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S級衝突:後編其の二
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足に炎魔法で火を生み出す。
これがどんな糸だったとしても糸は火に弱く、それは魔物の糸でも変わらない。
はずなのに中々火がつかない。
なるほど、まぁ、火力を上げればつかない事はないだろう。
魔力を込めて火力を上げる。
すると火がつき、糸を燃やし尽くす。
火は糸を辿り、糸の元凶へ迫る。
もちろんそれはあの男。
予想はしていたけど、こうなると人間かどうか疑わしくなってくるね。
思考加速された世界で僕に向けて極彩色の糸が迫る。
糸が極彩色って意味なくないか?
軽く避ける。
糸は向こう側の地面にまるでバターにバターナイフを入れるが如く刺さる。
斬れるのか。
危ないね。どうしようかな。
瞬光を発動して四方八方から襲い来る極細の糸を刀で防ぐ。
男は涼しい表情をしているのがなんともムカつく。
この程度の攻撃なら何ともないが嫌らしい場所を狙ってくるし、何より超高速だから防戦一方だ。
もちろん当たっても二、三発はわけないだろう。
ただ黒々とした煙のようなものを発していることから当たるのは好ましくないことが分かる。
まぁ簡単に当たってやるつもりもないさ。
向こうでは宗谷が獅子奮迅の大活躍だ。
糸を引きちぎり、男へ迫る。
男はやはり糸を展開し、切れる糸で宗谷を包み込む。
宗谷はその全てを並外れた防御力と、「金剛」で上乗せされてさらに強靭になった肉体で強引に突破する。
男は僅かに目を瞠るがそれも一瞬。
だがその一瞬が命取り。
宗谷の拳が男の鳩尾に打ち込まれ、盛大に吹き飛ばす。
糸の制御が曖昧になり、その隙を縫って包囲網の外に出る。
「くふふっ…我の鳩尾に拳を撃ち込むとはなかなか気概のあるものよのう。」
「ハッ、俺にゃその斬れる糸は効かねえぜ?」
「ほう、我の服の正体までもを看破しているか。なかなかどうして、最近は面白い出会いが多いものだ。」
「まぁ、何はともあれ次は僕も参加するからさぁ…気を引き締めてよ?」
「ほう。随分な自信だ。まぁ、我も貴様の実力はわかっている。我の糸を防ぎきるとはなかなかの手練れのようだな。良いだろう。かかってくるが良いわ。」
男は片手に糸を収束させて鎌を作り出す。
その鎌は糸で作られたとは思えないほどギラついた光を放っている。
「おやおや、其処までにしておこうか。魔王君。」
「おっと、気づかれてしもうたか。」
新たに空から降ってきた男。
そしてその声が間違いではなければ魔王と呼ばれた男は悪戯がばれたような顔をして、空から降りてきた男と共に天へ登っていく。
なんだったんだろう
これがどんな糸だったとしても糸は火に弱く、それは魔物の糸でも変わらない。
はずなのに中々火がつかない。
なるほど、まぁ、火力を上げればつかない事はないだろう。
魔力を込めて火力を上げる。
すると火がつき、糸を燃やし尽くす。
火は糸を辿り、糸の元凶へ迫る。
もちろんそれはあの男。
予想はしていたけど、こうなると人間かどうか疑わしくなってくるね。
思考加速された世界で僕に向けて極彩色の糸が迫る。
糸が極彩色って意味なくないか?
軽く避ける。
糸は向こう側の地面にまるでバターにバターナイフを入れるが如く刺さる。
斬れるのか。
危ないね。どうしようかな。
瞬光を発動して四方八方から襲い来る極細の糸を刀で防ぐ。
男は涼しい表情をしているのがなんともムカつく。
この程度の攻撃なら何ともないが嫌らしい場所を狙ってくるし、何より超高速だから防戦一方だ。
もちろん当たっても二、三発はわけないだろう。
ただ黒々とした煙のようなものを発していることから当たるのは好ましくないことが分かる。
まぁ簡単に当たってやるつもりもないさ。
向こうでは宗谷が獅子奮迅の大活躍だ。
糸を引きちぎり、男へ迫る。
男はやはり糸を展開し、切れる糸で宗谷を包み込む。
宗谷はその全てを並外れた防御力と、「金剛」で上乗せされてさらに強靭になった肉体で強引に突破する。
男は僅かに目を瞠るがそれも一瞬。
だがその一瞬が命取り。
宗谷の拳が男の鳩尾に打ち込まれ、盛大に吹き飛ばす。
糸の制御が曖昧になり、その隙を縫って包囲網の外に出る。
「くふふっ…我の鳩尾に拳を撃ち込むとはなかなか気概のあるものよのう。」
「ハッ、俺にゃその斬れる糸は効かねえぜ?」
「ほう、我の服の正体までもを看破しているか。なかなかどうして、最近は面白い出会いが多いものだ。」
「まぁ、何はともあれ次は僕も参加するからさぁ…気を引き締めてよ?」
「ほう。随分な自信だ。まぁ、我も貴様の実力はわかっている。我の糸を防ぎきるとはなかなかの手練れのようだな。良いだろう。かかってくるが良いわ。」
男は片手に糸を収束させて鎌を作り出す。
その鎌は糸で作られたとは思えないほどギラついた光を放っている。
「おやおや、其処までにしておこうか。魔王君。」
「おっと、気づかれてしもうたか。」
新たに空から降ってきた男。
そしてその声が間違いではなければ魔王と呼ばれた男は悪戯がばれたような顔をして、空から降りてきた男と共に天へ登っていく。
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