【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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2章 対魔獣戦闘編

68話

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紫色の魔眼でも突破出来る『氷城』でも、大きさと周囲に使用した『氷結庭園』により、ある程度の時間は稼げると思う。
なので、その間に連戦の疲れを癒し、これからどうするかを決め、実行に移さなければならない。

なので、私は体が温まったと感じたら、すぐに湯船から上がり水魔法を使い、私の体に着いている水滴や濡れている髪の余分な水分を取り除いた。
そうして、私が体を乾かし服を着ていてると、フィーナも湯船から上がって来た。

「ローニャ様。私も水魔法をお願いできますか?」

「ええ、それは構わないけど、フィーナはもう少し湯船に浸かっていた方が良いんじゃない?」

「いえ、この場所が少しの間しか保たないのは、ここの魔獣の強さを見て来て察して居ます。なので、そう長々と体を休め続ける訳にはいきませんから」

「そう、分かったわ」

私はそう言って、フィーナに水魔法を掛け体を乾かした。
それからはフィーナと今後の動きを話し合い、話し合いが終わったあとも周りからの攻撃音が小さくしか聞こえてこなかったので、フィーナと私で2個ずつ程携帯していた非常食を食べたり、その後にフィーナと私で交互に体を休めたりした。

そして、私が『氷城』を発動して、おおよそ半日が過ぎた頃に状況は動いた。
私の『氷城』が徐々に解除され始めてしまったのだ。
元々は1時間も保たないと思っていた『氷城』が半日も保ったのは嬉しい誤算であり、半日も保ってしまった為に今は外が夜になっているだろう。

夜目が効かない私では、フィーナの足を引っ張ってしまうので、あまり夜戦はしたくないけど、そうも言っていられない。
『氷城』が解除され始めてしまった理由は魔獣達による魔法攻撃による、『氷城』を維持する魔力消費量が増えてしまった事があげられる。

もちろん『氷城』には、私の全魔力を注いだので、何も攻撃を受けなければ城で使用した『氷結庭園』の様に5日は保つだろう。
因みに、5日も保った『氷結庭園』の元、つまり庭は氷が溶けたことにより地面が水でビチャビチャになり、花や草は寒さにより駄目になっていたという。

少し話が逸れてしまったものの、なにが言いたいのかというと、半日経過した時点で『氷城』には常に魔獣の魔法攻撃が仕掛けられて来ていたものの、懸念していた黒色や虹色、紫色の魔眼を持っている魔獣は、この『氷城』には攻撃してきていないということである。

これが黒色の魔眼を持っていた虎の魔獣を倒したことによるものなのか、それとも私達が『氷城』の外に出たときに確実に仕留めるために温存しているからなのかは分からない。
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