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六舎部《ムトベ》エリカ✨✨
第53話 ✨💏✨💕
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「なるほど。それで元気がないのねェ」
クリスも苦笑いを浮かべた。
「あァ……、やっぱオレの所為で彼女は……」
ヒデは力なくうつ向いた。
「いや、間違いなく上原優美は自殺じゃない。
おそらくムトベ エリカに口封じのために、硫化水素で中毒死されかかったんだ!!」
「うン…… そう思いたいンだけど」
「だけど、なによ。パン君?!」
クリスが戯けるように訊いた。
「うン……、あの部屋は密室だっただろう」
「ああァ……、そうか。確かにオレたち自身が密室の証人だからな」
「そうね。中からは全て施錠されていたわ」
クリスも頷いた。
「あァ……、トリックがあるとすれば、やっぱりドアのチェーンロックだろう!!」
「ン……、チェーンロックか……」ヒデが呟いた。
「あァ、チェーンロックには幾つかのトリックがある。
もちろん、通常よりも長くして手が隙間から入りやすくするとか。瞬間接着剤でくっつけるとか。
初歩的なモノが多いけどね」
「ヘェ、よく知ってるわね」
「まァね。昔は密室モノは、片っ端から読んだんだけど…… 最後に読んだのは、エフかな。森博嗣の」
「すべてはFになるねェ……」
「あァ……、あんな大掛かりなトリックは有り得ないからね。今回のトリックは大したものじゃないよ」
「そうね。ここでパン君みたいにウジウジ考えていたッて答えは出ないわ!!
今からトリックを解明に行きましょ!!」
クリスがオレとヒデの腕を掴み立たせた。
「え、今から……」
「さ、ビジュアル系弁護士の出番よ」
「あのねェ。名探偵じゃないンだッて……」
しかしクリスに引っ張られオレたちは上原優美のマンションへ向かった。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
クリスも苦笑いを浮かべた。
「あァ……、やっぱオレの所為で彼女は……」
ヒデは力なくうつ向いた。
「いや、間違いなく上原優美は自殺じゃない。
おそらくムトベ エリカに口封じのために、硫化水素で中毒死されかかったんだ!!」
「うン…… そう思いたいンだけど」
「だけど、なによ。パン君?!」
クリスが戯けるように訊いた。
「うン……、あの部屋は密室だっただろう」
「ああァ……、そうか。確かにオレたち自身が密室の証人だからな」
「そうね。中からは全て施錠されていたわ」
クリスも頷いた。
「あァ……、トリックがあるとすれば、やっぱりドアのチェーンロックだろう!!」
「ン……、チェーンロックか……」ヒデが呟いた。
「あァ、チェーンロックには幾つかのトリックがある。
もちろん、通常よりも長くして手が隙間から入りやすくするとか。瞬間接着剤でくっつけるとか。
初歩的なモノが多いけどね」
「ヘェ、よく知ってるわね」
「まァね。昔は密室モノは、片っ端から読んだんだけど…… 最後に読んだのは、エフかな。森博嗣の」
「すべてはFになるねェ……」
「あァ……、あんな大掛かりなトリックは有り得ないからね。今回のトリックは大したものじゃないよ」
「そうね。ここでパン君みたいにウジウジ考えていたッて答えは出ないわ!!
今からトリックを解明に行きましょ!!」
クリスがオレとヒデの腕を掴み立たせた。
「え、今から……」
「さ、ビジュアル系弁護士の出番よ」
「あのねェ。名探偵じゃないンだッて……」
しかしクリスに引っ張られオレたちは上原優美のマンションへ向かった。
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