【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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番外編 『王国学園』編

4話

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「へ~、通路毎に護衛を配置して、危険を感じたら数秒で飛び込めるようにしたんだ。中々賢いね」

「ローニャ様が煽ったからでは?」

「さぁ?そんなの知らない」

学園2日目の朝、私がフィーナと一緒に登校して、校内に入って一言目に発した言葉に、周りにいた護衛達が表情を険しくした。

昨日、私が護衛達に自分がした事の意味を理解させてからは、すぐにしてから解散になった。
元々、昨日の予定は今日の集合時間だけだったらしい。
まあ、流石にお小言を貰うかと思っていたが、それも特になかったので、どのようにして護衛が数秒で教室に飛び込んで来た事を誤魔化すのか考えていたのだろう。

それで苦肉の策として、全ての廊下の端に護衛を置いたのだろう。
そんな事を考えながら上級クラスに入ると、既にいた5人の生徒がビクリと体を反応させて、こちらを見た。

これらの視線を無視して、フィーナを連れて最上段の机に座った。
それからフィーナと話していると、教室に7人の生徒(昨日居なかった生徒を3人入れて)が入って来た。

その生徒達の昨日居なかった2人は私達が最上段に座っていると眉を顰めて、私達を指さした。

「おい貴様ら!!そこはデーレスト殿下の席だぞ!!」

「はぁ?席は自由だと聞いているけど?」

「そんな事は関係ない!!ここでは我らが最高位の人間だ!!大人しく我らに従え!!」

「最高位?私は伯爵家当主で、こっちのフィーナは私の直属の騎士だけど、今は騎士爵を与える準備をしていて、後2日もすれば騎士爵を得る。

まあ、フィーナが頭を下げないといけない人間は多少いるけど、この学園で今の私よりも偉い人間は王子だけ。

それで?貴方達の中に王子は居ないみたいだけど、誰が最高位だって?」

私がそう言って首を傾げると、7人は驚いた様に叫んだ。

「「「「「「「伯爵家当主!?」」」」」」」

7人と教室に居た5人は絶句した。
まあ、学園を卒業していないのに伯爵家当主というのは中々居ないので、仕方無いだろう。
子爵家までなら、その貴族家の当主になってから入学する人間も、まあ十年に1人くらいは居る。

本来なら、伯爵家以上の人間は、やることも多いし、そもそも血縁が居るものなので、当主になる事はない。
しかし、今回は伯爵家が乗っ取られかけた事を考慮して、私が当主となり、学園を卒業するまでは王家が伯爵家の仕事を肩代わりし、卒業してからは私が仕事をする事になっている。

正直に言えば、誰かにさっさと伯爵家を押し付けたいが、伯爵家の身分はかなり使えるから、私が死ぬまでは適当に使おうかなと思っている。
まあ、子供を産めと言われたら、フィーナを連れて消える予定だけど。
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