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✨ユウキ✨💕
第15話
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「あの…… これのコピーを取らせて貰えますか」
ユウキの遺書のコピーを差した。
「それだったら、織田さんが預かってください」
「え、でも……」
「私は、あの子が……、ユウキが自殺するとは……
どうしても思えないんです」
母親の切実な思いだ。
「ええ、オレも…… いや、僕も同感です」
この母親を残してユウキが自殺などするはずがない。
「あの……、出来れば弁護士の織田さんに今回の事件の依頼をしたいのですけど」
「僕に…… ですか」
「ハイ、警察は、そうそうに自殺と断定して事件の幕を引きたいようなんです。
もちろんこの遺書が決め手なんでしょうけど」
「なるほど……、あまり事件をほじくり返して欲しくない人間がいるのかもしれませんね。
上層部の方で……」
「ええ、申し訳ありません……」
頭を下げた。
「いえ、お母さんに頼まれなくても僕は、勝手にユウキの死の真相を探るつもりでした」
「死の…… あの申しにくい事なんですが……
ご依頼の料金は」
「いえ、お金なんていりませんよ」
「そんな……」
「では、僕の香典代を立て替えると言う事で……」
「そ、それでは…… いくらなんでも」
ヒデが手を挙げ話しに割り込んだ。
「あ!! じゃ、出来れば、オレの香典も」
「ヒデェ……」オレは睨みつけた。
すぐにヒデはペコペコ謝まった。
「どうか、宜しくお願いします」
深々とユウキの母親、美幸は御辞儀をした。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
ユウキの遺書のコピーを差した。
「それだったら、織田さんが預かってください」
「え、でも……」
「私は、あの子が……、ユウキが自殺するとは……
どうしても思えないんです」
母親の切実な思いだ。
「ええ、オレも…… いや、僕も同感です」
この母親を残してユウキが自殺などするはずがない。
「あの……、出来れば弁護士の織田さんに今回の事件の依頼をしたいのですけど」
「僕に…… ですか」
「ハイ、警察は、そうそうに自殺と断定して事件の幕を引きたいようなんです。
もちろんこの遺書が決め手なんでしょうけど」
「なるほど……、あまり事件をほじくり返して欲しくない人間がいるのかもしれませんね。
上層部の方で……」
「ええ、申し訳ありません……」
頭を下げた。
「いえ、お母さんに頼まれなくても僕は、勝手にユウキの死の真相を探るつもりでした」
「死の…… あの申しにくい事なんですが……
ご依頼の料金は」
「いえ、お金なんていりませんよ」
「そんな……」
「では、僕の香典代を立て替えると言う事で……」
「そ、それでは…… いくらなんでも」
ヒデが手を挙げ話しに割り込んだ。
「あ!! じゃ、出来れば、オレの香典も」
「ヒデェ……」オレは睨みつけた。
すぐにヒデはペコペコ謝まった。
「どうか、宜しくお願いします」
深々とユウキの母親、美幸は御辞儀をした。
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