43 / 171
嵐の中で……✨✨✨✨
嵐の中で……
しおりを挟む
「一世一代のギャンブルだ!!
待ったはない!!
乗るか、そるかの【ヴァージンゲーム】だ!!」
「ウッぐゥ……」アキラの気迫に押され小さく呻いた。
たった一度の人生だ。
もうクソ親父のトコロへは戻れない。
死んでも引き返せない。
どうせ命を賭けるなら、おもしろいじゃンか。
ヒエラルキーをひっくり返してやろう。
「わかったよ。【ヴァージンゲーム】!!
私も乗るよ!! けどなァ。あまりにもリアリティに欠ける計画なら降ろさせてもらう!!」
「良いだろう。入れ代わり自体は、たいしたことじゃない」
「はァ、なんだそりゃァ……」
ヤケに自信たっぷりだけど。
「指紋や生体認証で調べられると、さすがに厄介だが、目視ならバレないだろう。
まずルナとレイラは別々にアメリカへ渡ってもらう。各々のパスポートを使ってな」
「はァ、パスポートなんて持ってねえェよ…………」
「もちろんパスポートを申請するのさ……。本名のルナとしてな」
「ンうゥ……」
納得したワケではないが、取り敢えず話しの続きを聞こう。
「そしてレイラは、アメリカで失踪するんだ。まァ、向こうで誰か食えない役者を雇って拉致させても構わない」
「ンウゥ……、食えない役者に拉致!!」
「その辺りは、まだ詰めていない。なにしろ今夜ルナに出会うまで入れ代わる女性が見つからなかったからな」
「ふうゥン……、アバウトだな」
「そして、ルナが黒髪に染め、レイラは金髪に染めて入れ代わるんだ。その後、レイラに化けたルナは発見され日本へ……。龍崎家へ送還される。
レイラは金髪になりルナのパスポートで帰国し、そのまま東京か、大都市のどこかでルナとして暮らしていく!!
たったのそれだけだ」
「ううゥ……、そんな単純にいくのか」
あまりにも簡単過ぎて、あっけに取られるほどだ。
「いかなきゃ、オレたちは刑務所行きだよ。逮捕された場合、レイラがなんと言うかで、刑の重さが違ってくるが……、オレの場合、弁護士資格は剥奪だ。イタズラでしたじゃ済まないだろう」
「ううゥン……」
「そして、ルナは龍崎レイラとしてシンデレラになる。
もちろん拉致された際、頭をケガしたとか言って記憶喪失なり、失語症なり演技して友人たちと距離を置く事もオプションにつけておく」
「なんだよ。記憶喪失ッて……、ドラマかよ」
「その後、龍崎レイラになったお前はタイミングを見計らい、今度はパリかロンドンへ留学し、ハッピーエンド!!
めでたしめでたしだ!!」
「それは……」
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
待ったはない!!
乗るか、そるかの【ヴァージンゲーム】だ!!」
「ウッぐゥ……」アキラの気迫に押され小さく呻いた。
たった一度の人生だ。
もうクソ親父のトコロへは戻れない。
死んでも引き返せない。
どうせ命を賭けるなら、おもしろいじゃンか。
ヒエラルキーをひっくり返してやろう。
「わかったよ。【ヴァージンゲーム】!!
私も乗るよ!! けどなァ。あまりにもリアリティに欠ける計画なら降ろさせてもらう!!」
「良いだろう。入れ代わり自体は、たいしたことじゃない」
「はァ、なんだそりゃァ……」
ヤケに自信たっぷりだけど。
「指紋や生体認証で調べられると、さすがに厄介だが、目視ならバレないだろう。
まずルナとレイラは別々にアメリカへ渡ってもらう。各々のパスポートを使ってな」
「はァ、パスポートなんて持ってねえェよ…………」
「もちろんパスポートを申請するのさ……。本名のルナとしてな」
「ンうゥ……」
納得したワケではないが、取り敢えず話しの続きを聞こう。
「そしてレイラは、アメリカで失踪するんだ。まァ、向こうで誰か食えない役者を雇って拉致させても構わない」
「ンウゥ……、食えない役者に拉致!!」
「その辺りは、まだ詰めていない。なにしろ今夜ルナに出会うまで入れ代わる女性が見つからなかったからな」
「ふうゥン……、アバウトだな」
「そして、ルナが黒髪に染め、レイラは金髪に染めて入れ代わるんだ。その後、レイラに化けたルナは発見され日本へ……。龍崎家へ送還される。
レイラは金髪になりルナのパスポートで帰国し、そのまま東京か、大都市のどこかでルナとして暮らしていく!!
たったのそれだけだ」
「ううゥ……、そんな単純にいくのか」
あまりにも簡単過ぎて、あっけに取られるほどだ。
「いかなきゃ、オレたちは刑務所行きだよ。逮捕された場合、レイラがなんと言うかで、刑の重さが違ってくるが……、オレの場合、弁護士資格は剥奪だ。イタズラでしたじゃ済まないだろう」
「ううゥン……」
「そして、ルナは龍崎レイラとしてシンデレラになる。
もちろん拉致された際、頭をケガしたとか言って記憶喪失なり、失語症なり演技して友人たちと距離を置く事もオプションにつけておく」
「なんだよ。記憶喪失ッて……、ドラマかよ」
「その後、龍崎レイラになったお前はタイミングを見計らい、今度はパリかロンドンへ留学し、ハッピーエンド!!
めでたしめでたしだ!!」
「それは……」
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる