4 / 16
第四話
しおりを挟む
「はい、あ~ん」
「う~ん、美味しい~。いつもの給食がすみれに食べさせてもらうことによってより美味しく感じるよ」
俺は、すみれから差し出された箸に挟まれたきんぴらを口に含みながらそういう。
「そう?ありがとう。そうだ!今度は大地くんが私に食べさせてよ~」
「お、それはいいなぁ~」
俺はすっかり上機嫌なすみれに、同じく卵焼きを箸に挟んであ~んをすると、すみれはそれに猫のように可愛らしくパクリと食べた。
「すみれ、今日はなんかいつもよりテンション高いけどどうしたんだ?」
「あ、わかる?実はね、次の美術のコンクールで私の作品が出されることになったの」
「おぉ~、すごいなすみれ」
確か、美術部の部員は合計で70人そこらいたはずだ。その中からコンクールの座を取るのは容易ではないだろう。
「大地君さえよければ、今日の放課後、美術室にコンクールに出す私の作品見にくる?」
「お!いいのか?見に行ってもいいなら行きたいぜ!」
すみれのコンクールに出す作品!一体どんなんだろうなぁ。
「あ、そういえば大地君も部活あるよね?どうするの?」
「10分、20分なら遅れても大丈夫だよ」
そんな感じで、俺は放課後に美術室に行くことになった。
まさか、そこでもまた悲劇が起こることを知らずに…。
「ここが美術室だよぉ~」
「いや、うん。そのくらいは知ってる。それよりも、すみれの作品はどこだ?」
俺は、楽しみから少しすみれを急かすように聞くと、すみれは若干顔を赤くしながら、ドアを開け、どこに絵があるのか説明を始めようとした。
「私の絵は、そこの棚を右に曲がったところに…」
しかし、その説明は途中で止まってしまった。
なぜなら、美術室に設置してある水道に投げ捨てられてびしょ濡れになっていたからである。
……………………………………………………
「ひぐっ、ひぐっ、私の作品。どうして…」
「大丈夫。大丈夫だ、すみれ。コンクールまでは時間がまだある。俺も手伝うからさ、もう一枚、描こうぜ」
「うん…」
俺は、美術室に入る前のすみれとは打って変わって意気消沈してしまったすみれを励ましていると、突如、後ろから声が聞こえた。
「あら?すみれさん?すみれさんご自慢の作品はどこですの?私、見させてもらいたいわ」
「部長…」
俺が後ろを向くと、そこにはすみれや他の部員に部長と呼ばれた人物が立っていた。
「あらまぁあらまぁ、まさかですが水浸しになってゴミ同然になっているあの絵がすみれさんご自慢の絵ですの?私、びっくりだわ。しっかりと絵は管理されているといますので、誰かがわざと移動したんでしょうね。一体誰がどんな目的でやったんでしょうね」
…。まさか、こいつか?この人の神経を逆撫でる言い方。それに、周囲の部員もひそひそとそのようなことを言っている。
「部長、今回のコンクール、すみれさんに出品枠取られちゃったしね」
「案外、部長がやったんじゃね?」
「そうとしか考えられないよ」
………。そうか。
「ちょっと、ダメだよ!人を殴ろうとしちゃ!」
「殴ろうとなんてしてない。ちょっとこの件について聞こうとしただけだ」
「うそっ!絶対殴ろうとしてる!」
俺が怒りに身を任せて部長と呼ばれた人物に殴りかかろうとすると、すみれに止められた。
すると、当然。すみれが俺を後ろから抱きしめるような形になるので…。
「あらあら、仲のよろしいことで」
と、部長と呼ばれ以下略にくるりと背を向けながらからかわれてしまった。
「証拠見つけてやるから、首洗って待ってろよな」
そのまま立ち去ろうとしたので、俺は、部長と呼ばれ以下略に言葉を投げ捨てると、部長と呼ばれ以下略は言葉を返してきた。
「おっほっほっほっ。見つけられるものなら見つけてみなさいな」
あぁ、お望み通り証拠を見つけて吠え面かかせてやるよ。
…。それにしても、何でお嬢様口調なんだ?
「完成だ~」
あれから二週間。美術のコンクールに出すはずの作品をダメにされたすみれは、先生に掛け合って「2週間以内に納得できる作品をもう一度作ってきたらコンクールに出すことを許可しよう」という言質をいただいた。
すみれは、言質をとるとすぐに作業に取り掛かった。
一からもう一枚描き始め、構成、色具合、など色々考えながら描いていった。
最終的には、俺とすみれだけでは足りずに我が親友である洸にも頼み込んで手伝ってもらった。
それが今、やっと完成したところである。あとはこれを先生に見せに行き、OKを貰いに行くだけである。
休み時間、放課後、部活、家、休日などの時間をかなり費やして作ったこの作品、これだけ費やしたんだからOKは貰えるだろう。
さあ、先生のところへレッツゴー。
……………………………………………………
「おぉ、二週間でここまで仕上げてきたのか。なかなかやるじゃないか」
絵を見た時の先生の第一声である。これは、いい線掴めたのではないのだろうか。
「それで、先生。コンクールに出してもいいでしょうか?」
急かすようにスミレが先生に問う。
「あぁ、コンクールに出す作品はこれとしよう」
あまりにもさらりというもんだから少し理解に時間がかかったが、その言葉の意味を理解すると
「やったぁぁぁぁあああ!」
「今までの時間無駄じゃなかったぁぁぁああああ!」
俺たちは喜びを言葉と態度で表した。
少なくとも、その日は絶好調であった。それなのに、その翌日、すみれは学校を休んだ。
「大地、お前確か黒澤の家知っていたよな。プリント届けに行くの、頼まれてくれるか?」
「はい、分かりました!」
今日はすみれが一日中休みだったため、もともと訪れに行く予定だったから大丈夫である。
それにしてもすみれ、コンクールの作品を二週間で仕上げたんだもんなぁ。体調の一つや二つ、悪くなるよな。
……………………………………………………
ーピンポーンー
「すみれ~?いるか?」
俺は、すみれの家に着いて玄関チャイムを鳴らすと外から声をかけた。
「あ、大地君。来てくれたんだ。ありがとう」
しばらくしてガチャッと玄関を開ける音がして、すみれが出てきた。
しかし、すみれの様子がおかしい。顔は少しやつれていて、目の下にはクマがあり、足取りも少しおぼつかないようだ。
俺は、すぐにすみれの負担が減るように肩を貸して、許可を貰ってからプリントを持ってすみれの家へと入っていった。
……………………………………………………
「あのね、聞いて欲しいことがあるの」
俺なあの後、すみれをベッドまで付き添いプリントを届けた後、すみれと2人で他愛のない話をしているとすみれが話を切り出してきた。
「実は昨日の深夜、知らない女の人から沢山の電話がかかってきたの」
すみれは少し震えて顔を俯かせながら話す。俺はすぐにすみれを楽な体勢にしてやると、話の続きを聞くことにした。
「う~ん、美味しい~。いつもの給食がすみれに食べさせてもらうことによってより美味しく感じるよ」
俺は、すみれから差し出された箸に挟まれたきんぴらを口に含みながらそういう。
「そう?ありがとう。そうだ!今度は大地くんが私に食べさせてよ~」
「お、それはいいなぁ~」
俺はすっかり上機嫌なすみれに、同じく卵焼きを箸に挟んであ~んをすると、すみれはそれに猫のように可愛らしくパクリと食べた。
「すみれ、今日はなんかいつもよりテンション高いけどどうしたんだ?」
「あ、わかる?実はね、次の美術のコンクールで私の作品が出されることになったの」
「おぉ~、すごいなすみれ」
確か、美術部の部員は合計で70人そこらいたはずだ。その中からコンクールの座を取るのは容易ではないだろう。
「大地君さえよければ、今日の放課後、美術室にコンクールに出す私の作品見にくる?」
「お!いいのか?見に行ってもいいなら行きたいぜ!」
すみれのコンクールに出す作品!一体どんなんだろうなぁ。
「あ、そういえば大地君も部活あるよね?どうするの?」
「10分、20分なら遅れても大丈夫だよ」
そんな感じで、俺は放課後に美術室に行くことになった。
まさか、そこでもまた悲劇が起こることを知らずに…。
「ここが美術室だよぉ~」
「いや、うん。そのくらいは知ってる。それよりも、すみれの作品はどこだ?」
俺は、楽しみから少しすみれを急かすように聞くと、すみれは若干顔を赤くしながら、ドアを開け、どこに絵があるのか説明を始めようとした。
「私の絵は、そこの棚を右に曲がったところに…」
しかし、その説明は途中で止まってしまった。
なぜなら、美術室に設置してある水道に投げ捨てられてびしょ濡れになっていたからである。
……………………………………………………
「ひぐっ、ひぐっ、私の作品。どうして…」
「大丈夫。大丈夫だ、すみれ。コンクールまでは時間がまだある。俺も手伝うからさ、もう一枚、描こうぜ」
「うん…」
俺は、美術室に入る前のすみれとは打って変わって意気消沈してしまったすみれを励ましていると、突如、後ろから声が聞こえた。
「あら?すみれさん?すみれさんご自慢の作品はどこですの?私、見させてもらいたいわ」
「部長…」
俺が後ろを向くと、そこにはすみれや他の部員に部長と呼ばれた人物が立っていた。
「あらまぁあらまぁ、まさかですが水浸しになってゴミ同然になっているあの絵がすみれさんご自慢の絵ですの?私、びっくりだわ。しっかりと絵は管理されているといますので、誰かがわざと移動したんでしょうね。一体誰がどんな目的でやったんでしょうね」
…。まさか、こいつか?この人の神経を逆撫でる言い方。それに、周囲の部員もひそひそとそのようなことを言っている。
「部長、今回のコンクール、すみれさんに出品枠取られちゃったしね」
「案外、部長がやったんじゃね?」
「そうとしか考えられないよ」
………。そうか。
「ちょっと、ダメだよ!人を殴ろうとしちゃ!」
「殴ろうとなんてしてない。ちょっとこの件について聞こうとしただけだ」
「うそっ!絶対殴ろうとしてる!」
俺が怒りに身を任せて部長と呼ばれた人物に殴りかかろうとすると、すみれに止められた。
すると、当然。すみれが俺を後ろから抱きしめるような形になるので…。
「あらあら、仲のよろしいことで」
と、部長と呼ばれ以下略にくるりと背を向けながらからかわれてしまった。
「証拠見つけてやるから、首洗って待ってろよな」
そのまま立ち去ろうとしたので、俺は、部長と呼ばれ以下略に言葉を投げ捨てると、部長と呼ばれ以下略は言葉を返してきた。
「おっほっほっほっ。見つけられるものなら見つけてみなさいな」
あぁ、お望み通り証拠を見つけて吠え面かかせてやるよ。
…。それにしても、何でお嬢様口調なんだ?
「完成だ~」
あれから二週間。美術のコンクールに出すはずの作品をダメにされたすみれは、先生に掛け合って「2週間以内に納得できる作品をもう一度作ってきたらコンクールに出すことを許可しよう」という言質をいただいた。
すみれは、言質をとるとすぐに作業に取り掛かった。
一からもう一枚描き始め、構成、色具合、など色々考えながら描いていった。
最終的には、俺とすみれだけでは足りずに我が親友である洸にも頼み込んで手伝ってもらった。
それが今、やっと完成したところである。あとはこれを先生に見せに行き、OKを貰いに行くだけである。
休み時間、放課後、部活、家、休日などの時間をかなり費やして作ったこの作品、これだけ費やしたんだからOKは貰えるだろう。
さあ、先生のところへレッツゴー。
……………………………………………………
「おぉ、二週間でここまで仕上げてきたのか。なかなかやるじゃないか」
絵を見た時の先生の第一声である。これは、いい線掴めたのではないのだろうか。
「それで、先生。コンクールに出してもいいでしょうか?」
急かすようにスミレが先生に問う。
「あぁ、コンクールに出す作品はこれとしよう」
あまりにもさらりというもんだから少し理解に時間がかかったが、その言葉の意味を理解すると
「やったぁぁぁぁあああ!」
「今までの時間無駄じゃなかったぁぁぁああああ!」
俺たちは喜びを言葉と態度で表した。
少なくとも、その日は絶好調であった。それなのに、その翌日、すみれは学校を休んだ。
「大地、お前確か黒澤の家知っていたよな。プリント届けに行くの、頼まれてくれるか?」
「はい、分かりました!」
今日はすみれが一日中休みだったため、もともと訪れに行く予定だったから大丈夫である。
それにしてもすみれ、コンクールの作品を二週間で仕上げたんだもんなぁ。体調の一つや二つ、悪くなるよな。
……………………………………………………
ーピンポーンー
「すみれ~?いるか?」
俺は、すみれの家に着いて玄関チャイムを鳴らすと外から声をかけた。
「あ、大地君。来てくれたんだ。ありがとう」
しばらくしてガチャッと玄関を開ける音がして、すみれが出てきた。
しかし、すみれの様子がおかしい。顔は少しやつれていて、目の下にはクマがあり、足取りも少しおぼつかないようだ。
俺は、すぐにすみれの負担が減るように肩を貸して、許可を貰ってからプリントを持ってすみれの家へと入っていった。
……………………………………………………
「あのね、聞いて欲しいことがあるの」
俺なあの後、すみれをベッドまで付き添いプリントを届けた後、すみれと2人で他愛のない話をしているとすみれが話を切り出してきた。
「実は昨日の深夜、知らない女の人から沢山の電話がかかってきたの」
すみれは少し震えて顔を俯かせながら話す。俺はすぐにすみれを楽な体勢にしてやると、話の続きを聞くことにした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる