異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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8章 新たな王と新たな時代1 色狂いの聖女

566 趣旨 (改)

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「……ダン。アウラの番が終わったら、次はシャロの番で構わないわよ」


 かつて望まぬ相手に弄ばれ続けたティムルが何かを察して、シャロを早く抱いてあげてと順番を譲った。


 どうやら思った以上にドでかい闇を抱えていそうなシャロ。

 そんなシャロを一刻も早く愛してあげる為、まずは底無しのアウラを全力で満たすっ!


「らっ乱暴にしてごめんねアウラぁ……! でもっ、ちょっと急がなくっちゃいけなくなってさぁっ……!」

「だ、出しながらぐりぐりだめぇ……!」


 全力でアウラに愛を吐き出しているつもりだけど、もっと勢いを増すために、アウラの奥をぐりぐり圧迫しながらも腰を上下に動かしたりぐりんぐりんと弧を描いたりして、更なる刺激を求めて注ぎ込む。


 これから探索に向かうアウラを失神させるわけにはいかないので、手や口による愛撫は自重する。

 しかし逆に失神寸前の強い刺激を受け続ける事になったアウラは息をつく暇もなく、まるで俺の侵入を拒むように凄まじい締め付けを発揮してくれた。


「うあああああっ……! しししっ、死んっ、じゃううううっ……!」


 片っ端から俺の魔力を吸収してしまうアウラをいち早く満たすために、俺自身の快楽を追及して一方的にアウラを貪る。

 全力を更に超えた全力で注ぎ込んでもなかなかアウラを満たすことは出来ず、アウラのお腹をぽっこりさせるために全力で数分間も注ぎ込む事になってしまった。


「あー……。これヤッバいわぁ……」


 アウラとの一戦のあまりの気持ちよさに、だらしなく開いた口から涎が垂れていくのが分かる。


 みんなに強制的に搾り取られるのと違って、自分勝手な全身全霊の排出を数分間も続けてしまえるなんてぇ……。

 かつてリボルバーで体験したのとも違う、限界を超えた気持ちを良さを感じてしまうよぉ……!


「あっ……あぅっ……はぁんっ……」


 あまりにも気持ちよすぎて離れるのが名残惜しくなり、元栓を締めたあともアウラの1番奥を執拗に抉り続けてしまう。


 ああ、アウラぁ……。お前気持ちよすぎるよぉ……。

 これからパパが徹底的にアウラの好きなところを抉って……。


「はいはいダンっ! それ以上やったらアウラが失神しちゃうでしょっ! んもぅ、離れて離れてっ!」


 気持ちよすぎるアウラの身体に溺れて我を忘れた俺を、パンパンと手を叩きながら制止するリーチェ。

 その合図でヴァルゴとティムルが俺を両側から抱きかかえてアウラから距離を取らせ、解放されたアウラは直ぐにニーナとフラッタによって救助されたようだ。


「まったく仕方無い父親なのじゃ。これから探索に向かう娘を失神させてどうするのじゃ」

「アウラはこのまま休んでてね。ママたちがキレイキレイしてあげるのーっ」

「マ、ママぁ……あっ……はぅん……」


 辛うじて意識は残しているけど完全にグロッキー状態のアウラを、ニーナとフラッタがテキパキとした手際で磨き上げて身支度を整えていく。

 だけど今のアウラ、そんな刺激ですらびくんびくんしちゃってるけど大丈夫?


「あ、そうだ」

「ダン? どうかしたのかしらぁ?」


 アウラが身支度を整えたら、アウラたちは探索に出発してしまう。

 そう思ったら、今のうちにお祭りのことをみんなに伝えたほうがいいんじゃないかと思い至った。


 これからシャロとのえっちに溺れてまた我を忘れてしまったとしても、俺を制止しながらも反応を返してくれたティムルお姉さんに伝えておけば間違いないだろ。


「実は休暇中に新王即位を祝って、各地で宴会みたいなことをすることに決めたんだ。俺達の金で」

「まーた貴方は、そういう事を勝手に決めてくるんだからぁ……」


 息を吐きながら右手を額に当て、呆れと疲れを見せるティムル。


 ごめんよお姉さん。別に秘密にしていたわけじゃないんだ。

 ただ俺自身も思い付いたばっかりってだけなんだよー。


「詳しくはあとでたっぷり聞くとして……。私たちで準備しておくことはあるかしら?」

「んーごめん。ゴブトゴさんには許可を貰ってきたけど、本当に思いついたばかりでほぼノープランなんだ。だから詳しい話はみんなと相談しながら決めさせて欲しいな」

「あはーっ。思いつきで国中を巻き込んじゃうなんてダンらしいわねーっ」


 背後から嬉しそうに笑いながら、ほっぺにちゅっとキスをしてくれるティムル。

 お姉さんは嬉しそうなんだけど、これって絶対褒められてないですよねー?


「えーっと、とりあえずキャリア様には教えていいのかしら?」

「構わないよ。と言うか王国中で新王の即位を祝うつもりだから、出来れば沢山の人に知ってもらって参加してもらえたらって思ってるんだ」

「新王様の即位に合わせて国中でお祝いをしたい。お金は私たちが出すけど具体的な話はこれからね。了解よーっ」


 顎をクイッと持ち上げられ、背後から覆い被さるようにキスしてくるティムル。


 うん。これって男女の位置が逆だと思うんだよ?

 でも思い返してみると、ティムルにはよく上からキスされてた気がするなぁ。


「ダンさんってマギーとは仲が悪かったんじゃなかったでしたっけ? いつの間に国中を巻き込んでお祝いするような仲になったんです?」


 俺とティムルのキスを間近で見学しているシャロは、キスではなくてお祝いの話に興味を持ったようだ。

 けどシャロが気になっているのは、俺がお祝いを開催する動機のようだね。


「いや、仲が悪いって言うより俺が一方的に嫌われてるんだよ。マーガレット殿下……、じゃなくて陛下から、リーチェを取っちゃったからさー」

「え? それじゃなんでお祝いなんてするんです? しかも自分のお金を使ってとか仰ってましたよね?」


 こてんっ、と首を傾げて不思議そうに問いかけてくるシャロ。

 そんなシャロがあんまりにも可愛かったので、おいでおいでして呼び寄せたシャロを正面から抱き締める。


 ティムルは俺の頬にキスをして、ゆっくりとベッドから降りていった。


「ああもう、シャロは可愛いなぁ」

「えっと? あ、ありがとうございます? ダンさんもとっても素敵ですよ?」


 戸惑いながらも体の力を抜いてリラックスしてくれるシャロ。

 全身から力を抜くように深く息を吐きながら、ゆっくりと俺を抱き締め返してきてくれる。


 ヤバイなぁ。シャロが色に狂うよりも、俺がシャロに狂っちゃいそうなくらい可愛いよ。


「ごめんシャロ。実は即位のお祝いはただの大義名分に過ぎなくってさ。本当の理由は別なんだ」


 ティムルを始め、身支度を整えたアウラやムーリも俺の話に聞き耳を立ててくれている。

 俺がシャロを可愛がり始めるまではトークのターンだとちゃんと伝わってるみたいなので、みんなにも伝えるつもりでお祭りの本当の趣旨を説明する。


「職業浸透の知識も広めた。魔玉発光促進のことも伝えた。グルトヴェーダは切り開かれ、ドワーフたちの未来も拓かれた。魔人族も王国に合流し、エルフェリアも開国する。これからの世界は色々なものが一気に変化すると思うんだ」

「……改めて並べると、ダンさんのやってきたことって凄まじいですねぇ」

「しかもこれ、表に出てる分だけですよ? 裏ではもっと色々やってますから手に負えませんよね……」


 ラトリアとエマがなにかコソコソ言ってるなぁ?

 でも俺の五感補正だと、そんなコソコソ話も普通に拾えちゃうんだよ? これをネタにお仕置きしなきゃっ。


「きっと国民たちは急激な変化に戸惑い、そしてついていけないじゃないかって思ってさ。なにか変化を感じる前向きなイベントが必要だなって思ってたんだ。そんな時、国民に望まれた新しい王が即位するって聞いて、コレだっ! って思ったんだよ」


 多くの王国民を救済してきた、スペルド王国最強の魔物狩りパーティ『断魔の煌き』。

 そのメンバーであるスペルド王国第2王女マーガレット殿下と、救世主セイヴァーの二つ名を持つ英雄ガルシアが、国民に祝福されながら新たな王に即位する。


 きっと多くの王国民は、新たな王の誕生にこの国がより良い方向に変わってくれると強く意識してくれるだろう。

 急激な変化にも前向きな気持ちで向き合い、新たな時代の到来を感じてくれるんじゃないだろうか。


 普通では受け入れられないほどの大きな変化を、新王が齎してくれた大いなる幸福として受け入れてくれるんじゃないかと思うんだ。


「王国の民が、ダンさんの齎す変化を前向きに受け入れられるように……。ただ、それだけの理由で……? しかもその誉れを全て、マギーとガルシア様に人知れず譲ると仰るんですか……?」

「それだけって言うけど、変化を受け入れるのって大変だと思うんだよ。個人単位ですらそうなんだから、国の急激な変化に振り落とされちゃう人も少なくないと思うんだ。何もしなければね」


 良くも悪くも、人間ってのは変化を好みつつも現状維持を望む生き物だと思ってる。

 良い変化であろうと悪い変化であろうと変化を望む人がいる一方で、必ず変化についていけずに脱落してしまう人が出てしまうだろう。


 けれど、これからはなんだか色々なものが変わってくれそうだなぁって漠然とでもみんなが思ってくれれば、変化を受け入れられる人が増えてくれると思うんだよね。

 少なくとも、何の前触れもなくいきなり急激な変化を迎えるよりは心の準備が出来るはずだ。


「別に変化についてこれない人を俺がどうする責任なんて無いと思うけど、色々なものを変えちゃった手前、ある程度はフォローしたいんだよ。流石に個別にお世話したりは出来ないから」

「……あれ嘘ですよ。目に入った人、みんなをお世話しちゃうに決まってますよ」

「嘘でもないんじゃない? きっとダンさんはお世話してる自覚が無いと思うの。みーんな幸せにしておきながら、本当に自分は何もしてないんだよーって思ってるだけなんじゃないかなー?」


 くっ……! ムーリはお仕置きリストに追加できそうだけど、ターニアの扱いが難しいな……!

 まぁ別にお仕置きリストに載ってても載ってなくても、やることは一切変わらないですけどねっ。


「勿論、新王の即位を祝ってって体で進めるつもりだよ。国民のみんなにおめでたい空気を共感してもらわないといけないからね。けれど俺の本当の狙いはこうなんだよって話」


 言いながらティムルのほうを見ると、ティムルが了解と言わんばかりにウィンクを返してくれて、隣のリーチェも親指と人差し指で丸を作って了解の意志を示してくれている。

 いや、口で言ってくれてもいいんだよ? ここに同席してるのは俺もシャロも分かってるんだし。


 でもお姉さん組のジェスチャーが可愛すぎるので、いつも通り指摘はしません。


「シャロにも協力してもらいたいんだ。シャロは素直にマーガレット陛下の即位をお祝いするつもりでいいからさ。スレッドドレッドの衣装なんかも広めていきたいし」

「それは勿論協力させていただきますけど……。でも、ええ……?」

「そうだみんな。服屋さんに既に色んなデザインの服を注文してあるんだよ。だからお披露目には協力してくれるかな?」


 了解ーっとばかりに頭の上に両腕で丸を描いてみせるヴァルゴとアウラ。

 く……! この2人もお仕置きだなっ。いくらなんでも可愛すぎて反則だからっ!


「一応今出来る話はコレで全部だよ。奈落探索組はおいで。いってらっしゃいのちゅーをしようねー」


 シャロを抱き締めたまま、ムーリから順番にねっとりゆったりいってらっしゃいのキスを交わす。

 出発前なので刺激少なめ、じゃれあうように舌を絡め合ってお互いの温もりを確認しあうのが目的だ。


 お尻をなでなで撫で回しながら5人とたっぷりキスをして、探索組の5人を送り出した。

 今日はアウラの探索者を浸透させるのが目標だけど……。最深部に到着出来ないと厳しいだろうなぁ。


「随分待たせちゃってごめんねシャロ。こっちにおいで」


 アウラたちを見送った俺はベッドに胡坐をかいて、その上にシャロを跨らせて正面から抱き締める。

 シャロが心地良さそうに息を吐くまで暫く抱きしめて、彼女がリラックスしたら彼女の腰を支えてあげて、見詰め合うために少しだけ距離を取る。


「それじゃシャロ。これからお前のこと、思いっきり可愛がらせてもらっちゃうよ?」

「あ……はい。えっと、よろしくおねがい、します?」


 至近距離で見詰め合ったシャロは、なんだか赤面しながら落ち着かない様子で戸惑っているようだ。

 あれだけグイグイ来てたのに、この段階で何故に恥ずかしがるのよ?


「どうしたのシャロ? このままおしゃべりを続けたい気分になっちゃった? それならそれで構わないよ。ぎゅーっとしながらお話するのも楽しそうだし」

「あ、いえ。ダンさんに抱いてもらえるのは楽しみなんですけど……。なんだかさっきまでのダンさんのお話を考えたら、思考が纏まらなくなってしまって……」

「そっか。ならシャロが落ち着くまでこのまま待とっか。混乱したまま愛し合うのは勿体無いからね」

「あ……」


 あれ? 待とうと提案したら、滅茶苦茶寂しそうな表情を浮かべちゃったな?

 って言うかシャロ。その表情は色気がありすぎるから俺以外に見せちゃダメなんだよ?


「シャロが落ち着いてからの方がいいかなって思ったんだけど……。シャロは今すぐ押し倒して欲しいの?」

「あ、え……と」

「なぁにシャロ。なにかあるなら言ってくれていいよ。可愛いシャロの言う事なら出来るだけ応えてあげたいし」


 えっちしたいのかしたくないのか分かりにくいシャロの態度に、よしよしなでなでしながら優しく問いかける。

 するとシャロは若干申し訳無さそうにしながらも、期待に潤んだ瞳で俺を見詰めながらおねだりしてくる。


「あ、の……じゃ、じゃあ私が落ち着くまで、朝みたいなキスをさせていただいて……いいです、か……?」

「ふふ。随分可愛いおねだりだね? 勿論いいよ。さぁおいで。落ち着くまで好きなだけ続けていいからね」

「あ、ありがとうございますっ。ではお言葉に甘えさせてくださいっ」


 若干声を弾ませて、シャロからちゅーっとキスをしてくる。

 けれど朝のような、とおねだりしてきた割に、朝よりもずっとねっとりと情欲を感じさせる舌使いだな?

 それでもあえて朝のようにとおねだりされたので、シャロの情欲には付き合わずにひたすら甘やかすつもりでシャロとのキスを楽しんだ。


 数分間シャロの好きなように舌を吸わせてあげると、すっかり色っぽく肌を上気させたシャロがようやくキスを中断し、潤んだ瞳で俺を見詰めてくる。


「あの……。こんなことお願いするのは憚られるのですが……。もし良ければでいいので、1つお願いを聞いていただけますか……?」

「俺に応えられることならなんでもするよ。言ってごらん?」

「あ、ありがとうございます……。え、えっとですね……」


 赤面しながら恥ずかしそうに俺から視線を外し、ゴニョゴニョと言葉にならない呟きを溢すシャロ。

 色狂いという評判に似つかわしくないほどめちゃくちゃ可愛い反応ばかり返してくれるけど、いったいなにをお願いしてくるつもりなんだろう?


 こんなに言いにくそうにしてるってことは、相当アブノーマルなプレイをお望みかっ?

 
「あの……。これからダンさんのこと……、ご主人様、って呼ばせていただいても?」

「…………」


 意外なシャロのおねだりに、俺の思考が一瞬停止してしまう。

 シャロのお願いは俺の妄想よりもずっと健全でありながら、けれどそれより遥かに闇が深そうな願いだった。


 きゃっ、言っちゃった! みたいな初々しいリアクションをするシャロは死ぬほど可愛いんだけどさぁ。

 可愛さしか感じないシャロからおねだりされる内容にしては、ちょっとだけヘビーすぎるんだよ?


 何よりも、シャロ自身が闇を抱えている自覚が無さそうなのが困りものだ。

 下手に藪をつついてシャロを傷つけるわけにはいかないし……。どうしようかなぁ?
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