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1章 第2部 街へと二人目
21.5話 窮地からの・・・(エリーシア視点)
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「はぁ、はぁ、くっ!!『我が魔力により、霧散させよ!!『魔散』!!』」
私は服の中に仕込んである『魔散』の魔法陣を触りながら魔術を使用した。
『魔散』は比較的少量の魔力で魔法、または魔術を無効化出来る優れた魔術であったが、本来ならば、『我が魔力を糧とし、我が敵よりの魔法を、我が敵よりの魔術を、その全ての尽くを霧散させよ』という長い詠唱と複雑な魔法陣を頭の中で構築しなければならない、いわゆる使えない魔術。
それをなんとか実践レベルまで落とし込んだ物を、ストレンス殿の協力もあり作り上げる事に成功したために、私は強者でいることが出来た。
しかし、そんな特別性の『魔散』を持ってしても部隊級の中でも強い部類である『トレント』には勝てなかった。
寧ろ、『トレント』という魔の森で遭遇した場合では、もう一段階上の階位に上がる可能性がある魔物とは遭遇したくなかった。
『トレント』は木を操る魔法を主に使う。
そんな中でも厄介な魔法は、『トレント』他一部の魔物が使用可能な『株分け』という魔法。
『株分け』は植物の様な魔物が使用する魔法で、数ある人間には使用不可能である魔法の内の1つである。
特に『株分け』という魔法は自身の一部を地面の中で切り離し、それに魔法を掛ける事で発動する魔法で、切り離した自身の肉体の場所が分かれば、遠隔からでも魔法を発動する事が出来るという研究結果も存在する。
そして今現在、『トレント』は『株分け』を幾度も使用し、本体の『トレント』よりは弱いまでも単独級レベルの『トレント』が大量に発生していた。
本来ならば、こうなる前に本体の『トレント』撃破し、時間を掛けて『株分け』の『トレント』を倒していけば問題は無かった。
それに私には『魔散』があるので『トレント』が『株分け』をするタイミングで『魔散』を使用すれば問題無く倒せる相手だった。
しかし、『トレント』を追い詰めていく途中で、『キングスネーク』と遭遇し、その『キングスネーク』を速攻で倒したものの『トレント』の養分とされてしまったので『株分け』の発動スピード、ペース共に上がってしまったのだ。
そんな理由から『株分け』のスピードが上がり、先程まではなんとか『株分け』するスピードよりも私が魔術を発動させて止めるほうが上回っていたが、『株分け』のスピードの方が早くなってしまったのだ。
なので、こんな森の中では危険だと分かっていても、『トレント』には有効な魔術である爆発系の魔術を使用して、なんとか『株分け』された『トレント』を倒しつつ本隊の『トレント』の撃破を狙っていたのだ。
しかし、今は周りに『株分け』された『トレント』も含めると『トレント』が10体も居る。
これでは私の魔術の発動速度は間に合わないし、そもそもの話し部隊級の魔物とは、魔術師が1部隊くらいの人数は居なければ倒せないという基準で表せますから一体でも『株分け』された時点で、私に勝ち目は無いですがね。
しかし、『トレント』の『株分け』は本体の『トレント』を倒すか、本体の『トレント』が獲物を養分にするまでは止まらないもの。
つまり、私がここで逃げれば『トレント』が大量発生し続けてしまい、ここから1番近いゴリアテの町が危なくなってしまう。
そんな事を考えていたせいか、『株分け』の『トレント』の攻撃を受けてしまった。
『トレント』の攻撃は基本的には枝による打撃と魔法。
その枝の攻撃を受け、地面を転がったものの、すぐに立て直し起き上がったものの、顔を上げた時には『トレント』は『株分け』した『トレント』達と共に枝を振るっており、私に総攻撃を仕掛けてきていた。
それを見た時には「ああ、これは無理だ」と諦めてしまった。
そんな時、城から魔の森に移動してから、いやする前から聞きたいと願い、私が見た強さに憧れ少しでも近づきたいと思っていた人の声がした。
「『加重』!!」
そう叫び声がした瞬間には私の周りに居た『トレント』達は地面に倒れ伏した。
その光景を呆然もしていると、私の横に誰かが降り立った。
いや、私は誰が降りてきたのかは分かっていた。
なので、降りてきた人に頭を下げながら言った。
「お久しぶりですね、ストレンス殿。助けて頂き、ありがとうございます」
私は服の中に仕込んである『魔散』の魔法陣を触りながら魔術を使用した。
『魔散』は比較的少量の魔力で魔法、または魔術を無効化出来る優れた魔術であったが、本来ならば、『我が魔力を糧とし、我が敵よりの魔法を、我が敵よりの魔術を、その全ての尽くを霧散させよ』という長い詠唱と複雑な魔法陣を頭の中で構築しなければならない、いわゆる使えない魔術。
それをなんとか実践レベルまで落とし込んだ物を、ストレンス殿の協力もあり作り上げる事に成功したために、私は強者でいることが出来た。
しかし、そんな特別性の『魔散』を持ってしても部隊級の中でも強い部類である『トレント』には勝てなかった。
寧ろ、『トレント』という魔の森で遭遇した場合では、もう一段階上の階位に上がる可能性がある魔物とは遭遇したくなかった。
『トレント』は木を操る魔法を主に使う。
そんな中でも厄介な魔法は、『トレント』他一部の魔物が使用可能な『株分け』という魔法。
『株分け』は植物の様な魔物が使用する魔法で、数ある人間には使用不可能である魔法の内の1つである。
特に『株分け』という魔法は自身の一部を地面の中で切り離し、それに魔法を掛ける事で発動する魔法で、切り離した自身の肉体の場所が分かれば、遠隔からでも魔法を発動する事が出来るという研究結果も存在する。
そして今現在、『トレント』は『株分け』を幾度も使用し、本体の『トレント』よりは弱いまでも単独級レベルの『トレント』が大量に発生していた。
本来ならば、こうなる前に本体の『トレント』撃破し、時間を掛けて『株分け』の『トレント』を倒していけば問題は無かった。
それに私には『魔散』があるので『トレント』が『株分け』をするタイミングで『魔散』を使用すれば問題無く倒せる相手だった。
しかし、『トレント』を追い詰めていく途中で、『キングスネーク』と遭遇し、その『キングスネーク』を速攻で倒したものの『トレント』の養分とされてしまったので『株分け』の発動スピード、ペース共に上がってしまったのだ。
そんな理由から『株分け』のスピードが上がり、先程まではなんとか『株分け』するスピードよりも私が魔術を発動させて止めるほうが上回っていたが、『株分け』のスピードの方が早くなってしまったのだ。
なので、こんな森の中では危険だと分かっていても、『トレント』には有効な魔術である爆発系の魔術を使用して、なんとか『株分け』された『トレント』を倒しつつ本隊の『トレント』の撃破を狙っていたのだ。
しかし、今は周りに『株分け』された『トレント』も含めると『トレント』が10体も居る。
これでは私の魔術の発動速度は間に合わないし、そもそもの話し部隊級の魔物とは、魔術師が1部隊くらいの人数は居なければ倒せないという基準で表せますから一体でも『株分け』された時点で、私に勝ち目は無いですがね。
しかし、『トレント』の『株分け』は本体の『トレント』を倒すか、本体の『トレント』が獲物を養分にするまでは止まらないもの。
つまり、私がここで逃げれば『トレント』が大量発生し続けてしまい、ここから1番近いゴリアテの町が危なくなってしまう。
そんな事を考えていたせいか、『株分け』の『トレント』の攻撃を受けてしまった。
『トレント』の攻撃は基本的には枝による打撃と魔法。
その枝の攻撃を受け、地面を転がったものの、すぐに立て直し起き上がったものの、顔を上げた時には『トレント』は『株分け』した『トレント』達と共に枝を振るっており、私に総攻撃を仕掛けてきていた。
それを見た時には「ああ、これは無理だ」と諦めてしまった。
そんな時、城から魔の森に移動してから、いやする前から聞きたいと願い、私が見た強さに憧れ少しでも近づきたいと思っていた人の声がした。
「『加重』!!」
そう叫び声がした瞬間には私の周りに居た『トレント』達は地面に倒れ伏した。
その光景を呆然もしていると、私の横に誰かが降り立った。
いや、私は誰が降りてきたのかは分かっていた。
なので、降りてきた人に頭を下げながら言った。
「お久しぶりですね、ストレンス殿。助けて頂き、ありがとうございます」
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