オレに懐いてる幼なじみ♂がバ先の童貞マッチョ先輩に寝取られた夜

宗形オリヴァー

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オレに懐いてる幼なじみ♂がバ先の童貞マッチョ先輩に寝取られた夜【前編】



日付も変わろうかという真夜中のことである。

安アパートの前に乗っていたタクシーが留まって、オレと先輩はよろよろと下車した。

「なあ犬守(いぬもり)、今日の合コンも惨敗すぎて、もはや笑っちまうよなあ」
俺が肩を貸している木虎カズシ(きとら・かずし)先輩が、酔いの回った赤ら顔で笑う。

オレよりも頭ひとつ大柄な彼はバイト先の居酒屋の先輩であり、頻繁に合コンを開催しては玉砕していて今日もその帰りである。

「そーやって調子に乗って潰れるまで呑むとこが敗因じゃないすかねー」
木虎先輩の合コンに数合わせで呼ばれるのはもう何回目のことかわからない。
そしてそのたびにこうして先輩の面倒を見るのも何回目かわからない。

オレこと犬守ケンゴ(いぬもり・けんご)は肩に圧し掛かるセンパイの重みに溜め息をついた。
(ぐぬぬ、先輩ってば無駄にガタイがデカくて運びにくいんだよなぁ…!)

彼女が欲しいと常に息巻いている先輩だが、女性からのウケはすこぶる悪い。
オレが考えるに、筋トレにかまけて洒落っ気のないムキムキのガタイ、大雑把な性格、沸点の低さと、性欲に突き動かされる前のめりな性格……と、先輩がモテない理由はザッと並べただけでもまだまだある。
それに加えて今日は酔っ払って服を脱ぎ始めたところで合コンは強制終了になった。
正直、期待でムラムラがMAXだったオレの息子は激しくがっかりしている。

(ったく、オレだって彼女欲しいのに、先輩と一緒にいたら永遠に童貞捨てられなさそうだよ……帰ったら思いっきりシコろ)

オナニーがしたくてたまらない気持ちを隠しながら、アパートの階段を上った。

自分の部屋の鍵を開けて中に入ったとき、違和感に気がついた。







(あれ? オレ、部屋の電気点けっぱなしで出たっけ…?)
煌々と灯りが付いたままの散らかったワンルームを眺めると、不意に物音がした。
オレが音源のシャワールームへ振り向くのと、その扉が開いたのは同時だった。









「わ…っ!? お、おかえり、ケン兄(にい)…!」
驚く声と共に目に入ったのは、大きな瞳、つやめく黒髪、健康的に水を弾く素肌。

お風呂上りの一糸纏わぬ姿の少年がそこに立っていた────。






オレに懐いてる幼なじみ♂がバ先の童貞マッチョ先輩に寝取られた夜【前編】



「アキラ!? なんでお前がいるんだよ」

オレはそこに立つ、歳の離れた幼馴染である卯ノ宮アキラ(うのみや・あきら)にそう呼びかけた。

家が隣同士だったことから、オレとアキラは兄弟同然に育った間柄だ。
無邪気なアキラは年齢の離れたオレのことをそれでも実の兄のように慕ってくれていて、オレからしてもアキラは可愛い存在に違いなかった。
だけどオレが実家を出て一人暮らしを始めてから、顔を見るのは随分久々のこと。

一体どうしてこいつがオレの家に…!?

「ケン兄ひどい! 明日から連休だから、今日からそっちに泊まりに行くってライン送ったじゃん! おれ、寝ないで待ってたのに…!」

アキラがぷくうと頬を膨らませる。まだまだ子供っぽい仕草だ。
責められたオレはスマホを確認する。

……確かにアキラからお泊りについてのラインが届いていた。
一ヶ月前に…。

その時は忙しくて適当に「いいよ」とスタンプを送ったんだったっけ。

(あちゃー、アキラが泊まりにくるの今日だったのか…)
オレは内心頭を抱える。

「合鍵の場所、おばさんに聞いてたから勝手に入っちゃった。へへ、ケン兄に会えるの久しぶりだよね。おれ、めっちゃ楽しみにしてたんだよ? お泊りするために宿題だって全部終わらせて来たんだから」

ぽたぽた濡れた髪のまま嬉しそうに笑うアキラ。
うっ、そのキラキラした嬉しそうな瞳を見ると、とてもお前が来ることを忘れていたとは言えない…。

「あ、ああ、オレも嬉しいけど。でもなアキラ、実は今日はちょっと……」
オレは自分の肩ですっかりイビキを掻いている木虎先輩に目線を向ける。
「……ケン兄の友達? おっきい人だね」
「友達っていうか、バ先の先輩。さっきまで一緒に酒呑んでて、酔いつぶれたからウチで寝かせようと思ってさ」
はあ…。アキラが来るって覚えてたら、先輩なんかそのへんに置いてきたのに…。

溜め息をつくオレとは対照的にアキラはニコニコしている。
「ケン兄バイト始めたんだ、すげー! お酒とかも呑むんだ、おっとなー!」
なんだそりゃ…。
「そりゃ、まだ毛もうっす~くしか生えてないお前と比べらたらオトナだけどな」
スッパダカのアキラの股間を指差してからかってやる。
ぷるんと揺れるアキラの幼いブツの根元には、赤ん坊のような産毛がさわさわしてるだけだ。

「…っ!!」

アキラはかあ、と顔を真っ赤にさせるとバスタオルを巻いてすぐにカラダを隠した。

「し、しょーがないじゃん、最近やっと生えてきたとこなんだし! ケン兄のスケベ!! そういうのノンデリって言うんだぞ!!」
「はいはいスケベでいいですよ。ってなわけで、今夜は先輩寝かせてオレも寝るからお前に構ってるヒマ無いでーす」
「ええー、そんなあ…!」
小学生の時から着ているパジャマに着替えるアキラを尻目に、オレは狭い部屋を横断して先輩のデカい図体をベッドに放り投げた。
ふう。重かったぜ…。軽くなった肩をぐりぐりと回す。

「んが…っ!? ここはどこだァ……女の子たちはどこだァ…」

先輩がなにやら寝ぼけて呻いている。
寝転がったまま腕毛の生え揃った豪腕を突き上げては、手のひらで何かを揉むようにワキワキと動かす先輩。
女の子というか、おっぱいを求めるいやらしいその動きに心底げんなりとする俺。

「ここは居心地バツグンの自慢の我が家っす。テンション上がることに男しかいませんよー」
オレは押入れから来客用の布団を引っ張り出す。
「アキラ、オレはお前の分の布団敷いとくから、悪いけど先輩に水くんでやってくれ」
「あ、うん。わかった」
オレに頼まれてアキラは水道へ向かった。

「あんで男しかいねぇんだよぉ~~俺のおっぱいはァ~~~???」
「自分の胸についてるでしょ」
センパイのだらしなすぎる呻き声は聞き流すことにする。
つくづくこんな人と一緒に遊んでること、アキラには知られたくなかったぜ……。

「あんだよ~~~そうだ犬守~~また風俗行こ~ぜ~~、ほら、こないだ指名した女の子可愛かったって言ってたよなあ~~~ぐへへへ、へぶっ!!!」
寝ぼけながらそんなことを言いやがる先輩にエルボーをかます。
しかし時すでに遅し。
ちょうど水を持ってきたアキラにバッチリ聞かれていたみたいで、アキラは気まずそうに顔を赤くしてうつむいている。
最悪だよ、もう……。

「ふ、風俗って、エッチなことするとこでしょ…ケン兄、誰かとエッチしたの?」

アキラがおずおずとソンナコトを訊いてくるもんだからオレは真っ青で笑うしかない。
「いや、なんつーか…どうだろう…てかお前、このことおばさんとかオレの親とかに絶対言うなよ……」
果てしなく気まずいのに、いやいや店では手コキだけしかしてもらってないよ、とか、年下のアキラに真実を説明したいわけもない。
でもアキラはなんだか興味津々な瞳でふんふんオレを見てくる。

「ねえねえケン兄、エッチって気持ちよかった!? 初めてのときってどんな感じ!? お、おれ、すっごくキョーミあるから教えて教えて!」 

ああ~~~。
そうだよなあ、そういうお年頃だよなあ~~~。
オレは額を押さえるしかない。

「アキラ、そういうのはいいから先輩にお水あげて」
「もう~~! 後でぜったい教えてよ!」
ぜったい教えないよ…。

アキラはぷんぷんと頬を唇を尖らせて、寝ぼけている木虎先輩の二の腕をポンポンと叩く。
「あの、お水持って来ましたけど……」
「んおぉ……??」
アキラの声掛けに先輩はむくりと上体を起き上がらせた。
図体が大きすぎてちょっと近寄りがたい先輩の粗野な瞳が、びくりと肩を震わせるアキラを映す。
数秒の時間停止のあと、先輩は無精ひげだらけのイカつい顔の相好を崩した。

「んだよぉ、カワイイ子いるじゃねーか!」

ウサギを捕まえる羆(ひぐま)のように、先輩ががばっと両手を広げる。
「うわっ!?」
身長190センチの長さの両腕が折りたたまれたとき、小柄なアキラのカラダは悠々とその厚い胸板に押し込められていた。

「せ、先輩、ナニ勘違いしてんですかっ! アキラはれっきとした男です!」
「あァ? そうなのか? まあこんな可愛い顔してんなら男でもいいか、ガハハ」
「ガハハじゃないでしょ…!」
ぎゅうぎゅうとアキラを抱きしめる先輩。
オレはそんな先輩の腕をこじ開けようとするもびくともしない。
なんつー馬鹿力だ…!

「け、ケン兄……」
アキラは先輩の腕の中、どうしていいかわからず不安そうにこちらを見ている。

「あー、やべぇ、人肌に触れたらこう、抑えてたムラムラがまた蘇ってきやがったぜぇ…ぐへへ」
先輩が鼻息を荒げてそんなことを言う。
先輩が発情してるのなんていつものことだけど、今勃起するのだけはやめてくれ…!
でもそんな俺の願いはアキラの一言で虚しく散る。

「うわ、おじさんのちんちん、でっっっか……」

オレが引き剥がす間もなく。
抱きしめられたまま、おそらく先輩の盛り上がった股間を押し付けられているアキラがスナオな感想を漏らした。
「おうボウズ、誰がおじさんだ。俺はまだ22だぞ。若々しくカズシくんと呼びたまえ」
「へー、ケン兄と3歳しか変わんないのにオトナっぽいね。ねえカズシくん、何食べたらそんなにでっかくなれる?」
「んあ? ガタイなら筋トレすればいいだろ? ココのデカさは自前だからわかんねぇなァ、ほれほれ」
「わ…っ」
ニヤけた顔で、屹立した股間をアキラの尻にぐいぐいと押し付ける先輩。
無邪気なアキラの質問になんつー返答をしやがるんだ、この助平先輩は!

「も、もういいでしょ先輩! アキラのこと離してやってください」
慌ててオレが介入するも、先輩は何やらニヤニヤとアキラを見下ろしている。
なんだよ、その怪しい表情は…。

「あのよおボウズ、お前さっきエッチなことにキョーミあるとか言ってたろ」
「え、うん、まあ、あるけど……」

「オトナの俺が直々に教えてやろうか、すんげーエッチなこと」

「え……ホント!?」
先輩がニヤリと口の端を豪快に歪めるのを、アキラがキラキラした眼差しで見上げる。

「いやいやいやいやいや!! なに言ってんですか!!!??」

まさかの展開にオレは慌てふためく。
でもアキラは先輩の片腕にガッチリホールドされていて、助け出そうにもオレの腕力じゃとてもかなわない。
オレの喚く声を無視して、先輩がアキラのパジャマの裾から脇腹に手を滑り込ませた。

そのままもぞもぞとパジャマが膨らんで、アキラの脇や腹部を撫で回しているのが見て取れた。

「おおー、スッべスベで手触りが最高だな。さすがボウズなだけあるぞ」
「あはは、くすぐったいよ。カズシくんって手もデッカイね」
大人に遊んでもらってアキラは上機嫌だ。
こいつは昔から人懐っこかったけど、俺はなんとなく気が気じゃない。
「いやいや、先輩ってば……」

先輩の手がアキラの背中に回って、子供っぽいパジャマが内側から膨らむ。
「おぉー、俺らと違って背中もツルツルでなめらかだなぁ。若くて体温もたけーし」
なんかおっさん臭いぞ、先輩…。

するとまた前方に先輩の手の膨らみが移動して、めくれた裾からアキラのへそをくすぐるのがチラリと見えた。
「わっ、あははっ、そこだめっ、笑っちゃうっ」
キャッキャと喜ぶアキラを見て、オレはなんだか何も言えなくなってしまう。
楽しい雰囲気に水を差すのもアレな気がして…。

「ガッハッハ! ほーれほれ、ここはどうだ、こちょこちょこちょ!」
先輩も意外と子供をあやすのが上手くて、アキラも無邪気に楽しそうだ。

……なーんだ。
先輩がエロいことを教えるなんて言うからてっきり本気で心配しちゃったけど、冗談に決まってるよな。
勃起するのはまあ、男としての生理現象だとして…。

いくら先輩が飢えに飢えたケダモノだからって、こんなガキ相手にエロい気なんて起きるはずないもんなあ。
先輩は、初めて会った人懐っこい少年をからかって遊んでやってるだけだ。

(俺ってばマジで心配して、兄貴ぶっちゃって……あほらし)
そう思い至ると、二人がキャッキャと遊んでいるのを眺めているのも急激に馬鹿らしくなってくる。

……そういえば、オレもめちゃくちゃムラムラしてたんだった。
オレは自分の息子がズボンをパツパツに押し上げていることを思い出す。
部屋に帰ったら即シコろうと思ってたのに、アキラが来てたせいで忘れてたぜ、まったく。

「あのー、オレ、腹痛いんでトイレに篭もりますけど、二人ともそれ以上騒がないように!」

ベッドの上で抱き合ったままくすぐりっこを続ける先輩とアキラに適当にそう言い捨てる。

「へいへい、わかってら。おらボウズ、ここはど~だ~? こちょこちょこちょ!」
「あははっ! ふははっ! もー、カズシくんってば、くすぐるの上手すぎ…っ! ケン兄、行かないで助けてってば、あはははっ」

アキラは俺に向かって助けて、なんて言ってるけど、それが本気の意味じゃないことくらい俺にもわかる。

なんだよ、すっかり二人で楽しそうだな。
ちょっと疎外感が生まれたこと事態がショックで、オレはぷいと二人から顔を背けるとオナニーのためにトイレに駆け込んだ。

個室の中、便座に座り、スマホでお気に入りのエロ動画を再生して、イヤホンを装着する。
待たされていきり立つ息子を慰めるように握りしめた。
準備オッケーだ!
(よし…! シコるぞ…ッ!)
オレが興奮で鼻息をむふーっと噴き出したとき、トイレのドアの外で何か大きな音が聞こえた気がした。

(ん? アキラの声か?)
イヤホン越しなのでよく聞こえなかった。
オレはイヤホンを外して、ドアの外に耳を澄ましてみる。

「おらおら、ここはど~だ! ガッハッハ、観念しろ、騒ぐんじゃねーって! 足も開いてみな」
「あはは、も~~、あはははっ……ひゃっ!?」

聞きたくもない先輩の雄々しい声が届いてきた。
やれやれ、いつまでくすぐりあいを続けるんだか。
オレはイヤホンを再度装着して、ナミダを垂らしている息子を握りなおす。
よしよし、今シゴいてやるからな…!

『……! ……!』

しばらくして、また、大きな声が聞こえた気がした。

(聞き取れなかったけど、アキラがオレのこと呼んだような……?)

オレはイライラしつつもまたイヤホンを外す。

「ガッハッハッ! おいボウズ、暴れるなって~! 叫ぶくらいならオレの腕噛んでろ。なんだこりゃ、ボウズまだブリーフ履いてんのかよ」

また先輩の大声だけが届く。あーもう萎えちまうよ!

「せんぱーい! ちょっと静かにしてもらえませんかね~? こっちの精神が乱れちまうんすけど~」
オレはたまらずドアの向こうへ呼びかけた。

「おーわりーわりー! ボウズがはしゃいじまってな! おら、ボウズも犬守になんか言ってやれー。れろれろ」
先輩の能天気な声が返って来る。
まったく…! 
イライラしながら再再度イヤホンを付け直そうとした時。

『…っ、あ、ぁ、ふあぁ…っ』

…………?
不意に鼻にかかった甘い喘ぎのような声が聞こえた。
(……あ、スマホのエロ動画の音声か)
でも動画の中の成熟した女優の声よりも、中性的な声質だったような…。
って、いやいや、また気ぃ散っちゃったよ。
もうオレのチンコばっきばきなんだからな、早くイカせてやんないと!

「ほら、ここをこうして、こう、ぐりぐりっと……どうだ? 体重は俺に預けていいからよ。力抜いてみな」

と思っても、また届いてくる先輩の声。
地声が大きい先輩と、オレの部屋の薄いトイレのドアが不必要な親和性を発揮しているのだ。

「おぉ! ビクッとしたな!  へへ、ほら、こっちもしてやっから。 吸い上げるのと転がされるのどっちがいいか教えてくれ……れろぉ~~じゅるるるっ!」

『…っ! …っ!』

先輩の声はデカいからイヤでも聞こえてくるけど、アキラのか細い声は微かに「何かの音」として聞こえてくる程度で、会話の内容までは聞き取れない。

「そんな涙目になってカワイイやつだな。なら、ここをれろれろ、こっちをぐりぐり、同時にしたらどうだぁ? おっ、そんなに跳ねて楽しそうだな~~べろぉ~~」

先輩の声に混じってベッドがぎしぎしと軋む音が響く。
スマホのエロ動画に集中したいから、オレは先輩の声をきちんとは聴いていない。
だから会話の内容もよく理解してないけど、一体なにをそんなに暴れることがあるんだか…。

「おら、今度はこうして、俺のをこうするぞ…っ! しっかり頑張れよ、ボウズ」

先輩の声に続いて、どったんばったんとベッドが軋む音がさらに響く。

さっきから一体何してんだよ、まったく…!

オレはしばらく我慢していたが、もう気が散ってオナニーどころではない。

我慢の限界だ…!

「ハッ……!」
そして不意にオレは思い至る。
ベッドの上で暴れられると、その下に隠してあるお宝たち(アダルトDVD)が被害を被(こうむ)る危険があることに…!

(や、ヤバい! コレクションがバレるのはマズイ…!)

オレは慌てて下着を履くとトイレの扉を開けてベッドへ駆け戻る。

「ちょいちょいお二人さん! さっきからどったんばったん何してんすか!? あんまりベッドの上で暴れないでくださいよーー!!!」

そう怒鳴ったところでオレは動きをピタリと止めた。
暴れていたはずの二人の姿が視界に入る。




すぐに理解が出来ない。



──────ベッドの上では、アキラが69の体勢で先輩のチンポに口を付けていた。



「んむっ、んんっ、ちゅぷ、け、ケン兄…っ!」

ナミダで潤んだ瞳、上気した頬、はあはあと喘ぐ小さな口から赤い舌を覗かせるアキラは全裸で木虎先輩の体の上に寝そべって、天井を向くグロテスクな巨チンの亀頭に口付けてぺろぺろと舐めている。
恐らくそのサイズはアキラの小さな口で咥えるのは無理だ。

「おう、うるさくしてわりーわりー。フェラしろって言ったらボウズが暴れてなあ。尻に指突っ込んで、やっと大人しくなったとこだぜ」

アキラのお尻に顔を埋めながら、悪びれることのない笑顔で先輩はそう言う。
彼の指はぐっぽりと二本、アキラのアナルにねじ込まれており、話しているあいだも、彼はアキラの小さな穴のナカで太い指を動かすのを止めなかった。

「な………な……!?」
オレはあまりの光景に言葉が紡げなくなった。

「あ、あ、はぁ…っ」
先輩がナカで指を曲げるたびにアキラが身をよじって、先輩のデカマラを強く握る。

「だいぶ拡がったなァ、よしよし、もうすぐ俺のチンポ入りそうだ」

ち、ちんぽって…!

「せ、先輩っ! 本気で言ってんすかっ!? こんなガキ相手に、しかも男だし…っ!」

目の前の光景に理解が追いつかない。
いくら女に飢えてて童貞こじらせてる先輩でも、こんな、まだろくに毛も生えてないようなアキラにこんなこと…!

「アキラっ! こんなの、舐めちゃダメだ…っ! センパイも、チンポなんか仕舞ってくださいよ…!!」

オレは慌ててアキラの口から先輩の赤黒いチンポを引き離すと、先輩のトランクスを引き上げて巨根に被せた。
と言っても、萎えてない先輩のモノが布地を押し上げてエラいビジュアルになってるけど…。

「あ? エロいこと教えて~ってすりよって来たのはボウズだぞ? 男同士の場合はここ使ってセックスするんだって教えてやったら興味津々でな。それに俺らも今日は欲求不満でもうどうしようもねえし、ちょうどよかったじゃねーか。ほら、ボウズも気持ちイイよなー」

先輩はニカッと笑うと、69の体制から背面座位の体勢に変えてアキラを背後から抱きしめた。

「え、あ、うん……なんか、最初は怖かったけど、今はちょっと、慣れてきた、かも…」

対するアキラが紅潮したとろんとした顔で言う。
先輩に引き出されたその表情が、オレの知ってるアキラとはかけ離れていて、なぜか胸の奥がズクンと軋む。

「アキラ、お前……い、いや、でも……」

「見てみろよ、ボウズのチンコもピンと勃ってるだろうが。嫌じゃない証拠だろ」
その言葉のとおり、アキラの未成熟な茎はむくむくと天を向いていた。
先輩が空いてる手でその先端を撫でると、綺麗な蜜がとろりと染み出してきた。

「やっ、カズシくん、そこ、ヘンな感じする……っ」
「ガッハッハ、ボウズも立派な男っつーことだ」

オレはあられもない姿を晒しているアキラのどこに視線をやればいいのかもわからず、オロオロと目線を彷徨わせた。

「おい犬守、そんなソワソワチラチラ見てねーでガッツリ見とけって。ボウズのやつ、こうすっとカワイイ反応すんだぜ」

そう言って木虎先輩がおもむろにアキラの胸に顔を寄せる。
先輩の肉厚な舌がアキラの胸の桃粒を掠めた瞬間、アキラは小動物のように甲高く鳴いた。

初めて聞く幼馴染のダイレクトな嬌声にオレは汗を流して固まる。

「あ、ああっ、なんかっそこっすごくてっ、んあぁっ」

小さな乳首を先輩にねろねろと舐められてアキラが顎を上向ける。
アキラ……感じてるんだ……。

ぐぽぐぽと尻を拡げられながら胸を犯されるアキラから、オレは目が離せない。

「…………はあ、はあ、はあ……」

アキラがこのまま流されて先輩のモノを受け入れるかもしれないことを想像すると、なぜか酷く胸が揺さぶられる。
い、今すぐに止めなきゃ、こんなこと。
いや…でも……。
その逡巡の意味すら分からず、オレは立ち尽くす。

そんなオレを見て先輩は何を勘違いしたのか、ヤレヤレとした視線を向けてきた。

「しょうがね~なあ、犬守、お前からココ使っていいぞ」

センパイはオレに見えるように、両手で強くアキラの尻タブを広げて奥の蕾を見せ付けてきた。
ぬらぬらと濡れた穴がくぱぁと広げられて、ピンク色の内壁を見た瞬間、無意識に喉がごくりと鳴った。

「え、い、いや、その…」
「いーっていーって。お前もチンポ辛そうじゃねえか。ほら、ズブッと入れちまえよ」

先輩が強引にオレを引き寄せて、下着をずらしてくる。
恥ずかしいくらいにバキバキに勃起しているオレのチンポがぼろんと晒されて、アキラに見せ付けるような格好になってしまう。

「ケン兄の……勃ってるとこ、初めてみた。カズシくんのとはカタチ違うね」

うぐ…!
アキラが興味津々にオレの包茎チンポを見てくる。
オレのムスコはそれだけでまた、ぐん、と角度を上げてしまった。

どれだけ口先で迷う素振りを見せたって、オレの下半身は今すぐにでもその穴に入りたくてたまらないと主張している。

「おう、もたもたすんな。ヤリたいだろ?」

先輩が背後からアキラを持ち上げて、オレのチンポに穴をあてがってくる。
ヤリたいかどうかと聞かれたら、そんな、そんなの……。
オレだって男だし、早く童貞捨てたいし、てか今もチンポ勃起止まんないし……。
それにアキラは可愛い顔してるし、声だって高いし、なんか甘い匂いするし、オレに一番懐いてるからきっと嫌がらないし…!

それにそれに、男でも気持ちいいって、エロ雑誌で読んだことあるし……っ!!

「や、ヤリたい、です……っ!!」

オレの答えにセンパイが笑顔でサムズアップしてくる。
「よっしゃ、よく言った! ムッツリな兄ちゃんで大変だなーボウズ」

う、うるさいな…。
オレはハアハアと息を荒らげると、ゆっくりとアキラと距離を詰めた。
きっと餓死寸前の張り詰めたケダモノのような表情をしているだろうオレを、アキラが不安そうに眺める。オレはそんなアキラのアナルに自分のチンポを宛てがうと、掠れた声を絞り出した。

「あれ、これ、い、いいんだよな…? 入れちゃって、いいんだよな…っ」

恥ずかしそうなアキラが返答するより早く、オレは人生で初めての挿入を体験した。

ぬぷぷぷ……っ。

「あ、ぁ、んやぁああ……っ!? け、ケン兄のが……っ!?」

オレはアキラの両足を持ち上げると、小さな穴を押し広げながら完勃ちチンポを押し込んだ。
少し硬い入り口を越えると、ぬめった穴はオレの肉棒をゆっくりと奥へと誘う。
入れただけなのにチンポが溶けてしまいそうなくらい、アキラのナカは熱くて柔らかくて、気持ちよかった。

「はーっ、はーっ、なんだよ、これ……っ」

これが、セックスなんだ…!?
みんなこんな気持ちいいことしてたんだ…!

「アキラ、ごめん、ごめんな…っ」
オレは謝りながら、ぬぷぬぷと腰を押し進めていく。
「ひうぅ…っ! あう、ケン兄、ああっ、もっとゆっくりして…っ!」
不安げなアキラの声は聞こえてるけど、オレのカラダは言うことを聞かない。
ゆっくりなんて出来ないまま、オレは快楽を貪るようにピストンした。
「ごめんっ、アキラっ、きもちよすぎて無理っ、だあっ」
初めて味わう肉穴の感触は、生きてきた中で一番の気持ちよさをオレの息子に与えた。
「あう…うう…ケン兄…っ」

ぬぽ…ぬぷ…ぐぽ…っ!

「どうだボウズ、慣らしてやったからあんまり痛くないだろ」
先輩がドヤって背後からアキラを覗き込む。
「あ、う、うん…たし、かに…んんっ」

そう言ったって全く違和感がないわけも無いだろう、アキラはオレが腰を突き動かすたびに顔をしかめて、くぐもった声を漏らした。

「ナカ…っ! すげ……すげ…っ、ふんっ!ふんっ!」

ぱんっ! ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ!

しかしオレときたら年下のアキラを気遣う余裕もなく、自らのチンポから快楽を得ることを最優先して腰を降ってしまう。

「んっ、んんっ、んっ、ふぐぅ…っ、んん、ふぅ、くふぅ…っ」

アキラの吐息混じりの喘ぎ、興奮する…っ。
オレのチンポを根元まで受け入れながら、眉を八の字にして、切なく潤んだ目でオレをじっと見つめて、口に両手を当てて声を抑えている幼なじみ。
そんなエロくていじらしい姿に、胸と股間が滾らない男はいないだろう。

「アキラ、アキラ…っ、兄ちゃんとキス、キスしよ……っ」

オレは興奮のあまりタコのように唇を突き出して、可愛いアキラの顔に迫る。

「ん、ケン兄…っ」

もう少しでアキラの唇を味わえる。
そう思っていたのに、幼なじみの半開きの唇は、寸前のところで首を真横に向けられた。

「んん~~っ!」

オレの目の前で、先輩の分厚い唇が、アキラの小さな唇を覆っていた。

(な……!?)

「だからお前ばっか楽しんでんじゃねえって。キスは俺が担当な。あー、なんか甘ぇぞ、ボウズの唾」

先輩がゲスい瞳でオレを横目に見ながら、アキラの口内にぬらつく舌をねじ込むのが見えた。

「んんっ!? んふ、んぅう…っ!?」

アキラは突然の深い口付けに混乱しているようだ。
ヒゲなんて一切生えていない真っ白な顎を、ゴツゴツした先輩の手で固定されて、じゅるじゅると口内をまさぐられる感覚に目を見開いている。

「ほら、もっと口開けてべろ出せ。俺のと絡めるんだぞ、れろれろ~」

「ふぇ…れぇ…こう…? れろれろ…んむうっ」

言われるがまま、一生懸命先輩とベロを絡めるアキラ。
鮮やかなサーモンピンクのアキラの舌を、酒に焼けた赤黒い先輩の舌が蹂躙していく。

アキラは先輩に斜めから捕食されるように舌をねじ込まれ、歯を舐められ、唾液を飲まされている。
二人の間に粘っこい橋が架かるのをオレに見せつけて、先輩がニヤリと笑った。

「あー、うめえ。ボウズとのベロチュー最高だぜ♪」

その卑猥な光景に魅入ってしまっていたオレはハッとする。

(なんだよ……チクショウッ!)

唐突にアキラとのキスを奪われて、胸の中に黒い炎が燃えた。
これは……恐らく嫉妬だ。

先輩さえいなければ、アキラのファーストキスはオレのものだったのに…!

それでもまだ、アキラのナカに挿入しているのは自分だという矜恃がオレにはある。

「アキラ、ほら、こっち気持ちいいか…っ!」

対抗心ではないけど、それでも先輩とのキスに意識を向けているアキラを取り戻すように、乱暴に腰を振った。

ぱんっ、ぱんっ、ぱこっ、ぱこっ!

「んんっ! あうっ、んん、はぅ、んむ…っ! ケン兄…っ、おれ、よく、わかんなぃ…っ」

先輩とのキスが終わって、アキラが口の端から唾液を垂らしながらオレを見る。
だけどその唾液は先輩がアキラに移したもので……。
クソ、なんか腹立つなあ……!

ぱちゅっ、ぱんっ、ぱんっ!

「ふーっ、ふーっ、ふーっ」

オレはめちゃくちゃ気持ちいいけど、どうすれば相手が気持ちよくなるかなんてぶっちゃけまだわからない。
ただ、ただ、強く激しく腰を打ち付けた。

「おろ、ボウズ、気持ちよくないのか? チンコ元気なくなってんぞ」

アキラの背後から先輩がそんなことを言ってくる。
確かによく見るとアキラの中心部は、さっきよりもくたりと萎えていた。
あらら、尻だけでイクとか、やっぱフィクションなのかな。

「んんっ、よく、わかんないっ、けど、おれ、おしりの中、ケン兄が入ってるの、嬉しいよ…っ」

「アキラ……っ」

オレの胸にそっと手を添わせてくるアキラに胸が鳴る。
こいつ…可愛いな……。

(なら、しっかり気持ちよくしてやんないとだな!)

気合いを入れ直したオレが汗だくで腰を振り続けるも、アキラの反応はあまり変わらず、チンコも萎えたまま。
そんな時、キュウ、と明らかにアキラのナカが締まった。

オレの動きが気持ちよかったのか…!?

気を良くしてアキラを見ると──────先輩が背後からアキラの胸を弄んでいた。

「んぁ…っ! あっあっそこ、やあっ、ふぁあっ!」

アキラの小さな乳首を2つとも。
先輩の人差し指がコリコリと撫でる。

「気持ちよくなるの手伝ってやろーと思ってな。ぐへへ、おっぱいおっぱい♪」

「あっ、ぁ、カズシくん、だめ、なんかへん…あぁあっ」
「エッチな乳首に育ててやるからな~。俺が舐めたらイッちまうようになるかな?」

アキラは先輩の両手に自分の手を重ねて制止しようとしているが、そんなものに何の意味もない。

「あっあっ、やあっ、んんっあんっ...///」

先輩の無骨な指はオレの幼なじみの言葉を無視して、薄い色素の無垢な乳首を捏ね回した。

どうしようもなく感じるアキラの痴態を、木虎先輩はいやらしさを隠さない顔で舌を垂らして見下ろしている。

アキラが上半身をよじるたびに、きゅうきゅうとアナルも締まる。

「あっ、はうっ、あっ、だめ、カズシくっ、あっあっ、ゆび、とめてっ、はぁんっ、はぁあんっ…///」

アキラの両胸にべったりと貼り付いた先輩の手のひら。
先輩の指先はぷくう、と丸く実ったそこを丹念に転がしては、イジめるようにカリカリと擦ったりする。
アキラはその先輩の手首をぎゅううと握りしめて乳首を犯される快感に耐えているようだった。

「んー、やめてほしい? なら……××××って言ってみ?」

乳首から指を離さず、先輩はニヤニヤとアキラの耳元に口を近づけて何かを囁く。

アキラも涙目でそれに耳を澄まして、まるでオレを除け者にした二人の世界だ。
そのうえ、先輩の酒臭い吐息がオレにまで香ってきて、二重の意味で不快だった。

「あっんっ、それ、言ったら、乳首、触るのやめてくれる…?」
「おうよ」
べろお、と先輩がアキラの耳を舐めた。

「ひん…っ! でも…なんか…やっぱさ…」
アキラは何かをためらっているようだ、

「言わないならそれでもいーぜぇ。そのかわり、おっぱいずーっとイジメちゃうかんな」

「ひゃぁあっ!」
ぎゅうう、と硬くなった乳首を甘く引っ張られて、アキラが目を閉じて首を振った。

先輩はれろおとアキラの首筋に舌を這わせながら、乳首を引っ張るのをやめない。

「あっあっ言うっ!言うから引っ張らないでっ、ひぐ……か、カズシくん…大好き……っ」

オレは愕然とした。

「お~よく出来たな♪ マジでカワイイぞ~、えらいえらい」

先輩は乳首から手を離すと、真っ赤になっているアキラの頭をポンポンと撫でた。

ふてくされたような顔をして動きを止めたオレに、アキラが動揺する。

「け、ケン兄…? ち、ちがうよ、今のは『カズシくん大好きって言え』って言われたからで……おれが一番好きなのは……んあぁあっ!?」

オレとアキラの会話の途中なのに、先輩はお構い無しにアキラの乳首を舌で撫で始めた。

「あっ!? あっあっ!? なんでっ、言ったらやめるって…っ!」
「ガッハッハッ、指で触るのは止めただろうが。舐めるのを止めるとは言ってないんだぜ~、れろれろれろ」

先輩の舌が容赦なく、すっかり膨らんで尖ったアキラの粒を唾液まみれにしていく。

「あっあっひぁっ、そんなっ、ずるじゃん…やぁあっ!」
アキラは木虎先輩の顔を両手で引き剥がそうとするが、細い両手首をあっさりと先輩の片手で拘束されてしまう。
「ほいほい、いい子はエッチのとき暴れないんだぞー」
「きゃうっ!」
かり、と乳首を甘噛みされて、アキラがびくんと跳ねた。
その快楽に満ちた振動が、アキラのナカを通じてオレにまで伝わってくる。

抵抗すら出来ないまま涙目になるアキラの粒を、先輩はべろべろと舌の腹で潰すように丹念に舐め上げてゆく。

「やあっやだやだっカズシくんっ、カズシくんってばっ!」
野生のケダモノそのものであるその舐め方に、アキラは為す術なく甘い声を上げ続けた。

見ると……いつの間にか、アキラのクリーム色の肉茎がぴこんと天井を向いていた。

(アキラ……嫌がってても、感じてんだ……)

先輩の愛撫で、こんなにそそり立たせて…。
複雑な感情が胸に渦を巻いた。
嫉妬で、興奮で、背徳で……それが果たしてなんなのか突き止める前に、オレのチンポに限界が訪れる。

「あ、やばい、出る、もう…出る…っ!」

何度かこっそり休憩を繰り返してイクのを耐えていたが……張り詰めていたオレのチンポは、先輩がイタズラするたびにアキラのアナルがきゅうきゅうと締め付けてくるせいであっけなく暴発してしまう…!

ぴゅるっ! びゅくく…っ!

あっけなくアキラのナカに熱を射精してしまったオレ。

「はぁ、はぁあ、うぁあ…っ、あ、な、なに? なんか、出てる…っ?」

アキラが初めての中出しに目を丸くしている。

うう、こんなにあっけなくイッちまうなんて……。
もっと長く楽しみたかったような、もったいないような。
アキラのことも気持ちよく出来てたかわかんないし…。

(でも…オレはめちゃくちゃ気持ちよかった……)

満足感を得たオレのチンポがずるりと抜け出ると、アキラの秘部からはどろりと白濁が垂れる。

「はあ、はあ、はあ……ねえケン兄、気持ちよかった? これっておれ、ケン兄とエッチできたってことだよね…?」

中出しされて息を荒げているアキラが上目遣いに訊ねて来る。
うぐぐ…そうだな、オレ、アキラとHしちゃったんだよな……。

(ていうかオレ、アキラで童貞捨てちゃったよ……)

複雑な胸中ではあるが、ヤッてしまったもんは仕方ない。
目の前にいる、可愛い幼馴染に対して、これからは真摯に向き合うしかない。
そうだな、まずはきちんと気持ちを伝えて、それから改めてこれからの関係を…。

「あ、アキラ……っ」

しかし。
オレが伸ばした両手がアキラに届くより先に、先輩がアキラをベッドに押し倒した。

「っしゃ、次は俺な! ボウズ借りるぞ~」


………え??

先輩が豪快に着ている衣類を脱ぎ捨てる。
鍛えられた上半身が露になって、アキラが羨望の眼差しを向ける。

「はあ、はあ、カズシくん、筋肉すご…。なんかヒーローみたい」

「だろ? こっちもさっきよりスゲーことになってっからな」
先輩がトランクスを下げた瞬間。


ぶるんっっ!!!


それは例えるなら、まるで寿司の太巻きだ。
幹に血管がビキビキと浮き上がったグロテスクな巨根が跳ね上がってきて、オレとアキラは息を飲んだ。
さっきも見たはずなのに、いや、さっき見た時より、先輩のチンポは太く長くなっている気さえする…。

「うわ、ちんちん、やっぱりでっっかい……」

アキラが思わずと言ったように、頬を染めて呟く。
そりゃ、オレも同じことを思ったけど。
だけどアキラのやつ、オレの時はデカいとか言わなかったくせに…!
そりゃ、オレは包茎で先輩はズル剥けだけどさ…!
くそ…なんか同じ男として敗北感を覚えざるを得ないぞ…。

「お、犬守が慣らしてくれたから俺のデカブツでも入りそうだぜ」

先輩が舌なめずりしながらデカチンをアキラの穴に押し付けて、極太の亀頭をぐにゅぐにゅと埋め込んでいく。

「えっ、うそ、んあぁぁあ…っ!? かは…っ! ま、まって、カズシくんの、うぁんっ! お、おっきすぎて…っ!」

そんなブツを無理やりねじ込まれるアキラは目を見開き、背中を弓なりにしならせて抵抗している。

(アキラ…アキラが、オレ以外の男に……)

目の前の光景に、オレは酷く胸騒ぎを覚えた。
先輩に貫かれそうになっているアキラの反応と、オレの中にあるアキラへの感情が交錯する。

こんなの…こんなの、ダメだ…っ!

いても立ってもいられず、考えるより先に先輩の肩を強く掴んでいた。

「せ、先輩…っ! お願いします、ここまでにしてやってください! アキラは、アキラはオレの大事な幼馴染で、へぶっ!!!?」

言い終わる前にオレは顔面と、そして背中に強い衝撃を感じた。

殴られた自分が、ベッドとは離れたテレビ台まで吹っ飛ばされたんだと、数秒遅れて理解した。
たらりと鼻血が垂れたことには、さらにその後で気がついた。
先輩を見ると、彼は片手を軽く振り回しただけのようだった。

「おいおい犬守、てめえ自分だけ賢者モードになってんじゃねーよ」

先輩の声は明るい。
だけど、ジロリとオレの方を見据えた瞳の粗暴さに、オレは背筋が凍った。

「てか、それくらいで吹っ飛ぶとかお前ひょろすぎだろ。ガッハッハ、まあそっから見とけや。安心しろ、ボウズが壊れるようなことはしねぇから」

先輩の筋肉は伊達じゃない。オレはそのことを身を持って思い知る羽目になった。
そして、それはどう足掻いても木虎先輩にチカラでは敵わないという恐怖をオレに植え付けた。

途端、殴られた痛みを激しく実感する。
自分より強い生物から威嚇されている恐怖に、体が震えてそこから少しも動けなくなった。

「ひあっ! や、やだ、カズシくん、なんか怖い…! チンチン、大きすぎて……っ! うぁあうっ! 入んない、入んないってばぁっ! ケン兄、ケン兄っ!?」

アキラが涙声でオレに助けを呼んでいる。
今度は冗談じゃなく、
オレは床にボタボタと垂れる鼻血を拭うことも出来ず、蹲ったまま、アキラの上に圧し掛かる先輩の下卑た横顔を眺めるしかできない。

こんな、こんなことになるなんて……。

「ああ……ああぁ……ごめん…ごめん、アキラ……」

先輩から逃れようとバタバタと暴れるアキラに、きっとこの声は届いていない。

屈辱と絶望の中で。

大切な幼なじみを助けることが出来ない己の情けなさを、オレはただひたすらに謝り続けるのだった─────。




【後編に続く】

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