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⑦愛してるなんて言わないで
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私が取り乱すから、キース殿下は何とかしようと説き伏せてくるんだ。
面倒だから、私が死ねば寝覚めが悪いから、キスで黙らせるなんて事をしたんだ。
そんな事をさせてしまうなんて、私は本当にどうしようもない。
「すみませんでした。取り乱してしまって。キース殿下、助けて下さり、ありがとうございます。私はもう大丈夫です。本当に申し訳ありませんでした」
早く、早く立ち去りたい。
キース殿下に謝罪して、それからひとりなりたい。ひとりがいい。
「エルフィード・・」
「殿下、お体が冷えてしまわれましたね。どうか、帰城を」
「取り繕うのも上手いな?少年だった頃から何も変わらない。昔から何度も、何度も俺たちは会っていたはずなのに、俺の事をちっとも覚えちゃいない。身なりがこれなら尚更だな」
何度も何度も?そんなに何度もキース殿下に会った事があっただろうか・・
私がまだ14歳の頃、初めて国外に出た。リティニア王国での晩餐会、これが私の初めての社交だった。
私が欲していた髪色を纏った王子が三人、仲が良さげで羨ましかったのを覚えている。ヒューベルトは私と同じ歳だったけれど、もうすでに騎士団に混ざって活躍していたし、幼なじみのルシオと眩しく笑うアイスブルーの瞳が印象的だった。
私より随分と小さくて可愛らしい王子だったのに、大人になってから再会したヒューベルトは、私が少し見あげるくらい背が伸びて、逞しい勇者のような出で立ちをしていた。
「・・」
「エルフィンド王国から何度も来ていただろう?ヒューの事は覚えてるのに、俺と会った事は忘れたのか?」
「夜会・・?王族同士の・・?何度か、王子殿下との交流がありました・・ヒューベルトは歳が同じですし、アイスブルーの瞳が印象的で・・」
キース殿下は確か私の2歳年上・・当時からとても大人びた王子だった。声色が低く優しく響いて、私が好きな音をしていた。キース殿下の声はとても優しい。そう言えば、昔もそんな事を思ったような気がする。
ルシオとキース殿下・・昔、偶然ひょんなきっかけでふたりと出掛けた事があった。ルシオから、組紐をもらった・・キース殿下と一緒に・・
そうだ、あの時、初めて酒を飲んだんだ。
「エルフィードは、俺の髪の色も瞳の色も・・大嫌い、だったか?それは困ったな」
「・・いえ・・だって、私はその色になれなかった。私だけ・・家族はみんなとても美しいのに、私だけこんな・・でももういいんです。国には帰りませんから」
兄上たちも母上も私を嫌っている。私ひとりだけ違う色だという事に、疎外感しかなかった。私の一族に、私のような銀髪に薄紫の瞳を纏ったものはいないから尚更そう感じて仕方がなかった。
「他と違う事に劣等感を持っているのか?寂しくて、愛されたくて、ひとりになるのを怖がっている。容姿が美しいから、妬みややっかみだってあっただろ?上手く立ち回って、取り繕う事ばかり覚えて、本当のエルフィードは、今俺の目の前にいる君なのにな?こんなに駄々っ子で、生意気、口が悪くてすぐ怒る。なのにすごく繊細で泣き虫な可愛い子なんだ」
「や・・やめて・・!私はちが・・ぐすっ!ううぅっ!」
「内面を理解される前に、その容姿に恋される。そんな事に慣れてしまうと上手く恋愛が出来なくなって、自分が駄目だからだなんて勘違いする・・エルフィードは何も悪くないのにな?」
「ふぇ・・うう・・なんで・・」
なんでそんな!分かったような口を聞かないで!そんな事を言われてしまえば、私はますます虚しくなって消えてしまいたくなるじゃないか!
「エルフィード・・エル、俺の前では取り繕わなくていい、昔にもそう言っただろ?俺はどんなエルでも受け入れる。そのままで、力を抜いて、俺の前では何も恐れなくていい」
「・・殿下・・同情なんて、必要ありません」
キース殿下は何故そのような事を私に言うんだよ!私が可哀想だから?哀れだから?
虚しい、惨めだ、同情なんていらない。
「俺では君にとって役不足か?冒険者である俺に見せたような態度や口調でいいよ。お前でもあんたでもね、敬称も敬語もいらないよ。楽になれ、エル」
「殿下・・お許し下さい。本当に不敬でした」
「楽に、と言っているだろ?些細な事だよ、気にするな」
「でも・・私の気がすまなくて・・」
「ならひとつ、エルに頼み事をしようか」
殿下の気の済むように、これで許されるなら私は何だっていい。早くひとりになりたい。
「何でも・・します・・」
「本当に?」
「・・仰せの、ままに・・」
「じゃあ、そうだな。今から、星空を見に行かないか?」
「星空・・」
「行けるか?」
「はい、殿下・・」
「あ、それからもうひとつ」
「はい・・」
「俺の事は、キーと呼べ」
「キ・・!?無理!それは無理です!」
「なぜだ?」
「そんな、だって無理なものは無理です!!」
「何でもするんじゃなかったのか?」
「・・殿下!!」
「エルだって、エルフィンド王国の王族だ。なら俺もエルフィード殿下とお呼びしましょうか?」
「キース殿下!!」
「参りましょう、エルフィード殿下?」
「分かった!分かったからやめて!キ、キー・・」
「ははっ、いいね、エル、一緒に星空を見に行こうな?」
「は、い・・」
観念しよう・・名前を呼ばなければいんだから。呼ばない、関わらない、近づかない。そうすれば、特に問題なんてない。
「エル、ほら、ここから見える星の瞬きは特別だ・・美しいな」
「はい・・」
「エル、一緒に見る事が出来て嬉しいよ」
「はい・・」
私たちはすこし小高い丘へ向かい、馬から下りた。星空を見上げる。澄んだ空気が冷んやりと気持ちが良くて、瞬く星が綺麗に見える。
星空が好きだ。
今にも降って来るんじゃないかと思うくらいの無数の星たちが、静かに私を見下ろしている。
こんな風に星を見ていると、私の存在なんてあまりにもちっぽけで、いてもいなくてもどうでもよくなってくる。
「エル、愛してる」
「は、い・・?」
何を・・キース殿下は突然何を言い出すんだ!?
私はぼんやりとキース殿下の顔を見て思う。
人を愛するなんて、簡単な事じゃない。心が揺れて切なくて忘れられなくて、どうしようもないくらいに愛おしくなる。そんな思いを、この人が私に思うわけがない。
私がリティニア王国で過ごすようになってまだわずかだ。それなのに、殿下が私を愛するなんておかしいじゃないか。
「俺はエルを愛してるんだ」
「ちが、う・・」
「違う?俺が愛してると言っているのに?」
やめてくれ!そんなふうに優しげに見ないでよ。逃げ出したくて仕方がなくなるだろ!
キース殿下は私の肩にそっと手を置いて見つめてくる。そしてまた私に囁く。愛してるってなんだよ!
私は殿下の手を振り払って、後ずさるとそのまま逃げるようにしてその場を立ち去った。
面倒だから、私が死ねば寝覚めが悪いから、キスで黙らせるなんて事をしたんだ。
そんな事をさせてしまうなんて、私は本当にどうしようもない。
「すみませんでした。取り乱してしまって。キース殿下、助けて下さり、ありがとうございます。私はもう大丈夫です。本当に申し訳ありませんでした」
早く、早く立ち去りたい。
キース殿下に謝罪して、それからひとりなりたい。ひとりがいい。
「エルフィード・・」
「殿下、お体が冷えてしまわれましたね。どうか、帰城を」
「取り繕うのも上手いな?少年だった頃から何も変わらない。昔から何度も、何度も俺たちは会っていたはずなのに、俺の事をちっとも覚えちゃいない。身なりがこれなら尚更だな」
何度も何度も?そんなに何度もキース殿下に会った事があっただろうか・・
私がまだ14歳の頃、初めて国外に出た。リティニア王国での晩餐会、これが私の初めての社交だった。
私が欲していた髪色を纏った王子が三人、仲が良さげで羨ましかったのを覚えている。ヒューベルトは私と同じ歳だったけれど、もうすでに騎士団に混ざって活躍していたし、幼なじみのルシオと眩しく笑うアイスブルーの瞳が印象的だった。
私より随分と小さくて可愛らしい王子だったのに、大人になってから再会したヒューベルトは、私が少し見あげるくらい背が伸びて、逞しい勇者のような出で立ちをしていた。
「・・」
「エルフィンド王国から何度も来ていただろう?ヒューの事は覚えてるのに、俺と会った事は忘れたのか?」
「夜会・・?王族同士の・・?何度か、王子殿下との交流がありました・・ヒューベルトは歳が同じですし、アイスブルーの瞳が印象的で・・」
キース殿下は確か私の2歳年上・・当時からとても大人びた王子だった。声色が低く優しく響いて、私が好きな音をしていた。キース殿下の声はとても優しい。そう言えば、昔もそんな事を思ったような気がする。
ルシオとキース殿下・・昔、偶然ひょんなきっかけでふたりと出掛けた事があった。ルシオから、組紐をもらった・・キース殿下と一緒に・・
そうだ、あの時、初めて酒を飲んだんだ。
「エルフィードは、俺の髪の色も瞳の色も・・大嫌い、だったか?それは困ったな」
「・・いえ・・だって、私はその色になれなかった。私だけ・・家族はみんなとても美しいのに、私だけこんな・・でももういいんです。国には帰りませんから」
兄上たちも母上も私を嫌っている。私ひとりだけ違う色だという事に、疎外感しかなかった。私の一族に、私のような銀髪に薄紫の瞳を纏ったものはいないから尚更そう感じて仕方がなかった。
「他と違う事に劣等感を持っているのか?寂しくて、愛されたくて、ひとりになるのを怖がっている。容姿が美しいから、妬みややっかみだってあっただろ?上手く立ち回って、取り繕う事ばかり覚えて、本当のエルフィードは、今俺の目の前にいる君なのにな?こんなに駄々っ子で、生意気、口が悪くてすぐ怒る。なのにすごく繊細で泣き虫な可愛い子なんだ」
「や・・やめて・・!私はちが・・ぐすっ!ううぅっ!」
「内面を理解される前に、その容姿に恋される。そんな事に慣れてしまうと上手く恋愛が出来なくなって、自分が駄目だからだなんて勘違いする・・エルフィードは何も悪くないのにな?」
「ふぇ・・うう・・なんで・・」
なんでそんな!分かったような口を聞かないで!そんな事を言われてしまえば、私はますます虚しくなって消えてしまいたくなるじゃないか!
「エルフィード・・エル、俺の前では取り繕わなくていい、昔にもそう言っただろ?俺はどんなエルでも受け入れる。そのままで、力を抜いて、俺の前では何も恐れなくていい」
「・・殿下・・同情なんて、必要ありません」
キース殿下は何故そのような事を私に言うんだよ!私が可哀想だから?哀れだから?
虚しい、惨めだ、同情なんていらない。
「俺では君にとって役不足か?冒険者である俺に見せたような態度や口調でいいよ。お前でもあんたでもね、敬称も敬語もいらないよ。楽になれ、エル」
「殿下・・お許し下さい。本当に不敬でした」
「楽に、と言っているだろ?些細な事だよ、気にするな」
「でも・・私の気がすまなくて・・」
「ならひとつ、エルに頼み事をしようか」
殿下の気の済むように、これで許されるなら私は何だっていい。早くひとりになりたい。
「何でも・・します・・」
「本当に?」
「・・仰せの、ままに・・」
「じゃあ、そうだな。今から、星空を見に行かないか?」
「星空・・」
「行けるか?」
「はい、殿下・・」
「あ、それからもうひとつ」
「はい・・」
「俺の事は、キーと呼べ」
「キ・・!?無理!それは無理です!」
「なぜだ?」
「そんな、だって無理なものは無理です!!」
「何でもするんじゃなかったのか?」
「・・殿下!!」
「エルだって、エルフィンド王国の王族だ。なら俺もエルフィード殿下とお呼びしましょうか?」
「キース殿下!!」
「参りましょう、エルフィード殿下?」
「分かった!分かったからやめて!キ、キー・・」
「ははっ、いいね、エル、一緒に星空を見に行こうな?」
「は、い・・」
観念しよう・・名前を呼ばなければいんだから。呼ばない、関わらない、近づかない。そうすれば、特に問題なんてない。
「エル、ほら、ここから見える星の瞬きは特別だ・・美しいな」
「はい・・」
「エル、一緒に見る事が出来て嬉しいよ」
「はい・・」
私たちはすこし小高い丘へ向かい、馬から下りた。星空を見上げる。澄んだ空気が冷んやりと気持ちが良くて、瞬く星が綺麗に見える。
星空が好きだ。
今にも降って来るんじゃないかと思うくらいの無数の星たちが、静かに私を見下ろしている。
こんな風に星を見ていると、私の存在なんてあまりにもちっぽけで、いてもいなくてもどうでもよくなってくる。
「エル、愛してる」
「は、い・・?」
何を・・キース殿下は突然何を言い出すんだ!?
私はぼんやりとキース殿下の顔を見て思う。
人を愛するなんて、簡単な事じゃない。心が揺れて切なくて忘れられなくて、どうしようもないくらいに愛おしくなる。そんな思いを、この人が私に思うわけがない。
私がリティニア王国で過ごすようになってまだわずかだ。それなのに、殿下が私を愛するなんておかしいじゃないか。
「俺はエルを愛してるんだ」
「ちが、う・・」
「違う?俺が愛してると言っているのに?」
やめてくれ!そんなふうに優しげに見ないでよ。逃げ出したくて仕方がなくなるだろ!
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