哀れな令嬢と馬鹿な王子

ロシキ

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3話(アフターストーリー)その後

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あの後は時間の流れが早かった気がする。
まず、アイリスは元々成人前に亡くなる持病を持っていて、その持病によって死亡したということになった。

私は父上と母上に黒い服を着た人間の素性を調べなくても良いのかと質問すると、あれは王家の陰でアイリスに付けていた護衛並びに監視だと言われた。

次にミリアは私の愛妾になった。
最初は愛妾を嫌がったが、正妃教育どころか側室教育すら出来ず、更にはアイリスを死に追いやった為に、愛妾にすらなれずなければ公爵家からの報復が待っていると言われ、渋々愛妾になった。
ただミリアが愛妾になってから、ミリアの実家がアイリスを溺愛していた公爵家に潰されたので、愛妾になっていなければどうなったかと震え上がっていた。

シリウスは公爵家に帰った後に公爵家から除籍。
除籍された後に公爵家から一歩も出てきてないと報告を受けている。
話を聞くとシリウスは元々アイリスが王家に嫁いでしまうために親戚筋から引き取った養子であった上に、言動にかなり問題があった為に、何かがあれば容赦はしないと言われていたらしい。
そんなシリウスは公爵家から除籍されたのにも関わらず、公爵家から追い出される様子はないものの、夜な夜なシリウスのものと思わしき叫び声が聞こえてくるとは報告が来ていたので、拷問か何かされているのではないかという話だった。

キースも騎士団長から除籍されたが、騎士団には残れた。
キースはそれを喜んだものの、同期の騎士や先輩騎士、騎士団長自らの酷しいシゴキに耐えられずに半年で命を落とした。

私はまだ王族であるものの、殆ど傀儡で現在の王太子妃でアイリスとは別の侯爵家の令嬢と婚約したが、その令嬢も傀儡だ。
しかも、その令嬢もあの婚約破棄の場に居たので、アイリスの実家の公爵家当主でもある現宰相は私達に容赦なく限界ギリギリの仕事量を振ってくる。

しかし、食事を胃に詰め込む時間や寝る時間、更には湯浴みなどの必要最低限の時間は全力で仕事をすれば確保出来るのが、いやらしい。
しかも、宰相の娘を死なせてしまったから、宰相には父上や母上ですら頭が上がらなくなってしまった。
恐らくは宰相が今後の実質的な国王と言えるだろう。
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