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2章 対魔獣戦闘編
70話(フィーナ視点)
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『私に任せられませんか?』とローニャ様に言うと、ローニャ様は悩むように一瞬だけ顔を顰め、その後に私の顔を真っ直ぐ見て言った。
「その聞き方はズルいと思うわ。だって私がフィーナに任せられない事なんて、殆ど無いんだから」
そう言ってローニャは私の周りに一つ一つが眼球ほどの大きさである水玉を4つ作って10階へと向かった。
ローニャ様が6階から7階に上がった際に1つの水玉が割れ、それからローニャ様が階を上がるごとに1つづつ割れていく。
そして、水玉が割れたタイミングで私はローニャ様の魔法の代わりを発動させれば良い。
そのタイミングを測る水玉を見ながら、ローニャ様が言った「フィーナに任せられない事なんて、殆ど無いんだから」という言葉に胸を締め付けられていた。
私は国に帰れば、私達の秘密を守りながら、また国を守る騎士に戻るだろう。
それは恐らくであり、元々1人でも多くの人々を守れる騎士になりたいと夢見ていた私からすれば、そうなることの方が都合がいい。
それでも今の私の中には、『1人でも多くの人を救いたい』という夢と『ローニャ様の騎士にならなければならない』という意志がある。
それに、どちらかといえば今の私は『ローニャ様の騎士にならなければならない』という意志の方が強い。
そよ理由は私がフロービス伯爵邸で見た光景は未だに忘れることもできず、かと言って誰にも話すこともできていないことであると自覚している。
きっとローニャ様かミュールフィス様に聞けば、それが夢であるどうかは簡単に分かると思っている。
しかし、それはしてはいけないのではないと思い、未だに踏み込めていない。
それは城で熊の魔獣と相対した時に聞いたローニャ様の雄叫びを聞いたからだ。
ローニャ様の雄叫びはまるで死を目前にした時の野生動物や魔獣の雄叫びとよく似ている種類の雄叫びだった。
しかし、あの夢を見てからは、ローニャ様が出した雄叫びは死を拒絶する雄叫びではなく、死を体験したくないがゆえの雄叫びだったのではないかと思うようになった。
それは私の勘違いかもしれない。
というか、勘違いの方がいい。
私はそこまで考えた所で、先頭の魔獣達が私の視界に入った。
私はそれを見て剣を抜き、身体強化魔法を掛ける。
最近は夢の時に得た身体強化魔法の知識を使って、身体強化魔法の練習をしていた。
だから、例え何十体、何百体の魔獣が居ようとも、この閉鎖空間ならば私は負けない。
私は騎士らしい騎士になりたい夢を持っている1人の人間。
しかし私は熊の魔獣や虎の魔獣にはローニャ様が居なければ破れ、更に夢の中でローニャ様を取り巻いていた陰謀も気が付けなかった。
それでも私はローニャ様の支えとなっている騎士フィーナ。
だから、もう2度と遅れを取らない。
「だから、魔獣達を絶対に、私の後ろには通さない」
「その聞き方はズルいと思うわ。だって私がフィーナに任せられない事なんて、殆ど無いんだから」
そう言ってローニャは私の周りに一つ一つが眼球ほどの大きさである水玉を4つ作って10階へと向かった。
ローニャ様が6階から7階に上がった際に1つの水玉が割れ、それからローニャ様が階を上がるごとに1つづつ割れていく。
そして、水玉が割れたタイミングで私はローニャ様の魔法の代わりを発動させれば良い。
そのタイミングを測る水玉を見ながら、ローニャ様が言った「フィーナに任せられない事なんて、殆ど無いんだから」という言葉に胸を締め付けられていた。
私は国に帰れば、私達の秘密を守りながら、また国を守る騎士に戻るだろう。
それは恐らくであり、元々1人でも多くの人々を守れる騎士になりたいと夢見ていた私からすれば、そうなることの方が都合がいい。
それでも今の私の中には、『1人でも多くの人を救いたい』という夢と『ローニャ様の騎士にならなければならない』という意志がある。
それに、どちらかといえば今の私は『ローニャ様の騎士にならなければならない』という意志の方が強い。
そよ理由は私がフロービス伯爵邸で見た光景は未だに忘れることもできず、かと言って誰にも話すこともできていないことであると自覚している。
きっとローニャ様かミュールフィス様に聞けば、それが夢であるどうかは簡単に分かると思っている。
しかし、それはしてはいけないのではないと思い、未だに踏み込めていない。
それは城で熊の魔獣と相対した時に聞いたローニャ様の雄叫びを聞いたからだ。
ローニャ様の雄叫びはまるで死を目前にした時の野生動物や魔獣の雄叫びとよく似ている種類の雄叫びだった。
しかし、あの夢を見てからは、ローニャ様が出した雄叫びは死を拒絶する雄叫びではなく、死を体験したくないがゆえの雄叫びだったのではないかと思うようになった。
それは私の勘違いかもしれない。
というか、勘違いの方がいい。
私はそこまで考えた所で、先頭の魔獣達が私の視界に入った。
私はそれを見て剣を抜き、身体強化魔法を掛ける。
最近は夢の時に得た身体強化魔法の知識を使って、身体強化魔法の練習をしていた。
だから、例え何十体、何百体の魔獣が居ようとも、この閉鎖空間ならば私は負けない。
私は騎士らしい騎士になりたい夢を持っている1人の人間。
しかし私は熊の魔獣や虎の魔獣にはローニャ様が居なければ破れ、更に夢の中でローニャ様を取り巻いていた陰謀も気が付けなかった。
それでも私はローニャ様の支えとなっている騎士フィーナ。
だから、もう2度と遅れを取らない。
「だから、魔獣達を絶対に、私の後ろには通さない」
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