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私たち結婚します✨💕
私たち結婚するの✨💕
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「病気なんて関係ないッて感じだったからさ」
「そうねェ……」ショーリのお母さんは小学校低学年の時にガンで亡くなっていた。
近所に住んでいたので、何度も行き来し私も大好きだった。
「それが病気で入院して、日に日に痩せていってさァ。だから、無理して痩せている人は気の毒に思えちゃって……」
何処か寂しそうな顔だ。
「それは、そうかもしれないけど……、無理しなきゃ痩せない人だっているんだから」
「わかってるよ。でも日本の女子高生ッて、なんか宗教的に痩せなきゃいけないみたいで。
どっかの発展途上国の女性よりも摂取カロリーを抑えてるとか聞くと、何か違うような気がするんだ。
食えないのと、食わないのとはねえェ……」
「わかってるわよ。でも周りの美の基準があるんだから。ダイエットしなきゃ仕方ないでしょ!
ほとんどの女子高生が自分よりも華奢なんだから」
「まァねえェ……。オレならイチゴが少しくらいぽっちゃりしてても好きだけどな」
「いや、それはありがたいけど……」少しくらいッて言うのが微妙だ。
だいいち、ショーリひとりに好かれても。みんなの手前、ダイエット戦線から離脱するワケにはいかない。
その時、玄関のドアが開きお母さんが帰って来たようだ。
「あ、イチゴ。帰ってたの。良かった」
「あのねえェ……。良くねえェよ。どこ行ってたのよ。カギもかけないで」
母親へ向けて怒鳴っていると。
「もう何なのよ。恥ずかしいから変な言葉遣いしないでよ。お行儀悪いわね」
母親が四十代の男性とリビングへ入ってきた。
「あ……、どうもイチゴです。申し訳ありません」
途端に畏まって挨拶をした。
「どうも……」ショーリは笑顔で会釈した。
男性は勝利《カレ》のお父さんだ。
「フフ、イチゴちゃんか。綺麗になったな。
しばらく見ないうちに」
「いえ、そんな事はありませんよ」
「実はね。イチゴ! 重大な報告があるの」
いきなり母親は私に宣告してきた。
「ええェ……、なによ。重大な報告ッて」
「私たち結婚するのよ」
「なッ、な、な、なにィーー、結婚……!」
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
「そうねェ……」ショーリのお母さんは小学校低学年の時にガンで亡くなっていた。
近所に住んでいたので、何度も行き来し私も大好きだった。
「それが病気で入院して、日に日に痩せていってさァ。だから、無理して痩せている人は気の毒に思えちゃって……」
何処か寂しそうな顔だ。
「それは、そうかもしれないけど……、無理しなきゃ痩せない人だっているんだから」
「わかってるよ。でも日本の女子高生ッて、なんか宗教的に痩せなきゃいけないみたいで。
どっかの発展途上国の女性よりも摂取カロリーを抑えてるとか聞くと、何か違うような気がするんだ。
食えないのと、食わないのとはねえェ……」
「わかってるわよ。でも周りの美の基準があるんだから。ダイエットしなきゃ仕方ないでしょ!
ほとんどの女子高生が自分よりも華奢なんだから」
「まァねえェ……。オレならイチゴが少しくらいぽっちゃりしてても好きだけどな」
「いや、それはありがたいけど……」少しくらいッて言うのが微妙だ。
だいいち、ショーリひとりに好かれても。みんなの手前、ダイエット戦線から離脱するワケにはいかない。
その時、玄関のドアが開きお母さんが帰って来たようだ。
「あ、イチゴ。帰ってたの。良かった」
「あのねえェ……。良くねえェよ。どこ行ってたのよ。カギもかけないで」
母親へ向けて怒鳴っていると。
「もう何なのよ。恥ずかしいから変な言葉遣いしないでよ。お行儀悪いわね」
母親が四十代の男性とリビングへ入ってきた。
「あ……、どうもイチゴです。申し訳ありません」
途端に畏まって挨拶をした。
「どうも……」ショーリは笑顔で会釈した。
男性は勝利《カレ》のお父さんだ。
「フフ、イチゴちゃんか。綺麗になったな。
しばらく見ないうちに」
「いえ、そんな事はありませんよ」
「実はね。イチゴ! 重大な報告があるの」
いきなり母親は私に宣告してきた。
「ええェ……、なによ。重大な報告ッて」
「私たち結婚するのよ」
「なッ、な、な、なにィーー、結婚……!」
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