30 / 126
30話 ヒュドラ
しおりを挟む
そしてデュラハンを倒した後部屋で少し休息した後、再び探索に戻る。相変わらずアンデッド共が群れをなして襲いかかってくる。
それをなんとか潜り抜け、扉の前にたどり着いた。
「また扉ね。今度は何かしら?」
扉を開けて部屋に入る。
「これはまずいわ!」
部屋の中にはヒュドラがいた。8つの首がこちらを睨んでいた。巨大な体を揺すらせて前進してくる。
「レオン!ヴィンセント!魔法陣展開!」
そして3人の魔法陣が重なる。
エマが叫ぶ。
「エクスプロード!」
そして大爆発が起こった。大爆発の後、辺りは煙に包まれる。
魔力を使いすぎたのか軽い目眩が起こる。煙によりヒュドラの生死を確認することはできない。
視界が元に戻るとヒュドラは……半分の4つの首を失いながらも生きていた。
次の瞬間には私とヴィンセントはヒュドラに向けて駆け出していた。エマもそれに続いた。
ヒュドラの失われた首は少しづつ回復していた。
私とヴィンセントはヒュドラに斬りかかり、エマはありったけの攻撃魔術を唱えた。
そして数時間の戦闘の後、ヴィンセントによってヒュドラの最後の首が切り落とされた。
この戦いで私とヴィンセント、それにエマも重傷を負ってしまったためアメリアの治療を受けることになった。アメリアがいなければここから地上へ帰還することは不可能だろう。
ヒュドラの討伐部位についてはヒュドラの頭の一つを持って帰ることにした。かなり巨大な頭だが、トマスのバックパックになんとか入れることはできそうだ。先程のデュラハンの頭はパーティーで分散して持つことにする。
満場一致で撤収することとなった。食料もエーテルも少なくなってきた。ここから地上へ戻る事を考えるとこれ以上探索するべきでない。
激戦が続いて皆の疲労がたまっている。アメリアもこれ以上聖魔法を使うことはできないだろう。
この部屋で一泊した後、地上を目指して出発した。
帰還も困難を極めた。アンデッド共が群れをなして襲いかかってくる。地下6階まで上がるとリッチが出なくなるのでようやく一息つける。最短距離で戻っているのだが、それでも被害は大きい。
そしてようやく地上へと帰還した。広場に戻り、簡易宿泊所に行って眠る事にする。今回はダメージが大きいため、広場内で何日か過ごした。
十分に休息を取った後、帰路に着いた。
王都に着くと冒険者ギルドに向かった。素材買取カウンターに向かってデュラハンの頭を見せると別室に案内された。
別室に案内され、しばらくするとギルド長がやってきた。
「なにやら大変な物を持ってきたみたいだな。騒ぎが起きても困るから別室に案内させてもらったよ。今回は何だい?」
バックパックからデュラハンの頭5つとヒュドラの頭を取り出した。
「これはデュラハン!それも5体も、こっちは……ヒュドラじゃないか、信じられん!」
ギルド長はデュラハンとヒュドラの頭を交互に見比べた。
「ランクアップが必要だな。後で受付にカードを渡しなさい。今のAランク冒険者でもヒュドラは倒せんよ。大昔に存在したと言う伝説のSランクパーティーならあるいはと言ったところだ」
ギルド長は腕を組んでしばらく目を閉じた。
「デュラハンやヒュドラは何階にいた?」
「地下12階にいたわ」
「地下12階……未知の領域だな。他にどんな魔物がいる」
「基本的には他の階と同じでアンデッドが出てくるわ。リッチとワイトが強敵ね。階を降りる毎に強くなってくるし、それに数も増えていく」
「リッチは単体でも驚異だ。それが複数出てくると言うのか」
「それに加えてワイトやスケルトンと連携してくるわ」
「なるほどありがとう。あと、今回の報酬の件だが、おそらくデュラハンもヒュドラも素材としてはあまり価値がない。しかしギルドは今回特別報酬を金貨500枚出そう」
「わあ!ありがとう」
そして部屋から出て、受付嬢に冒険者カードの更新をしてもらい、特別報酬金を受け取った。これでCランクである。
それをなんとか潜り抜け、扉の前にたどり着いた。
「また扉ね。今度は何かしら?」
扉を開けて部屋に入る。
「これはまずいわ!」
部屋の中にはヒュドラがいた。8つの首がこちらを睨んでいた。巨大な体を揺すらせて前進してくる。
「レオン!ヴィンセント!魔法陣展開!」
そして3人の魔法陣が重なる。
エマが叫ぶ。
「エクスプロード!」
そして大爆発が起こった。大爆発の後、辺りは煙に包まれる。
魔力を使いすぎたのか軽い目眩が起こる。煙によりヒュドラの生死を確認することはできない。
視界が元に戻るとヒュドラは……半分の4つの首を失いながらも生きていた。
次の瞬間には私とヴィンセントはヒュドラに向けて駆け出していた。エマもそれに続いた。
ヒュドラの失われた首は少しづつ回復していた。
私とヴィンセントはヒュドラに斬りかかり、エマはありったけの攻撃魔術を唱えた。
そして数時間の戦闘の後、ヴィンセントによってヒュドラの最後の首が切り落とされた。
この戦いで私とヴィンセント、それにエマも重傷を負ってしまったためアメリアの治療を受けることになった。アメリアがいなければここから地上へ帰還することは不可能だろう。
ヒュドラの討伐部位についてはヒュドラの頭の一つを持って帰ることにした。かなり巨大な頭だが、トマスのバックパックになんとか入れることはできそうだ。先程のデュラハンの頭はパーティーで分散して持つことにする。
満場一致で撤収することとなった。食料もエーテルも少なくなってきた。ここから地上へ戻る事を考えるとこれ以上探索するべきでない。
激戦が続いて皆の疲労がたまっている。アメリアもこれ以上聖魔法を使うことはできないだろう。
この部屋で一泊した後、地上を目指して出発した。
帰還も困難を極めた。アンデッド共が群れをなして襲いかかってくる。地下6階まで上がるとリッチが出なくなるのでようやく一息つける。最短距離で戻っているのだが、それでも被害は大きい。
そしてようやく地上へと帰還した。広場に戻り、簡易宿泊所に行って眠る事にする。今回はダメージが大きいため、広場内で何日か過ごした。
十分に休息を取った後、帰路に着いた。
王都に着くと冒険者ギルドに向かった。素材買取カウンターに向かってデュラハンの頭を見せると別室に案内された。
別室に案内され、しばらくするとギルド長がやってきた。
「なにやら大変な物を持ってきたみたいだな。騒ぎが起きても困るから別室に案内させてもらったよ。今回は何だい?」
バックパックからデュラハンの頭5つとヒュドラの頭を取り出した。
「これはデュラハン!それも5体も、こっちは……ヒュドラじゃないか、信じられん!」
ギルド長はデュラハンとヒュドラの頭を交互に見比べた。
「ランクアップが必要だな。後で受付にカードを渡しなさい。今のAランク冒険者でもヒュドラは倒せんよ。大昔に存在したと言う伝説のSランクパーティーならあるいはと言ったところだ」
ギルド長は腕を組んでしばらく目を閉じた。
「デュラハンやヒュドラは何階にいた?」
「地下12階にいたわ」
「地下12階……未知の領域だな。他にどんな魔物がいる」
「基本的には他の階と同じでアンデッドが出てくるわ。リッチとワイトが強敵ね。階を降りる毎に強くなってくるし、それに数も増えていく」
「リッチは単体でも驚異だ。それが複数出てくると言うのか」
「それに加えてワイトやスケルトンと連携してくるわ」
「なるほどありがとう。あと、今回の報酬の件だが、おそらくデュラハンもヒュドラも素材としてはあまり価値がない。しかしギルドは今回特別報酬を金貨500枚出そう」
「わあ!ありがとう」
そして部屋から出て、受付嬢に冒険者カードの更新をしてもらい、特別報酬金を受け取った。これでCランクである。
0
あなたにおすすめの小説
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
【連載版】婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
短編では、なろうの方で異世界転生・恋愛【1位】ありがとうございます!
読者様の方からの連載の要望があったので連載を開始しました。
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
※連載のためタイトル回収は結構後ろの後半からになります。
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる