ニーナもこちらを向いていた。
「ニーナ。俺も好きだ。どうしようもないくらいに君が好きなんだ。愛してる。俺も君のことを、心から愛したいんだっ」
ひと回りも年下の女の子に、まだ出会って半月しか経っていないような相手なのに。
絶対に離れたくなくて。その想いを伝えたくて。
まるでニーナに縋りつくように言葉をぶつけた。
「ダン。私も好きなの。もう貴方がいなきゃ生きていけないくらいに貴方を愛してるの……」
ニーナも俺を愛してくれる。
ニーナが俺に、愛されたいと言ってくれている。
「だから私、ダンと1つになりたい……。呪いも奴隷も関係なく、貴方に私の全部を貰って欲しい……」
もう1度噛み付くようにキスをしながら、お互いの残りの衣服を剝ぎ取った。
この先どうすればいいかなんて分からない。
ニーナも初めてなんだろうけど、俺だって初めてなんだ。
でもやり方なんてどうでもいい。作法なんて知ったことじゃない。俺たちは、お互いとより深く繋がって、お互いをより愛したいだけなんだ。
指先でニーナを弄り、ニーナの準備が出来ていることを確認する。
「ニーナ。大好きだよ」
「ダン。大好き」
もう1度想いを伝え合ってから、ニーナの体に己を沈め、とうとうニーナと1つになった。
気持ちいい。
なにも考えられないくらいに気持ちいい。
ニーナが抱きしめてくれる温もりで、俺は今にも力尽きそうになってしまう。
ニーナが俺に伝える愛に、俺の意識は溺れそうになる。
でも俺だけが受け取るわけにはいかないよ。俺だって、ニーナのことを愛してるんだって伝えたいんだ。
キスをしながら全力で抱き合って、もう絶対に離れない、離れたくないと、ニーナの奥深くまで身を沈めていく。
まるでお互いがお互いの欠片であるかのように、まるで繋がっている事こそが自然であるかのように、ニーナと1つになっていることが嬉しくて気持ちよくて、何より幸せだ。
ニーナ、君はどうなんだろう。俺と一緒で、幸せになってくれているんだろうか?
この世界に呪われた君が、俺と同じく幸せを感じてくれているんだろうか。
聞いてみたい。確かめてみたい。
でもそれ以上に離れたくなくて、結局喋る暇もなく舌でも抱き合ってしまう。
俺は今、こんなに幸せなんだよ。俺は君のこと、こんなに大好きなんだよ。
その想いを衝動に任せて、ニーナの中に流し込んだ。
幸せすぎて、脳が焼ききれそうだ。
溢れた想いをニーナに届けている間も、決してキスだけはやめないし、やめられなかった。
自分の全身を使って、魂の芯からニーナと繋がっていたかった。
たった1回愛を届けたくらいじゃ全然足りない。
俺のニーナを愛する気持ちは、まだまだこんなものじゃないんだ。
それをニーナに伝えたくて、キスをやめようと思うんだけど、ニーナが凄い力で抱きついて、決して俺を放そうとしない。
1度繋がった俺の体を絶対に離すまいと、俺を凄い力で抱きしめ続けてきた。
『私はこんなにも貴方を愛しています』
まるでそう伝えられているみたいに感じる抱擁。
もうそこから記憶も曖昧なほどに、ニーナを愛することしか考えられなかった。
少しでも深く繋がりたくて、少しでも奥に想いを届けたくて、まるで押し付けるかのようにニーナに想いを注ぎ続けた。
精も根も尽き果てて、それでもやっぱり離れたくなくて、ニーナと抱き合ったまま眠りについた。
いつもの時間に目覚めると、俺の腕の中には裸のニーナが眠っていた。
俺の腕の中で安心しきったように穏やかに眠る寝顔を見て、やっぱりニーナのことが大好きなんだと改めて思い知らされる。
なんて可愛い人なんだろう。こんな人が独りぼっちで死んでいくなんて、絶対にありえないよなぁ。
胸に抱いたニーナの頭を撫でながら、彼女が起きるまで飽きもせずに寝顔を眺めた。
「ん……。んん……」
ずっと頭を撫でていると、ニーナがようやく目を開けた。
寝ているニーナも最高に可愛いけれど、目覚めたニーナも最高に可愛い。
俺の胸の中で寝惚けたまま、顔を上げて俺と目が合わせるニーナ。
「ダ~ン~。大好きぃ。大好きだよぅ……」
寝惚けながら俺に好きだと伝えてきて、そのままキスをしてくるニーナ。寝起きらしいゆったりとした動きで舌を絡ませてくるニーナに、朝っぱらから興奮して仕方がない。
俺も好きだよって返したいのに、これじゃ返事が出来ないよニーナ。でもそれよりキスを続けたいから、このままでもいっか。
暫くキスを続けてニーナの舌の感触を堪能していると、突然ニーナの舌の動きが止まってしまった。
自主的に舌を絡ませながら、どうしたんだろうと閉じていた瞼を持ち上げると、ニーナがびっくりしたように目を大きく見開いて、顔を真っ赤にして固まっていた。
ニーナが固まっているのをいいことに、俺はニーナの舌をしゃぶり続ける。
「ん~~~~っ!」
動き出したニーナが、俺の舌の制止を振り切って逃げ出し、俺の胸に顔を埋めてなんだか唸っている。
なんだかパタパタと暴れているけど、それでも決して俺の胸から逃げ出そうとしないニーナが愛おしくて、彼女が落ち着くまで頭を撫で続けた。
暫くしてようやく気持ちが落ち着いたのか、暴れるのをやめたニーナ。
だけど恥ずかしいのか、俺の胸に顔を埋めたままで、俺を見ようともしないし、俺に顔を見せてもくれない。
顔を見せないままぎゅっと俺に抱きついて、そしてようやく口を聞いてくれた。
「……ねぇダン。こういうことって、奴隷になるまでしないって言ってなかった?」
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