💕ヴァージン✨ゲーム✨💕 一千億円で私のバージンを売ってやる✨✨ さァ✨ゲームの始まりです❗❗

革命……🎼🎶🎹✨✨✨

レイラ……✨✨✨

「フフゥン、じゃァ、ここにいるレイラは､どこの馬の骨ともわからないそのヤンキー娘のルナッて子だって言うの」
　義姉のミラは上から目線で嘲笑った。



「……」まだ私は無言でうつ向いたままだ。



「待ってください。バカな事は言わないで。そんなはずはないでしょう」
　堪らずアキラは反論した。



「ええェ、ですけど､たったひとつだけレイラお嬢様だと証明する方法があるんですよ」
　矢作は私の顔色を伺うようにニヤッと笑みを浮かべた。



「フフゥン､何かしら？」
　義母の舞香も薄笑いを浮かべコワモテの警部補へ訊いた。



「ピアノですよ。ピアノを演奏できれば､レイラお嬢様だとわかるんです」
　矢作は手で促すように指し示した。



「くうゥ……！！」やはりそう来たか。

「どうですか。ほんのワンフレーズだけでも！！」
　



「待ってください。今、無理をして取り返しがつかなくなったらどうするんですか。
　あなたに責任が取れるのですか」
　慌ててアキラは言い訳をし説得しようと試みた。



「フフゥン、面白いじゃン。私も聴きたいわ」
　しかし今度は義母が催促してきた。



「私もよ。少しで良いから聴かせて。さもなければ､本物かダミーか､わからないわ」
　義姉のミラからも波状攻撃だ。



「……」私もギュッと拳を握った。かすかにヤケドの痕が引きつっていく。



「あのですね。レイラお嬢様に決まっているでしょ。こんなに似ている人が他にいるはずはない！
　もし､これ以上､変な事を言うなら名誉毀損で訴えますよ……」
　アキラも矢作と富田を睨んだ。



「ぬうぅ」さすが伝家の宝刀だ。
「ハギさん。よしましょう。これ以上は……」
　富田も暴走を引き止めるのに懸命だ。


　弁護士に訴えると言われては刑事たちも黙るしかない。



「もう宜しいでしょうか。あなた方にこれ以上、話すことはありません。お引き取り下さい」
　さっさとアキラは車椅子を押し､リビングを出ようとした。




　けれども彼が熱弁を奮っている時､私は横から『ツンツンッ』とアキラの裾を引っ張った。



「な！  お嬢様……」アキラは私を振り返って眉をひそめた。




「……」しっかりと私は頷いてみせた。
　ここで逃げても疑いを晴らすコトにはならない。



　こうなれば､やるしかないだろう。
















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