111 / 188
3章前半 『エンドシート学園』編
110話
しおりを挟む
「ミューの魔眼だけ?それはどうして?」
私がミューの言葉に首を傾げると、ミューは仮面の上から支配魔法の魔眼の方の目元を触りながら言った。
「支配魔法は『終わり』がいる場所を封印している魔法の大部分を締めています。
なので、支配魔法が途切れた場合、『終わり』の居る場所の封印が強制的に解かれ、あの黒いものが外の生物を取り込み続け、『終わり』が目覚める前に、世界はあの黒いのに飲み込まれていたでしょう。
それを避けるために、初代支配魔法の魔眼所持者は当時には無かった新たな魔法『魔眼移植』を作りましたが、それは魔眼そのものにも魔法を掛けなければならなかったのです」
私はミューの話を聞き、あることを考えついた。
しかし、それは通常ならば絶対に出来ない様な狂った事。
それでも私はその狂った事に対して、もしかしてやったのではないかと考え、ミューに質問した。
「まさか、支配魔法の魔眼自体が、再現不可能の遺物なの?」
「ええ、その通りです。この魔眼は使用者が志望した場合において、一時的に魔眼の効力を失う前に時間を止め、次に魔眼を自身の眼球に押し込んだ者に適応する様に出来ています」
「つまり、私とフィーナの魔眼は通常通りの魔眼ってことか。
それなら、問題ないかな。ん、魔眼?待って、魔眼が世界に無かったなら、魔眼をどうやって作ったの?」
「通常の魔眼は人が生きている中で、余っている生命力を徐々に魔法に変えています。
ですが、私やフロービスさん、フィーナさんが所持している魔眼は直接寿命を削っています。まあ、無限の魔力が溜まり、魔力の回復量も通常の魔眼よりも多いとなれば寿命を削っても仕方ないでしょう」
「な!?寿命を!?」
ミューの言葉に1番驚いたのはコローナだった。
フィーナは分からないけど、なんとなく私はそんな気もしていた。
ただの魔眼も魔力を使い切って倒れれば、命の危険もあるのだから、それ以上の威力を誇る私達の2つ目の魔眼が直接命を削っている可能も考えていた。
なので、問題としては、どのくらい寿命を削っているか。
それをフィーナも確認したかったのか、フィーナがミューに質問した。
「寿命を削っていたのは、なんとなく察していました。ですが、問題はどれくらい寿命を削っているかです」
「削っている寿命は個々人によって異なりますが、最大でも残りの寿命を半分ほど削っています。
イメージしやすい例えとしては、ただ生きているだけでも他の人よりも寿命を多く使っている感じですね。フィーナさんは通常の1.35倍ほど、フロービスさんは恐らく2倍程多く使っていると思います」
私がミューの言葉に首を傾げると、ミューは仮面の上から支配魔法の魔眼の方の目元を触りながら言った。
「支配魔法は『終わり』がいる場所を封印している魔法の大部分を締めています。
なので、支配魔法が途切れた場合、『終わり』の居る場所の封印が強制的に解かれ、あの黒いものが外の生物を取り込み続け、『終わり』が目覚める前に、世界はあの黒いのに飲み込まれていたでしょう。
それを避けるために、初代支配魔法の魔眼所持者は当時には無かった新たな魔法『魔眼移植』を作りましたが、それは魔眼そのものにも魔法を掛けなければならなかったのです」
私はミューの話を聞き、あることを考えついた。
しかし、それは通常ならば絶対に出来ない様な狂った事。
それでも私はその狂った事に対して、もしかしてやったのではないかと考え、ミューに質問した。
「まさか、支配魔法の魔眼自体が、再現不可能の遺物なの?」
「ええ、その通りです。この魔眼は使用者が志望した場合において、一時的に魔眼の効力を失う前に時間を止め、次に魔眼を自身の眼球に押し込んだ者に適応する様に出来ています」
「つまり、私とフィーナの魔眼は通常通りの魔眼ってことか。
それなら、問題ないかな。ん、魔眼?待って、魔眼が世界に無かったなら、魔眼をどうやって作ったの?」
「通常の魔眼は人が生きている中で、余っている生命力を徐々に魔法に変えています。
ですが、私やフロービスさん、フィーナさんが所持している魔眼は直接寿命を削っています。まあ、無限の魔力が溜まり、魔力の回復量も通常の魔眼よりも多いとなれば寿命を削っても仕方ないでしょう」
「な!?寿命を!?」
ミューの言葉に1番驚いたのはコローナだった。
フィーナは分からないけど、なんとなく私はそんな気もしていた。
ただの魔眼も魔力を使い切って倒れれば、命の危険もあるのだから、それ以上の威力を誇る私達の2つ目の魔眼が直接命を削っている可能も考えていた。
なので、問題としては、どのくらい寿命を削っているか。
それをフィーナも確認したかったのか、フィーナがミューに質問した。
「寿命を削っていたのは、なんとなく察していました。ですが、問題はどれくらい寿命を削っているかです」
「削っている寿命は個々人によって異なりますが、最大でも残りの寿命を半分ほど削っています。
イメージしやすい例えとしては、ただ生きているだけでも他の人よりも寿命を多く使っている感じですね。フィーナさんは通常の1.35倍ほど、フロービスさんは恐らく2倍程多く使っていると思います」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
【完結】契約結婚は円満に終了しました ~勘違い令嬢はお花屋さんを始めたい~
九條葉月
ファンタジー
【ファンタジー1位獲得!】
【HOTランキング1位獲得!】
とある公爵との契約結婚を無事に終えたシャーロットは、夢だったお花屋さんを始めるための準備に取りかかる。
花を包むビニールがなければ似たような素材を求めてダンジョンに潜り、吸水スポンジ代わりにスライムを捕まえたり……。そうして準備を進めているのに、なぜか店の実態はお花屋さんからかけ離れていって――?
白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます
時岡継美
ファンタジー
初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。
侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。
しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?
他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。
誤字脱字報告ありがとうございます!
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる