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1章 第1部 追放と一人目
5話 『転移』の先
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俺は『転移玉』の強い光に包まれた後、目を開けるとそこは森の中だった。
恐らくだが、ここが魔の森である事は確定的で、ここがラスター村跡地かどうかは怪しい所だろう。
そもそもの話し『転移玉』は中々にレア度が高く、時たま見つかる古代遺跡や魔物がひしめき合い、生まれる早さが通常の比ではないダンジョンから、極稀に見つかる貴重品。
その『転移玉』は転移する距離や人数の増加によって、透明だった玉は段々と黒く染まって行く。
そして、完全に黒く染まった時に、粉々に砕け散る為に、例え王家でも余程のことがない限りは使用は出来ないし、王家以外にこの『転移玉』を所持している貴族は数少なく、その貴族達は王家に買い取り優先がある『転移玉』を持っている事がステータスである為に、余程の事があっても使うことはなく、精々準備が出来ていない時に急に自分の領地が隣国に責められている時くらいしか使わない。
そんな貴重な『転移玉』を使ってでも、国王陛下や王妃様、宰相が来る前に俺を追放したかったのかと思うが、それでも『転移玉』を使ったのは愚かだったと考えられる。
まあ、今は生き残ることが優先であり、向こうの奴らの事などは考えてやる通りは無いな。
俺はそう考えて、周囲を見回した。
周囲には木ばかりで、今は夜なので月明かりはあるものの、周りに人工的な明かりは見えないことから、ここがラスターである可能性も考えられなくはない。
何故なら、『転移玉』の場所の指定は地図上での指定では無く、無意識化での座標指定だと言われており、例え叫んだ場所が滅んでいてもあの長男が魔の森のきちんとした場所を知っていたならば、ここは魔の森だろう。
しかし、あの長男が魔の森の場所を何処か他の場所と勘違いしていた場合は、ここは魔の森では無いので、国に帰るにしてもこの地に原住民が居た場合に接触するにしても、厄介な事になる。
幸いにも、この世界は神によって言語が統一されているので、言葉は問題無いが、作法なんかは国によって違うので流石に不味い。
ただまあ、そんなことを考えるよりも、今はすることが出来たようだ。
俺は未だに固まっていなかった血を『増血』で増やし、その血で一本の剣と胸と背中にプレートアーマーが出来るように『操血』と『形血』を行なった。
それが終了した直後に木々の間から狼が現れた。
しかも、その狼は普通ではなく、全身が緑色なので『フォレストウルフ』だと推測される。
要するに相手は魔物の可能性が高いので、即座に『透視』を発動し、『フォレストウルフ』の首の付け根あたりに魔石があることを確認した。
魔物によっては魔石の位置も変わるが、大体の魔物は首の付け根か胸のあたりに魔石があるので、それを『透視』なんかで確認して魔物だと判断する。
まあ、魔術師はこんなに早く魔術を使えないので、こんなに早くは魔物だと断定できずに、戦闘が終わってから魔物だと判断がつくだろうが。
俺がそこまで考えた所で、『フォレストウルフ』が俺に襲いかかってきた。
『フォレストウルフ』が俺の首に噛みつこうと飛びかかってきたが、即座に『操血』で胸のプレートアーマー部分を円盾に変更し、その円盾に『フォレストウルフ』を噛みつかせた。
俺の首に噛みつくつもりだった、『フォレストウルフ』はいつの間にか現れた円盾に驚き目を見開いた。
その隙に俺は『フォレストウルフ』の首に剣を突き刺し、『フォレストウルフ』を殺した。
『フォレストウルフ』が死んだことを確認した俺は、背中のプレートアーマー部分の血を『フォレストウルフ』に被せた。
『フォレストウルフ』は魔物である為に、食べられない。
基本的に魔物には毒があり食べられないとされているが、それは間違いで人間が食べられない魔物の毒の部分は血液と魔石だけなのである。
本来ならば、どれだけ丁寧に血抜きをしても、魔物の血はどれだけ少量だろうと残ってしまう。
しかし、俺には血の魔法がある。
俺は『フォレストウルフ』の死体に手をかざし、イメージがしやすいように詠唱をした。
「『浸血』『操血』」
魔術師が使う疑似魔法ならば、魔力の増減で威力調節を測っているのだが、魔法使いが魔法を使う時は消費魔力量も重要だが、イメージも大事だ。
『浸血』も文字通りに俺の血や『増血』した血をかけた物に浸透させる物で、今回は『操血』との組み合わせを使い、俺の血が入る事で操れる様になった魔物の血(俺の魔法は自身の血しか操れないが特例として『浸血』を使った場合は操れる)が一滴でも体内に残らない様に、傷口から排出した。
その後はひとまず『操血』で周囲100m程に俺の血で何かが触れた場合に、こちらが気がつけるように罠を張り巡らせた後、魔法で火を起こし、『フォレストウルフ』を解体しつつ魔石を排出、その後に火で暖を取りながら焼いた『フォレストウルフ』を食べ始めた。
本来ならば水も欲しい所だが、俺の魔法で作った水は飲めない物ではないが飲水には向いていないので、水辺か井戸あたりが見つかるまでは我慢だ。
ここまでやって、ようやく一息付けるように俺は思わずといった感じで、夜空を見上げながら言った。
「ふぅ~、卒業パーティーから急展開だったが、やっと一息つけるな。それに1人ぼっちのこの状況、独り言が多くなりそうだ」
恐らくだが、ここが魔の森である事は確定的で、ここがラスター村跡地かどうかは怪しい所だろう。
そもそもの話し『転移玉』は中々にレア度が高く、時たま見つかる古代遺跡や魔物がひしめき合い、生まれる早さが通常の比ではないダンジョンから、極稀に見つかる貴重品。
その『転移玉』は転移する距離や人数の増加によって、透明だった玉は段々と黒く染まって行く。
そして、完全に黒く染まった時に、粉々に砕け散る為に、例え王家でも余程のことがない限りは使用は出来ないし、王家以外にこの『転移玉』を所持している貴族は数少なく、その貴族達は王家に買い取り優先がある『転移玉』を持っている事がステータスである為に、余程の事があっても使うことはなく、精々準備が出来ていない時に急に自分の領地が隣国に責められている時くらいしか使わない。
そんな貴重な『転移玉』を使ってでも、国王陛下や王妃様、宰相が来る前に俺を追放したかったのかと思うが、それでも『転移玉』を使ったのは愚かだったと考えられる。
まあ、今は生き残ることが優先であり、向こうの奴らの事などは考えてやる通りは無いな。
俺はそう考えて、周囲を見回した。
周囲には木ばかりで、今は夜なので月明かりはあるものの、周りに人工的な明かりは見えないことから、ここがラスターである可能性も考えられなくはない。
何故なら、『転移玉』の場所の指定は地図上での指定では無く、無意識化での座標指定だと言われており、例え叫んだ場所が滅んでいてもあの長男が魔の森のきちんとした場所を知っていたならば、ここは魔の森だろう。
しかし、あの長男が魔の森の場所を何処か他の場所と勘違いしていた場合は、ここは魔の森では無いので、国に帰るにしてもこの地に原住民が居た場合に接触するにしても、厄介な事になる。
幸いにも、この世界は神によって言語が統一されているので、言葉は問題無いが、作法なんかは国によって違うので流石に不味い。
ただまあ、そんなことを考えるよりも、今はすることが出来たようだ。
俺は未だに固まっていなかった血を『増血』で増やし、その血で一本の剣と胸と背中にプレートアーマーが出来るように『操血』と『形血』を行なった。
それが終了した直後に木々の間から狼が現れた。
しかも、その狼は普通ではなく、全身が緑色なので『フォレストウルフ』だと推測される。
要するに相手は魔物の可能性が高いので、即座に『透視』を発動し、『フォレストウルフ』の首の付け根あたりに魔石があることを確認した。
魔物によっては魔石の位置も変わるが、大体の魔物は首の付け根か胸のあたりに魔石があるので、それを『透視』なんかで確認して魔物だと判断する。
まあ、魔術師はこんなに早く魔術を使えないので、こんなに早くは魔物だと断定できずに、戦闘が終わってから魔物だと判断がつくだろうが。
俺がそこまで考えた所で、『フォレストウルフ』が俺に襲いかかってきた。
『フォレストウルフ』が俺の首に噛みつこうと飛びかかってきたが、即座に『操血』で胸のプレートアーマー部分を円盾に変更し、その円盾に『フォレストウルフ』を噛みつかせた。
俺の首に噛みつくつもりだった、『フォレストウルフ』はいつの間にか現れた円盾に驚き目を見開いた。
その隙に俺は『フォレストウルフ』の首に剣を突き刺し、『フォレストウルフ』を殺した。
『フォレストウルフ』が死んだことを確認した俺は、背中のプレートアーマー部分の血を『フォレストウルフ』に被せた。
『フォレストウルフ』は魔物である為に、食べられない。
基本的に魔物には毒があり食べられないとされているが、それは間違いで人間が食べられない魔物の毒の部分は血液と魔石だけなのである。
本来ならば、どれだけ丁寧に血抜きをしても、魔物の血はどれだけ少量だろうと残ってしまう。
しかし、俺には血の魔法がある。
俺は『フォレストウルフ』の死体に手をかざし、イメージがしやすいように詠唱をした。
「『浸血』『操血』」
魔術師が使う疑似魔法ならば、魔力の増減で威力調節を測っているのだが、魔法使いが魔法を使う時は消費魔力量も重要だが、イメージも大事だ。
『浸血』も文字通りに俺の血や『増血』した血をかけた物に浸透させる物で、今回は『操血』との組み合わせを使い、俺の血が入る事で操れる様になった魔物の血(俺の魔法は自身の血しか操れないが特例として『浸血』を使った場合は操れる)が一滴でも体内に残らない様に、傷口から排出した。
その後はひとまず『操血』で周囲100m程に俺の血で何かが触れた場合に、こちらが気がつけるように罠を張り巡らせた後、魔法で火を起こし、『フォレストウルフ』を解体しつつ魔石を排出、その後に火で暖を取りながら焼いた『フォレストウルフ』を食べ始めた。
本来ならば水も欲しい所だが、俺の魔法で作った水は飲めない物ではないが飲水には向いていないので、水辺か井戸あたりが見つかるまでは我慢だ。
ここまでやって、ようやく一息付けるように俺は思わずといった感じで、夜空を見上げながら言った。
「ふぅ~、卒業パーティーから急展開だったが、やっと一息つけるな。それに1人ぼっちのこの状況、独り言が多くなりそうだ」
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