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第10章 真実の幕開編
④気が付かない方が変
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レノは最高に魅力的で可愛い、俺だってそう思ってる。
今はまだ、親友として・・いやいや、普通に親友として!本当に好きだ。恋愛感情かというと、それは違う・・どちらかと言えば、手のかかる兄妹みたいな感じ?誰にでも受け入れられて、愛すべき存在なんだよな・・
気が合うし、趣味も同じ。ギルド依頼を受けるのもお揃いのA級ランクで、大概いつも一緒だ。それで、いつも明るくて無防備だけど、ただ何となく影があるというか。
隠し事があるんだろうけど、レノが言わないから仕方ないので聞かない。
「レノはさ、本当に愛され女子だよなー?」
気が付いた時には、俺は思わず口から出してしまっていた。いや、失言ではない。
だって別に敢えて『俺は男だ!』って主張するレノを否定しても仕方がなかったから、言わなかっただけだし。こいつらだって、レノの『俺は俺だ!』っていうアピールに『お前は女だろ?』なんてツッコミもしていなかったし?
「え?」
「余計な事を・・」
「シュウ!」
エルフィードの反応・・まさか気が付いてなかったとか?嘘だろ?
クリスさんが余計な事を言うなと嫌な顔をしながら俺を睨んでくる・・
レノは唖然とした顔で困り顔・・そうか、余計な事だよな・・
「俺は知っていた。いつもレノと昼寝してるし、風呂で裸を見てるし」
レヴィー・・周りを見てみろ・・お前は殺される覚悟はあるか?
というか!昼寝も風呂も、3歳児のレクの姿でだろ?・・まあ、姿を変えても心はお前のままなんだから、それもどうかと思うけど。
「何だよ?エルフィード・・まさか気が付いてなかったなんて、馬鹿な事言わないよな?」
「え?レノが女の子?何言ってるの・・シュウ、私がどれだけそれを願ってきた事だと思って・・え?女の子?レノが?」
エルフィード・・本気かよ・・
「いやいや!どこからどう見ても女子だろ?この可愛い顔をよく見てみろ!しかもこんな可愛い声の野郎がいるかよ・・いやー、可愛いよな、レノって。レノ、俺の恋人になれよ!」
まぁ、そうは言っても、俺もレノと大喧嘩した後に気が付いたんだけどさ。
もしかしてと思いながら確信が持てなくて、ちょっと、・・興味本位で寝ているレノの服を脱がせた事があって・・可愛い女の子だったわけだ。
「「「おい!」」」
「何言ってるの!シュウ!」
揃っていい反応するね。別に恋敵がひとり増えたくらいで変わりはしないだろうに。
レノは顔を真っ赤にして困っている。
だが、しかしだ!俺はもういい加減、レノの恋の行方が知りたい訳だよ!本当に、おちょくりたくなる訳だよ!
本心では、カイルとうまくいって欲しいと思っているんだけどさ。
「ははっ!だってさ・・みんなしてレノを狙っているのに決着がつかないんだから、俺としては横恋慕してみたくなるじゃん?」
「じ、じゃん?シュウ・・!この!!揶揄わないでよ!」
レノが俺に拳を向けて突進してくる。だから、捕まえて、膝に乗せて、後ろから抱き締める。
「レノ・・シー!冗談だから・・」
俺はレノの耳元に、小声でそう言ってみる。何か、みんなの反応があれば楽しい。
「エ?ハア・・なんだ、驚いた・・」
レノも小声でそう言って、ふたりでクスクスと笑った。
「ヘヘッ!レノ、やっと笑ったな?」
「モ-・・フフッ・・」
良かった!でも俺は、殺されそう・・
「レノ、俺・・死ぬかも・・殺される!」
やばい!やばい!死ぬ!
3人がかりで俺を狙っている。これは冗談では済まされない。ますますレノにしがみついて、本気で震える。何せ相手は強者揃い・・俺なんて一撃必殺だ。
「みんな・・やめてね?恋愛は自由なんだから。すぐに力で何とかしようとする人なんて、俺は嫌い」
レノは淡々とそう言って、向きを変えて俺に抱きついた。甘えてるな、レノ疲れてる・・眠い?ウトウトしてる?
3人は攻撃態勢をやめて、怖い顔で俺たちを見ている。
「レノ・・お前、カイルの事が好きなんだろ?両思いじゃないか・・恋人になれない事情でもあるのか?」
レノの耳元で誰にも聞こえないように、小さな声で聞いてみる。
「カイルは好き・・でも・・シュウ、俺、分からない・・」
俺に抱きついたまま、顔を伏せる。
ふーん・・どんな事情であれ、何とかしてやりたいが・・俺はレノの背中をポンポンとたたいて宥めてやる。
すると、クリスさんが強い口調で俺たちに向けて言葉を発した。
「セス!こちらへおいで・・もう見ていられない。これ以上、隠してはおけないよ」
今はまだ、親友として・・いやいや、普通に親友として!本当に好きだ。恋愛感情かというと、それは違う・・どちらかと言えば、手のかかる兄妹みたいな感じ?誰にでも受け入れられて、愛すべき存在なんだよな・・
気が合うし、趣味も同じ。ギルド依頼を受けるのもお揃いのA級ランクで、大概いつも一緒だ。それで、いつも明るくて無防備だけど、ただ何となく影があるというか。
隠し事があるんだろうけど、レノが言わないから仕方ないので聞かない。
「レノはさ、本当に愛され女子だよなー?」
気が付いた時には、俺は思わず口から出してしまっていた。いや、失言ではない。
だって別に敢えて『俺は男だ!』って主張するレノを否定しても仕方がなかったから、言わなかっただけだし。こいつらだって、レノの『俺は俺だ!』っていうアピールに『お前は女だろ?』なんてツッコミもしていなかったし?
「え?」
「余計な事を・・」
「シュウ!」
エルフィードの反応・・まさか気が付いてなかったとか?嘘だろ?
クリスさんが余計な事を言うなと嫌な顔をしながら俺を睨んでくる・・
レノは唖然とした顔で困り顔・・そうか、余計な事だよな・・
「俺は知っていた。いつもレノと昼寝してるし、風呂で裸を見てるし」
レヴィー・・周りを見てみろ・・お前は殺される覚悟はあるか?
というか!昼寝も風呂も、3歳児のレクの姿でだろ?・・まあ、姿を変えても心はお前のままなんだから、それもどうかと思うけど。
「何だよ?エルフィード・・まさか気が付いてなかったなんて、馬鹿な事言わないよな?」
「え?レノが女の子?何言ってるの・・シュウ、私がどれだけそれを願ってきた事だと思って・・え?女の子?レノが?」
エルフィード・・本気かよ・・
「いやいや!どこからどう見ても女子だろ?この可愛い顔をよく見てみろ!しかもこんな可愛い声の野郎がいるかよ・・いやー、可愛いよな、レノって。レノ、俺の恋人になれよ!」
まぁ、そうは言っても、俺もレノと大喧嘩した後に気が付いたんだけどさ。
もしかしてと思いながら確信が持てなくて、ちょっと、・・興味本位で寝ているレノの服を脱がせた事があって・・可愛い女の子だったわけだ。
「「「おい!」」」
「何言ってるの!シュウ!」
揃っていい反応するね。別に恋敵がひとり増えたくらいで変わりはしないだろうに。
レノは顔を真っ赤にして困っている。
だが、しかしだ!俺はもういい加減、レノの恋の行方が知りたい訳だよ!本当に、おちょくりたくなる訳だよ!
本心では、カイルとうまくいって欲しいと思っているんだけどさ。
「ははっ!だってさ・・みんなしてレノを狙っているのに決着がつかないんだから、俺としては横恋慕してみたくなるじゃん?」
「じ、じゃん?シュウ・・!この!!揶揄わないでよ!」
レノが俺に拳を向けて突進してくる。だから、捕まえて、膝に乗せて、後ろから抱き締める。
「レノ・・シー!冗談だから・・」
俺はレノの耳元に、小声でそう言ってみる。何か、みんなの反応があれば楽しい。
「エ?ハア・・なんだ、驚いた・・」
レノも小声でそう言って、ふたりでクスクスと笑った。
「ヘヘッ!レノ、やっと笑ったな?」
「モ-・・フフッ・・」
良かった!でも俺は、殺されそう・・
「レノ、俺・・死ぬかも・・殺される!」
やばい!やばい!死ぬ!
3人がかりで俺を狙っている。これは冗談では済まされない。ますますレノにしがみついて、本気で震える。何せ相手は強者揃い・・俺なんて一撃必殺だ。
「みんな・・やめてね?恋愛は自由なんだから。すぐに力で何とかしようとする人なんて、俺は嫌い」
レノは淡々とそう言って、向きを変えて俺に抱きついた。甘えてるな、レノ疲れてる・・眠い?ウトウトしてる?
3人は攻撃態勢をやめて、怖い顔で俺たちを見ている。
「レノ・・お前、カイルの事が好きなんだろ?両思いじゃないか・・恋人になれない事情でもあるのか?」
レノの耳元で誰にも聞こえないように、小さな声で聞いてみる。
「カイルは好き・・でも・・シュウ、俺、分からない・・」
俺に抱きついたまま、顔を伏せる。
ふーん・・どんな事情であれ、何とかしてやりたいが・・俺はレノの背中をポンポンとたたいて宥めてやる。
すると、クリスさんが強い口調で俺たちに向けて言葉を発した。
「セス!こちらへおいで・・もう見ていられない。これ以上、隠してはおけないよ」
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