142 / 188
3章後半 『終わり』編
141話(フィーナ視点)
しおりを挟む
黒い何かがある場所まで来てみると、黒い何かが真っ白い上り階段辺りでウロウロとしていた。
それ見て、進路を変えたのは当たりだったと確信し、黒い何かに触れないようにゆっくりと階段を覗いた。
階段はかなり先まで続いていて、こちらも真っ白だったが、真っ白な下り階段をローニャ様が降りていつまた事を考えれば、上り階段を登るは正解と言えるだろう。
だが、問題は階段の床部分にはびっしりと黒い何か詰まっていて、階段を登るなら黒い何かを触れなければならないこと。
さっきのように剣を振るった際に生じる風で吹き飛ばしてもいいが、階段の上から物量で攻められるといつかは破綻するだろう。
床部分を踏むことが出来ないなら、黒い何かが居ない壁を走れば良い。
前の、体の部位毎に魔力を集中させて身体能力を爆発的に上げることが出来なかった私なら出来ないが、今の私なら出来る。
そう判断して、『身体強化』を『身体強化・脚』に変更して、少し助走をつけて走り出した。
黒い何かを踏まないように、足の踏み場がない所からは、壁までジャンプして壁を走り出した。
しかし、数歩走って、これは長く続かないと判断できた。
そもそも、踏ん張りがあまり効かない。
重力に逆らっているので、それも仕方無いと分かっているが、壁が思っていたよりも滑ってしまう。
このままでは階段の床の部分に落ちてしまう。
それを理解してからは、どうするかを考えながら走っていたが、その時に反対側の壁が目に入った。
その壁を見て、やるしかないと判断して、狭い階段の間を、ジャンプして反対側の壁に飛び移って再び走った。
そして、これはいけると判断して、壁を数歩走って、少しでも走っている位置が下がると、反対側の壁に斜めにジャンブして、再び走るというのを繰り返して、なんとか階段を走り続けた。
10分ほど、それをなんとか続けていると、出口が見えた。
それにより、更に力を入れて、一気に階段を抜けた。
階段を飛び出して、驚いたのは周りに黒い何かが大勢居たこと、そして、更に驚いた事はその黒い何かを、その場に無数の鎖が押し留めている事。
この無数の鎖は、確実に支配魔法の鎖。
それを理解して、一瞬だけ体を硬直させたが、その次の瞬間に、後ろから声が聞こえてきた。
「フィーナさん、これを」
私がその声で振り返ると、ミュールフィス様が居た。
そして、そのミュールフィス様は何か小さい小包を私に投げ渡してきた。
それを咄嗟に受け取ってしまったが、意識を失う寸前に攻撃を受けていた事を思い出し、手放そうとしたが、その時にミュールフィス様を視界に入れてしまい手放すタイミングを失ってしまった。
それ見て、進路を変えたのは当たりだったと確信し、黒い何かに触れないようにゆっくりと階段を覗いた。
階段はかなり先まで続いていて、こちらも真っ白だったが、真っ白な下り階段をローニャ様が降りていつまた事を考えれば、上り階段を登るは正解と言えるだろう。
だが、問題は階段の床部分にはびっしりと黒い何か詰まっていて、階段を登るなら黒い何かを触れなければならないこと。
さっきのように剣を振るった際に生じる風で吹き飛ばしてもいいが、階段の上から物量で攻められるといつかは破綻するだろう。
床部分を踏むことが出来ないなら、黒い何かが居ない壁を走れば良い。
前の、体の部位毎に魔力を集中させて身体能力を爆発的に上げることが出来なかった私なら出来ないが、今の私なら出来る。
そう判断して、『身体強化』を『身体強化・脚』に変更して、少し助走をつけて走り出した。
黒い何かを踏まないように、足の踏み場がない所からは、壁までジャンプして壁を走り出した。
しかし、数歩走って、これは長く続かないと判断できた。
そもそも、踏ん張りがあまり効かない。
重力に逆らっているので、それも仕方無いと分かっているが、壁が思っていたよりも滑ってしまう。
このままでは階段の床の部分に落ちてしまう。
それを理解してからは、どうするかを考えながら走っていたが、その時に反対側の壁が目に入った。
その壁を見て、やるしかないと判断して、狭い階段の間を、ジャンプして反対側の壁に飛び移って再び走った。
そして、これはいけると判断して、壁を数歩走って、少しでも走っている位置が下がると、反対側の壁に斜めにジャンブして、再び走るというのを繰り返して、なんとか階段を走り続けた。
10分ほど、それをなんとか続けていると、出口が見えた。
それにより、更に力を入れて、一気に階段を抜けた。
階段を飛び出して、驚いたのは周りに黒い何かが大勢居たこと、そして、更に驚いた事はその黒い何かを、その場に無数の鎖が押し留めている事。
この無数の鎖は、確実に支配魔法の鎖。
それを理解して、一瞬だけ体を硬直させたが、その次の瞬間に、後ろから声が聞こえてきた。
「フィーナさん、これを」
私がその声で振り返ると、ミュールフィス様が居た。
そして、そのミュールフィス様は何か小さい小包を私に投げ渡してきた。
それを咄嗟に受け取ってしまったが、意識を失う寸前に攻撃を受けていた事を思い出し、手放そうとしたが、その時にミュールフィス様を視界に入れてしまい手放すタイミングを失ってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
「地味な婚約者を捨てて令嬢と結婚します」と言った騎士様が、3ヶ月で離婚されて路頭に迷っている
歩人
ファンタジー
薬師のナターリアは婚約者の騎士ルドガーに「地味なお前より伯爵令嬢が
ふさわしい」と捨てられた。泣きはしなかった。ただ、明日から届ける薬が
一人分減るな、と思っただけ。
ルドガーは華やかな伯爵令嬢イレーネと結婚し、騎士団で出世する——はずだった。
しかしイレーネの実家は見栄だけの火の車。持参金は消え、借金取りが押し寄せ、
イレーネ本人にも「稼ぎが少ない」と三行半を突きつけられた。
3ヶ月で全てを失ったルドガーが街角で見たのは、王宮薬師に抜擢された
ナターリアが、騎士団長と笑い合う姿だった。
「なあ、ナターリア……俺が間違っていた」
「ええ、知ってます。でも、もう関係のない話ですね」
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる