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3章前半 『エンドシート学園』編
83話
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※大変お待たせしました。
「『エンドシート学園』への入学許可書?なんで、こんなものが?しかも、私とフィーナの入学許可書なんて」
「お二人に、24時間この森に滞在して貰ったのは、『エンドシート学園』の学園長ほか、『エンドシート学園』の権力者に力を示して貰うためですからね」
「つまり、私達は『エンドシート学園』に入学するためにわざわざ訓練しながら、更に24時間もサバイバルをさせられたと?」
私がそう聞くと、ミューは仮面を外しながらいい笑顔で言った。
「はい」
その笑顔を見て、初めてミューを殴りつけたいと思った。
それくらいにはいい笑顔だった。
本当に殴ってしまおうかと、右手をひっそりと握り締めていると、私の体は突然浮いた。
「は?ちょ、なにを?」
「さあ、ではこれから『エンドシート』に向かいましょうか」
「え、これから?これで?」
「はい、出来るだけ急いで編入しなければ、いけませんからね。なにせ、既に学期の半分は終わっていますし」
ミューはそう言うと、私が何かを言い換えず前に私とフィーナを凄い速さで移動させ始めた。
その速さにより、目を開ける事もギリギリである状態が暫く続いた後、私とフィーナは突然止まった。
私が突然止まった事により、ぐったりとしていると、ようやく体が地面についた。
そして、体が地面に着いた事ため、その場で四つん這いになり、その状態から右手で口元を抑えて言った。
「う、うえ。吐きそう」
「ちょ、ローニャ様、大丈夫ですか!?」
私はフィーナの言葉に首を横に振った。
というか吐く、もう吐く。
そう思っていると、突然吐き気が消えた。
「あれ?」
「大丈夫ですか、フロービス」
私は吐き気が消えてから、ミューに話しかけられた。
なので顔をあげると、目の前にミューがおり、更にその後ろには大きな壁が立ちはだかっていた。
「壁?」
「壁?ああ、私の後ろにあるこれは城壁ですよ。中立都市『エンドシート』は、『エンドシート学園』の校舎である城を中心として、作られている都市です。
しかも、通常とは違い、『エンドシート学園』を囲う壁は5つあり、この壁は中心にある城壁ですね」
「つまり、ここは既に『エンドシート』の中で、『エンドシート学園』の前にある、と?」
「はい。まあ、ここは『エンドシート学園』に入る為の表門とは、真反対にある裏門ですけど」
「裏門?」
「ええ、裏門です。とりあえず、立ったらどうですか?」
ミューは未だに四つん這いになっていて顔を上げていた私にそう言った。
「『エンドシート学園』への入学許可書?なんで、こんなものが?しかも、私とフィーナの入学許可書なんて」
「お二人に、24時間この森に滞在して貰ったのは、『エンドシート学園』の学園長ほか、『エンドシート学園』の権力者に力を示して貰うためですからね」
「つまり、私達は『エンドシート学園』に入学するためにわざわざ訓練しながら、更に24時間もサバイバルをさせられたと?」
私がそう聞くと、ミューは仮面を外しながらいい笑顔で言った。
「はい」
その笑顔を見て、初めてミューを殴りつけたいと思った。
それくらいにはいい笑顔だった。
本当に殴ってしまおうかと、右手をひっそりと握り締めていると、私の体は突然浮いた。
「は?ちょ、なにを?」
「さあ、ではこれから『エンドシート』に向かいましょうか」
「え、これから?これで?」
「はい、出来るだけ急いで編入しなければ、いけませんからね。なにせ、既に学期の半分は終わっていますし」
ミューはそう言うと、私が何かを言い換えず前に私とフィーナを凄い速さで移動させ始めた。
その速さにより、目を開ける事もギリギリである状態が暫く続いた後、私とフィーナは突然止まった。
私が突然止まった事により、ぐったりとしていると、ようやく体が地面についた。
そして、体が地面に着いた事ため、その場で四つん這いになり、その状態から右手で口元を抑えて言った。
「う、うえ。吐きそう」
「ちょ、ローニャ様、大丈夫ですか!?」
私はフィーナの言葉に首を横に振った。
というか吐く、もう吐く。
そう思っていると、突然吐き気が消えた。
「あれ?」
「大丈夫ですか、フロービス」
私は吐き気が消えてから、ミューに話しかけられた。
なので顔をあげると、目の前にミューがおり、更にその後ろには大きな壁が立ちはだかっていた。
「壁?」
「壁?ああ、私の後ろにあるこれは城壁ですよ。中立都市『エンドシート』は、『エンドシート学園』の校舎である城を中心として、作られている都市です。
しかも、通常とは違い、『エンドシート学園』を囲う壁は5つあり、この壁は中心にある城壁ですね」
「つまり、ここは既に『エンドシート』の中で、『エンドシート学園』の前にある、と?」
「はい。まあ、ここは『エンドシート学園』に入る為の表門とは、真反対にある裏門ですけど」
「裏門?」
「ええ、裏門です。とりあえず、立ったらどうですか?」
ミューは未だに四つん這いになっていて顔を上げていた私にそう言った。
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