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『鎧』VS『狼』⑤ 決戦
しおりを挟むパキッ-…
そんな音がして、床に張っていた氷が砕けて消えた。
この超絶ウザったい魔法が無くなった!
これでようやく地面に行ける!!
ちゃんと『危険察知』に反応が無いのを確認してから地面に降り立つ。
やったぁぁーー!!
ようやく着いたー!
これでMP消費も超絶節約出来る!
MPもさっきの思い付きカタパルトでかなり無くなってしまってギリギリだったからありがたい!
足の裏の地面は消えてしまう心配も無いし、すごく頼もしい。
あ、地面がまだちょっと冷たいな。
さあて、そんな感慨に耽るよりも魔法使いにトドメを刺さないと。
こんな事で死んでしまったらおバカすぎる。
あいつの残りMP、HPは共にかなり少ない。
詳細は分からないが、HPはあと一発、MPは多く見積もってあと三発って所かな。
このままゴリ押しで行けるか?
さっきのカタパルトもどきの攻撃はMPの問題上、もう撃てない。
魔法使いの装備はさっきの攻撃で肩から腰位まで破けてる。
そこの隙間を狙えばいけると思う。
防具は重騎士の鎧と違って布製で、薄く全身を覆っているから、攻撃するならそこしか無い。
薄っぺらくても防御力は高いからね。
まあ俺も結構ギリギリだけれど。
俺の方はあと魔法2発しか撃てないが、物理攻撃も有る。
さあさぁ、反撃の時間だ!
まず、距離を詰めないと話にならないので、向かって行く。
左右にステップを交えてフェイントも忘れずに。
だけど、さっきの氷の領域展開みたいな技を範囲を絞って出した技で距離を詰め損なった。
だけど魔法使いの方もかなり苦しそうに見える。
もうなんか何となく感情が分かってくる様になった。
何でだろ。
そんな事どうでも良い。
あの技のせいでまた迂回しないといけなくなる。
反時計周りに大きく迂回して距離を詰め直さないと。
周りに散乱している元足場がジャマだな。
でも、もう良い。
なあ、何でここまで元、足場を残してきたと思う?
何故かって?
こうする為だよ!
一気に念動で全ての元足場こと、自分の武器を魔法使いに向ける。
そもそもこれは武器なんだよ。
ただ俺が足場代わりに使っていたけれど。
わざわざ自分の邪魔になるかもしれないものを置いておく訳ないじゃあ無いか。
これはもう弾幕どころでは無い。
攻撃の壁だ。
この全てを念動で動かすのにはかなりのMPがいる。
それには『不屈』で補う。
『不屈』はMPとHPを引っ付ける様な物だ。
つまりMPもHPで補えるって事だ。
クッソ痛いしあんま変換率?も良く無いけどMPは回復する。
マジで痛い。
血ぃ出てるし。
痛いのは何とか堪えてその武器を容赦無く魔法使いに浴びせさせる。
どうやら氷と水の壁でガードしていた様だが、直ぐにMP切れになって攻撃を食らっていた。
そらガードもできるわな。
水&氷だもの。
無闇に突っ込まなくて良かった。
そして攻撃が終わると、もうMPも空っからの魔法使いが立ち尽くしていた。
そこに一気に突っ込む。
MPも無い魔法使いなんかただの的だ。
装備の破損部分に刀をぶっ刺し、そのまま通り越した。
刀はそのままに。
直後、刀が発火した。
氷属性には炎属性だろ?
俺には『魔法付与』なんてもんも有るんだ。
もう効果は実証済み。
じゃあな。お前は強かったよ。
強いて言えば、もうちょっと後に来て欲しかったかな?
何故か魔法使いは申し訳無さそうな、悲しい様な、そんな目をしている様に見えた。
目なんて物はは無いけれどもね。
そして、魔法使いのMPがゼロになった。
<スキル 見切りlv1を取得しました。>
<スキル 跳躍が大跳躍lv1に進化しました。>
<スキル 思考加速がlv8になりました。>
<スキル 集中がlv9になりました。>
<スキル 並列意志の ロック が解除されました。>
<レベルが1から30に上がり、過剰経験値をスキルポイントに変換しました。>
<スキルポイントを入手しました。>
<取得経験値が上限に達しました。>
<取得経験値が上限に達した為、進化が可能になりました。>
<レベルの上昇に伴いHP、MPが完全回復します。>
<称号 『瞬足』を取得しました。>
<称号 『魔法使い』を取得しました。>
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