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プロローグ
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「ねえ、お姉さん、あなたあと一週間で死ぬんだけど何がしたい?」
最初は夢を見ているんだとそう想った。
朝日にふと目を覚ますと、私の枕元に見慣れぬ少女が立っていた。年は十五歳くらいの、まだどことないあどけなさが残るそんな少女。黒いパーカーを着たその奥で、人懐っこい笑みが優しく微笑んでいた。何気なく、それとなく、まるで自分はここにいるのが当たり前だと言わんばかりに枕元で私の髪を優しく撫でていた。
浮かんできた感情は、変なもので若い子は皮膚が綺麗でいいなあってくらいのものだった。撫でてくる指は柔らかく綺麗で心地いい。乾いているわけでもないのに、さらさらと抵抗なく私の髪の隙間を撫でていく。撫でられている私の髪の方が傷だらけで、なんだか申し訳なさすら感じてしまう。
「おはよ、お姉さん」
少女はそう言うと、ぺしぺしと軽く私の頭を叩いてにこっと笑った。
その笑顔を見て、私は間違いなくこれが夢だと確信した。
だって私にこんなふうに笑いかけてくれる人なんて、ここ10年くらい心当たりがない。
他人にここまで心を開いてもらった経験も、開いた経験もありはしなかった。
だから、これは夢だ。
寂しさに疲れた私の頭が見せている夢の絵だ。
自分を好いてくれる誰かがいる。
笑いかけてくれる誰かがいる。
語り掛けてくれる誰かがいる。
一緒に暮らして時を重ねる誰かがいる。
これはきっと、そんな私の願望をかなえる都合のいい夢なんだ。
だから、私は大した疑問もなく「おはよ」と声を返してた。
少女はちょっと驚いたように目を見開いたけど、少しだけ微笑むとベッドの脇にポスんと腰を下ろした。
ぎっとベッドの金枠が音を立てて軋んでる。今回は、随分と細部までこった夢なんだね。夢って大概の場合、大事なとこ以外は曖昧でボケていて、ピントのずれた写真みたいになっているものだと思っていたのだけれど。
「ご飯にしない? おなかすいちゃった」
少女の言葉に私は寝ころんだまま、そっと頷いた。身体を起こすと頭痛がじくりと痛みだす。夢の中って頭痛とかはあるんだっけ。あるのかもしれない、事実あるし。なんで頭痛何だっけ、……ああ、昨日、飲み過ぎたんだった。机の上に転がる酒の缶たちがどこか象徴的なように転がっている。まるで私の荒れ果てた生活を体現してくれているみたいだ。余計なお世話だと私は、冷蔵庫を開けて中身を見た。……食パンくらいしかない。
夢なのだから、サラダとかハムとかそういうご都合主義的な素敵な献立を期待していたのだけれど。
軽くため息をついていたら、後ろからさっきの少女が私の肩から冷蔵庫を覗いて目を輝かせた。
「お姉さん、私、フレンチトーストがいい!」
言われるまま、もう一度冷蔵庫を見直してみる。サラダもない、ハムもない、しかし卵はある、牛乳も、パンも幸い二切れある。普段は朝の時間は忙しいから、絶対そんな手間のかかる朝食はしないけど、まあ今日くらいはいいのだろう、なにせ夢だし。私はゆっくり頷いて、冷蔵庫から材料を引っ張り出した。
ボウルをとって、卵を割る、牛乳を入れて、適当に砂糖を入れる。菜箸でがちゃがちゃとかき混ぜたら、料理バサミで食パンを半分に切って浸していく。
「わあ、ごうかーい」
独り暮らしの料理なんてこんなものだよと軽く息を吐きながら、フォークで食パンに穴をあけて液を吸わせやすいようにする。
フライパンを暖めながら、朝用のコーヒーの準備をする。カップを一つ置いて、ふと気になったから聞いてみる。
「紅茶とコーヒーどっちがいい?」
少女はどこか楽しそうににこっと笑うと。
「紅茶!」
と元気に返事した。なんだか見ていて楽しくなるなと軽く笑いながら、私は電気ケトルでお湯を沸かして、紅茶のティーバックとマグカップを一つ出した。それから、キッチンに戻ってフライパンに油を引く。ホットケーキもそうだけど、この手の料理は熱を上げ過ぎるとすぐ焦げる。限界まで弱火にして大きめのフライパンに食パンたちをこっちも限界まで敷き詰める。
本当は、一人前ずつ焼いた方がいいけれど、ま、めんどくさいし。
大きな皿を二つとはちみつ、そういや無駄に買ったシナモンがあったと何度も欠伸を繰り返しながら食卓に並べていると、ケトルが仕事が終わったぞ告げてくる。はいはいと返事をしながら、二つのマグカップにそれぞれお湯を注いで、それからフライパンのところまで戻ってくる。茶色の焦げ跡がいい感じについたのを確認して裏返す。端っこが熱の通りが悪くて焼き加減がまばらなのはご愛敬。
タマゴや牛乳が混じった緩い甘い匂いと、フライパンから立つ油の音に満足しながら、私はちょっとだけ目をつむる。
フライパンの音を聴いて、落ち着いた頃に裏面を確認。うん、ちょうどいい焼き加減だ。
満足して、フライパンを食卓に持っていったら少女は、お行儀よく机で待っていた。フォークは自分で準備したらしい。
私は思わずおかしく感じながら、それぞれの皿にフレンチトーストを盛り付ける。
少女は、楽しそうに眼を輝かせると早速はちみつをかけていた。私は軽く笑いながら、フライパンを洗って、牛乳を持って食卓に。
二人で座って、最後にコーヒーと紅茶を準備する。お互い、原型が分からなくなるくらい、たっぷりと牛乳と砂糖を入れた。
最後に牛乳を冷蔵庫に戻して、出来上がり。
先に食べていていいのに、少女は私が席に着くのをお預けをくらった犬みたいに、期待に満ちた視線で待っていた。
そんな様子に軽く笑いながら、私は食卓に着いて二人揃って手を合わせた。
「「いただきます」」
そういえば、口に出して誰かにこう告げたのは一体いつ振りのことだろう。
ふと視線をあげると、少女は美味しそうにフレンチトーストを食べていた。一口運ぶたび、嬉しそうに味わっている。それから、ちょっとシナモンをかけようか迷ったりしていた。
ああ、いい夢だ。
自分のした何かで、確かに誰かが喜んでいる。
本当に、いい夢だ。
軽く笑って、フレンチトーストを口に運んだ。
アラームが鳴っている。
ベッドの脇に置いてある、スマホがけたたましく聞き慣れた音楽を鳴らしている。
思わず、呆然としてしまった。
鳴っている。
音がする。
時計を見る。
やばい、出勤時間だ。
行かなければ、いけない。
仕事に。
フォークを置くと、慌ててベッドにあったスマホをとった。間違いない、いつも設定した時間だ。
息が震えだす、身体が拒否感で戦慄いている、思わず歯噛みしたら歯茎がなぜか酷く痛んだ。
でも。
行かなきゃ。
慌てて、仕事用のカバンを取ろうとした。
カチャンと音が一つ鳴った。
背後の少女がマグカップをフォークで叩いた音だった。
訳も分からないまま、呆然とする。
あれ、でもそうか、これって夢だ、ただこのアラームの感覚はあまりにも鮮明過ぎて、どうしても夢だとは。
「お姉さん」
少女は弱く微笑んだまま軽く首を傾げてた。
「今日、日曜日だよ?」
言われて、はっとした。慌ててスマホの日付を確認する。そっか、確かに日曜日だ。私は一体、何を慌てていたんだろう、設定で毎日にしていたアラームが鳴っていただけなんだ。軽く息を吐いて、ほっと胸を撫でおろした。撫でおろした時、私のあまりない胸の感覚までも鮮明で、なんだか可笑しかった。夢なのだからそれくらい、盛ってくれてもいいんじゃないかな。
一息ついて、スマホを軽くベッドに放り出してから、私はそっと食卓にもどった。
「焦った、そっか日曜日だもんね」
「うん」
「ゆっくりしていい日だもんね」
「うーん、それは諸説あるかなあ」
少女はそう言うと、口の中にフレンチトーストの最後の一切れを咥えながら私を見た。
「だって、お姉さんあと一週間で死んじゃうし」
どこか冷たい声だった。
「実は私、死神なの」
どこか悲しそうな、何かを憐れんでいるようなそんな声だった。
「ねえ、お姉さん、あなたあと一週間で死ぬんだけど何がしたい?」
私とゆなの最期の一週間はそんな風に始まった。
最初は夢を見ているんだとそう想った。
朝日にふと目を覚ますと、私の枕元に見慣れぬ少女が立っていた。年は十五歳くらいの、まだどことないあどけなさが残るそんな少女。黒いパーカーを着たその奥で、人懐っこい笑みが優しく微笑んでいた。何気なく、それとなく、まるで自分はここにいるのが当たり前だと言わんばかりに枕元で私の髪を優しく撫でていた。
浮かんできた感情は、変なもので若い子は皮膚が綺麗でいいなあってくらいのものだった。撫でてくる指は柔らかく綺麗で心地いい。乾いているわけでもないのに、さらさらと抵抗なく私の髪の隙間を撫でていく。撫でられている私の髪の方が傷だらけで、なんだか申し訳なさすら感じてしまう。
「おはよ、お姉さん」
少女はそう言うと、ぺしぺしと軽く私の頭を叩いてにこっと笑った。
その笑顔を見て、私は間違いなくこれが夢だと確信した。
だって私にこんなふうに笑いかけてくれる人なんて、ここ10年くらい心当たりがない。
他人にここまで心を開いてもらった経験も、開いた経験もありはしなかった。
だから、これは夢だ。
寂しさに疲れた私の頭が見せている夢の絵だ。
自分を好いてくれる誰かがいる。
笑いかけてくれる誰かがいる。
語り掛けてくれる誰かがいる。
一緒に暮らして時を重ねる誰かがいる。
これはきっと、そんな私の願望をかなえる都合のいい夢なんだ。
だから、私は大した疑問もなく「おはよ」と声を返してた。
少女はちょっと驚いたように目を見開いたけど、少しだけ微笑むとベッドの脇にポスんと腰を下ろした。
ぎっとベッドの金枠が音を立てて軋んでる。今回は、随分と細部までこった夢なんだね。夢って大概の場合、大事なとこ以外は曖昧でボケていて、ピントのずれた写真みたいになっているものだと思っていたのだけれど。
「ご飯にしない? おなかすいちゃった」
少女の言葉に私は寝ころんだまま、そっと頷いた。身体を起こすと頭痛がじくりと痛みだす。夢の中って頭痛とかはあるんだっけ。あるのかもしれない、事実あるし。なんで頭痛何だっけ、……ああ、昨日、飲み過ぎたんだった。机の上に転がる酒の缶たちがどこか象徴的なように転がっている。まるで私の荒れ果てた生活を体現してくれているみたいだ。余計なお世話だと私は、冷蔵庫を開けて中身を見た。……食パンくらいしかない。
夢なのだから、サラダとかハムとかそういうご都合主義的な素敵な献立を期待していたのだけれど。
軽くため息をついていたら、後ろからさっきの少女が私の肩から冷蔵庫を覗いて目を輝かせた。
「お姉さん、私、フレンチトーストがいい!」
言われるまま、もう一度冷蔵庫を見直してみる。サラダもない、ハムもない、しかし卵はある、牛乳も、パンも幸い二切れある。普段は朝の時間は忙しいから、絶対そんな手間のかかる朝食はしないけど、まあ今日くらいはいいのだろう、なにせ夢だし。私はゆっくり頷いて、冷蔵庫から材料を引っ張り出した。
ボウルをとって、卵を割る、牛乳を入れて、適当に砂糖を入れる。菜箸でがちゃがちゃとかき混ぜたら、料理バサミで食パンを半分に切って浸していく。
「わあ、ごうかーい」
独り暮らしの料理なんてこんなものだよと軽く息を吐きながら、フォークで食パンに穴をあけて液を吸わせやすいようにする。
フライパンを暖めながら、朝用のコーヒーの準備をする。カップを一つ置いて、ふと気になったから聞いてみる。
「紅茶とコーヒーどっちがいい?」
少女はどこか楽しそうににこっと笑うと。
「紅茶!」
と元気に返事した。なんだか見ていて楽しくなるなと軽く笑いながら、私は電気ケトルでお湯を沸かして、紅茶のティーバックとマグカップを一つ出した。それから、キッチンに戻ってフライパンに油を引く。ホットケーキもそうだけど、この手の料理は熱を上げ過ぎるとすぐ焦げる。限界まで弱火にして大きめのフライパンに食パンたちをこっちも限界まで敷き詰める。
本当は、一人前ずつ焼いた方がいいけれど、ま、めんどくさいし。
大きな皿を二つとはちみつ、そういや無駄に買ったシナモンがあったと何度も欠伸を繰り返しながら食卓に並べていると、ケトルが仕事が終わったぞ告げてくる。はいはいと返事をしながら、二つのマグカップにそれぞれお湯を注いで、それからフライパンのところまで戻ってくる。茶色の焦げ跡がいい感じについたのを確認して裏返す。端っこが熱の通りが悪くて焼き加減がまばらなのはご愛敬。
タマゴや牛乳が混じった緩い甘い匂いと、フライパンから立つ油の音に満足しながら、私はちょっとだけ目をつむる。
フライパンの音を聴いて、落ち着いた頃に裏面を確認。うん、ちょうどいい焼き加減だ。
満足して、フライパンを食卓に持っていったら少女は、お行儀よく机で待っていた。フォークは自分で準備したらしい。
私は思わずおかしく感じながら、それぞれの皿にフレンチトーストを盛り付ける。
少女は、楽しそうに眼を輝かせると早速はちみつをかけていた。私は軽く笑いながら、フライパンを洗って、牛乳を持って食卓に。
二人で座って、最後にコーヒーと紅茶を準備する。お互い、原型が分からなくなるくらい、たっぷりと牛乳と砂糖を入れた。
最後に牛乳を冷蔵庫に戻して、出来上がり。
先に食べていていいのに、少女は私が席に着くのをお預けをくらった犬みたいに、期待に満ちた視線で待っていた。
そんな様子に軽く笑いながら、私は食卓に着いて二人揃って手を合わせた。
「「いただきます」」
そういえば、口に出して誰かにこう告げたのは一体いつ振りのことだろう。
ふと視線をあげると、少女は美味しそうにフレンチトーストを食べていた。一口運ぶたび、嬉しそうに味わっている。それから、ちょっとシナモンをかけようか迷ったりしていた。
ああ、いい夢だ。
自分のした何かで、確かに誰かが喜んでいる。
本当に、いい夢だ。
軽く笑って、フレンチトーストを口に運んだ。
アラームが鳴っている。
ベッドの脇に置いてある、スマホがけたたましく聞き慣れた音楽を鳴らしている。
思わず、呆然としてしまった。
鳴っている。
音がする。
時計を見る。
やばい、出勤時間だ。
行かなければ、いけない。
仕事に。
フォークを置くと、慌ててベッドにあったスマホをとった。間違いない、いつも設定した時間だ。
息が震えだす、身体が拒否感で戦慄いている、思わず歯噛みしたら歯茎がなぜか酷く痛んだ。
でも。
行かなきゃ。
慌てて、仕事用のカバンを取ろうとした。
カチャンと音が一つ鳴った。
背後の少女がマグカップをフォークで叩いた音だった。
訳も分からないまま、呆然とする。
あれ、でもそうか、これって夢だ、ただこのアラームの感覚はあまりにも鮮明過ぎて、どうしても夢だとは。
「お姉さん」
少女は弱く微笑んだまま軽く首を傾げてた。
「今日、日曜日だよ?」
言われて、はっとした。慌ててスマホの日付を確認する。そっか、確かに日曜日だ。私は一体、何を慌てていたんだろう、設定で毎日にしていたアラームが鳴っていただけなんだ。軽く息を吐いて、ほっと胸を撫でおろした。撫でおろした時、私のあまりない胸の感覚までも鮮明で、なんだか可笑しかった。夢なのだからそれくらい、盛ってくれてもいいんじゃないかな。
一息ついて、スマホを軽くベッドに放り出してから、私はそっと食卓にもどった。
「焦った、そっか日曜日だもんね」
「うん」
「ゆっくりしていい日だもんね」
「うーん、それは諸説あるかなあ」
少女はそう言うと、口の中にフレンチトーストの最後の一切れを咥えながら私を見た。
「だって、お姉さんあと一週間で死んじゃうし」
どこか冷たい声だった。
「実は私、死神なの」
どこか悲しそうな、何かを憐れんでいるようなそんな声だった。
「ねえ、お姉さん、あなたあと一週間で死ぬんだけど何がしたい?」
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