【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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1章 王国編

20話

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『古い家、正確には言うならば今なお残り1400年以上の歴史がある家は現在12家しか残っておりません。その為、その12家の内で何処か1家でも没落しそうになれば、必ず掬い上げなければなりません。わかりましたね?』

王妃教育が始まり、一番初めに教えられ、そして他の何よりも徹底して叩き込まれたのが、この言葉だった。
この言葉を叩き込まれ、その後教育を受けていく間に、何故この言葉が叩き込まれたのか、とても疑問に思っていた。

ただ、私はその理由を終ぞ知ることはなく、今この場にいる。
しかし、殆の毎日復唱させられたこの言葉が、今より未来で私に教えられているという事は、私の「私の双子は私の双子じゃない」という発言は無視できないだろう。

そして、私の想像通りに国王並びに王妃、更には宰相とこの場にいる歴史ある家の者達は、他人に表情を読まれ無いための表情が完全に剥がれていた。
それを周りの者達が不思議そうな顔をしているのが、少し珍妙に思える。

もう少し見ていても良いけど、主導権はこちらが握っていたほうがいいと考えた。
その為に私が追撃を仕掛けようとしたが、その前にいち早く立ち直ったのは宰相だった。

「フ、フロービス嬢。貴族の出生の偽装は重罪であり、訴えが間違いであった場合はフロービス嬢が罪に問われる事になるが、先程の発言のて、撤回はないのか?」

「はい、もちろんです。私はフロービス伯爵家、最後の正統後継者ですが、私の命を賭けても構いません」

私がそう言い切ると、宰相は更には顔色を悪くし、国王に迫った。

「へ、陛下!!まずは迅速に調査をするべきかと存じます!!その調査の間はフロービス嬢には、王城に滞在して頂き、その護衛に騎士フィーナを付けることを提案致します!!」

宰相の言葉で正気に戻った国王は、宰相に頷き返し、王座から立ち上がった。

「宰相補佐は、すぐにフロービス嬢の出生登録したものを連れて参れ!!騎士団長は騎士団を連れ、先んじてフロービス伯爵家へ赴き、当主並びに妻子を出来るだけ穏便に、しかし迅速に連れてくるのだ!!宰相は事実確認と裏付けを早急に済ませるのだ!!

その間、フロービス嬢は王城で保護!!フロービス嬢の護衛には騎士フィーナを付ける!!異論のある者はおるか!!」

謁見の間に居た者達は、頭を垂れる事で国王に異論のないことを示した。

「よろしい!!すぐさま行動を開始し、一刻も早く事実を明らかにせよ!!」

「「「「「「は!!」」」」」」
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