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第33話 傭兵王の助言と復讐の炎
清潔な獣皮が敷かれた寝台の上で、リゼは重く鈍い痛みの中で目を覚ました。薄い灰色の髪は、隣で横たわるガレオンの逞しい肩に押し付けられたままだ。
動こうとした細い指先は、微かにシーツを滑るだけで、彼の意志に反して力を失った。左脇腹の深い傷が脈打つように熱を発する。動けない。貢献できない。その事実は、リゼにとって、自分が愛するガレオンの人生を破壊した「無価値な存在」であることを突きつける、冷たい現実だった。
リゼの淡い青の瞳が、隣にいるガレオンの鍛え上げられた胸板を見上げた。ガレオンは簡素な執務服を纏い、その大柄な体型はリゼの華奢な身体を完全に覆い隠している。ガレオンの薄いシャツの生地を、リゼの麻痺しかけた指先が、微かに、しかし確かに掴んでいた。それは、昨夜、ガレオンの無条件の愛を受け入れた証であり、リゼの孤独な信念が崩壊した後の、新しい愛の行動の始まりだった。
ガレオンはリゼの微かな息遣いの変化に気づき、音もなく身体を起こした。リゼの細い肩が、ガレオンの腕から解放される。ガレオンの琥珀色の鋭い瞳が、リゼの顔を覗き込んだ。
ガレオンはまず、リゼが掴んでいた自分の執務服の袖を一瞥した。袖は、リゼの指の力でわずかに皺が寄っていた。ガレオンは何も言わずに、その袖からリゼの麻痺した手をそっと引き剥がすと、その手を自分の硬い手のひらで包み込んだ。
彼は寝台の脇に座り直すと、リゼの脇腹に巻かれた新しい包帯に触れた。リゼは反射的に身体を硬直させたが、抵抗はしなかった。
ガレオンの指先が、包帯の上からリゼの皮膚をなぞった。その手つきは、荒々しい戦士のものではない。正確で、細心の注意が払われた動きだった。
「出血は止まっている」
ガレオンはそう断じると、リゼの身体を、脇腹に衝撃を与えないよう、細心の注意を払ってゆっくりと身体を起こさせ、背中を自分の胸板にもたせかけた。
「食事を摂れ」
ガレオンは傍らに置いてあった鉄皿に載せられた食事を、リゼの口元へと運んだ。
リゼは顔の筋肉を動かさず、黙ってそれを受け入れた。彼は、貢献できない自分への自責の念から、食事さえ「道具の維持コスト」であるかのように、機械的に嚥下した。
ガレオンはリゼの動作の一つ一つを監視していた。リゼが空になった鉄皿から顔を離した瞬間、ガレオンはリゼの細い顎を、自分の硬い手のひらでそっと持ち上げた。リゼの淡い青の瞳と、ガレオンの琥珀色の瞳が正面から見つめ合う。
ガレオンの重く低い声が響いた。
「貴様は、まだ私に、自分の価値を問うているのか」
リゼは呼吸を詰まらせた。彼の視線は、ガレオンの胸元に刻まれた、激戦の歴史を物語る深い古傷へと向けられた。
(僕のせいで、この人は傭兵王としてのすべてを捨てたのに……)
リゼは動かない指先に力を込め、ガレオンの執務服を掴もうと試みた。彼の行動は、「僕はあなたの欠点だ。切り捨てて、生き延びてくれ」という、最期の献身の意思表示だった。
ガレオンはリゼの微かな行動の意図を瞬時に読み取ると、リゼの手を再び包み込み、その細い手首を自分の唇に押し付けた。
「貴様の献身は、私にとっての死だ」
ガレオンの言葉は、リゼの長年の信念を、再び峻烈に否定した。
「貴様は、私を救うために、自分自身がこの世から消えることを選んだ。貴様が信じる『命を懸けた貢献』は、私に絶望しかもたらさなかった」
ガレオンはリゼの頬を包み込んだまま、リゼの瞳を深く見つめた。
「貴様は、私のために、すべてを諦めることを選んだ。傭兵王としての名誉も、財源も、合理性も、すべてを捨てて、貴様を選んだ私を、貴様は愛の力で救い出したのだ」
ガレオンはリゼを抱きしめる腕に力を込めた。リゼの身体は、ガレオンの圧倒的な体温と鼓動に包まれ、その言葉の真実を、身体で受け止める。
「貴様は、自分自身の身体的な弱さを晒し、愛する者を守りたいという、ただそれだけの想いで、私に真実の警告を伝えた」
ガレオンはリゼの薄い灰色の髪に、そっと顎を乗せた。
「貴様が、貢献できない無力な自分を受け入れた。その降参こそが、貴様が愛の真実を受け入れた瞬間だ」
リゼは、ガレオンの胸板に顔を埋め、身体の震えを抑えようとした。彼の心は、尽くすことをやめた自分への無価値感と、ガレオンの無条件の愛という矛盾の中で揺れ動いていた。
ガレオンはリゼの身体を抱きしめたまま、寝台の毛皮の上で、リゼの身体を正面に向けさせた。ガレオンはリゼの細い手を両手で掴み、その手を自分の鍛え上げられた胸板へと押し当てた。リゼの掌に、ガレオンの熱い皮膚の感触と、激しい心臓の鼓動が伝わってくる。
「貴様の能力や知識は、戦術として有用だ。だが、貴様の愛は、私の魂を救った」
ガレオンはリゼの手に、自分の体重を預けるように、一瞬だけ重圧をかけた。
「貴様は、愛する者を救った力を信じるべきだ。貴様が、何もせず、ただ私の傍にいるという、その存在が、私の唯一の合理だ。貴様は、もう何を証明する必要もない。貴様が私に与える最高の貢献は、生きることだ」
リゼは、ガレオンの瞳に宿る、愛する者を失うことへの極度の恐怖を伴った強烈な独占欲を読み取った。ガレオンは、傭兵王としてのすべてを捨てて、この瀕死の自分を選んだ。
リゼの身体に、再び微かな力が戻り始めた。それは、麻痺毒の影響の消失ではない。ガレオンの愛によって、彼の心に巣食っていた「呪い」が解かれ、生きる意志が呼び起こされた証だった。
リゼは、ガレオンの硬い胸板に押し当てられた自分の手を、わずかに、しかし抵抗の意思をもって、ガレオンの胸板から引き剥がした。
リゼは、その手でガレオンの執務服の襟元を掴んだ。彼の淡い青の瞳には、諦念の色は消え、愛する者を守るという、新しい決意の光が宿っていた。
リゼは、ガレオンの胸板にもたれかかったまま、その小さな身体を自らの力で支えようと、背筋を伸ばした。脇腹の傷が脈打つが、彼は痛みを意識的に無視した。
ガレオンは、リゼのその微かな、しかし決定的な行動を、琥珀色の鋭い瞳で捉えた。リゼは、無力な自分ではなく、愛されている自分として、ガレオンの側に立とうと立ち上がったのだ。
ガレオンの顔の筋肉が、わずかに緩んだ。彼はリゼの細い手首をそっと掴み、自分の唇に押し付けた。
「いい子だ、リゼ」
ガレオンはリゼを抱きしめたまま、立ち上がった。彼の大柄で立派な体型は、リゼを抱いたまま、室内の円卓へと向かう。
円卓には、最新の戦況地図が広げられていた。ガレオンはリゼを、円卓の隣の椅子に、脇腹の傷に注意を払って座らせた。ガレオンの巨大な腕が、リゼの細い腰をしっかりと抱き寄せている。
ガレオンは、リゼに背を向けず、地図の上に、部下たちが集めた貴族派閥の動向に関する情報を並べ始めた。
「貴族どもは、私が商業活動を破棄したことで、追い詰められたと判断しただろう」
ガレオンは、リゼを対等のパートナーとして扱うかのように、地図の上の重要な地点を指差した。
「奴らは、傭兵王としての私の合理性と威信が地に落ちたと考えている。彼らは、私がリゼという欠点を抱え、私的な情愛に溺れている間に、南方の交易都市への補給路の残りを完全に封鎖し、私の傭兵団を孤立無援に追い込むつもりだ」
リゼは、ガレオンの腕の中で、その緻密な思考力を集中させた。彼の現場で培った知識と技術が、再び動き始める。
リゼは、動かない指先に力を込め、円卓の上にある小型の炭棒を掴み、地図上の山脈の隘路の周辺を、ガレオンの視線が届く場所で、わずかに叩いた。
「ガレオン様……この隘路は、彼らが文書を輸送するために使用していた抜け道です」
ガレオンはリゼの指摘を一瞬で捉えた。彼の琥珀色の鋭い瞳が、リゼの淡い青の瞳を見つめる。
「その抜け道を通る、彼らの最終的な目的は何か」
ガレオンは、リゼの知恵を道具としてではなく、愛する者を守るための戦略として求めていた。
リゼは、炭棒で隘路の先の交易都市の背後にある、古い要塞の跡地を指し示した。
リゼの小さな身体に、愛する者を守るための勇気と決意が漲るのを感じ、ガレオンはリゼを抱きしめた腕に、満足と独占欲を込めて力を込めた。
(僕の価値は、この人の傍にいること。そして、この人を愛の力で支えることだ)
ガレオンは、リゼの愛を力に、敵に対する最終決戦の計画を立て始めた。彼の重く低い声が、野戦指揮所に響き渡った。
「全傭兵団に告げる。我々は、この隘路を通って、要塞を襲撃する。貴族どもに、傭兵王ガレオンの真の合理性を見せてやる」
ガレオンの武力は、愛という非合理的な感情によって、復讐の炎という新たな動機を得たのだった。
動こうとした細い指先は、微かにシーツを滑るだけで、彼の意志に反して力を失った。左脇腹の深い傷が脈打つように熱を発する。動けない。貢献できない。その事実は、リゼにとって、自分が愛するガレオンの人生を破壊した「無価値な存在」であることを突きつける、冷たい現実だった。
リゼの淡い青の瞳が、隣にいるガレオンの鍛え上げられた胸板を見上げた。ガレオンは簡素な執務服を纏い、その大柄な体型はリゼの華奢な身体を完全に覆い隠している。ガレオンの薄いシャツの生地を、リゼの麻痺しかけた指先が、微かに、しかし確かに掴んでいた。それは、昨夜、ガレオンの無条件の愛を受け入れた証であり、リゼの孤独な信念が崩壊した後の、新しい愛の行動の始まりだった。
ガレオンはリゼの微かな息遣いの変化に気づき、音もなく身体を起こした。リゼの細い肩が、ガレオンの腕から解放される。ガレオンの琥珀色の鋭い瞳が、リゼの顔を覗き込んだ。
ガレオンはまず、リゼが掴んでいた自分の執務服の袖を一瞥した。袖は、リゼの指の力でわずかに皺が寄っていた。ガレオンは何も言わずに、その袖からリゼの麻痺した手をそっと引き剥がすと、その手を自分の硬い手のひらで包み込んだ。
彼は寝台の脇に座り直すと、リゼの脇腹に巻かれた新しい包帯に触れた。リゼは反射的に身体を硬直させたが、抵抗はしなかった。
ガレオンの指先が、包帯の上からリゼの皮膚をなぞった。その手つきは、荒々しい戦士のものではない。正確で、細心の注意が払われた動きだった。
「出血は止まっている」
ガレオンはそう断じると、リゼの身体を、脇腹に衝撃を与えないよう、細心の注意を払ってゆっくりと身体を起こさせ、背中を自分の胸板にもたせかけた。
「食事を摂れ」
ガレオンは傍らに置いてあった鉄皿に載せられた食事を、リゼの口元へと運んだ。
リゼは顔の筋肉を動かさず、黙ってそれを受け入れた。彼は、貢献できない自分への自責の念から、食事さえ「道具の維持コスト」であるかのように、機械的に嚥下した。
ガレオンはリゼの動作の一つ一つを監視していた。リゼが空になった鉄皿から顔を離した瞬間、ガレオンはリゼの細い顎を、自分の硬い手のひらでそっと持ち上げた。リゼの淡い青の瞳と、ガレオンの琥珀色の瞳が正面から見つめ合う。
ガレオンの重く低い声が響いた。
「貴様は、まだ私に、自分の価値を問うているのか」
リゼは呼吸を詰まらせた。彼の視線は、ガレオンの胸元に刻まれた、激戦の歴史を物語る深い古傷へと向けられた。
(僕のせいで、この人は傭兵王としてのすべてを捨てたのに……)
リゼは動かない指先に力を込め、ガレオンの執務服を掴もうと試みた。彼の行動は、「僕はあなたの欠点だ。切り捨てて、生き延びてくれ」という、最期の献身の意思表示だった。
ガレオンはリゼの微かな行動の意図を瞬時に読み取ると、リゼの手を再び包み込み、その細い手首を自分の唇に押し付けた。
「貴様の献身は、私にとっての死だ」
ガレオンの言葉は、リゼの長年の信念を、再び峻烈に否定した。
「貴様は、私を救うために、自分自身がこの世から消えることを選んだ。貴様が信じる『命を懸けた貢献』は、私に絶望しかもたらさなかった」
ガレオンはリゼの頬を包み込んだまま、リゼの瞳を深く見つめた。
「貴様は、私のために、すべてを諦めることを選んだ。傭兵王としての名誉も、財源も、合理性も、すべてを捨てて、貴様を選んだ私を、貴様は愛の力で救い出したのだ」
ガレオンはリゼを抱きしめる腕に力を込めた。リゼの身体は、ガレオンの圧倒的な体温と鼓動に包まれ、その言葉の真実を、身体で受け止める。
「貴様は、自分自身の身体的な弱さを晒し、愛する者を守りたいという、ただそれだけの想いで、私に真実の警告を伝えた」
ガレオンはリゼの薄い灰色の髪に、そっと顎を乗せた。
「貴様が、貢献できない無力な自分を受け入れた。その降参こそが、貴様が愛の真実を受け入れた瞬間だ」
リゼは、ガレオンの胸板に顔を埋め、身体の震えを抑えようとした。彼の心は、尽くすことをやめた自分への無価値感と、ガレオンの無条件の愛という矛盾の中で揺れ動いていた。
ガレオンはリゼの身体を抱きしめたまま、寝台の毛皮の上で、リゼの身体を正面に向けさせた。ガレオンはリゼの細い手を両手で掴み、その手を自分の鍛え上げられた胸板へと押し当てた。リゼの掌に、ガレオンの熱い皮膚の感触と、激しい心臓の鼓動が伝わってくる。
「貴様の能力や知識は、戦術として有用だ。だが、貴様の愛は、私の魂を救った」
ガレオンはリゼの手に、自分の体重を預けるように、一瞬だけ重圧をかけた。
「貴様は、愛する者を救った力を信じるべきだ。貴様が、何もせず、ただ私の傍にいるという、その存在が、私の唯一の合理だ。貴様は、もう何を証明する必要もない。貴様が私に与える最高の貢献は、生きることだ」
リゼは、ガレオンの瞳に宿る、愛する者を失うことへの極度の恐怖を伴った強烈な独占欲を読み取った。ガレオンは、傭兵王としてのすべてを捨てて、この瀕死の自分を選んだ。
リゼの身体に、再び微かな力が戻り始めた。それは、麻痺毒の影響の消失ではない。ガレオンの愛によって、彼の心に巣食っていた「呪い」が解かれ、生きる意志が呼び起こされた証だった。
リゼは、ガレオンの硬い胸板に押し当てられた自分の手を、わずかに、しかし抵抗の意思をもって、ガレオンの胸板から引き剥がした。
リゼは、その手でガレオンの執務服の襟元を掴んだ。彼の淡い青の瞳には、諦念の色は消え、愛する者を守るという、新しい決意の光が宿っていた。
リゼは、ガレオンの胸板にもたれかかったまま、その小さな身体を自らの力で支えようと、背筋を伸ばした。脇腹の傷が脈打つが、彼は痛みを意識的に無視した。
ガレオンは、リゼのその微かな、しかし決定的な行動を、琥珀色の鋭い瞳で捉えた。リゼは、無力な自分ではなく、愛されている自分として、ガレオンの側に立とうと立ち上がったのだ。
ガレオンの顔の筋肉が、わずかに緩んだ。彼はリゼの細い手首をそっと掴み、自分の唇に押し付けた。
「いい子だ、リゼ」
ガレオンはリゼを抱きしめたまま、立ち上がった。彼の大柄で立派な体型は、リゼを抱いたまま、室内の円卓へと向かう。
円卓には、最新の戦況地図が広げられていた。ガレオンはリゼを、円卓の隣の椅子に、脇腹の傷に注意を払って座らせた。ガレオンの巨大な腕が、リゼの細い腰をしっかりと抱き寄せている。
ガレオンは、リゼに背を向けず、地図の上に、部下たちが集めた貴族派閥の動向に関する情報を並べ始めた。
「貴族どもは、私が商業活動を破棄したことで、追い詰められたと判断しただろう」
ガレオンは、リゼを対等のパートナーとして扱うかのように、地図の上の重要な地点を指差した。
「奴らは、傭兵王としての私の合理性と威信が地に落ちたと考えている。彼らは、私がリゼという欠点を抱え、私的な情愛に溺れている間に、南方の交易都市への補給路の残りを完全に封鎖し、私の傭兵団を孤立無援に追い込むつもりだ」
リゼは、ガレオンの腕の中で、その緻密な思考力を集中させた。彼の現場で培った知識と技術が、再び動き始める。
リゼは、動かない指先に力を込め、円卓の上にある小型の炭棒を掴み、地図上の山脈の隘路の周辺を、ガレオンの視線が届く場所で、わずかに叩いた。
「ガレオン様……この隘路は、彼らが文書を輸送するために使用していた抜け道です」
ガレオンはリゼの指摘を一瞬で捉えた。彼の琥珀色の鋭い瞳が、リゼの淡い青の瞳を見つめる。
「その抜け道を通る、彼らの最終的な目的は何か」
ガレオンは、リゼの知恵を道具としてではなく、愛する者を守るための戦略として求めていた。
リゼは、炭棒で隘路の先の交易都市の背後にある、古い要塞の跡地を指し示した。
リゼの小さな身体に、愛する者を守るための勇気と決意が漲るのを感じ、ガレオンはリゼを抱きしめた腕に、満足と独占欲を込めて力を込めた。
(僕の価値は、この人の傍にいること。そして、この人を愛の力で支えることだ)
ガレオンは、リゼの愛を力に、敵に対する最終決戦の計画を立て始めた。彼の重く低い声が、野戦指揮所に響き渡った。
「全傭兵団に告げる。我々は、この隘路を通って、要塞を襲撃する。貴族どもに、傭兵王ガレオンの真の合理性を見せてやる」
ガレオンの武力は、愛という非合理的な感情によって、復讐の炎という新たな動機を得たのだった。
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