💕ヴァージン✨ゲーム✨💕 一千億円で私のバージンを売ってやる✨✨ さァ✨ゲームの始まりです❗❗

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》

文字の大きさ
131 / 171
砂の城……✨✨✨

病院✨🏥✨✨

しおりを挟む
 ついに運命の日がやってきた。


 待ちかねた退院の日だ。
 普通ならそうだろうが、私の場合は憂鬱になってきた。


 アキラの話しでは龍崎家は伏魔殿だと言う。
 ハッキリ言って、そんなトコロへ行くのは気が進まない。



 だが車が迎えに来た。黒塗りのベンツだ。
 運転手の五味岡は、さっそくトランクへ車椅子を積んでいた。


「レイラお嬢様!   お元気で」
 看護師の高松みいなたちから花束が贈られた。

 他の看護師らも忙しいのに総出で恭しく礼を述べていた。



「……」私は会釈し頭を下げた。

 一緒に来た弁護士の桐山アキラは私を抱き上げて、車の後部座席まで運んだ。


「お嬢様?   どうですか。お加減は」
 アキラが訊いてきた。



「……」苦笑いを浮かべるだけだ。
 良いワケがない。
 これから魔界城へ乗り込むお姫様の気分だ。

 何が起きるか、わかったモノじゃない。病院にいた方がまだ安心だ。



「……」私はあまり表情に出さず、小さく首を横に振った。
んだ。

「ご安心ください。私がついています」
 イケメン弁護士の桐山アキラが優しく微笑んだ。



「……」
 何が安心なのかわからない。
 鬼が出るか蛇が出るか。こっちは戦々恐々だ。





 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚



 事故で渋滞しているようだ。
 車内にはクラシック音楽の『カノン』が流れている。




 運転手の五味岡は低い声で断りを入れた。

「少し遠回りになりますが……」インカムで何か、連絡を受けているのだろうか。


 黒塗りのベンツは細い路地へ入っていった。


 ゆっくりと車を走らせていると不意に人影がベンツの前を横切った。


「あ!!」
 とっさに運転手の五味岡は急ブレーキを掛けたが、何かにぶつかったみたいな衝撃があった。



「ギャァァァァーーッ」
 中年の男が絶叫して吹っ飛んだ。



「ううゥ……!!」アイツは。









 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚


しおりを挟む
感想 83

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

処理中です...