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第1章 王宮編
㉕俺と家族の過ごし方
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俺はなぜか錚々たる王族の方々と一緒に食事をする事になってしまった。
ま、眩しい!!
美形が揃っていて、豪華過ぎて、ますます自分がちっぽけに思える。
全く・・食事が喉を通らない・・
「セス、ほらブラウニー好きだろう?」
「この果物、南国のラフテラ共和国からの輸入なんだ、食べてみて?」
レオナルド殿下は、次々と俺の前に食べ物を差し出してきては嬉しそうに勧めてくる。
「あ、ありがとう、ございます・・」
笑顔で見つめられ、恥ずかしさに俯いてしまう。
「セス、お前は薬剤魔法師になりたいのか?ディックやアレシアと同じ道を選んだんだな。彼らは、学生時代からとても優秀だったんだ。共に学園で学び、高め合った。私はよくやんちゃしてな?アレシアが治癒魔法で癒してくれて、それを見たディックがヤキモチを妬いて大変だったんだ!2人で喧嘩して、また怪我を作ってアレシアに怒られたものだ。あの2人の友は、私にとってかけがえのない存在だ。そして同じように、お前も私たちにとって特別なんだよ」
両親のそんな話を、初めて聞いた。
陛下とは学園が同じだとは知っていたけど、本当に友達だったんだ。
俺は嬉しくなって、陛下に満面の笑みを向けた。
「まぁ!セスったら可愛い子ねぇ!あなたは昔から本当に可愛かったわ!笑顔が本当に似合うわね?」
王妃様には幼い頃、よく抱っこしてもらった記憶がある。いつもキラキラしたお姫様のようなお方で、そんな王妃様に『可愛い』なんて言われたら、申し訳ない気持ちになる。
「本当にそうですね、母上。私たちも、セスの笑顔にいつも癒されてきましたから」
そんな風に言うのは、第1王子のグレッグ殿下だ。殿下は、鮮やかな深紅の髪をしている。
体格の良さが服の上からでも分かるくらい、長身で男前な王太子様だ。
そんなグレッグ殿下は、陛下と同じ輝くグレイの瞳をこちらに向けて、俺の頭を撫でてくる。
「これからは、俺たちがセスの笑顔を守って行かなくてはいけませんね」
第2王子のラインハルト殿下が陛下と同じ黒い髪をかきあげながら俺にウィンクしてくる。
ぅぅ・・カッコいい・・俺、男で良かった。
ラインハルト殿下は、王妃様やレオナルド殿下と同じサファイアの瞳をしている。そんな風にウィンクなんかされたら、国中の女の子達が頬を染めるんじゃないかとさえ思う。
俺は恥ずかしくなって、ラインハルト殿下から目を逸らしてしまった。
「セス?セスの夢を応援するからね?私が勉強を教えてあげるから、たくさん頼ってね?」
レオナルド殿下は、王妃様と同じ金髪をした本当に美しい方だ。
2人はとてもよく似ていて、こんなにも絶世の美形がこの世にいるんだなと思って見入ってしまう。
幼い頃、レオナルド殿下を見て、絵本の挿絵の女神様が飛び出して来たんだと思っていたな。
そんな事を思い出しながら、この幸せな時間の流れに身を任せた。
それからは王族の面々が「焼きたてのお菓子があるよ」「珍しい花が咲いたんだ」とあれこれ声を掛けてくれて、そのまま数日間、王宮で過ごすことになってしまった。
俺は今日こそ家に帰ろうと、レオナルド殿下に伝えた。
「俺、そろそろ家に帰ります。ここは俺なんかがいていい場所ではないですから。本当に色々とありがとうございました」
俺はまた頭を下げる。
「・・セス、どうしても帰ってしまうの?」
「はい。レオナルド殿下、殿下のお陰で俺は立ち直れたんです。感謝してます」
「また、いつでも遊びにおいで。私が迎えに行くから」
それからレオナルド殿下は、渋々城門まで送ってくれた。
遠いから家まで送ると言われたけど、丁重にお断りをさせてもらった。
いくらなんでも、王子様に家まで送らせるなんて絶対に出来ない!
そう言って別れたものの、レオナルド殿下は3日と空けずに俺を迎えに来ては、王宮へ連れて行ったのだった。
俺は王宮に行くと、王妃様とお茶を飲みながらおしゃべりしたり、レオナルド殿下に勉強をみてもらったりして過ごした。
時々馬に乗って星を見に行ったり、レオナルド殿下が作ってくれたサンドイッチを持ってピクニックに行ったりもした。
2人の王子様もキャッチボールの相手をしてくれたり、ボードゲームに参戦してきて対戦した事もあった。
陛下は、俺が欲しかった薬剤魔法書や植物図鑑など、貴重な書物を贈ってくれた。
これは本当に嬉しかった。陛下はお忙しくてなかなか会うことは難しかったけれど、それでも顔を見に来てくれた時は、興味深かった事や難しかったところなどを話すのが楽しかった。
そうやって、俺はひとりになってしまった事を忘れられるくらい、この方たちに大切にしてもらったんだ。
ま、眩しい!!
美形が揃っていて、豪華過ぎて、ますます自分がちっぽけに思える。
全く・・食事が喉を通らない・・
「セス、ほらブラウニー好きだろう?」
「この果物、南国のラフテラ共和国からの輸入なんだ、食べてみて?」
レオナルド殿下は、次々と俺の前に食べ物を差し出してきては嬉しそうに勧めてくる。
「あ、ありがとう、ございます・・」
笑顔で見つめられ、恥ずかしさに俯いてしまう。
「セス、お前は薬剤魔法師になりたいのか?ディックやアレシアと同じ道を選んだんだな。彼らは、学生時代からとても優秀だったんだ。共に学園で学び、高め合った。私はよくやんちゃしてな?アレシアが治癒魔法で癒してくれて、それを見たディックがヤキモチを妬いて大変だったんだ!2人で喧嘩して、また怪我を作ってアレシアに怒られたものだ。あの2人の友は、私にとってかけがえのない存在だ。そして同じように、お前も私たちにとって特別なんだよ」
両親のそんな話を、初めて聞いた。
陛下とは学園が同じだとは知っていたけど、本当に友達だったんだ。
俺は嬉しくなって、陛下に満面の笑みを向けた。
「まぁ!セスったら可愛い子ねぇ!あなたは昔から本当に可愛かったわ!笑顔が本当に似合うわね?」
王妃様には幼い頃、よく抱っこしてもらった記憶がある。いつもキラキラしたお姫様のようなお方で、そんな王妃様に『可愛い』なんて言われたら、申し訳ない気持ちになる。
「本当にそうですね、母上。私たちも、セスの笑顔にいつも癒されてきましたから」
そんな風に言うのは、第1王子のグレッグ殿下だ。殿下は、鮮やかな深紅の髪をしている。
体格の良さが服の上からでも分かるくらい、長身で男前な王太子様だ。
そんなグレッグ殿下は、陛下と同じ輝くグレイの瞳をこちらに向けて、俺の頭を撫でてくる。
「これからは、俺たちがセスの笑顔を守って行かなくてはいけませんね」
第2王子のラインハルト殿下が陛下と同じ黒い髪をかきあげながら俺にウィンクしてくる。
ぅぅ・・カッコいい・・俺、男で良かった。
ラインハルト殿下は、王妃様やレオナルド殿下と同じサファイアの瞳をしている。そんな風にウィンクなんかされたら、国中の女の子達が頬を染めるんじゃないかとさえ思う。
俺は恥ずかしくなって、ラインハルト殿下から目を逸らしてしまった。
「セス?セスの夢を応援するからね?私が勉強を教えてあげるから、たくさん頼ってね?」
レオナルド殿下は、王妃様と同じ金髪をした本当に美しい方だ。
2人はとてもよく似ていて、こんなにも絶世の美形がこの世にいるんだなと思って見入ってしまう。
幼い頃、レオナルド殿下を見て、絵本の挿絵の女神様が飛び出して来たんだと思っていたな。
そんな事を思い出しながら、この幸せな時間の流れに身を任せた。
それからは王族の面々が「焼きたてのお菓子があるよ」「珍しい花が咲いたんだ」とあれこれ声を掛けてくれて、そのまま数日間、王宮で過ごすことになってしまった。
俺は今日こそ家に帰ろうと、レオナルド殿下に伝えた。
「俺、そろそろ家に帰ります。ここは俺なんかがいていい場所ではないですから。本当に色々とありがとうございました」
俺はまた頭を下げる。
「・・セス、どうしても帰ってしまうの?」
「はい。レオナルド殿下、殿下のお陰で俺は立ち直れたんです。感謝してます」
「また、いつでも遊びにおいで。私が迎えに行くから」
それからレオナルド殿下は、渋々城門まで送ってくれた。
遠いから家まで送ると言われたけど、丁重にお断りをさせてもらった。
いくらなんでも、王子様に家まで送らせるなんて絶対に出来ない!
そう言って別れたものの、レオナルド殿下は3日と空けずに俺を迎えに来ては、王宮へ連れて行ったのだった。
俺は王宮に行くと、王妃様とお茶を飲みながらおしゃべりしたり、レオナルド殿下に勉強をみてもらったりして過ごした。
時々馬に乗って星を見に行ったり、レオナルド殿下が作ってくれたサンドイッチを持ってピクニックに行ったりもした。
2人の王子様もキャッチボールの相手をしてくれたり、ボードゲームに参戦してきて対戦した事もあった。
陛下は、俺が欲しかった薬剤魔法書や植物図鑑など、貴重な書物を贈ってくれた。
これは本当に嬉しかった。陛下はお忙しくてなかなか会うことは難しかったけれど、それでも顔を見に来てくれた時は、興味深かった事や難しかったところなどを話すのが楽しかった。
そうやって、俺はひとりになってしまった事を忘れられるくらい、この方たちに大切にしてもらったんだ。
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