【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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3章後半 『終わり』編

115話

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「届いた」

走っている途中で、ミューがそう言った。
そして、ミューは更に叫ぶように指示を出した。

「フロービスさん、フィーナさん飛ばしますよ!!死なないで下さいね!!」

ミューはそう叫んでから、私とフィーナを鎖で巻き付け、投げ飛ばした。

「え?ちょ、まっ!!」

私がそれに抗議しようとしたのが、投げ飛ばされる寸前だったので、私の抗議は急加速した鎖に掻き消され、私とフィーナは2人揃って同じ方向に、鎖に投げ飛ばされた。

「っーーーーーーー!!!!」

私はそのあまりの速さによる、風の抵抗で叫ぶ事すら出来ず、なんとか顔を両手で守っていると、不意に勢いはそのままで、私の前に風に対する障害物がある様に風の勢いが消えた。
それにより、前を見る余裕ができた私は前を見ると、フィーナの鎧が見るた。

それを見て、フィーナが私を抱え守るようにしているから風の勢いが消えたと感じたのだと分かった。
それが分かってから、すぐに魔法で減速しようとしたが、私が魔力を動かし始めた瞬間にフィーナに言われた。

「ローニャ様、自然に減速するまで魔法を使う事は止めたほうがいいです」

私はフィーナの言葉に、何故かと疑問を口にした。

「なんで?」

「あの時、ミュールフィス様は届いたと口にしました。それなら、ギリギリまで口にした理由を探したほうがいいと思います」

「なるほど、確かに。分かったわ、そうするわ」

そう言い終わったときに、私は魔力を循環させるのを止めたが、その際に私の体を私の魔力以外の魔力が覆っているのを理解した。
私は私以外の魔力の心当たりが1人しかいなかったので、フィーナに質問した。

「そういえば、もしかして私に魔法使ってる?」

「分かりましたか?出来るだけ違和感を感じないようにしたのですが、流石に全く感じる事を無くするのは難しかったみたいですね」

「いや、殆ど感じなかったよ。私が魔法を使うために魔力を動かしてから、魔法を使わずに魔力を止めないと感じ取れなかったから」

「それなら実戦でもローニャ様に掛け続けるのも悪くないかもしれませんね。まあ、私の集中が続かないので、掛け続ける事は出来ませんが」

フィーナは苦笑いをして言うと、フィーナは唐突にフィーナの背中、つまり私達の進行方向に目を向けた。
そして、次の瞬間には何かを避ける様に、体を半回転させることで左側に逸らした。

しかし、次の瞬間にはフィーナの右肩の端が抉られるような攻撃を受けた。
それを見た瞬間に、私は私とフィーナに纏わりつく様な感じで魔法を発動させた。
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