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六舎部《ムトベ》エリカ✨✨

第52話✨💏✨💕

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 背筋凍るような気分になってきた。



 一方、病院へ搬送された青い髪の美少女、上原優美は未だに意識不明の重態のままだ。



 何度か、ヒデが見舞いに行っているみたいだが、面会謝絶だそうだ。

 彼女のためにも、なんとか真相を究明したい。



 トボトボと肩を落としてヒデがマンション【エデン】のオレの部屋へ戻ってきた。



「ふうゥ……」リビングのソファに腰を下ろすと、大きくため息をついた。



「どうしたの。パン君? ションボリしちゃッて」
 クリスが茶化した。


「いや、別に……」首を横に振ったモノの声に張りがない。
 
「おいおい、どうしたよ。マジで……。
 いつもの笑えないエロトークは?」
 

「うン、笑えないッて。ヒッデェな!!
 レイ……、いや上原優美からさ……
 あの日の夜、連絡があって」



「あァ……、オレが寝落ちした日の夜か」



「うン、ま、いろいろ話してるウチに……
 ユウキ君が混ぜたモノが何なのか?  ッて話しになって、さァ……」


「そうか……。マスコミもなにを混ぜたかは発表してないしな」



「ッでオレが…… ポロッと教えちゃったンだ……」


 
「なるほど。それで元気がないのねェ」
 クリスも苦笑いを浮かべた。



「あァ……」







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 この作品はフィクションです。

 実際の人物、団体、事件等とは、いっさい関係ありません。

 
 
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