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7章 家族みんなで冒険譚3 エルフェリアで過ごす夜
542 ※閑話 恩送り (改)
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「えっ!? か、欠けた宝玉に参加したいって、ええっ……!?」
「無茶なお願いだとは思うけど、何とか頼めないかねぇ? この通りさっ」
「ちょちょちょっ!? あ、頭を上げてくださいよモリーさんっ!」
テーブルに突っ伏すように頭を下げるモリーさんに、慌てて頭を上げるようにお願いする。
いつものようにスポットでの魔物狩りを終えて酒場で打ち上げをしていた私たち欠けた宝玉は、偶然居合わせたモリーさんと今日も同席して一緒に食事を楽しんでいた。
始めは楽しくお酒を楽しんでいたんだけど、お酒が進むほどにモリーさんの様子が少しずつおかしくなっていって、突然私達のパーティに参加したいと言い出したからビックリしてしまった。
「モリーさん。まずは事情を話してくれないかしら? 正直な話、私たちは魔物狩りとして大成する事は望んでないからね。モリーさんの希望には沿えないと思うの」
モリーさんの頭を上げさせながらも、年長者らしく落ち着いた口調で、まずは話を聞かせてくれと語りかけるアイビー。
それでもモリーさんは頑なに頭を下げたままで、正直どうしていいものやら……。
アイビーの言う通り、私たち欠けた宝玉は魔物狩りとして上を目指しているわけじゃない。
4人とその家族が不足無く暮らしていければそれで充分で、必要以上のリスクを背負う気なんて無いのに。
戦士ギルドの受付嬢であるモリーさんは、それなりに戦闘経験のある優秀な魔物狩りだったと聞いている。
そんなモリーさんが私達のパーティに合流したところで、上手くやっていけるとはとても思えなかった。
「まったく、モリーはいつも勢いだけで行動するんだから……。事情を話してあげないと4人だって判断のしようがないでしょ?」
「え?」
途方に暮れる私たちの背後から、呆れたように呟く声が聞こえる。
驚いて振り返ると、そこには冒険者ギルドに務めている受付嬢のストーナさんが両手を腰に当てて溜め息を吐いていた。
「みんな、びっくりさせてごめんねー? でも時間に余裕があるならちょっとだけ私たちの話に付き合って欲しいんだけど、どうかなー?」
「え、えっと……。時間は大丈夫ですけど、私、たち……って?」
「欠けた宝玉への参加は、元々モリーと私の2人で話してたことなの。モリーが任せろって言うから任せたのに、コイツ昔っから、テンパると勢いで誤魔化そうとするのよねー」
ストーナさんは呆れた様子を見せながらも自分の分の椅子を運んできて、更には全員分の飲み物を新たに注文してくれた。
やる気が無さそうな態度なのにいつもそつなく仕事をこなす、ストーナさんらしい振る舞いだ。
新たにストーナさんを加えて、6人で改めて席に着く。
ストーナさんの登場で、モリーさんもバツが悪そうにしながらもようやく顔を上げてくれた。
「ストーナさんとモリーさんって随分親しげなんですね? うちに加入したいのも2人一緒だなんて、お2人はいったいどういうご関係なんですかーっ」
ちゃっかりモリーさんの隣の席を確保したシンディが、あからさまな探りを入れてくる。
しかし問われたストーナさんは、まーねーと、どこまでも軽い雰囲気を崩さない。
「私とモリーはお互いにギルド員になるまでは一緒のパーティだったから、まぁそれなりにねー? もう大分前の話になっちゃうけどさー」
「へぇ~。お2人が一緒のパーティを……」
マグエルの出身者で固まってパーティを組んだそうだけど、ストーナさんが冒険者の職を得てギルドに就職したのをきっかけに解散してしまったようだ。
幸運な事に誰1人失うことなく引退できたメンバーは、ストーナさんやモリーさんと同じようにそれぞれの道を元気に歩んでいるんだって。
死亡率が高い魔物狩りの結末にしては、最高レベルのハッピーエンドと言っていいんじゃないかな?
「でもどうして今更魔物狩りに復帰しようとしてるんです? ギルドに就職したのをきっかけに、1度引退されてるんですよね?」
「そーそー。それにさっきアイビーが言ったけど、私らは魔物狩りとして上を目指す気は無いんだー。だからギルドに就職できたほど優秀な2人には、欠けた宝玉の活動は温すぎるんじゃないかなー?」
私の疑問にシーラも便乗して2人を問い詰める。
しかし問われたモリーさんは笑顔になって、それは大丈夫と手を振って見せた。
「それは構わないんだよ。こっちとしちゃあむしろありがたいくらいなのさ」
「と言うよりも、私たち2人のほうが欠けた宝玉の力になれるか、ちょっと自信が無くってさぁ」
「んー? どういうことですか?」
魔物狩りとして復帰したいのに、魔物狩りとして上を目指していない私たちのことがありがたいってどういう意味?
首を傾げる私に、全員分の飲み物を追加注文したストーナさんが説明を始めてくれる。
なんでもお2人は、最近の明るい雰囲気のマグエルでギルド職員として魔物狩りと交流しているうちに、自分達もこのままでいいのかという思いが燻り始めてきたそうだ。
けれど2人とも出来ればギルドを辞めたくはないそうで、精力的に活動する魔物狩りパーティに参加するのも憚られて困り果てていたみたい。
「虫のいい話になっちゃうんだけど、ギルドがお休みの時にご一緒させてもらえればって思ってるの。そういう意味で、立身出世にあまり興味の無さそうな貴女達ならって思って声をかけさせてもらったんだ」
「私たちはギルドの仕事も性に合っててね。本業はあくまでギルド職員のつもりなんだよ」
魔物狩りパーティに参加させて欲しいという話なのに、魔物狩りは副業だときっぱり言い切る2人。
なるほど。これはなかなか他のパーティには参加出来ないはずだ。
ステータスプレートを介して編成できるパーティ人数は最大で6人。
その貴重な2人分のメンバー枠を臨時メンバーで埋めるなんて、普通のパーティなら考えられないものね。
「わっ、私もモリーさんと一緒に戦いたいですっ! 私は2人の加入に賛成ですっ!」
「ちょっ、シンディ!? 落ち着きなさいったら! ごめん2人とも、少し相談させてもらっていいかしら?」
「勿論だよ。その結果断ってくれても気にしないから、遠慮無く自分達を最優先した判断をしておくれ」
「私たち2人のほうが無茶を言っている立場だからね。納得いくまで相談していいよ~」
アイビーがお伺いを立てると、モリーさんもストーナさんもどうぞどうぞと食事を摘み始めた。
同じテーブル内で相談するのも気が引けるけど、私たちも適当に料理を摘みながら2人の加入について相談し合う。
……けれど実際に話し合ってみると、2人の加入に反対する意見は誰からも出なかった。
「新たなメンバーを募るつもりは無かったわけだし、私たちの活動スタイルも受け入れてもらえてるわけだよね? これってむしろ私たちにとってもありがたい話なんじゃない?」
モリーさんにベタ惚れのシンディは勿論のこと、年長のアイビーも楽天家のシーラも、私自身も2人のパーティ参加には肯定的だった。
ギルドに就職している時点で2人の能力はある程度保証されている。
そして私たちも魔物狩りとして上を目指す気が無くて、新たなメンバーを募集する気が無かった。
それぞれの都合で上を目指さず、あくまで副業として参加する2人の加入は、私たち欠けた宝玉にピッタリハマったような気がした。
「それじゃ新メンバー加入を祝して、かんぱーいっ!」
遠征の打ち上げはそのままモリーさんとストーナさんの歓迎会に変わって、はしゃぐシンディが乾杯の音頭を取って改めて食事を再開した。
モリーさんが欠けた宝玉への参加を切り出した時はどうなるかと思ったけど、当のモリーさんも今は上機嫌でお酒を呷っている。
「いやぁありがたいよっ! アンタたちに断られたら、正直他にアテが無くってさぁ。もう少しで私もストーナもソロでスポットに潜る羽目になるとこだったねぇっ」
「別々のギルドに所属してると休みも合わせ辛いから。みんなに受け入れてもらって、モリー共々ほんと感謝してる。これからよろしくねー」
「あまり気にしないでくださいよ。これからは同じパーティメンバーになるんですし」
「あははっ! そうかもねっ! でもそれならエイダとシンディはいい加減敬語をやめるべきなんじゃないかい?」
既に気心の知れている新メンバーとの楽しく賑やかな歓迎会。
けれど最年少の私とシンディは、なかなか敬語が抜けないことを散々弄られてしまうのだった。
「さて。加入したばかりでなんだけど、実は1つ仕事の話があるんだ~」
「へ? 私たちにです……私たちに仕事があるの?」
宴も酣、そろそろ解散しようと思い始めた時、ストーナさんから仕事の話が舞い込んだ。
モリーさんも特に反応しないところを見ると、どうやらこの話をするのも予定に入っていたみたい。
「場所は国の南端に位置するステイルークの更に南、新しく建設されているアルフェッカって街だね。依頼の内容は護衛。非戦闘員を護衛して、その人たちの職業浸透をお手伝いするのが仕事だよー」
「護衛って……。ストーナさんたちは経験があるかもしれないけど、私たち4人はやったことないよ? 難しいんじゃないかなぁ……」
「それがねー。この依頼って女性限定なんだよね。しかもある程度時間がかかりそうな依頼だから、なかなか引き受けてくれる人が居なくってさぁ。マグエルにまで依頼の応募が届いちゃうくらいなんだー」
「女性限定……」
依頼主が出した条件に、私の頭の中で苦い記憶がフラッシュバックする。
男性に近づかれたくない理由なんてそう多くはない。
依頼人が女性なのかどうかもまだ分からないのに、私たち4人はもしかしたら自分たちと同じ境遇の女性が困っているのではないかと察してしまった。
「……えと、まずは話を聞かせてもらえる? じゃないと何も決められないから」
依頼に興味が湧いてしまった私は、ストーナさんとモリーさんに詳しい依頼内容を確認する。
すると、思ったよりも良い条件の仕事であることが分かった。
職業浸透を進める場所には指定がなく、侵食の森でもスポットでも別の場所でも自由。
そして新メンバーのストーナさんが毎日送迎してくれるから、依頼中のポータル代もかからない。
基本の報酬は1日1500リーフ。
それにドロップアイテムや発光した魔玉は全て私たちに譲ってもらえることになっている。
加えて、依頼人の職業浸透が終わる度に発光魔玉が1つ成功報酬として支払われるという事だった。
依頼人は魔物と戦うつもりはないらしく、自分たちの分の魔玉を報酬に追加してくれるんだって。
「毎日普通に魔物狩りをしながら、そこに追加報酬を得るような依頼内容だね……。勿論依頼人の護衛は完璧にこなさなきゃいけないだろうけど、かなり美味しい依頼じゃない?」
「えっと、アライアンスプレートは依頼人が用意してくれるんだ。……ていうか依頼人、シュパイン商会じゃん! なら信用してもいいんじゃないかなっ」
年長のアイビーとシーラも問題無しと判断してくれた。
一刻も早くモリーさんと仕事がしたくてウズウズしているシンディも当然のように賛成する。
母さんと弟と一緒に暮らすために新しく家を借りたせいで、少しでも生活費を稼ぎたい私にも凄くありがたい話だ。
「やった! 滞ってた依頼の斡旋に成功するとギルド内の評価が上がるんだよね~っ」
宜しくお願いしますと依頼の受諾を申し出ると、仕事を持ち込んだストーナさんが飛び上がって喜んでくれた。
「ストーナさんって仕事が出来るって評判なのに、まだ評価を上げたいの?」
「評価と貯金はいくらあっても困らないからね~っ。それじゃ話は通しておくから、明日早速アルフェッカに行ってみましょ」
「私とストーナは毎日は参加出来ないけど、みんなの実力ならまず問題ない依頼のはずさ。明日は私も付き添えるから、護衛依頼の注意点とかは教えられると思うよ」
新メンバーの加入から、とんとん拍子で仕事が決まっちゃったなぁ。
でもストーナさんの紹介で、シュパイン商会からの依頼なら何の心配要らないよね。
仕事の話が決まってところで歓迎会は終了し、次の日早速6人でアルフェッカに向かった。
「ず、随分賑ってる場所だねー? まだ建設され始めたばっかりだったんじゃ?」
ポータルでアルフェッカに転移した途端に、転移先の賑わいに圧倒されてしまう。
マグエルだって凄く賑ってると思ってたのに、マグエルに負けないくらいの活気を感じる街だなぁ……。
「えーっと、確か去年ロード種に壊滅させられちゃって、今年の2月だったか3月くらいに再開発が始まったみたいね」
「え、ええ……? これで出来たばっかりなのぉ……?」
ストーナさんの話が正しいのなら、開発が始まってからまだ半年も経ってないってことじゃない。
なのにこの賑わいは、何処となくマグエルを感じさせる。
「転職魔法陣も豊富。今まであまり見かけなかった魔人族が拠点としてて、シュパイン商会がたまーにウェポンスキルが付与された武器を販売したりして、かなりの人が集まってるんだ。シュパイン商会の本気を感じるよねー」
「へぇ~。シュパイン商会って装備品を扱うようになったんだね? 私たちが雇われてた時は、確か装備品は取り扱ってなかったと思ったけど」
ストーナさんにアルフェッカの説明を聴きながら案内された先はシュパイン商会の店舗で、そこで待っていた6名の女性とアライアンスを組んで、スポットで魔物狩りを行う事になった。
なんでも侵食の森は視界が確保出来ないアウターだそうで、初心者の私たちが潜るのは危険だと判断されたようだ。
スポットでしか活動したことのない私たちにとっては、慣れたアウターで依頼がこなせてラッキーだねっ。
「パーティ名は『住人16』かぁ。本当に魔物狩りをする気が感じられないパーティ名だねぇ……」
「足手纏いになりますが、どうぞよろしくお願いしますね……」
「おおっと済まなかった。護衛はしっかりやらせてもらうよ。安心しておくれ」
失言を謝罪するモリーさんに対して、特に興味を抱いた風でもない護衛対象の女性達。
この無気力さには覚えがある。
きっと彼女たちも、私たちと同じように誰かの食い物にされたんじゃないかなぁ……。
護衛対象の女性達はなかなか歩み寄ってきてはくれなかったけれど、それでもこちらの指示には素直に従ってくれて、依頼のほうは順調だった。
女性達は旅人と商人を浸透させ、行商人に転職するのが目的だそうだ。
「私たちを助けてくださった方が言ってたんです。旅人と商人、そして行商人を浸透させたら生きていくには困らないって」
「助けてくださったって……」
「あら? ご存じなかったんですか? てっきり依頼の際に説明されているのかと」
いやいや、そんなの説明するわけないでしょっ!?
と思ったけれど、そう言えば私たちもフォーベアに着いた時には、私たちが野盗の被害者だって事が広まっていたような……。
シンディに至っては、斡旋所で散々揶揄されたようなことを言っていたし……。
疑問に思ってストーナさんとモリーさんに聞いてみると、犯罪の被害者のプライバシーは保護されているはずだけど、人の口に戸は立てられないらしく、毎度どこからともなく被害者の情報が広まってしまうそうだ。
「私たちは野盗の慰み者にされてしまったんです。それで地元で生活するのが難しくなってしまって……。困り果てていたところにアルフェッカへの移住を勧められたんですよ」
「分かる、分かるよーっ! 私たちはなーんにも悪くないのにさーっ! 周りが見下してくるんだよねーっ! 腹立つんだよーっ!」
「え……えぇっ……? ま、まさかみなさんも……!?」
シンディの言葉をきっかけに、私たちがお互い野盗の被害に遭っていた事が分かった。
それどころか、私たちを助けてくれたのはどっちもダンのパーティだったことも、この村の開発を主導しているのもダンだって事が分かってしまった。
え、ええ~……? どういうこと~……?
ダンって1年くらい前までは、装備品すらまともに揃ってなかったはずなんだけどな……?
「私たちって長く捕まってたから、少なからず後遺症もあるんですよ。日常生活には支障が出ない程度のものなんですけど、普通に働くのは難しくって」
「後遺症……。だから魔物狩りを生業にするわけにはいかなかったんだね……」
「ええ。ですが仕合わせの暴君が、私たちみたいに戦えない人にこそ職業の加護は必要だって、非戦闘員の護衛浸透の仕組みを考えてくれたみたいなんです」
あー。そう言えばトライラムフォロワーの子たちが、お年寄りや病人を対象に積極的に護衛任務を受けているって聞いた覚えがあるなぁ。
あれってダンの発案で、戦えない人の職業浸透を進めるために始めたことだったのかぁ……。
「それでもなかなか依頼を受けてくれる人が来なくて困ってましたけど、まさか同じくダンさん達に助けてもらった人が私たちを助けてくれるなんて……。本当に不思議な気分ですよっ」
「あははっ! 嫌な共通点ではあるけど、私たちに縁があるのは間違いなさそうだねっ。そんなみんなの職業浸透、私たちが責任を持って終わらせてあげちゃうよーっ」
今まで素っ気無かった女性達がとても親しげになってくれたの嬉しかったようで、楽天家のシーラが私に任せてと自分の胸をドンと叩いて見せている。
そんなシーラに、笑顔でよろしくお願いしますと応える皆さん。
『弄ばれた女の人生は悲惨。だけどみんなも諦めなければ絶対に幸せになりますよ』
かつてスポットの中で再会した、笑顔のティムルの言葉を思い出す。
私たちは彼女の言葉がきっかけで魔物狩りを目指したけれど、彼女たちは戦えない人ですら決して見捨てようとは思わないんだなぁ。
「ねぇ皆さん。これも何かの縁だし、今夜はどこかで夕食でも一緒にどうっ? マグエルでもアルフェッカでも、どちらでも構わないからさっ」
「いいですねっ。ではマグエルの美味しいお店を紹介してくれますか?」
「もっちろん! 皆さんのおかげで懐も暖かいからねっ。今夜は私にご馳走させてよっ」
野盗に弄ばれた私たちが、同じ境遇の人たちの助けになる事ができるのが嬉しい。
ダンとニーナとティムルのように、私たちも苦しんでいる人に手を差し伸べられるようになったことが誇らしい。
私たちは無力で傷物で弱者には違いないかもしれないけれど、絶対に不幸のままでなんて居てやらないんだっ!
辛い想いをした人たちと手を取り合って、みんな一緒に毎日笑って暮らしてみせるんだからねっ。
「無茶なお願いだとは思うけど、何とか頼めないかねぇ? この通りさっ」
「ちょちょちょっ!? あ、頭を上げてくださいよモリーさんっ!」
テーブルに突っ伏すように頭を下げるモリーさんに、慌てて頭を上げるようにお願いする。
いつものようにスポットでの魔物狩りを終えて酒場で打ち上げをしていた私たち欠けた宝玉は、偶然居合わせたモリーさんと今日も同席して一緒に食事を楽しんでいた。
始めは楽しくお酒を楽しんでいたんだけど、お酒が進むほどにモリーさんの様子が少しずつおかしくなっていって、突然私達のパーティに参加したいと言い出したからビックリしてしまった。
「モリーさん。まずは事情を話してくれないかしら? 正直な話、私たちは魔物狩りとして大成する事は望んでないからね。モリーさんの希望には沿えないと思うの」
モリーさんの頭を上げさせながらも、年長者らしく落ち着いた口調で、まずは話を聞かせてくれと語りかけるアイビー。
それでもモリーさんは頑なに頭を下げたままで、正直どうしていいものやら……。
アイビーの言う通り、私たち欠けた宝玉は魔物狩りとして上を目指しているわけじゃない。
4人とその家族が不足無く暮らしていければそれで充分で、必要以上のリスクを背負う気なんて無いのに。
戦士ギルドの受付嬢であるモリーさんは、それなりに戦闘経験のある優秀な魔物狩りだったと聞いている。
そんなモリーさんが私達のパーティに合流したところで、上手くやっていけるとはとても思えなかった。
「まったく、モリーはいつも勢いだけで行動するんだから……。事情を話してあげないと4人だって判断のしようがないでしょ?」
「え?」
途方に暮れる私たちの背後から、呆れたように呟く声が聞こえる。
驚いて振り返ると、そこには冒険者ギルドに務めている受付嬢のストーナさんが両手を腰に当てて溜め息を吐いていた。
「みんな、びっくりさせてごめんねー? でも時間に余裕があるならちょっとだけ私たちの話に付き合って欲しいんだけど、どうかなー?」
「え、えっと……。時間は大丈夫ですけど、私、たち……って?」
「欠けた宝玉への参加は、元々モリーと私の2人で話してたことなの。モリーが任せろって言うから任せたのに、コイツ昔っから、テンパると勢いで誤魔化そうとするのよねー」
ストーナさんは呆れた様子を見せながらも自分の分の椅子を運んできて、更には全員分の飲み物を新たに注文してくれた。
やる気が無さそうな態度なのにいつもそつなく仕事をこなす、ストーナさんらしい振る舞いだ。
新たにストーナさんを加えて、6人で改めて席に着く。
ストーナさんの登場で、モリーさんもバツが悪そうにしながらもようやく顔を上げてくれた。
「ストーナさんとモリーさんって随分親しげなんですね? うちに加入したいのも2人一緒だなんて、お2人はいったいどういうご関係なんですかーっ」
ちゃっかりモリーさんの隣の席を確保したシンディが、あからさまな探りを入れてくる。
しかし問われたストーナさんは、まーねーと、どこまでも軽い雰囲気を崩さない。
「私とモリーはお互いにギルド員になるまでは一緒のパーティだったから、まぁそれなりにねー? もう大分前の話になっちゃうけどさー」
「へぇ~。お2人が一緒のパーティを……」
マグエルの出身者で固まってパーティを組んだそうだけど、ストーナさんが冒険者の職を得てギルドに就職したのをきっかけに解散してしまったようだ。
幸運な事に誰1人失うことなく引退できたメンバーは、ストーナさんやモリーさんと同じようにそれぞれの道を元気に歩んでいるんだって。
死亡率が高い魔物狩りの結末にしては、最高レベルのハッピーエンドと言っていいんじゃないかな?
「でもどうして今更魔物狩りに復帰しようとしてるんです? ギルドに就職したのをきっかけに、1度引退されてるんですよね?」
「そーそー。それにさっきアイビーが言ったけど、私らは魔物狩りとして上を目指す気は無いんだー。だからギルドに就職できたほど優秀な2人には、欠けた宝玉の活動は温すぎるんじゃないかなー?」
私の疑問にシーラも便乗して2人を問い詰める。
しかし問われたモリーさんは笑顔になって、それは大丈夫と手を振って見せた。
「それは構わないんだよ。こっちとしちゃあむしろありがたいくらいなのさ」
「と言うよりも、私たち2人のほうが欠けた宝玉の力になれるか、ちょっと自信が無くってさぁ」
「んー? どういうことですか?」
魔物狩りとして復帰したいのに、魔物狩りとして上を目指していない私たちのことがありがたいってどういう意味?
首を傾げる私に、全員分の飲み物を追加注文したストーナさんが説明を始めてくれる。
なんでもお2人は、最近の明るい雰囲気のマグエルでギルド職員として魔物狩りと交流しているうちに、自分達もこのままでいいのかという思いが燻り始めてきたそうだ。
けれど2人とも出来ればギルドを辞めたくはないそうで、精力的に活動する魔物狩りパーティに参加するのも憚られて困り果てていたみたい。
「虫のいい話になっちゃうんだけど、ギルドがお休みの時にご一緒させてもらえればって思ってるの。そういう意味で、立身出世にあまり興味の無さそうな貴女達ならって思って声をかけさせてもらったんだ」
「私たちはギルドの仕事も性に合っててね。本業はあくまでギルド職員のつもりなんだよ」
魔物狩りパーティに参加させて欲しいという話なのに、魔物狩りは副業だときっぱり言い切る2人。
なるほど。これはなかなか他のパーティには参加出来ないはずだ。
ステータスプレートを介して編成できるパーティ人数は最大で6人。
その貴重な2人分のメンバー枠を臨時メンバーで埋めるなんて、普通のパーティなら考えられないものね。
「わっ、私もモリーさんと一緒に戦いたいですっ! 私は2人の加入に賛成ですっ!」
「ちょっ、シンディ!? 落ち着きなさいったら! ごめん2人とも、少し相談させてもらっていいかしら?」
「勿論だよ。その結果断ってくれても気にしないから、遠慮無く自分達を最優先した判断をしておくれ」
「私たち2人のほうが無茶を言っている立場だからね。納得いくまで相談していいよ~」
アイビーがお伺いを立てると、モリーさんもストーナさんもどうぞどうぞと食事を摘み始めた。
同じテーブル内で相談するのも気が引けるけど、私たちも適当に料理を摘みながら2人の加入について相談し合う。
……けれど実際に話し合ってみると、2人の加入に反対する意見は誰からも出なかった。
「新たなメンバーを募るつもりは無かったわけだし、私たちの活動スタイルも受け入れてもらえてるわけだよね? これってむしろ私たちにとってもありがたい話なんじゃない?」
モリーさんにベタ惚れのシンディは勿論のこと、年長のアイビーも楽天家のシーラも、私自身も2人のパーティ参加には肯定的だった。
ギルドに就職している時点で2人の能力はある程度保証されている。
そして私たちも魔物狩りとして上を目指す気が無くて、新たなメンバーを募集する気が無かった。
それぞれの都合で上を目指さず、あくまで副業として参加する2人の加入は、私たち欠けた宝玉にピッタリハマったような気がした。
「それじゃ新メンバー加入を祝して、かんぱーいっ!」
遠征の打ち上げはそのままモリーさんとストーナさんの歓迎会に変わって、はしゃぐシンディが乾杯の音頭を取って改めて食事を再開した。
モリーさんが欠けた宝玉への参加を切り出した時はどうなるかと思ったけど、当のモリーさんも今は上機嫌でお酒を呷っている。
「いやぁありがたいよっ! アンタたちに断られたら、正直他にアテが無くってさぁ。もう少しで私もストーナもソロでスポットに潜る羽目になるとこだったねぇっ」
「別々のギルドに所属してると休みも合わせ辛いから。みんなに受け入れてもらって、モリー共々ほんと感謝してる。これからよろしくねー」
「あまり気にしないでくださいよ。これからは同じパーティメンバーになるんですし」
「あははっ! そうかもねっ! でもそれならエイダとシンディはいい加減敬語をやめるべきなんじゃないかい?」
既に気心の知れている新メンバーとの楽しく賑やかな歓迎会。
けれど最年少の私とシンディは、なかなか敬語が抜けないことを散々弄られてしまうのだった。
「さて。加入したばかりでなんだけど、実は1つ仕事の話があるんだ~」
「へ? 私たちにです……私たちに仕事があるの?」
宴も酣、そろそろ解散しようと思い始めた時、ストーナさんから仕事の話が舞い込んだ。
モリーさんも特に反応しないところを見ると、どうやらこの話をするのも予定に入っていたみたい。
「場所は国の南端に位置するステイルークの更に南、新しく建設されているアルフェッカって街だね。依頼の内容は護衛。非戦闘員を護衛して、その人たちの職業浸透をお手伝いするのが仕事だよー」
「護衛って……。ストーナさんたちは経験があるかもしれないけど、私たち4人はやったことないよ? 難しいんじゃないかなぁ……」
「それがねー。この依頼って女性限定なんだよね。しかもある程度時間がかかりそうな依頼だから、なかなか引き受けてくれる人が居なくってさぁ。マグエルにまで依頼の応募が届いちゃうくらいなんだー」
「女性限定……」
依頼主が出した条件に、私の頭の中で苦い記憶がフラッシュバックする。
男性に近づかれたくない理由なんてそう多くはない。
依頼人が女性なのかどうかもまだ分からないのに、私たち4人はもしかしたら自分たちと同じ境遇の女性が困っているのではないかと察してしまった。
「……えと、まずは話を聞かせてもらえる? じゃないと何も決められないから」
依頼に興味が湧いてしまった私は、ストーナさんとモリーさんに詳しい依頼内容を確認する。
すると、思ったよりも良い条件の仕事であることが分かった。
職業浸透を進める場所には指定がなく、侵食の森でもスポットでも別の場所でも自由。
そして新メンバーのストーナさんが毎日送迎してくれるから、依頼中のポータル代もかからない。
基本の報酬は1日1500リーフ。
それにドロップアイテムや発光した魔玉は全て私たちに譲ってもらえることになっている。
加えて、依頼人の職業浸透が終わる度に発光魔玉が1つ成功報酬として支払われるという事だった。
依頼人は魔物と戦うつもりはないらしく、自分たちの分の魔玉を報酬に追加してくれるんだって。
「毎日普通に魔物狩りをしながら、そこに追加報酬を得るような依頼内容だね……。勿論依頼人の護衛は完璧にこなさなきゃいけないだろうけど、かなり美味しい依頼じゃない?」
「えっと、アライアンスプレートは依頼人が用意してくれるんだ。……ていうか依頼人、シュパイン商会じゃん! なら信用してもいいんじゃないかなっ」
年長のアイビーとシーラも問題無しと判断してくれた。
一刻も早くモリーさんと仕事がしたくてウズウズしているシンディも当然のように賛成する。
母さんと弟と一緒に暮らすために新しく家を借りたせいで、少しでも生活費を稼ぎたい私にも凄くありがたい話だ。
「やった! 滞ってた依頼の斡旋に成功するとギルド内の評価が上がるんだよね~っ」
宜しくお願いしますと依頼の受諾を申し出ると、仕事を持ち込んだストーナさんが飛び上がって喜んでくれた。
「ストーナさんって仕事が出来るって評判なのに、まだ評価を上げたいの?」
「評価と貯金はいくらあっても困らないからね~っ。それじゃ話は通しておくから、明日早速アルフェッカに行ってみましょ」
「私とストーナは毎日は参加出来ないけど、みんなの実力ならまず問題ない依頼のはずさ。明日は私も付き添えるから、護衛依頼の注意点とかは教えられると思うよ」
新メンバーの加入から、とんとん拍子で仕事が決まっちゃったなぁ。
でもストーナさんの紹介で、シュパイン商会からの依頼なら何の心配要らないよね。
仕事の話が決まってところで歓迎会は終了し、次の日早速6人でアルフェッカに向かった。
「ず、随分賑ってる場所だねー? まだ建設され始めたばっかりだったんじゃ?」
ポータルでアルフェッカに転移した途端に、転移先の賑わいに圧倒されてしまう。
マグエルだって凄く賑ってると思ってたのに、マグエルに負けないくらいの活気を感じる街だなぁ……。
「えーっと、確か去年ロード種に壊滅させられちゃって、今年の2月だったか3月くらいに再開発が始まったみたいね」
「え、ええ……? これで出来たばっかりなのぉ……?」
ストーナさんの話が正しいのなら、開発が始まってからまだ半年も経ってないってことじゃない。
なのにこの賑わいは、何処となくマグエルを感じさせる。
「転職魔法陣も豊富。今まであまり見かけなかった魔人族が拠点としてて、シュパイン商会がたまーにウェポンスキルが付与された武器を販売したりして、かなりの人が集まってるんだ。シュパイン商会の本気を感じるよねー」
「へぇ~。シュパイン商会って装備品を扱うようになったんだね? 私たちが雇われてた時は、確か装備品は取り扱ってなかったと思ったけど」
ストーナさんにアルフェッカの説明を聴きながら案内された先はシュパイン商会の店舗で、そこで待っていた6名の女性とアライアンスを組んで、スポットで魔物狩りを行う事になった。
なんでも侵食の森は視界が確保出来ないアウターだそうで、初心者の私たちが潜るのは危険だと判断されたようだ。
スポットでしか活動したことのない私たちにとっては、慣れたアウターで依頼がこなせてラッキーだねっ。
「パーティ名は『住人16』かぁ。本当に魔物狩りをする気が感じられないパーティ名だねぇ……」
「足手纏いになりますが、どうぞよろしくお願いしますね……」
「おおっと済まなかった。護衛はしっかりやらせてもらうよ。安心しておくれ」
失言を謝罪するモリーさんに対して、特に興味を抱いた風でもない護衛対象の女性達。
この無気力さには覚えがある。
きっと彼女たちも、私たちと同じように誰かの食い物にされたんじゃないかなぁ……。
護衛対象の女性達はなかなか歩み寄ってきてはくれなかったけれど、それでもこちらの指示には素直に従ってくれて、依頼のほうは順調だった。
女性達は旅人と商人を浸透させ、行商人に転職するのが目的だそうだ。
「私たちを助けてくださった方が言ってたんです。旅人と商人、そして行商人を浸透させたら生きていくには困らないって」
「助けてくださったって……」
「あら? ご存じなかったんですか? てっきり依頼の際に説明されているのかと」
いやいや、そんなの説明するわけないでしょっ!?
と思ったけれど、そう言えば私たちもフォーベアに着いた時には、私たちが野盗の被害者だって事が広まっていたような……。
シンディに至っては、斡旋所で散々揶揄されたようなことを言っていたし……。
疑問に思ってストーナさんとモリーさんに聞いてみると、犯罪の被害者のプライバシーは保護されているはずだけど、人の口に戸は立てられないらしく、毎度どこからともなく被害者の情報が広まってしまうそうだ。
「私たちは野盗の慰み者にされてしまったんです。それで地元で生活するのが難しくなってしまって……。困り果てていたところにアルフェッカへの移住を勧められたんですよ」
「分かる、分かるよーっ! 私たちはなーんにも悪くないのにさーっ! 周りが見下してくるんだよねーっ! 腹立つんだよーっ!」
「え……えぇっ……? ま、まさかみなさんも……!?」
シンディの言葉をきっかけに、私たちがお互い野盗の被害に遭っていた事が分かった。
それどころか、私たちを助けてくれたのはどっちもダンのパーティだったことも、この村の開発を主導しているのもダンだって事が分かってしまった。
え、ええ~……? どういうこと~……?
ダンって1年くらい前までは、装備品すらまともに揃ってなかったはずなんだけどな……?
「私たちって長く捕まってたから、少なからず後遺症もあるんですよ。日常生活には支障が出ない程度のものなんですけど、普通に働くのは難しくって」
「後遺症……。だから魔物狩りを生業にするわけにはいかなかったんだね……」
「ええ。ですが仕合わせの暴君が、私たちみたいに戦えない人にこそ職業の加護は必要だって、非戦闘員の護衛浸透の仕組みを考えてくれたみたいなんです」
あー。そう言えばトライラムフォロワーの子たちが、お年寄りや病人を対象に積極的に護衛任務を受けているって聞いた覚えがあるなぁ。
あれってダンの発案で、戦えない人の職業浸透を進めるために始めたことだったのかぁ……。
「それでもなかなか依頼を受けてくれる人が来なくて困ってましたけど、まさか同じくダンさん達に助けてもらった人が私たちを助けてくれるなんて……。本当に不思議な気分ですよっ」
「あははっ! 嫌な共通点ではあるけど、私たちに縁があるのは間違いなさそうだねっ。そんなみんなの職業浸透、私たちが責任を持って終わらせてあげちゃうよーっ」
今まで素っ気無かった女性達がとても親しげになってくれたの嬉しかったようで、楽天家のシーラが私に任せてと自分の胸をドンと叩いて見せている。
そんなシーラに、笑顔でよろしくお願いしますと応える皆さん。
『弄ばれた女の人生は悲惨。だけどみんなも諦めなければ絶対に幸せになりますよ』
かつてスポットの中で再会した、笑顔のティムルの言葉を思い出す。
私たちは彼女の言葉がきっかけで魔物狩りを目指したけれど、彼女たちは戦えない人ですら決して見捨てようとは思わないんだなぁ。
「ねぇ皆さん。これも何かの縁だし、今夜はどこかで夕食でも一緒にどうっ? マグエルでもアルフェッカでも、どちらでも構わないからさっ」
「いいですねっ。ではマグエルの美味しいお店を紹介してくれますか?」
「もっちろん! 皆さんのおかげで懐も暖かいからねっ。今夜は私にご馳走させてよっ」
野盗に弄ばれた私たちが、同じ境遇の人たちの助けになる事ができるのが嬉しい。
ダンとニーナとティムルのように、私たちも苦しんでいる人に手を差し伸べられるようになったことが誇らしい。
私たちは無力で傷物で弱者には違いないかもしれないけれど、絶対に不幸のままでなんて居てやらないんだっ!
辛い想いをした人たちと手を取り合って、みんな一緒に毎日笑って暮らしてみせるんだからねっ。
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