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「ダンー。そろそろカレン様を迎えに行く時間なのー」
「もうそんな時間か。教えてくれてありがとニーナ」
とっくに意識の無くなったアウラの奥をメタドラバイブを使用しながら抉りつつ、ニーナにちゅっとキスをしながらドクドクと注ぎこみ続ける。
皆の数十倍、下手したら数百倍注ぎ込んでも大丈夫なアウラって俺と相性抜群すぎるんだよなぁ。
みんなの中を行ったり来たりしているときも最高に気持ちいいけど、やはり射精の快感には敵わない。
好色家先生と艶福家大先生のおかげで絶え間なく中に出し続けられる俺にとって、出した端から魔力に変換してくれるアウラの体って、ご都合主義ってレベルじゃないくらい相性が良すぎるんだよーっ。
俺と同じく艶福家を浸透させているシャロも、流石に肉体的、物理的な容量ばかりはどうしようもないからね。
「さて、それじゃ俺はこれからカレンを迎えに行ってくるけど、誰か一緒に来たい人はいる? 一応送り迎えだけで帰ってくるつもりだよ」
「カレン様とダンを2人きりにさせるとカレン様が持たない気がするなー……。でもあんまり大人数でついていくと夕飯が遅くなっちゃうし……」
送り迎えだけで帰ってくるつもりだと言っているのに、カレンの身が持たないと悩み出すニーナ。
我ながら信用されてるのかされてないのか良く分かりませんね?
俺は意識の無いアウラの中をゆっくりと掻き混ぜながら、彼女の黒くて甘いおっぱいをちゅぱちゅぱ吸ってニーナの結論を待っていると、1つ思い出した事があった。
決戦が近いと言ったのは俺だし、この機会に仕合わせの暴君以外の装備を更新してしまうべきだよな。
「ラトリアー。お前たちって奈落の最下層に行ってから結構時間が経ってるよね? 装備素材って集まった?」
「いやいやっ! 確かに多少はドロップしてますけど、装備が作れるほどの数はとてもありませんよ!? ダンさん達が一緒だといきなりドロップアイテムが増えましたけど、私たちだけだと素材集めは捗りませんって」
「そっかぁ。じゃあどうするかな……」
確か全状態異常耐性スキルはカレン以外の全員に行き渡ってるはずだけど、この機会にラトリアとエマの装備は更新しておきたい。
アウラの分は俺が提供してもいいよね。娘なんだし。はむはむ。娘のおっぱい美味しい。
「ティムルー。ラトリアとエマに体防具を作ってくれる? 素材は俺達のを使おう」
「まま、待ってくださいっ! 私達の装備の素材は自分で集めますって! 流石に作成はティムルさんに頼らざるを得ませんけど、せめて素材くらい自力で……」
「ごめんラトリア。ラトリアとエマにはイントルーダー戦でも頼ることになりそうだから、1番防御力の高い体防具だけは贈らせてくれないかな?」
「え……。えっ……!?」
必死に断ろうとしていたラトリアが、俺の言葉に飛び上がって驚いた。
その隣りのエマも大きなリアクションは見せなかったけれど、大きく目を見開いて驚いたように俺の方を見詰めてくる。
「わわっ、私たちを頼ってくださるって、えぇっ!? それって私たちもダンさん達のお力になれるって……!」
「今のラトリアとエマが一緒なら、普通にイントルーダーを撃破できる戦力はあると思う。俺とティムルと一緒なら搦め手にも対応できるし、なら一緒に戦ってもらいたいなって。でもそのためにはミスリル防具のままってわけにはいか……」
「おおお願いしますっ! そそ、そういうことでしたら是非もありませんっ! むしろありがたいくらいですっ!」
「私からもお願いします! 迫る決戦の時に皆さんのお力になれるのでしたら、つまらない拘りなんて必要ないですっ!」
ラトリアもエマも、イントルーダーと戦う為に自分の都合を曲げて俺の提案を受け入れてくれた。
本当は2人のペースに任せてあげたいところだったんだけど、ちょっと時間的な余裕が無さそうなんだよなぁ。
「愛する2人に俺からのプレゼントってことにしておいて。作るのはティムルだけどね」
「あはーっ。私の作る装備はダンのプレゼントでオッケーよっ。それじゃダンがカレン様を迎えに行っている間に用意しておくわねぇ」
「お願いね。スキルも惜しまず投入していいけど、何のスキルがいいかはフラッタに相談してみるといいと思う」
「そうじゃな。母上もエマも竜化を意識したスキル構成をすべきなのじゃ。ならば妾にも言える事があると思うのじゃー」
てててーっとラトリアに駆け寄るフラッタ。
これでティムルを合わせて竜人族3人もお留守番だな。
そんなお留守番組を眺めたターニアが、ん~っ、と頬に人差し指を当てながら訪ねてくる。
「ねぇねぇダンさん。私とムーリちゃんの装備更新をしないってことは、私達は戦力外ってことでいいのー?」
「あっけらかんと何言ってるのさターニアーーっ!? もうちょっと言い方ぁっ!」
「あははっ。気にしなくって平気ですよーっ。私もターニアさんもイントルーダーと戦おうなんて始めから思ってませんからっ」
ターニアに全力でツッコミを入れる俺を笑うムーリは何処までも上機嫌で、自分の扱いに不満を抱いている様子はない。
元々ムーリとターニアの2人は、イントルーダー戦は視野に入れてなかったからな。
ラトリア達とはスタンスが違うのだろう。
「でもちょっと意外なの。ダンさんならイントルーダー戦に拘らす私達の装備を更新したがるかなって思ったのにー」
「いや、2人の装備がミスリル未満だったらそうしたと思うけど、イントルーダー戦以外では過剰かなって」
「過剰って、装備品なんて品質が良いに越したことはないんじゃないのー? 特に防具なんかは更新させられると思ってたのー」
「ターニアの言うことも間違ってないんだけど、重銀と神鉄って一般には出回ってないんだよ? そんなものを着用してたら余計なトラブルを呼び込みそうでさぁ……」
呼び込みそうと言うか、実際にクラクラットではまぁまぁ面倒な事に巻き込まれちゃったからなー。
ターニアもムーリも断魔の煌めきクラスの魔物狩りにすら負けるとは思ってないけど、重銀や神鉄を狙った輩に教会を襲撃とかされても困る。
聖銀以降の装備品はまだ気軽に扱えないのよね~。
幸いターニアも疑問に思っただけのようで素直に引き下がってくれた。
「ターニアとムーリには申し訳ないけど、アウラの装備は全身分用意してくれる? この機会にタイニームーンも渡しちゃうから」
「あらぁ? 準備するのは構わないけどぉ……。まさかダン、アウラをイントルーダーと戦わせる気なのかしらぁ……?」
探るような視線を俺に向けてくるティムル。
いやティムルだけじゃない。
気付くと家族全員がどこか俺を責めるような表情を浮かべている。
アウラの才能は認めているけど、それでも危険なことはさせないでって言いたいんだろうなぁ。
「正直な気持ちを口にするなら、アウラとイントルーダーを戦わせる気はないよ。少なくとも俺が生きてる間はね」
「ということは、単にラトリア達のついでに装備を揃えるだけなのかしらぁ?」
「いや、勿論必要性を感じてるからお願いしてるんだ。アウラと邪神の因縁を考えると、決戦の相手が邪神だった場合、アウラにも何か役割が与えられる気がしてるんだよねー」
「こらーダン! 縁起でもないこと言わないのっ! 貴方の最悪の想定って大体当たっちゃうんだからーっ!」
俺を叱りながら、もう喋るなと言わんばかりに思い切り俺にキスしてくるニーナ。
とうとう叱られる時にもエロ行為が採用されてしまったのかー。
……でもニーナ。ニーナがキスを頑張れば頑張るほどに、アウラのお腹が膨らみ続けちゃうんだよ?
勿論俺が自主的に離れれば解決する話なんだけど、当然俺にその気は無いんだよ?
というかアウラ、今回マジでひと皮剥けたのか、魔力吸収速度が上がっている気がするなぁ。
「俺だって最悪の想定なんかしたくないけどさ。最悪が起きないように願うよりも、起こっても対応できるようにしておく方が建設的でしょ。何も起きなければそれで終わる話だしさ」
「ダンの想定が起きなかった方が少ないのっ! んもーアウラの父親として、責任を持ってアウラの事を守らなきゃダメだからねっ!」
「アウラのこともみんなのことも必ず守るに決まってるでしょ。でも今回みたいに俺が別行動する時は仕合わせの暴君の誰かが常に一緒に居てあげて」
「それこそ言われるまでもないのっ。最近のアウラは大体リーチェと一緒に居るから安心なのっ」
俺の口を解放したニーナが、俺の下で甘く喘ぐアウラの頭を優しく撫でる。
そんなニーナと俺に向かって、リーチェが任せてよと言わんばかりにウィンクしてくれる。可愛い。
「ぼくもフラグニークに同行するつもりだったけど、流石にこの流れでアウラの傍を離れる気にはなれないなー。ぼくも家で大人しく待ってるね」
「あーっと、折角だからアウラの装備品は皆で相談して用意してくれるかな? 全種族の種族特性を扱えるアウラの装備は、それぞれの種族の意見も取り入れた方がいいと思うから」
「あら。それでは私も同行できませんか。旦那様とご一緒出来ないのは残念ではありますが、アウラの装備を考えるのも楽しそうですね」
留守番を申し出たリ-チェにアウラの装備品の事をお願いすると、流れ的にヴァルゴにも留守を任せる事になってしまった。
でもヴァルゴもアウラの成長を楽しんでいるから、今回の留守番には少しワクワクした様子を見せている。
「んー……。でもダンを1人で行かせると碌なことにならないから、せめて1人か2人は同行させたいのー……」
「碌な事にならなくて大変な目に遭ってるのは俺なんですけど? それで俺が責められるのは理不尽では?」
「はいはいニーナさんっ! 私がご主人様に同行しますっ!」
右手をピンと掲げて、はいはいっとアピールするシャロ。
って、飛び跳ねる度にぽよんぽよん揺れるシャロっぱいをわざわざ見せ付けなくていいからっ。
シャロが同行するならそのおっぱいを玩具にしなきゃいけなくなるじゃないかっ。
「1人はシャロでいいとして、もう1人くらいは……。あ、母さんとムーリは装備の更新も無いし、ダンと一緒にお城に行くー?」
「あら? いいのニーナ? 私たちがダンさんに同行したら帰りがちょっと遅くなるかもしれないけど?」
「シャロとカレン様が一緒の時点で帰りが遅れるのは確定してるのー。シャロは平気だけどカレン様はまだ負担が大きいと思うから、ムーリと母さんで負担を軽くしてあげてー」
「あははっ、了解ですっ。えっちなダンさんからカレン陛下をお守り致しますねっ」
シャロに続いてターニアとムーリが同行する流れかー……。
城にはカレンの部屋もえっちしていい別室も普通にあるから、帰りが遅くなり過ぎないように気をつけないとなぁっ。
女帝カレンと王女のシャロ、天使の羽を持つターニアにエロシスタームーリの布陣かぁ。
何気に今まであまり無い組み合わせで楽しそうだっ。
最後にぎゅーっと抱きしめてからアウラを解放して、汗だくのアウラの体を丁寧に拭いてあげる。
散々エロいことをしたので悪戯は無しだ。ゆっくり休んでてねー。
アウラを休ませてからムーリとシャロを両側に配置し、正面からターニアに抱き付いてもらってフラグニークに転移した。
「申し訳ありませんダン様。少々会議が長引いておりまして、陛下はまだ仕事中です」
フラグニークの城に転移すると、入城する間もなく目の前にトッティさんが転移して来て俺達を出迎えてくれた。
諜報部隊の人は常に城の前を見張っているのかな?
クリアヴェールは使用していないので姿は現れたままだけど、厚手のローブに身を包んで性別すら分かりにくい格好をしている。
どうやら隊長のユーゴーさん以外が人前に姿を晒すときはこの格好がデフォルトのようだ。一種の制服みたいなものかな。
「陛下のお部屋でお待ちいただいても構いませんし、皆様なら会議室にいらしても構わないとのことです。どうなさいますか?」
「んー、カレンの部屋でカレンが不在の間に3人を可愛がるのも結構興奮しそうだけど……。今日はラトリアとエマも居ないし、愛する妻を傍で見守っていようかな?」
「ふふ、陛下は果報者ですね。それでは会議室までは私がご案内致します。どうぞこちらへ」
暗殺者のような出で立ちのトッティさんの案内で、カレンがいる会議室に足を運ぶ。
どう見ても不審者100パーセントのトッティさんにも城の人たちは慣れた様子で、特にリアクションを見せずに普通に接してくるのがシュールだ。
どうやらローブの人物が誰なのかは分からないけれど、諜報部隊の誰かである事は周知されているらしい。当たり前か。
これ、カレンを命を狙う暗殺者とかが混ざったら分からなくない? と微妙に不安を感じながら会議室に入室すると、カレンが意外そうに目を見開いて俺に声をかけてくる。
「おや? 昨日は妻が仕事中に他の女と楽しんでいた夫が顔を出したじゃないか。どういう風の吹き回しだ?」
「愛する妻の仕事に勤しむ姿も見ておきたくてね。会議が終わるまで隅っこで大人しくしてるよ」
「……本当に大人しくしていろよ? 間もなくまとまりかけた話を気軽に引っ掻き回したら許さんからな?」
ジトーっと俺を見ながら釘を刺してくるカレン。
マジで嫌そうな顔するなし。
俺だってつまらない会議なんかさっさと終わらせてカレンを可愛がりたいんだから邪魔しないってば。
隅っこで3人をよしよしなでなでしながら待ってますよー。
「もう捜索はしなくていい。人手の無駄だ。仮にこのまま持ち去られても今なら諦めもつくからな」
3人とくっついて適度にイチャイチャしながら会議に耳を傾ける。
どうやらカルナスの消息は依然不明のままで、完全に相手の出方待ちの方針を取るようだ。
神器への執着を失ったカレンの発言への反応は様々で、やはり神器を取り戻すべきという意見も根強いようだ。
「海洋研究所の受け入れ態勢は整ったのだな? では明日夫と共に早速顔を出そう。神器強奪犯から連絡が来る前に済ませておきたいからな」
チラリとこちらの様子を窺うカレンに、了承の意味を込めて頷きを返す。
どうやら明日の予定は埋まったみたいだ。
西のヴェルモート帝国の更に西に広がる、職業補正では超えられないヴェル・トーガの海。
遥か西に向かっていたというトライラム様の転移魔法陣。
この2つが無関係だとはとても思えないけど、海洋生物に対抗できるのは既に証明して見せたからな。
大抵の事態には対応してみせるさ。
カルナスとバルバロイがちょっかいをかけてくる前に海をある程度クリアリングして、家族のみんなと開放的な時間を過ごしたいんだよーっ!
俺達の夏はまだ始まったばかりだぜーっ!?
「もうそんな時間か。教えてくれてありがとニーナ」
とっくに意識の無くなったアウラの奥をメタドラバイブを使用しながら抉りつつ、ニーナにちゅっとキスをしながらドクドクと注ぎこみ続ける。
皆の数十倍、下手したら数百倍注ぎ込んでも大丈夫なアウラって俺と相性抜群すぎるんだよなぁ。
みんなの中を行ったり来たりしているときも最高に気持ちいいけど、やはり射精の快感には敵わない。
好色家先生と艶福家大先生のおかげで絶え間なく中に出し続けられる俺にとって、出した端から魔力に変換してくれるアウラの体って、ご都合主義ってレベルじゃないくらい相性が良すぎるんだよーっ。
俺と同じく艶福家を浸透させているシャロも、流石に肉体的、物理的な容量ばかりはどうしようもないからね。
「さて、それじゃ俺はこれからカレンを迎えに行ってくるけど、誰か一緒に来たい人はいる? 一応送り迎えだけで帰ってくるつもりだよ」
「カレン様とダンを2人きりにさせるとカレン様が持たない気がするなー……。でもあんまり大人数でついていくと夕飯が遅くなっちゃうし……」
送り迎えだけで帰ってくるつもりだと言っているのに、カレンの身が持たないと悩み出すニーナ。
我ながら信用されてるのかされてないのか良く分かりませんね?
俺は意識の無いアウラの中をゆっくりと掻き混ぜながら、彼女の黒くて甘いおっぱいをちゅぱちゅぱ吸ってニーナの結論を待っていると、1つ思い出した事があった。
決戦が近いと言ったのは俺だし、この機会に仕合わせの暴君以外の装備を更新してしまうべきだよな。
「ラトリアー。お前たちって奈落の最下層に行ってから結構時間が経ってるよね? 装備素材って集まった?」
「いやいやっ! 確かに多少はドロップしてますけど、装備が作れるほどの数はとてもありませんよ!? ダンさん達が一緒だといきなりドロップアイテムが増えましたけど、私たちだけだと素材集めは捗りませんって」
「そっかぁ。じゃあどうするかな……」
確か全状態異常耐性スキルはカレン以外の全員に行き渡ってるはずだけど、この機会にラトリアとエマの装備は更新しておきたい。
アウラの分は俺が提供してもいいよね。娘なんだし。はむはむ。娘のおっぱい美味しい。
「ティムルー。ラトリアとエマに体防具を作ってくれる? 素材は俺達のを使おう」
「まま、待ってくださいっ! 私達の装備の素材は自分で集めますって! 流石に作成はティムルさんに頼らざるを得ませんけど、せめて素材くらい自力で……」
「ごめんラトリア。ラトリアとエマにはイントルーダー戦でも頼ることになりそうだから、1番防御力の高い体防具だけは贈らせてくれないかな?」
「え……。えっ……!?」
必死に断ろうとしていたラトリアが、俺の言葉に飛び上がって驚いた。
その隣りのエマも大きなリアクションは見せなかったけれど、大きく目を見開いて驚いたように俺の方を見詰めてくる。
「わわっ、私たちを頼ってくださるって、えぇっ!? それって私たちもダンさん達のお力になれるって……!」
「今のラトリアとエマが一緒なら、普通にイントルーダーを撃破できる戦力はあると思う。俺とティムルと一緒なら搦め手にも対応できるし、なら一緒に戦ってもらいたいなって。でもそのためにはミスリル防具のままってわけにはいか……」
「おおお願いしますっ! そそ、そういうことでしたら是非もありませんっ! むしろありがたいくらいですっ!」
「私からもお願いします! 迫る決戦の時に皆さんのお力になれるのでしたら、つまらない拘りなんて必要ないですっ!」
ラトリアもエマも、イントルーダーと戦う為に自分の都合を曲げて俺の提案を受け入れてくれた。
本当は2人のペースに任せてあげたいところだったんだけど、ちょっと時間的な余裕が無さそうなんだよなぁ。
「愛する2人に俺からのプレゼントってことにしておいて。作るのはティムルだけどね」
「あはーっ。私の作る装備はダンのプレゼントでオッケーよっ。それじゃダンがカレン様を迎えに行っている間に用意しておくわねぇ」
「お願いね。スキルも惜しまず投入していいけど、何のスキルがいいかはフラッタに相談してみるといいと思う」
「そうじゃな。母上もエマも竜化を意識したスキル構成をすべきなのじゃ。ならば妾にも言える事があると思うのじゃー」
てててーっとラトリアに駆け寄るフラッタ。
これでティムルを合わせて竜人族3人もお留守番だな。
そんなお留守番組を眺めたターニアが、ん~っ、と頬に人差し指を当てながら訪ねてくる。
「ねぇねぇダンさん。私とムーリちゃんの装備更新をしないってことは、私達は戦力外ってことでいいのー?」
「あっけらかんと何言ってるのさターニアーーっ!? もうちょっと言い方ぁっ!」
「あははっ。気にしなくって平気ですよーっ。私もターニアさんもイントルーダーと戦おうなんて始めから思ってませんからっ」
ターニアに全力でツッコミを入れる俺を笑うムーリは何処までも上機嫌で、自分の扱いに不満を抱いている様子はない。
元々ムーリとターニアの2人は、イントルーダー戦は視野に入れてなかったからな。
ラトリア達とはスタンスが違うのだろう。
「でもちょっと意外なの。ダンさんならイントルーダー戦に拘らす私達の装備を更新したがるかなって思ったのにー」
「いや、2人の装備がミスリル未満だったらそうしたと思うけど、イントルーダー戦以外では過剰かなって」
「過剰って、装備品なんて品質が良いに越したことはないんじゃないのー? 特に防具なんかは更新させられると思ってたのー」
「ターニアの言うことも間違ってないんだけど、重銀と神鉄って一般には出回ってないんだよ? そんなものを着用してたら余計なトラブルを呼び込みそうでさぁ……」
呼び込みそうと言うか、実際にクラクラットではまぁまぁ面倒な事に巻き込まれちゃったからなー。
ターニアもムーリも断魔の煌めきクラスの魔物狩りにすら負けるとは思ってないけど、重銀や神鉄を狙った輩に教会を襲撃とかされても困る。
聖銀以降の装備品はまだ気軽に扱えないのよね~。
幸いターニアも疑問に思っただけのようで素直に引き下がってくれた。
「ターニアとムーリには申し訳ないけど、アウラの装備は全身分用意してくれる? この機会にタイニームーンも渡しちゃうから」
「あらぁ? 準備するのは構わないけどぉ……。まさかダン、アウラをイントルーダーと戦わせる気なのかしらぁ……?」
探るような視線を俺に向けてくるティムル。
いやティムルだけじゃない。
気付くと家族全員がどこか俺を責めるような表情を浮かべている。
アウラの才能は認めているけど、それでも危険なことはさせないでって言いたいんだろうなぁ。
「正直な気持ちを口にするなら、アウラとイントルーダーを戦わせる気はないよ。少なくとも俺が生きてる間はね」
「ということは、単にラトリア達のついでに装備を揃えるだけなのかしらぁ?」
「いや、勿論必要性を感じてるからお願いしてるんだ。アウラと邪神の因縁を考えると、決戦の相手が邪神だった場合、アウラにも何か役割が与えられる気がしてるんだよねー」
「こらーダン! 縁起でもないこと言わないのっ! 貴方の最悪の想定って大体当たっちゃうんだからーっ!」
俺を叱りながら、もう喋るなと言わんばかりに思い切り俺にキスしてくるニーナ。
とうとう叱られる時にもエロ行為が採用されてしまったのかー。
……でもニーナ。ニーナがキスを頑張れば頑張るほどに、アウラのお腹が膨らみ続けちゃうんだよ?
勿論俺が自主的に離れれば解決する話なんだけど、当然俺にその気は無いんだよ?
というかアウラ、今回マジでひと皮剥けたのか、魔力吸収速度が上がっている気がするなぁ。
「俺だって最悪の想定なんかしたくないけどさ。最悪が起きないように願うよりも、起こっても対応できるようにしておく方が建設的でしょ。何も起きなければそれで終わる話だしさ」
「ダンの想定が起きなかった方が少ないのっ! んもーアウラの父親として、責任を持ってアウラの事を守らなきゃダメだからねっ!」
「アウラのこともみんなのことも必ず守るに決まってるでしょ。でも今回みたいに俺が別行動する時は仕合わせの暴君の誰かが常に一緒に居てあげて」
「それこそ言われるまでもないのっ。最近のアウラは大体リーチェと一緒に居るから安心なのっ」
俺の口を解放したニーナが、俺の下で甘く喘ぐアウラの頭を優しく撫でる。
そんなニーナと俺に向かって、リーチェが任せてよと言わんばかりにウィンクしてくれる。可愛い。
「ぼくもフラグニークに同行するつもりだったけど、流石にこの流れでアウラの傍を離れる気にはなれないなー。ぼくも家で大人しく待ってるね」
「あーっと、折角だからアウラの装備品は皆で相談して用意してくれるかな? 全種族の種族特性を扱えるアウラの装備は、それぞれの種族の意見も取り入れた方がいいと思うから」
「あら。それでは私も同行できませんか。旦那様とご一緒出来ないのは残念ではありますが、アウラの装備を考えるのも楽しそうですね」
留守番を申し出たリ-チェにアウラの装備品の事をお願いすると、流れ的にヴァルゴにも留守を任せる事になってしまった。
でもヴァルゴもアウラの成長を楽しんでいるから、今回の留守番には少しワクワクした様子を見せている。
「んー……。でもダンを1人で行かせると碌なことにならないから、せめて1人か2人は同行させたいのー……」
「碌な事にならなくて大変な目に遭ってるのは俺なんですけど? それで俺が責められるのは理不尽では?」
「はいはいニーナさんっ! 私がご主人様に同行しますっ!」
右手をピンと掲げて、はいはいっとアピールするシャロ。
って、飛び跳ねる度にぽよんぽよん揺れるシャロっぱいをわざわざ見せ付けなくていいからっ。
シャロが同行するならそのおっぱいを玩具にしなきゃいけなくなるじゃないかっ。
「1人はシャロでいいとして、もう1人くらいは……。あ、母さんとムーリは装備の更新も無いし、ダンと一緒にお城に行くー?」
「あら? いいのニーナ? 私たちがダンさんに同行したら帰りがちょっと遅くなるかもしれないけど?」
「シャロとカレン様が一緒の時点で帰りが遅れるのは確定してるのー。シャロは平気だけどカレン様はまだ負担が大きいと思うから、ムーリと母さんで負担を軽くしてあげてー」
「あははっ、了解ですっ。えっちなダンさんからカレン陛下をお守り致しますねっ」
シャロに続いてターニアとムーリが同行する流れかー……。
城にはカレンの部屋もえっちしていい別室も普通にあるから、帰りが遅くなり過ぎないように気をつけないとなぁっ。
女帝カレンと王女のシャロ、天使の羽を持つターニアにエロシスタームーリの布陣かぁ。
何気に今まであまり無い組み合わせで楽しそうだっ。
最後にぎゅーっと抱きしめてからアウラを解放して、汗だくのアウラの体を丁寧に拭いてあげる。
散々エロいことをしたので悪戯は無しだ。ゆっくり休んでてねー。
アウラを休ませてからムーリとシャロを両側に配置し、正面からターニアに抱き付いてもらってフラグニークに転移した。
「申し訳ありませんダン様。少々会議が長引いておりまして、陛下はまだ仕事中です」
フラグニークの城に転移すると、入城する間もなく目の前にトッティさんが転移して来て俺達を出迎えてくれた。
諜報部隊の人は常に城の前を見張っているのかな?
クリアヴェールは使用していないので姿は現れたままだけど、厚手のローブに身を包んで性別すら分かりにくい格好をしている。
どうやら隊長のユーゴーさん以外が人前に姿を晒すときはこの格好がデフォルトのようだ。一種の制服みたいなものかな。
「陛下のお部屋でお待ちいただいても構いませんし、皆様なら会議室にいらしても構わないとのことです。どうなさいますか?」
「んー、カレンの部屋でカレンが不在の間に3人を可愛がるのも結構興奮しそうだけど……。今日はラトリアとエマも居ないし、愛する妻を傍で見守っていようかな?」
「ふふ、陛下は果報者ですね。それでは会議室までは私がご案内致します。どうぞこちらへ」
暗殺者のような出で立ちのトッティさんの案内で、カレンがいる会議室に足を運ぶ。
どう見ても不審者100パーセントのトッティさんにも城の人たちは慣れた様子で、特にリアクションを見せずに普通に接してくるのがシュールだ。
どうやらローブの人物が誰なのかは分からないけれど、諜報部隊の誰かである事は周知されているらしい。当たり前か。
これ、カレンを命を狙う暗殺者とかが混ざったら分からなくない? と微妙に不安を感じながら会議室に入室すると、カレンが意外そうに目を見開いて俺に声をかけてくる。
「おや? 昨日は妻が仕事中に他の女と楽しんでいた夫が顔を出したじゃないか。どういう風の吹き回しだ?」
「愛する妻の仕事に勤しむ姿も見ておきたくてね。会議が終わるまで隅っこで大人しくしてるよ」
「……本当に大人しくしていろよ? 間もなくまとまりかけた話を気軽に引っ掻き回したら許さんからな?」
ジトーっと俺を見ながら釘を刺してくるカレン。
マジで嫌そうな顔するなし。
俺だってつまらない会議なんかさっさと終わらせてカレンを可愛がりたいんだから邪魔しないってば。
隅っこで3人をよしよしなでなでしながら待ってますよー。
「もう捜索はしなくていい。人手の無駄だ。仮にこのまま持ち去られても今なら諦めもつくからな」
3人とくっついて適度にイチャイチャしながら会議に耳を傾ける。
どうやらカルナスの消息は依然不明のままで、完全に相手の出方待ちの方針を取るようだ。
神器への執着を失ったカレンの発言への反応は様々で、やはり神器を取り戻すべきという意見も根強いようだ。
「海洋研究所の受け入れ態勢は整ったのだな? では明日夫と共に早速顔を出そう。神器強奪犯から連絡が来る前に済ませておきたいからな」
チラリとこちらの様子を窺うカレンに、了承の意味を込めて頷きを返す。
どうやら明日の予定は埋まったみたいだ。
西のヴェルモート帝国の更に西に広がる、職業補正では超えられないヴェル・トーガの海。
遥か西に向かっていたというトライラム様の転移魔法陣。
この2つが無関係だとはとても思えないけど、海洋生物に対抗できるのは既に証明して見せたからな。
大抵の事態には対応してみせるさ。
カルナスとバルバロイがちょっかいをかけてくる前に海をある程度クリアリングして、家族のみんなと開放的な時間を過ごしたいんだよーっ!
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※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
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