異世界で モフモフな ”オオカミ“ に転生した。俺には特別な進化候補があるそうなので、例え『最弱』でも『最強』を目指す。

LittleNight

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『鎧』VS『狼』④

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 今まで置いておいた足場も駆使しながら、空中を駆け巡る。
 
『空歩』にはもの凄くお世話になって、今ではもうlvが3にまでになった。
 コイツが凄くてフェイントから足場フォローまでなんでもござれの超有能スキルだったのだ!

 後それからさっきから緩急を付けて走ったり、壁ジャンからの方向転換とかしてるのに、かすったりするぐらいにギリギリに飛んで来る。
 ちょっとずつ慣れて来ていて、かなり精神的にも肉体的にもキツイ上に飛んでくる魔法の標準が滅茶苦茶になっていて、逆に避けづらくなっている。
『直感』と『空間把握』のおかげで、まだ浅めの切り傷で済んでいるが、状況は辛い。
 マ●オって凄いことしてたんだなあ。
 なんてしょうもない事を考えてみる。

『空歩』がレベルが3になって変わったのは、消費するSPが少なくなるだけだが、助かっている。
 SPは無くなれば即死だし、普通に走るだけでも減っていく。
 死ぬのは、多分だよ?
 実際に試して見る訳にはいかないし。
 でも、満腹度はゼロになったら普通死ぬと思うんだ。

 因みに他にもレベルが上がってるのはちらほらある。
『直感』がlv4に、『危険察知』がlv6、『念動』がlv7になり、『空間察知』がlv8になった。
 『直感』と『危険察知』は精度が少し上がり、『念動』は消費MPが下がった。
  そして『空間察知』は視界に入っていなくてもある程度以上の速度の物は分かるようになった。

『念動』などの消費MPが減ったのは良いが、残りの MPは、もうそろそろ尽きてしまう。
 少し消費量を少なくさせても、この量を維持し続けるのはかなりのMPを使うから、仕方なく浮かしてある足場の半分くらいを放棄して、MP消費量を減らした。
 足場自体は壊してはいないが『念動』の補助が無くなり、床に落ちて行く。
『念動』はかなりのMPを食うから仕方ない。
 落ちた衝撃で砕けてしまっているのも多いが、足場の形を保っている物もある。
 まあ何かに使えるかもだし、置いとこ。
 そこらに置いといても特にMP消費も無いし、どうせ地面に着地はしない、いや、出来ないから踏んだりして怪我する事は無いだろう。

 これで、MP消費は緩くなったが行動範囲はグッと狭まってしまった。
 と、いうより狙われ易くなってしまった。
 こちらはMPがカツカツなのに魔法使いの方は攻撃が止む気配は一向に無い。
 MPが無くなれば足場が使い物にならなくなってしまう。
 そうなれば床に張っている変幻自在の氷に串刺しにされてしまう。
 それだけは絶対に避けたい。

 今の魔法使いの残りMPを削るのも良いと思ったんだが、鑑定しようとしたら範囲外って言われてしまって、残りMPが分からなかった。 
 だからって迂闊に距離を詰める訳にはいかない。
 魔法使いは近接攻撃に弱いと思うが、実際に見てみれば、魔法って近距離でも強い。近い方が命中率は上がるし、威力も上がる。
 ゲームではこんなふうに乱射は出来ないからこそ近距離戦では弱い。
 今している乱射にクールタイムは今のところ見当たらないし、突撃しても蜂の巣にされるだけだ。
 それでもこの状態を維持していれば魔法使いのMPはいずれ無くなる。
 それも魔法使いの残りMPにもよるが、それもありだと思う。

 現状は以上だ!

 魔法使いの残りMPが分からない以上、こちらの方が先にMP切れになる可能性も有る。
 やはり、接近すべきか?
 でも、やはり接近したくはない。
 魔法使いのMP切れを狙う作戦は一旦保留にする。
 
 接近しない攻略法は何か無いのか?
 自分のステータスボードを開く。
 MP残り10!?
 エエッ!?
 ハ?
 も、もちつけおちつけ
 え、えっと、そう、そうだ!
 た、確かこの剣‥‥じゃなくて刀に入れといたMPを返してばいいのか。
 攻撃力は下がっちゃうけど許容範囲だよね!
 背に腹はかえられないし。

【魔水晶の双刃刀】からMPを補給する。
 体にぽわぽわした、暖かいものが入って来る。
 この感覚は凄くふわっとして気持ちいいんだよなぁ。
 戦闘中のすっごく張り詰めている心を少しリラックス出来る。
 戦闘中、冷静になれるのは結構でかい。

 よしっ!
 MP補充完了!
 
 やっぱり攻めるしか無いか。
 相手の状態が分からない状態で持久戦はリスクが高い。
 一旦近づいて鑑定してみるべきか。
 ええい、男は度胸だ!

 魔法使いを中心に回るように回避していたが、自分が乗っている足場を『念動』で射出からの『筋力強化』での大ジャンプで急加速を決め、刀で一閃!
 それから『鑑定』!
 いくら並列意思や思考加速が有ってもこのスピードでは狙いが付けづらく、防御の隙間を狙うなんてもっての外だ。
 でも、その代わりに圧倒的な攻撃力とスピードを叩き込む!
 ふう!
 スッキリした!

 そして更に去り際にさっき割れて散らばった盾の破片をに魔法使いに向けて『念動』で飛ばす。
 目眩し兼、嫌がらせにはなったかな。
 更に少しでもダメージが入っていると嬉しい。
 
 鑑定結果は、新しいスキルが『MP消費緩和』『MP自動回復』『精密射撃』『複合魔法』
 スキルレベルが上がってたのは『怒』『魔法能力上昇』
 更にステータスが少し上がって来ている。

 ステータスの伸びはまだ俺の方が上だけど、スキルが……何だよ自動回復って!
 こちとら寝ないと回復しんのだぞ!?
 いーなー!
 ないわー!

 ……帰っていい?
 ダメっすか、そうっすか。

 あ! 
 でもさっきの攻撃で600ダメージ入ってる!
 凄くね!?
 防具の上からだよ!
 アレ確か凄く硬かったよ!?
 ヤッター!
 半分ちょっと削れたー!
 よし!次で最後だ!
 もう一発喰らわせてやるよ!
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