幸せになりたい女たち

usagi

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EP.1 日常

ゆいの日常

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ゆい『はぁ~。なんかいい出会いないかなぁ』


そう呟きながらインスタをスクロールする、ゆい

ゆい『なんか楽しいことしたぁい!』




ゆい『ん?なにこれ』

そこには、キラキラとカラフルなカードの画像が映し出されていた


ゆい『タロットカードか。へぇ~、面白そう』


イイネを押すゆい

すかさず、DMにメッセージを受信する


☆『初めまして。イイネ押していただき、ありがとうございます。
よろしければ、占わせて頂けませんか?』


ゆい『占いかぁ、興味ないけど暇だしやってみよ』

ゆい『初めまして。ぜひ占って下さい!よろしくお願いいたします~!』


☆『何を占ってほしいですか?』

ゆい『お、返信早いな。
恋愛を占ってください、素敵な人と出会いたいです!!』


ゆい『こんな感じ?お願いしまーす』



☆『明日のラッキーカラーはオレンジです。
また、いつもは行かないお店、
例えばカフェや本屋さんなど、どこか思いつくところに足を踏み入れてくださいね。
きっと素敵な出会いがありますよ。』


ゆい『えー、オレンジかぁ!オレンジのもの持ってないよ~。
明日は病院お休みだし、本屋さんでも行こうかな。』



看護師をしているゆいは、不定期で友達と休みが合わない
休みの日は、もっぱらインスタで流行りやキラキラしたものを検索して眺めるのが好きだ


ゆい『運命の人に、出会えますようにー。』



そう言いながら、ゆいは眠りについた



****


ゆい『んーーー、よく寝たっ』

朝ごはん代わりのコーヒーを淹れながら、今日のコーディネートを考えるゆい


ゆい『新しい出会いがあるなら、お洒落して出かけなきゃね~♪』



鼻歌を歌いながら準備をしていく
冗談半分だが、新しい出会いのために占いを信じることも必要だと言い聞かせているようだ


ゆい『いってきまーす!と』

ゆい『本屋さんなんて本当久しぶりだなぁ。運命の出会いあるかなぁ』


お気に入りのブーツをカツカツさせながら、ゆいは自宅から離れた大きい本屋さんへと足を運んだ


ゆい『オレンジの服を着た人が運命の人ってこと?そんな人いるかなぁ』


本屋にいるのに目線は本に行かず、さっきから客の服装ばかりを見渡しているゆい

かれこれ1時間は歩き回ってる



ゆい『うーーーん、収穫ナシ。か。』


本屋を後にするゆい、
占いなんて所詮そんなもの。と思いつつガッカリした様子でお店を出た


ゆい『運命の出会いはお預けだね~』



コロコロコロコロ


そう言ったゆいの足元に、ひとつのオレンジが転がってきた


ゆい『え、もしかして!!』



男『すいません、拾ってくださ~い』

遠くから爽やかな男の声がした



ゆい『はーい!。。。
これはもしや運命のオレンジ?』



ワクワクした表情で遠くの男を見ると、爽やかな笑顔でこっちを見ている


男『すみません、オレンジ買いすぎちゃって。ありがとうございます!』

ゆい『いえいえ、こんなオレンジ何に使うんですか。笑』


男『いやぁ、二日酔い防止ですよ。
お酒を飲んでるとね、ビタミンが不足しちゃうでしょ。
搾りたてオレンジジュースを飲むとね、こう、体が生き返るんだよっ!』


楽しそうに話す男

ゆい『へぇ、お酒好きなんですか?』



男『いえいえ、バーで働いているので今日はそのおつかい。
よければオレンジジュース、お出ししますよ。』


ゆい『じゃあ、是非飲ませて下さい!』



タロット占いのおかげで運命の人に出会えたかも!
この時のゆいは、高まる鼓動を抑えながら男のお店に付いていった。


そして、この出会いが
2人の運命を大きく変えていく
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