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ラン&ジュリー
再婚しようと
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ジュリーの分はミルク多めで、ガムシロップもタップリだ。
苦いのは苦手なので甘くした。
高校最後の夏休み。
ボクも本来なら大学受験でピリピリしている所だろう。
けれども地元の大学へ推薦が決まっているのでのん気なものだ。
そう言えば昨日の晩、珍しく父親から電話があった。
母親が亡くなってからほとんどまともに父親とは話していない。
顔を合わせても挨拶をするくらいだ。
学校のこともろくに話し合った記憶がない。
仕方なくボクは電話をつないだ。
「もしもし」
なんとなく他人行儀だ。
『ああァ、嵐か?』
父親の方もぎこちない。
「なんだい。オヤジさんから電話なんて何年ぶりかなァ」
ボクも何を話して良いのか、わからない。
『ああァ、悪かったな。そう言えば、嵐も大学が決まったんだってなァ』
「うん、一応、地元の大学へ推薦でねえ」
今ごろかァ。
ボクのことなんて、まったく気にもとめていないんだろうな。
『そうか。おめでとう』
「うん、まァありがと」
父親から褒めてもらうなんて照れくさい。
『実は嵐が受験が済んでから報告しようと思っていたんだが』
父親は改まった感じだ。
「報告って?」いったいなんだ。
『ああァ、明日、ちゃんと会ってから詳しく話すが、実は再婚しようと思ってなァ』
「再婚って。マジでぇ?」
思わずボクは聞き返した。
『ん、なんだ。嵐は反対なのか?』
「いやぁ別に、お母さんが亡くなって、だいぶ経つから再婚したって構わないけど」
複雑な気分だ。
しかしボクが反対する理由などない。
『そうか。じゃぁ明日、ウチに帰ったら彼女を紹介するよ』
「はぁ~、わかった」
そう言って、父親は電話を切った。
明日、父親の再婚相手が紹介されるのか。
苦いのは苦手なので甘くした。
高校最後の夏休み。
ボクも本来なら大学受験でピリピリしている所だろう。
けれども地元の大学へ推薦が決まっているのでのん気なものだ。
そう言えば昨日の晩、珍しく父親から電話があった。
母親が亡くなってからほとんどまともに父親とは話していない。
顔を合わせても挨拶をするくらいだ。
学校のこともろくに話し合った記憶がない。
仕方なくボクは電話をつないだ。
「もしもし」
なんとなく他人行儀だ。
『ああァ、嵐か?』
父親の方もぎこちない。
「なんだい。オヤジさんから電話なんて何年ぶりかなァ」
ボクも何を話して良いのか、わからない。
『ああァ、悪かったな。そう言えば、嵐も大学が決まったんだってなァ』
「うん、一応、地元の大学へ推薦でねえ」
今ごろかァ。
ボクのことなんて、まったく気にもとめていないんだろうな。
『そうか。おめでとう』
「うん、まァありがと」
父親から褒めてもらうなんて照れくさい。
『実は嵐が受験が済んでから報告しようと思っていたんだが』
父親は改まった感じだ。
「報告って?」いったいなんだ。
『ああァ、明日、ちゃんと会ってから詳しく話すが、実は再婚しようと思ってなァ』
「再婚って。マジでぇ?」
思わずボクは聞き返した。
『ん、なんだ。嵐は反対なのか?』
「いやぁ別に、お母さんが亡くなって、だいぶ経つから再婚したって構わないけど」
複雑な気分だ。
しかしボクが反対する理由などない。
『そうか。じゃぁ明日、ウチに帰ったら彼女を紹介するよ』
「はぁ~、わかった」
そう言って、父親は電話を切った。
明日、父親の再婚相手が紹介されるのか。
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