137 / 188
3章後半 『終わり』編
136話(フィーナ視点)
しおりを挟む
私は黒い何かに包み込まれてから脱出しようと剣を何度も振るったが、黒い何かを振り払える気がしなかった。
そこで1度冷静になるために剣を下ろして、周囲を見回して確認した。
そして、ローニャ様の『氷結庭園』の魔法の一部が解かれていた。
(こ、これはまさか、ローニャ様が凍り付かせた筈の黒い何か!?でも、どうやって、まさかミュールフィス様がローニャ様の魔法を解除した?でも、何故?)
そこまで考えたところで、私を包み込むように周囲を囲むだけだった黒い何かが、私に向って来た。
それを感知して、咄嗟に剣を振るったが、黒い何かが剣に当たると同時に弾けた。
一瞬だけ私の剣での攻撃で振り払ったのかと思ったが、明らかにこちらに向かって来ている黒い何かが多いので、敵の意図したものだと理解出来た。
それを察して、咄嗟に顔を守る様に左手で口元を覆ったが、黒い何かは私に接触する直前に膨張した。
「は?」
それを見て、あまりの膨張率に驚いて、間抜けな声を出してしまった。
しかし、そんな私の隙を黒い何かが見逃すはずがなく、小さな破片?毎が私の体の大きさくらいになった黒い何かは私に覆い被さってきた。
「しまっ!?」
私がそんな声をあげてしまった瞬間に、黒い何かが口から私の中に侵入してきた。
必死に黒い何かを引っ張り出そうとしたが、黒い何かはツルツルと滑り、更に掴み所もなく、私がどうする事も出来ずに藻掻いている間に、私の意識が途絶えた。
◇
目が覚めると、氷の床の上に寝ていて、周りにはローニャ様と黒い何か、そして氷の壁しか無かった。
ここは何処で、今はどんな状況かと思ったが、黒い何かがローニャ様に覆い被さったのが見えた。
その瞬間に私がどのようにして意識を失ったのかを思い出してた。
そして、このままでは不味いと、即座に『身体強化・腕力』を発動させ、ローニャ様に覆い被さっていた黒い何かを剣を振るったに発生する風で追い払った。
黒い何かが吹き飛び、壁まで行ったことを確認してから、ローニャ様の状態を確認した。
ローニャ様は酷い顔色で倒れていたが、脈はちゃんとあるし、酷い傷もなかった。
それを確認して、私が安堵の息を吐くと同時に黒い何かが私とローニャ様に覆い被さろうとしてきたので、再び剣を振るった際に発生する風で追い払った。
そして、軽い状況の分析をした。
「おそらく、ここはローニャ様が作り出した氷の城の中ですね。それならば敵から一時的に離れるために作り出したということでしょうか?
いえ、ミュールフィス様とコローナ様が私を攻撃してきた以上は、それは下策になる可能性もあるはー、」
私は1度、そこで言葉を止めた。
そこで1度冷静になるために剣を下ろして、周囲を見回して確認した。
そして、ローニャ様の『氷結庭園』の魔法の一部が解かれていた。
(こ、これはまさか、ローニャ様が凍り付かせた筈の黒い何か!?でも、どうやって、まさかミュールフィス様がローニャ様の魔法を解除した?でも、何故?)
そこまで考えたところで、私を包み込むように周囲を囲むだけだった黒い何かが、私に向って来た。
それを感知して、咄嗟に剣を振るったが、黒い何かが剣に当たると同時に弾けた。
一瞬だけ私の剣での攻撃で振り払ったのかと思ったが、明らかにこちらに向かって来ている黒い何かが多いので、敵の意図したものだと理解出来た。
それを察して、咄嗟に顔を守る様に左手で口元を覆ったが、黒い何かは私に接触する直前に膨張した。
「は?」
それを見て、あまりの膨張率に驚いて、間抜けな声を出してしまった。
しかし、そんな私の隙を黒い何かが見逃すはずがなく、小さな破片?毎が私の体の大きさくらいになった黒い何かは私に覆い被さってきた。
「しまっ!?」
私がそんな声をあげてしまった瞬間に、黒い何かが口から私の中に侵入してきた。
必死に黒い何かを引っ張り出そうとしたが、黒い何かはツルツルと滑り、更に掴み所もなく、私がどうする事も出来ずに藻掻いている間に、私の意識が途絶えた。
◇
目が覚めると、氷の床の上に寝ていて、周りにはローニャ様と黒い何か、そして氷の壁しか無かった。
ここは何処で、今はどんな状況かと思ったが、黒い何かがローニャ様に覆い被さったのが見えた。
その瞬間に私がどのようにして意識を失ったのかを思い出してた。
そして、このままでは不味いと、即座に『身体強化・腕力』を発動させ、ローニャ様に覆い被さっていた黒い何かを剣を振るったに発生する風で追い払った。
黒い何かが吹き飛び、壁まで行ったことを確認してから、ローニャ様の状態を確認した。
ローニャ様は酷い顔色で倒れていたが、脈はちゃんとあるし、酷い傷もなかった。
それを確認して、私が安堵の息を吐くと同時に黒い何かが私とローニャ様に覆い被さろうとしてきたので、再び剣を振るった際に発生する風で追い払った。
そして、軽い状況の分析をした。
「おそらく、ここはローニャ様が作り出した氷の城の中ですね。それならば敵から一時的に離れるために作り出したということでしょうか?
いえ、ミュールフィス様とコローナ様が私を攻撃してきた以上は、それは下策になる可能性もあるはー、」
私は1度、そこで言葉を止めた。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
【完結】契約結婚は円満に終了しました ~勘違い令嬢はお花屋さんを始めたい~
九條葉月
ファンタジー
【ファンタジー1位獲得!】
【HOTランキング1位獲得!】
とある公爵との契約結婚を無事に終えたシャーロットは、夢だったお花屋さんを始めるための準備に取りかかる。
花を包むビニールがなければ似たような素材を求めてダンジョンに潜り、吸水スポンジ代わりにスライムを捕まえたり……。そうして準備を進めているのに、なぜか店の実態はお花屋さんからかけ離れていって――?
白い結婚を言い渡されたお飾り妻ですが、ダンジョン攻略に励んでいます
時岡継美
ファンタジー
初夜に旦那様から「白い結婚」を言い渡され、お飾り妻としての生活が始まったヴィクトリアのライフワークはなんとダンジョンの攻略だった。
侯爵夫人として最低限の仕事をする傍ら、旦那様にも使用人たちにも内緒でダンジョンのラスボス戦に向けて準備を進めている。
しかし実は旦那様にも何やら秘密があるようで……?
他サイトでは「お飾り妻の趣味はダンジョン攻略です」のタイトルで公開している作品を加筆修正しております。
誤字脱字報告ありがとうございます!
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる