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2章 対魔獣戦闘編
80話
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「それはそうとフィーナ。ここは?」
私はそう言って、薄暗い周りを見回した。
私の質問に、フィーナは顔を逸らして、諦観とした顔をした。
「ここは運良く見つけた洞窟ですね。まあ、それが運良くなのか、魔獣の住み家だったから、私達の近くにあったのかは分かりませんが」
私はそのフィーナの言葉に目を見開いた。
「そ、それはつまり、私達が数多くの魔獣に襲われていたのは、その魔獣の巣が比較的近くにある、から?」
フィーナは私から目を逸らして、答えた。
「はい、恐らくですが、そうみたいです」
私はフィーナの言葉に天を仰ぎ、目元を覆ってしまった。
まさか魔獣の数が多かった主な理由が魔獣の巣が近い為に増援も早かったからとか、笑えない。
つまり、私達は魔獣の巣をまるまる1つ相手にしていたことになる。
そもそもの話、魔獣になったら凶暴になるので纏まって巣を作ることは殆ど無い。
その例外が強力な主が居た場合である。
その場合は魔獣同士が交配を行い、通常の胴部を産み、その動物達をも従えて一気に増えていく。
魔獣が交配を行った場合は、生まれた時から魔眼を所持している魔獣が生まれる事もある。
そのせいで、魔獣が巣を作ると魔獣の増え方がおかしくなり、巣の中の生物が増えすぎた事により人里を襲うようになったら、国の軍隊ですら手を付けられなくなる事もある。
そんな巣を、未だに人里を襲う段階で無かったとはいえ、2人で潰したのだから、私達も人間を辞めてきたと思えてしまう。
このまま、完全に人間を辞めてしまうのだろうか?
私がそんな事を考えていると、フィーナが「恐らくですが」と言ったことを思い出した。
「フィーナ、さっき『恐らくですが』って言った?」
「はい、魔獣のものと思われる生活痕はあるのですが、奥に変な扉がありまして。その扉があるので、ここは恐らくは魔獣の巣であるという事です」
「なるほどね、魔獣の巣に扉が。でも、魔獣の巣にある扉なら、壊されているじゃないの?
多分、ここの主はあの豚の魔獣か鹿の魔獣、猿の魔獣、虎の魔獣のいずれか、もしくはそれらを全ての魔獣でしょ?それなら扉くらいは簡単に壊せるはずなのに」
「恐らく、今上げた魔獣全てが、ここの主でしょう。それぞれの魔法の跡が扉の前にありました。
それで、その扉を開けることを試すべきか迷っているんですが、どうしましょうか?」
「う~ん、扉を見るだけならまだしも、黒色の魔眼を持っている魔獣で壊せないなら、下手に開けようとして音を出さないほうが良いと思うけど、開けてみようと思う理由があるの?」
私はそう言って、薄暗い周りを見回した。
私の質問に、フィーナは顔を逸らして、諦観とした顔をした。
「ここは運良く見つけた洞窟ですね。まあ、それが運良くなのか、魔獣の住み家だったから、私達の近くにあったのかは分かりませんが」
私はそのフィーナの言葉に目を見開いた。
「そ、それはつまり、私達が数多くの魔獣に襲われていたのは、その魔獣の巣が比較的近くにある、から?」
フィーナは私から目を逸らして、答えた。
「はい、恐らくですが、そうみたいです」
私はフィーナの言葉に天を仰ぎ、目元を覆ってしまった。
まさか魔獣の数が多かった主な理由が魔獣の巣が近い為に増援も早かったからとか、笑えない。
つまり、私達は魔獣の巣をまるまる1つ相手にしていたことになる。
そもそもの話、魔獣になったら凶暴になるので纏まって巣を作ることは殆ど無い。
その例外が強力な主が居た場合である。
その場合は魔獣同士が交配を行い、通常の胴部を産み、その動物達をも従えて一気に増えていく。
魔獣が交配を行った場合は、生まれた時から魔眼を所持している魔獣が生まれる事もある。
そのせいで、魔獣が巣を作ると魔獣の増え方がおかしくなり、巣の中の生物が増えすぎた事により人里を襲うようになったら、国の軍隊ですら手を付けられなくなる事もある。
そんな巣を、未だに人里を襲う段階で無かったとはいえ、2人で潰したのだから、私達も人間を辞めてきたと思えてしまう。
このまま、完全に人間を辞めてしまうのだろうか?
私がそんな事を考えていると、フィーナが「恐らくですが」と言ったことを思い出した。
「フィーナ、さっき『恐らくですが』って言った?」
「はい、魔獣のものと思われる生活痕はあるのですが、奥に変な扉がありまして。その扉があるので、ここは恐らくは魔獣の巣であるという事です」
「なるほどね、魔獣の巣に扉が。でも、魔獣の巣にある扉なら、壊されているじゃないの?
多分、ここの主はあの豚の魔獣か鹿の魔獣、猿の魔獣、虎の魔獣のいずれか、もしくはそれらを全ての魔獣でしょ?それなら扉くらいは簡単に壊せるはずなのに」
「恐らく、今上げた魔獣全てが、ここの主でしょう。それぞれの魔法の跡が扉の前にありました。
それで、その扉を開けることを試すべきか迷っているんですが、どうしましょうか?」
「う~ん、扉を見るだけならまだしも、黒色の魔眼を持っている魔獣で壊せないなら、下手に開けようとして音を出さないほうが良いと思うけど、開けてみようと思う理由があるの?」
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