💕ヴァージン✨ゲーム✨💕 一千億円で私のバージンを売ってやる✨✨ さァ✨ゲームの始まりです❗❗

ジャスティン……✨🎸

ジョーカー（三人称）……✨🎸✨✨

《馬場優人ジョーカーは､すでに殺されてるよ！！》



「なッなにィィ！」


《ジャスティンは､長男の彼女､雅《ミヤビ》に片想いして粉をかけたんだ》
「ン､長男ッて……？」


《龍崎家の長男､光輝だよ……》

「うッうゥン……」



《雅ミヤビに横恋慕したジャスティンだったんだけど､こっぴどく振られたンだ。ッでジャスティンカレはカッとなって逆ギレしたんだよ。
　阿久津や手下のバンドメンバーを使ってミヤビをおびき寄せて拉致し､違法薬物を使ったドラッグパーティを開いたんだ》



「な、何ィ……、ドラッグパーティを？」



《そう、メンバーに加入したばかりのジョーカーは懸命に止めさせようとしたが､ジャスティンや阿久津らの方が力が強くて､しかも多勢に無勢だ。
　ドラッグパーティは続けられた。
　けれども雅ミヤビはドラッグパーティの途中､運悪くショック死しちゃったンだよ》
　



「ぬうぅ、ちょっと待て。なんでお前が､そんな事を詳細に知っているんだ！！
　そもそも､お前は何ものなんだ」



《ヤダな。ハギさん！  オレはナポレオンだよ》


「そりゃァ知っているよ」
《オレの名前は龍崎ナポレオンさ。宜しく》



「なにィ！  龍崎……！  じゃァ､お前も」


《ああァ……、ママが龍崎仁の妹でして……。
　ああァ､妹と言っても母親は違うけどねえェ。
　オレのおばあちゃんは､まだ四十歳だから！！
　龍崎仁よりも三十も若いよ》


「なにィ、四十歳のおばあちゃん？」


《そォ、お祖父さんの龍崎神人が百歳の頃に十六歳のおばあちゃんと結婚して出来たのが､オレのママさ》


「なンだ。そりゃァ……」矢作もワケがわからない。


《だから一応、オレも龍崎家の血筋なんだよ。
　けど､今はオレの身の上話しをしている場合じゃないんだ。問題は､ジャスティンの方なんだよ》



「ぬうぅ、そうか……」



《当時､龍崎仁は舞香と離婚する前だったからバカ息子のジャスティンの不祥事を表沙汰にせず隠す必要があったんだ》



「ぬうぅ……、それで」



《ミヤビの遺体を燃やして､証拠を隠滅しようとしたんだ。けど､ジョーカーは､良心の呵責からそれに待ったを掛けたンだよ》


「待ったを……」
　


《そうだ。馬場優人ジョーカーはジャスティンや阿久津らに自首を勧めた。
　だけど､逆にジャスティンや阿久津らは口封じのためにジョーカーも殺してしまったンだ。
　雅ミヤビと無理心中に偽装みせかけてねえェ……》
　


「ぬうぅ、心中に偽装だとォ……？  マジか」

《なんなら警視庁にあるデータベースを調べなよ》

　
「まさか……？」



《そりゃァ、今のはオレの推理だからねえェ……。
　けど､馬場優人が無理心中を計って､雅ミヤビを殺したッて事は､ちゃんと警察のデータとして残っているはずだ》






　





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