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42話 デイマーの血
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馬車の列は進んでいく。やはりゴブリンの襲撃はある。ルアール家の護衛と共に片付けていく。
そして無事王都にたどり着いた。
アメリアが馬車から降りると
「レオン様!今日はありがとう。私は貴族学校に通ってるの。また会いましょうね」
そう言って馬車に戻って行った。
「あの、私達もいるんですけど……」
「まあ、エマ、今日のところはいいじゃないか」
「また、指名してくるんじゃないでしょうね」
「それは分からないな」
そして冒険者ギルドに言って依頼の完了の手続きをした。
「まあ、冒険もしばらく休みね。ヴィンセントも心置きなく剣の修行をして頂戴」
「次は『滅びの遺跡』だったっけか?」
「そうね、でもかなり遠いの。馬車で2週間かかるわ」
「往復で移動に1ヶ月もかかるのか。それは遠いな」
「その間に少しでも情報も集めておくわ。ただ、今回の『滅びの遺跡』は規模から言うと帰らずの迷宮とは比べ物にならない程巨大な迷宮よ。Aランクパーティーが何組も挑んでいるけどまだまだ未知の迷宮よ」
「遺跡の中に迷宮があるのか?」
「そう、古代遺跡の中に迷宮が発見されたの。調べていくうちに手に負えないほどに巨大な迷宮だと分かったの」
「2年生になってからの長期休暇で行ってみようか」
「そうね、でも週末は依頼を受けましょうね」
「そうだな」
騎士学校の学期は2つの期に別れている。期と期の間に2ヶ月程の長期休暇が存在する。
長期休暇の残りの期間、私とレオンは騎士学校に戻って鍛錬を続けた。そのうちにクライド、ヘンリー、アルバート、それにジンも加わった。
鍛錬は学校が休み明けになるまで毎日続けた。ジンも辛そうな顔をしながらも必死に付いてきた。少しづつではあるが、ジンは強くなってきている。
私はジンに対して特に手取り足取り教えるようになっていた。こう言っては何だがやっぱりジンはかわいい。祖先としては子孫に強くなってもらいたいと願うのだった。
「やっぱり子孫はかわいいものか?」
ヴィンセントと2人きりになった時、言われた。
「そうだな、放っておけない。それにあの子は大きな才能を眠らせている」
「デイマーの血か?」
「そうだな」
「まあ、前世のお前は最初、大したことなかったからな」
「レイチェルに憧れて努力したんだよ」
「それは照れるな」
そして長期休暇が終わり、新学年となって学校が始まるのだった。
新学期の朝、ノエル、ジンと一緒に食堂に行く。
「レオンも久しぶりだね。実家には帰らないの?」
「中々帰れないな」
「エルドバーン様は嘆いてましたよ。あの兄弟は揃いも揃ってと」
「兄上達の気持ちも今は分かるよ」
「何たってこのレオンは『Aランク』冒険者様だからな。忙しいのよ」
ジンが口を挟む。
「何それ、聞いてないよ。そんな凄いことになってるの?」
「そりゃ、久しぶりに会うからな」
「Aランク冒険者っていやあ、冒険者の頂点に君臨するからな」
「おまけに伯爵の御令嬢にも言い寄られているな」
ヴィンセントがやって来た。
「何だよそれ?羨ましいぞ、詳しく話せよ」
「もういいじゃないか」
「それは護衛任務から始まったことでな……」
そしてヴィンセントが詳しく語り出した。
「……で、馬車に乗って去って行ったんだ。これからは実家を巻き込むことになるな」
「ほえ~、そんな話があるもんなんだな。羨ましすぎんぜ」
「実家を巻き込むとなるとエルドバーン様にも報告しなければ」
「ノエル、手紙は俺から出しておくよ」
「何だか胸騒ぎがするよ」
全員で食堂を出ると教室に向かった。
行く途中、見慣れない新顔がちらほらいた。そうか、新入生か。
そして無事王都にたどり着いた。
アメリアが馬車から降りると
「レオン様!今日はありがとう。私は貴族学校に通ってるの。また会いましょうね」
そう言って馬車に戻って行った。
「あの、私達もいるんですけど……」
「まあ、エマ、今日のところはいいじゃないか」
「また、指名してくるんじゃないでしょうね」
「それは分からないな」
そして冒険者ギルドに言って依頼の完了の手続きをした。
「まあ、冒険もしばらく休みね。ヴィンセントも心置きなく剣の修行をして頂戴」
「次は『滅びの遺跡』だったっけか?」
「そうね、でもかなり遠いの。馬車で2週間かかるわ」
「往復で移動に1ヶ月もかかるのか。それは遠いな」
「その間に少しでも情報も集めておくわ。ただ、今回の『滅びの遺跡』は規模から言うと帰らずの迷宮とは比べ物にならない程巨大な迷宮よ。Aランクパーティーが何組も挑んでいるけどまだまだ未知の迷宮よ」
「遺跡の中に迷宮があるのか?」
「そう、古代遺跡の中に迷宮が発見されたの。調べていくうちに手に負えないほどに巨大な迷宮だと分かったの」
「2年生になってからの長期休暇で行ってみようか」
「そうね、でも週末は依頼を受けましょうね」
「そうだな」
騎士学校の学期は2つの期に別れている。期と期の間に2ヶ月程の長期休暇が存在する。
長期休暇の残りの期間、私とレオンは騎士学校に戻って鍛錬を続けた。そのうちにクライド、ヘンリー、アルバート、それにジンも加わった。
鍛錬は学校が休み明けになるまで毎日続けた。ジンも辛そうな顔をしながらも必死に付いてきた。少しづつではあるが、ジンは強くなってきている。
私はジンに対して特に手取り足取り教えるようになっていた。こう言っては何だがやっぱりジンはかわいい。祖先としては子孫に強くなってもらいたいと願うのだった。
「やっぱり子孫はかわいいものか?」
ヴィンセントと2人きりになった時、言われた。
「そうだな、放っておけない。それにあの子は大きな才能を眠らせている」
「デイマーの血か?」
「そうだな」
「まあ、前世のお前は最初、大したことなかったからな」
「レイチェルに憧れて努力したんだよ」
「それは照れるな」
そして長期休暇が終わり、新学年となって学校が始まるのだった。
新学期の朝、ノエル、ジンと一緒に食堂に行く。
「レオンも久しぶりだね。実家には帰らないの?」
「中々帰れないな」
「エルドバーン様は嘆いてましたよ。あの兄弟は揃いも揃ってと」
「兄上達の気持ちも今は分かるよ」
「何たってこのレオンは『Aランク』冒険者様だからな。忙しいのよ」
ジンが口を挟む。
「何それ、聞いてないよ。そんな凄いことになってるの?」
「そりゃ、久しぶりに会うからな」
「Aランク冒険者っていやあ、冒険者の頂点に君臨するからな」
「おまけに伯爵の御令嬢にも言い寄られているな」
ヴィンセントがやって来た。
「何だよそれ?羨ましいぞ、詳しく話せよ」
「もういいじゃないか」
「それは護衛任務から始まったことでな……」
そしてヴィンセントが詳しく語り出した。
「……で、馬車に乗って去って行ったんだ。これからは実家を巻き込むことになるな」
「ほえ~、そんな話があるもんなんだな。羨ましすぎんぜ」
「実家を巻き込むとなるとエルドバーン様にも報告しなければ」
「ノエル、手紙は俺から出しておくよ」
「何だか胸騒ぎがするよ」
全員で食堂を出ると教室に向かった。
行く途中、見慣れない新顔がちらほらいた。そうか、新入生か。
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