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勇者パーティーとの出会い
――村、発見!――
しおりを挟むユーチャの話じゃ物騒な世界っぽかったけど、とにかく一度は見ておこうと、ゆっくりと朝ご飯を食べてから村を探して歩きだした。
朝ご飯は和食にした。ウインナーと甘い卵焼きに四人は大感動して、またおかわりをした。この勢いだとぷくぷくになっちゃいそうだな。
最後の一切れの卵焼きにユーチャとキーチャが武器を出そうとして、必死に止めたけどな。
ほんと俺、いつか消し飛ばされそう。
そしてご飯は大皿料理ではなく、全員に均等に分けよう。
そのほうがそれぞれの好き嫌いも把握できていいかもしれない。
あやすで飛ばしてひたすらまっすぐに道を降りていく。というかこの山は標高何メートルだったんだ。降りても降りても道が続いている。水の神様が俺が来たことに喜んでいた理由がよくわかるな。
途中でお昼になってしまい、またルームを出して一休みする。
ご飯を食べてお昼寝時間もしっかり取って、歩き出す。
「む、村だ……!!! やっと村を見つけたぞ、チビ四人!!!」
「ほんとだ、おうちがいぱーい」
あやすで飛ばしていた四人を抱き寄せて喜ぶ。
「おにちゃ、そろそろ暗くなってきまちたの。またおなかがしなしなになってきました」
「もうそんな時間か」
村を見つけたとは言えども、向かいにある山の中腹だった。いったんふもとまで下りてから登らないとならない。
もう太陽が沈もうとしている。ここの山を下りきる前に夜が来るだろう。
そこからまた山登りをしなければならないなんて、今日村に入るのは無理だな。またルームを出して一泊してからになる。
「くそ……目の前に見えてるのになぁ……」
「おにちゃ、あそこの村に行きたいの?」
「うん。でも今日は無理だな。今日はここで休んで、明日、がんばって皆で山登りしよう」
「ケンチャが連れて行ってあげまつのー!」
「え」
景色が流れた。
次の瞬間には、俺と四人のチビ達は酒の匂いの蔓延する酒場のど真ん中に降り立った。
「うわ!?」
電車で急ブレーキかけられたみたいな感覚! 慌てて床を踏みしめながら、チビ達を抱きとめる。
――い、移動魔法!? ケンチャのスキル……あ、あった! 移動魔法! ほんとなんでもありだな、このチビっ子達は……。
瞬間移動したせいか、俺のあやすはキャンセルされて四人とも地面に立っている。
「――な、移動魔法か……!?」
「移動魔法を使えるなんてやるなぁ……!!」
小さな村だから当然なのだろうが、客は二組だけ。しかも片方は全身フルアーマーの屈強な方々だ。
す、すげえ、冒険者だ……。
こうやって現実で見ると、鉄板の鎧着て動けるのってすげーなぁ。
さすが、モンスターと戦うだけある。俺、保父でよかった。戦士だったら多分二秒で死ぬわ。体育の柔道でも剣道でももれなく一回戦敗退だったしさ。
おまけに飯を食う時までその恰好だなんて耐えられそうにもない。
下手な返事をしたら怒られそうだから会釈だけして自然に目をそらす。
離れた席に座っていた俺より大柄の男性が立ち上がり、こっちに向かって一歩を踏み出した。
いかにも僧侶といったような恰好をしている。黒髪の短髪が逆立っていた。歳の頃は三十といったところか。
「子持ちの年齢とも思えないが、なぜ四人も子供を連れている? 人買いか?」
腰に下げていた経口の大きい短筒の銃を俺に向けてきた。
「ええええ!?」
今はあやすで飛ばしてないから子供が普通の保育園児にしか見えないのは分かるけども! いきなり人買い扱いはひどくないか!? 俺みたいな人畜無害な人間を捕まえて!
「違います、こいつらは――」
「だめなの!!」「やー!!」「にゅー!!」「……!!!」
目の前の男性の弱点は火なのだろう。
チビ達の前にそれぞれの武器が現れ、それぞれの炎の攻撃が発動した。
勇者の水晶のような剣は刃が赤く煌めき剣とチビの周囲に円環の炎がいくつも走る。
魔法使いの杖の前には炎をまとった矢がいくつも現れ、
賢者の前には赤く光る宝石がいくつも浮き上がり、
騎士の槍からは俺たちを覆いつくすほどの炎が――――――
「――――――――!!」
目の前の大男が目を見開いて固まる。フルアーマーさんたちも息を飲んで腰を浮かした。
「家の中で火遊びしちゃいけません!!!!!!」
俺は、ワンピースランクの「ドンッ」って書き文字が背後に出るぐらいの勢いで叫んだ。それはもう人生で一番でかい声を出した。
チビすけ四人はびっくりした様子で一斉にこっちを見てから。
「うえぇ……」「ひ……」「ごめんなさいー!」「……ッ」
全員がボロボロと泣き出し始めた。
「あああ、泣かないでいいから、おっきい声を出してごめんな」
「おにちゃー! 怒っちゃやなの……」「ごめんなさいの……」「ごめんなさいごめんなさい」「……めんなさい……」
一斉に俺に飛びついてきて、安物のシャツを引っ張り涙と鼻水を擦って泣き始めた。
「よしよし。でも駄目だからな。火事になっちゃうんだからな」
慌ててチビ全員の頭を撫でる。
俺の前にディスプレイがあらわれ、またも『『なでなで』スキルがランクアップしました』のアナウンスが流れる。
でっていう。
タイミングを考えてくれよ。
対魔王戦ランクの攻撃をくらうところだった男性が、ふ、と息を吐いて口角を上げ、銃を下ろした。
「悪かったな。子供たちも怖い思いをさせて悪かった」
男性が子どもたちの頭をなでる。
「おじちゃおてておっきー!」
「お兄ちゃの手よりおっきーのー」
殺気を向けたのが嘘だったかのように男性になついて行った。
こら、地味に男のプライドを傷つけないでくれ。
「いいにおいがするの、お肉さんの香りなの! まーちゃ、お肉さん食べたいでつ! じゃなかったらお兄ちゃの甘い卵焼き!」
「あぁ、買ってくるから待ってろ――って、金がねえ! お兄さん、このお金使えますか!? 一万円札! もしくはクレジットカード! スカイもありますけども!」
レジに立っていた店員さんに詰め寄る。
「す、すいませんがうちではルドでのお支払いしか出来かねます……」
ですよねー!!!! ってか、ここの通貨ってルドっていうんだな。
「お肉なち?」
「ごめん、お肉なちだ。今日もルームで食おうな」
「お兄ちゃのお料理もだいつきなのでつ! だからいいの!」
「いいのー」「なの!」
「おい」
さっきの大柄の男が話しかけてくる。
「さっきの詫びに私が払ってやろう。何でも好きなものを注文しろ」
「いいんですか!?」
「やったーの! じゃあお肉たべたいのでつ」
「血の滴るようなレアのお肉…」
「こら、ガキはちゃんと火を通したものしか食べちゃ駄目。お腹壊したらどうする」
青い頭を押さえつけ注意する。
「兄ちゃん」
後ろから呼ばれ、振り返る。
フルアーマーAさんが立っていた。
「な、なんでしょうか?」
傍で見たらフルアーマーの装備がほんとド迫力! 俺なんか一撃で水の神様のところ(リスポーン地点)まで吹っ飛ばされそうだ。
警戒する俺をよそに、男はにかっとわらった。こっちの人たちは全員が40代近そうだ。
「俺らも奢ってやるからどうせなら一緒にくわねーか? 今日はハーフデビルを手あたり次第狩りまくったから景気がいいんだ。その服、異国の奴だろ? 話聞かせてくれよ!」
「お、俺は構いませんが…」
スポンサーである大柄の男を横目に見てしまう。というかハーフデビルか……。やっぱり魔物が居るんだな。ちゃんと戦うための武器も買わなきゃいけないな。剣って一本いくらぐらいするんだろ。
「じゃあ同席させてもらおう」
スポンサーのお許しが出たのでテーブルをくっつけて隣に座る。
「ほい、肉だぞ」フルアーマーBさんがユウチャに骨付きの肉を差し出した。
「おにゅくー!!」「おいちおいち」「んきゅー、幸せのお味なの!」
三人が大絶賛し、キーチャもこくこくと頷く。
「す、すいません、ほんと感謝いたします!」
「いいっていいって。気にすんな」
「ほら、チビもこれとこれも喰え」
「ありがとございますの! これもおいちっちー!」
「はは、おいちっちか。可愛いな。よし、おじさんの膝に座っていいぞ」
「おひじゃ! うれちい!」「まーちゃも、まーちゃもお膝ー!」「おう、こい!」「そっちの黄色のチビもおじちゃんとこきていいぞー」
見かけによらず子供好きなおっちゃんたちが自分の膝にのせている。
スポンサーこと僧侶さんは子供達に料理を取り分けてくれた。
「おい、兄ちゃんも食えよ」
「ありがとうございます! 今は無理ですが、金を貯めて絶対にお返ししますので……」
「そうかしこまるなって。あいつらにはこの子と同じ年ぐらいのガキがいるんだよ。お前は俺の甥とおんなじぐらいだしな。こないだ元気にしてるって手紙が来て嬉しくてなぁ」
出稼ぎしてるのか……。ただの出張さえ一人で寂しいって思ったりすんのに、いつ死ぬかわからない仕事で家族と離れてるのはつらいだろうなぁ……。
「おじちゃ、お肉も一個いただいてよろちいでしょうか!」
「おう、食え食え!」
「やたー」
「立ち入ったことを聞くようだけどよ、飯の金も無いってことは、泊まる金もねえんじゃねえか? この村の人間じゃねーよな?」
「ええ、そうなんです」
泊まる場所はどうにでもなるからいいんだけどさ。
「じゃあ取引しねえ?」
「取引?」
「お前の服珍しいからさ、売ってくれよ」「お、いいねえ、俺にも売ってくれ、その首に巻いてるの」
「え、こんなもんでいいなら買ってください! 助かります!」
というわけで、そろそろくたびれかけていたジャケットとネクタイ、異国(日本)の貨幣、カード類を抜いた財布で、一泊分のお金を得たのである。
フルアーマーさん達はフルアーマーの上からネクタイを結んだり、兜の上の角みたいな場所に財布をさしたり、ジャケットは着れないので首のあたりで袖を結んでマントにしたりと大はしゃぎだ。
「お前も好きなものを食え」
「あ、ありがとうございます」
僧侶さんにメニューを渡されて目を通す。まずは金額から。そういえば、ここの言葉日本語じゃないのに普通に読めるな。
モロコロブタのステーキというのが安かったので頼んでみた。恐る恐る食べてみる。
「んま…!」
調味料も何もないので、日本で食べる物より大分味は落ちるけど久しぶりのステーキに思わず声が出た。
「それはよかった」
僧侶さんに小さく笑われてしまう。
「あ、あの、すいません、ここ、部屋が二部屋しかないんで同部屋になりますがよろしいでしょうか?」
そばかすの浮いた店員のお兄さんが恐る恐る切り出してくる。
ここ、宿屋とレストランが一緒になったお店だったのか。
しょうがない、外でルームを展開させよう。と思ったのだが、
「私は構わんぞ」
僧侶さんがそう申し出てくれた。
「あ、ありがとうございます。でもいいんですか? チビが四人もいるからうるさいかもしれませんよ?」
「子供は騒ぐものだろう」
短いながらも言って、鋭い目に優しい光を浮かべてチビたちを見る。
子供好きなのかな?
ちび共が布団を見たことないというから、よっぽど文化レベルが低いと思っていたのに、普通の中世RPG的な部屋だった。
質素ではあるけど普通で、ベッドが二つ置いてある。
「お兄ちゃ、これ、なあに?」
ベッドを指さしてユーチャが聞いてくる。
「ベッドを知らないのか?」
驚いたのは僧侶さんだった。やっぱりこいつらが特殊なんだな。
「ねんねする道具だよ。昨日のお布団とおんなじ」
「お布団とおんなじ!」
「でも、きのーのお布団さんより固いのー」
確かに昨日の布団はふかふか具合が超高級だった。アリステアが奮発してくれたんだろうな。
「今日は俺と一緒に寝ような」
「お兄ちゃといっちょ!」「うれちいの!」
ベッドのサイズはかなり大き目サイズだった。ちょっとぎゅうぎゅうになるけど、俺とちび四人が並んで眠れそう。
ベッドに横になると子供たちはすぐにウトウトと目を閉じそうになった。
「『洗濯と風呂』」
アシュリーさんから貰った呪文をかけると、一気に四人の服と体が綺麗になる。ついでに自分にも。
役に立たないなんて思ってすいませんでした、アシュリーさん。貴方の魔法は最高です。
「くぴー」「すぴー」
可愛い寝息を立てている頬をつつく。こんな小さな子たちが魔王に挑む戦士になるだなんて想像もつかないなぁ。
「あの、俺、ユイって言います。今日は色々と助けていただいてありがとうございます」
改めて装備を取った僧侶さんに自己紹介をする。
「構わない。私の名前はレオンハルトだ。私にもこの年の子が居たから気になってしまってな。銃を向けて悪かった」
子が『居たから』? ひょっとして亡くしたのかな? いくらなんでも聞けないよな。その話題には触れずに答える。
「いえ、はたから見て怪しいってのは分かりますから気にしないでください」
「ふぃ……」
キーチャがふやりと口元をゆがめた。
あ、やばい、起こしたか?
と自分の口を押えた途端、「ぎゃわああぁんん……!」と大声で泣き始めた。
ど、どうした、キーチャ、お前一番大人しいのに! そんなにうるさかったか!? 昨日はぐっすり眠ってくれたのに!
「ふ、ふええ……」「わあああん……!!」
次から次に泣き出して「よしよし、大丈夫だから、怖くないから」だの「肉を食わせてやるから寝てくれ」とか懇願しまくったのであった。
俺は抱いてもなかなかぐずりが治らないのに、レオンハルトさんが抱くと安心したように寝息を立て始める。やっぱりあやしかたも慣れてるみたいだ。
昨日は山登りしてフェアリーパテラで遊びまくって、ルームで遊んだから疲れてぐっすり眠ってくれたのかな。
夜泣きするなんて、戦闘能力は化け物クラスだけど、まだまだ赤ちゃんだな。
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