迷宮攻略してたらいつの間にか世界救ってた

新世界の神

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闘技大会:悠一郎-準決勝-

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舞台へ上がり開始のゴングを待つ。
相手は大剣使いの男。
自分の身長の倍はあろうかという大剣を片手で持ち、今か今かとギラギラした目をこちらに向けている。
開始のゴングが鳴った瞬間、大剣ごと男が消える。
流石は準決勝。このぐらいのスピードは出してくるんだね。
バックステップを踏み、男の懐へ潜り込み合気の技を使って地面へ叩きつける。
はずだったんだけど受け身を取られてしまった。
只者じゃないね。
距離を取った男へ「そうはさせないぞ?」と言うようにぬるりと距離を詰める。
残像を残さないスピードで移動しようにも、僕は同等以上のスピードを出せるから離れられない。
大剣はすでに使い物にならないほどに刃が欠けている。
拳と拳の戦いだ。
超至近距離の高速戦闘が繰り広げられる。
男の殴りをしゃがんで回避し、下から顔面に向かって回し蹴りを放つ。
それは掌で上に弾かれてしまうが、弾かれた力に逆らわずバク転しながら爪先で顎へ蹴り上げる。
これも回避され、空中で死に体となった僕に拳が迫るが、手を当て、手首の動きでひっくり返す。
着地し、魔力の籠手を装備して、剛腕、魔衝波、魔力攻撃を上乗せし、さらにスピード全開で拳を叩きつける。
大気を一瞬で引きちぎった拳は男が首を振ったため地面に激突しクレーターが出来上がる。
男は一瞬で距離を取りながら息を整えようとするけど僕はそれを許さない。
ぴったりと張り付き、攻撃の手を休めない。
男に疲労の影が見え始めてきた。
これは決着がつくのも近いかもしれない。
苦し紛れに突き出された拳を地面に叩きつけ、その肩を踏んで飛び上がる。
空中で独楽のように回転しながら腕に力をためる。
さっきはスピード重視だったけど今度はパワー重視だ。
やけにゆっくりな拳が男に迫る。
男は横に飛び、その一拍後に拳が地面に触れる。
絶大な衝撃波と真空刃が生み出されて放射状に飛び散る。
男はそれをものともせず突っ込んでくる。
僕の真下から拳が迫る。
障壁を展開させ、拳を止め着地する。
そろそろ終わりにしようか。
スピードを上げ、男の左側に足を突き立てる。
右拳を引き絞り、振り抜く。
男が展開した障壁をやすやすと貫き、男を吹き飛ばす。
さて、次で決勝か。
早希はどうなってるんだろうね。
優勝まで行ってるといいな。
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