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28話 大規模魔術式
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そしてやっとのことで冒険者ギルドにたどり着く。
「割と大変だったな」
「ほんっと大変だったわ」
そして素材買取カウンターで討伐部位の買取をしてもらう。今回は依頼は受けていないが、魔物の素材の買取もしてもらう。
「まあ、これはケルベロス!」
受付嬢が叫んだ。その声を聞いて他の冒険者達が振り返る。
「これをあなた達が?」
頷くと受付嬢があたふたし出した。
「ちょっと待っててもらえます?」
そう言うと受付嬢は奥の方へ走っていった。
しばらく待つと立派な体格の壮年の男がやった来た。
「君らがケルベロスを倒したって冒険者かい?私はロドウィック。ここのギルド長をしている」
「そうよ、私たちで倒したのよ」
「ケルベロスは巨大で凶暴な魔獣だ。一体どうやって倒したんだ?」
エマは帰らずの迷宮の地下11階でケルベロスに遭遇したこと。最初火魔術で攻撃したけれど立ち上がってきたこと。レオンとヴィンセントが首元を狙って倒したことを説明した。
「なるほど。帰らずの迷宮の地下11階か……なんで迷宮の地図が10階までしか売ってないか知ってるか?11階まで行って戻ってきた奴がいないからさ」
「途中で帰ってきたから地下11階の地図は未完成だけどね」
「しかし11階から生きて帰ってきて、ケルベロスまで倒すのか。大したものだ」
「しかし……そうなると、うーん……」
ギルド長は腕を組んでしばらく考えた。
「よし、決めた。君らのランクを上げる事にする。今はEランクなのだろう?それでは少し問題がある。今日から君らはDランクだ。本当はもっと強いのだろうけどな。将来はAランクも可能かもしれんぞ」
そう言うと受付嬢にカードを渡すように言った。受付嬢からカードを返してもらうとランクはDになっていた。ランクEからランクDに上がるには普通10年かかると言われている。
「しかし、毛皮は少し焦げていて残念だ。だが、それなりに高価な値はつく。後、地下11階の地図は途中でも高く売れるぞ」
そう言うとギルド長は去っていった。
買取値はケルベロスの牙が金貨50枚、毛皮は金貨200枚であった。毛皮は美品であれば金貨1,000枚は下らないだろうとのことである。
また、道具店で地下11階の途中の地図を売ったところ金貨10枚になった。
「うふふ、私たち大金持ちね」
「大金持ちはもっと持ってるさ」
「でも、店を開くぐらいのお金はあるわね」
「冒険者やめるかい?」
「いや、まだまだよ。もっと深い階層に挑戦したいわ」
「そうだよな。まだまだだよな」
そして今日はギルドの酒場にて祝勝会を開く事になった。私とヴィンセントは高価な炭酸水で、エマとアメリアは一番高いワインで乾杯する。
「乾杯!」
そして冒険者ギルドの酒場で一番いい料理をたらふく食べた。冒険中は保存の効く寄宿舎のパンより更に固いパンと干物だけだったからな。
そのまま冒険者ギルドの近くの宿屋に泊まった。エマとアメリアはいつも使っている宿屋があるのでそこに泊まった。
1週間程宿屋に宿泊して休息する事になった。寄宿舎には戻らなかった。
その間、私とヴィンセントはエマに呼ばれて王都から少し離れた丘に連れて行かれた。
「地下11階以降はこの前のケルベロス以上の魔物が出てくる可能性があるわ。だからより強力な魔術が必要となるの。ヴィンセントも魔術は使えるのよね」
「ああ、2人には及ばないがな」
「魔法陣は使えるだろ?」
「ああ、それなら大丈夫だ」
「じゃあ、私が今回考えてるのは3人による大規模魔術式よ!」
「なるほど、この3人ならかなりの魔術が使えるな」
「そして今回使う魔術はエクスプロードよ!」
「……エクスプロードは火属性最高魔術だと聞くが」
「そう、恐ろしく高価だったけどエクスプロードの魔導書を手に入れたのよ」
そして魔導書を開いてエマの講義が始まった。私とヴィンセントは何とか理解する。エクスプロードは必要な魔力量が膨大過ぎて一人ではとても撃つ事ができないようだ。
「よしわかった。やってみよう」
「まずは3人の魔法陣を重ね合わせることからね」
なかなか3人の魔法陣を上手く重ね合わせることは難しかったが、次第にできるようになって来た。
「それじゃあ魔法陣を一斉に展開してエクスプロードを撃つわよ」
3人が一斉に魔法陣を展開した。
そしてエマが唱えた。
「エクスプロード!」
すると轟音とともに途方もない爆発が前方に起こった。
「よし!成功ね」
「すごい威力だな」
「魔力がごっそり持って行かれたな」
そしてエーテルを飲んで魔力の回復しながら、日が暮れるまでエクスプロードの練習を続けた。
全員がクタクタになって王都に戻り宿屋に戻った。
「割と大変だったな」
「ほんっと大変だったわ」
そして素材買取カウンターで討伐部位の買取をしてもらう。今回は依頼は受けていないが、魔物の素材の買取もしてもらう。
「まあ、これはケルベロス!」
受付嬢が叫んだ。その声を聞いて他の冒険者達が振り返る。
「これをあなた達が?」
頷くと受付嬢があたふたし出した。
「ちょっと待っててもらえます?」
そう言うと受付嬢は奥の方へ走っていった。
しばらく待つと立派な体格の壮年の男がやった来た。
「君らがケルベロスを倒したって冒険者かい?私はロドウィック。ここのギルド長をしている」
「そうよ、私たちで倒したのよ」
「ケルベロスは巨大で凶暴な魔獣だ。一体どうやって倒したんだ?」
エマは帰らずの迷宮の地下11階でケルベロスに遭遇したこと。最初火魔術で攻撃したけれど立ち上がってきたこと。レオンとヴィンセントが首元を狙って倒したことを説明した。
「なるほど。帰らずの迷宮の地下11階か……なんで迷宮の地図が10階までしか売ってないか知ってるか?11階まで行って戻ってきた奴がいないからさ」
「途中で帰ってきたから地下11階の地図は未完成だけどね」
「しかし11階から生きて帰ってきて、ケルベロスまで倒すのか。大したものだ」
「しかし……そうなると、うーん……」
ギルド長は腕を組んでしばらく考えた。
「よし、決めた。君らのランクを上げる事にする。今はEランクなのだろう?それでは少し問題がある。今日から君らはDランクだ。本当はもっと強いのだろうけどな。将来はAランクも可能かもしれんぞ」
そう言うと受付嬢にカードを渡すように言った。受付嬢からカードを返してもらうとランクはDになっていた。ランクEからランクDに上がるには普通10年かかると言われている。
「しかし、毛皮は少し焦げていて残念だ。だが、それなりに高価な値はつく。後、地下11階の地図は途中でも高く売れるぞ」
そう言うとギルド長は去っていった。
買取値はケルベロスの牙が金貨50枚、毛皮は金貨200枚であった。毛皮は美品であれば金貨1,000枚は下らないだろうとのことである。
また、道具店で地下11階の途中の地図を売ったところ金貨10枚になった。
「うふふ、私たち大金持ちね」
「大金持ちはもっと持ってるさ」
「でも、店を開くぐらいのお金はあるわね」
「冒険者やめるかい?」
「いや、まだまだよ。もっと深い階層に挑戦したいわ」
「そうだよな。まだまだだよな」
そして今日はギルドの酒場にて祝勝会を開く事になった。私とヴィンセントは高価な炭酸水で、エマとアメリアは一番高いワインで乾杯する。
「乾杯!」
そして冒険者ギルドの酒場で一番いい料理をたらふく食べた。冒険中は保存の効く寄宿舎のパンより更に固いパンと干物だけだったからな。
そのまま冒険者ギルドの近くの宿屋に泊まった。エマとアメリアはいつも使っている宿屋があるのでそこに泊まった。
1週間程宿屋に宿泊して休息する事になった。寄宿舎には戻らなかった。
その間、私とヴィンセントはエマに呼ばれて王都から少し離れた丘に連れて行かれた。
「地下11階以降はこの前のケルベロス以上の魔物が出てくる可能性があるわ。だからより強力な魔術が必要となるの。ヴィンセントも魔術は使えるのよね」
「ああ、2人には及ばないがな」
「魔法陣は使えるだろ?」
「ああ、それなら大丈夫だ」
「じゃあ、私が今回考えてるのは3人による大規模魔術式よ!」
「なるほど、この3人ならかなりの魔術が使えるな」
「そして今回使う魔術はエクスプロードよ!」
「……エクスプロードは火属性最高魔術だと聞くが」
「そう、恐ろしく高価だったけどエクスプロードの魔導書を手に入れたのよ」
そして魔導書を開いてエマの講義が始まった。私とヴィンセントは何とか理解する。エクスプロードは必要な魔力量が膨大過ぎて一人ではとても撃つ事ができないようだ。
「よしわかった。やってみよう」
「まずは3人の魔法陣を重ね合わせることからね」
なかなか3人の魔法陣を上手く重ね合わせることは難しかったが、次第にできるようになって来た。
「それじゃあ魔法陣を一斉に展開してエクスプロードを撃つわよ」
3人が一斉に魔法陣を展開した。
そしてエマが唱えた。
「エクスプロード!」
すると轟音とともに途方もない爆発が前方に起こった。
「よし!成功ね」
「すごい威力だな」
「魔力がごっそり持って行かれたな」
そしてエーテルを飲んで魔力の回復しながら、日が暮れるまでエクスプロードの練習を続けた。
全員がクタクタになって王都に戻り宿屋に戻った。
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