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ジャスティン……✨🎸
ナポレオン……(三人称)
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県警本部捜査一課。
疲れた顔で矢作は机に突っ伏していた。目を閉じているが眠れない。
隣りでは、富田が楽しそうにパソコンを弄っている。
「フッフフ……!!」
大好きなアイドルのライブ映像を食い入るように見ていた。
『ブッブッブッ……』
不意に、矢作のスマホが小刻みに震えた。
手に取ると着信画面には非通知と表示されている。
「もしもし……」矢作は顔をしかめ躊躇いがちに応じた。
《やァ、オレだよ。ハギさん。ちょっと調べて欲しい事があるんだ》
明るい少年の声が響いた。
謎の少年ナポレオンだ。龍崎邸でレイラと映る少年の姿だけは見ていた。青い髪の色の白い妖精みたいな美少年だ。
「おいおい、オレはお前のオジさんじゃねえェンだよ……。レオンの夏休みの宿題を手伝う気はねえェ」
《宿題じゃないよ。阿久津のことだ……》
「ぬうぅ、阿久津……、黒川ジュリアに殺されたヤツかァ?」
《そう、あの阿久津だよ……。阿久津は、かつて龍崎のバカ息子のバンドでベースをやってたんだ》
「ああァン……、龍崎のバカ息子?」
《ウン、龍崎ジャスティンだよ。前妻、舞香の連れ子だ。ジャスティンは、売れないビジュアル系バンドをやってるんだ》
「ほォ、ビジュアル系ねえェ……」
《まァ、全部、親父の龍崎仁に、おんぶに抱っこなんだけどねえェ……。インディーズチャートで一位なのも龍崎仁がバックアップしているおかげさ》
「ぬうぅ……、ッで?」
《阿久津のベースの腕は大した事はなくて、もっぱらパーティで人集めをするためにメンバーに加わっていたらしいンだ。
そこでセクシー女優の黒川ジュリアともパイプが出来たンだ》
かなり事情に詳しい。
「なるほど……。パーティ要因ッてワケか」
《まァ、ッで、ジャスティンは、阿久津の代わりにジョーカーッて子をメンバーに迎えようとしたんだ》
「ジョーカー……?」
《ああァ、本名は馬場優人……。馬場なんでジョーカーッて呼んでたんだ。ジャスティンたちは》
「なんだ。そのジョーカーが阿久津を殺したッて言うのか」
《いや、馬場優人は、すでに殺されてるよ》
「な、なにィ!」
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
疲れた顔で矢作は机に突っ伏していた。目を閉じているが眠れない。
隣りでは、富田が楽しそうにパソコンを弄っている。
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『ブッブッブッ……』
不意に、矢作のスマホが小刻みに震えた。
手に取ると着信画面には非通知と表示されている。
「もしもし……」矢作は顔をしかめ躊躇いがちに応じた。
《やァ、オレだよ。ハギさん。ちょっと調べて欲しい事があるんだ》
明るい少年の声が響いた。
謎の少年ナポレオンだ。龍崎邸でレイラと映る少年の姿だけは見ていた。青い髪の色の白い妖精みたいな美少年だ。
「おいおい、オレはお前のオジさんじゃねえェンだよ……。レオンの夏休みの宿題を手伝う気はねえェ」
《宿題じゃないよ。阿久津のことだ……》
「ぬうぅ、阿久津……、黒川ジュリアに殺されたヤツかァ?」
《そう、あの阿久津だよ……。阿久津は、かつて龍崎のバカ息子のバンドでベースをやってたんだ》
「ああァン……、龍崎のバカ息子?」
《ウン、龍崎ジャスティンだよ。前妻、舞香の連れ子だ。ジャスティンは、売れないビジュアル系バンドをやってるんだ》
「ほォ、ビジュアル系ねえェ……」
《まァ、全部、親父の龍崎仁に、おんぶに抱っこなんだけどねえェ……。インディーズチャートで一位なのも龍崎仁がバックアップしているおかげさ》
「ぬうぅ……、ッで?」
《阿久津のベースの腕は大した事はなくて、もっぱらパーティで人集めをするためにメンバーに加わっていたらしいンだ。
そこでセクシー女優の黒川ジュリアともパイプが出来たンだ》
かなり事情に詳しい。
「なるほど……。パーティ要因ッてワケか」
《まァ、ッで、ジャスティンは、阿久津の代わりにジョーカーッて子をメンバーに迎えようとしたんだ》
「ジョーカー……?」
《ああァ、本名は馬場優人……。馬場なんでジョーカーッて呼んでたんだ。ジャスティンたちは》
「なんだ。そのジョーカーが阿久津を殺したッて言うのか」
《いや、馬場優人は、すでに殺されてるよ》
「な、なにィ!」
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